ジムニーの内装画像と評価・カスタム方法・内装の外し方
更新日:2024年10月01日
オフロードの覇者、ジムニー!内装カスタマイズでさらに自分流に
オフロードの小さな巨人としてをほこるジムニーを、内装カスタマイズでさらに良き相棒へと変身させる方法をご紹介します。
純正でも十分スパルタンなジムニーの内装
発売以来45年になるジムニーですが、フルモデルチェンジを受ける間隔、いわゆるモデルライフは国産車の中では比較的に長く、1988年のフルモデルチェンジから続く現行モデルで3代目になります。本格オフローダー然としていまもの高い2型、ワイルドさを残しつつもアーバンオフローダーとして洗練された3型、新旧ジムニーの内装をここでは比較してみます。
本格派として野性味たっぷりの旧型の内装
前モデルとなる2代目ジムニーですが、この旧モデルもいまだ中古車市場では根強いがあります。
旧型のスタイリングは、まさに本格オフローダーであることを誇示するような直線基調と角ばったボディからなります。反り立つかのような前後ピラーに囲まれた中に納められたコクピットの内装は、ボディと同様に直線を基調とし、無駄をいっさい省いたようなインテリアはまさに「仕事場」というにふさわしい雰囲気を醸し出しています。
新型は野性味を残しつつも都会的な印象に
一方、現行モデルである2代目ジムニーは、本格派としてのワイルドさは残しつつも、随所に現代的な曲線を使用し、都市の道路にも十分溶け込む内装となっています。まさに都市部では羊の皮をかぶった狼、ひとたび悪路に踏み出せば、かりそめの衣を脱ぎ捨て野生を取り戻すといった雰囲気です。
リアシートも、あくまでエマージェンシーといった趣の強かった旧型のデザインを一新し、座り心地を向上させるとともに、ワンアクションで広いカーゴスペースとなるなど、ユーティリティを高めています。また床下の収納スペースやドアポケットなど、軽規格という狭い車内の中でも収納スペースの確保が工夫されています。
内装カスタマイズで自分だけのジムニーに
再塗装でイメチェン&リフレッシュ
新型ジムニーの内装はグレーを基調としており、それはそれで落ち着いた雰囲気の良い色合いだといえます。でも、個性派のあなたにとっては何か物足りなさを感じるかもしれません。そこでダッシュボードやドアパネルの色を塗りなおすというのはいかがでしょうか。
普通のスプレー塗料ですと、素材が引っ張られたりねじれたりすると塗装がはがれます。そこで塗装には「染めQ」などの皮革塗装用の塗料を使用します。カラーも数種類あり、自分だけのオリジナルジムニーに変身させることができます。
ジムニー JB23/43 アクセサリー カスタム パーツ 用品
ジムニーの内装は、現行モデルで都会的になったとはいえ、本格オフローダーとしてのワイルドさは十分保っています。この内装の洗練さを失わず、スパルタンさを演出するための方法として、スイッチ回りのパネルの交換をお勧めします。
画像はフォグランプやドアミラーのスイッチ回りのパネルを社外品に交換したものです。このように一部分だけ色を変えることによって車内の印象はガラリと変わります。
ジムニー JB23系 パーツ エアコンノブカバー ブルー
ほかにも手軽にできるカスタマイズとしては、画像にあるようなエアコンパネルのスイッチ交換などもあります。こちらも色を変えることで、いいアクセントになるのではないでしょうか。
ウッド調の内装で高級感を
これまでは悪路を攻める本格オフローダーのイメージそのままのスパルタンな内装へのカスタマイズをご紹介してきましたが、ステアリングやシフトノブ、パネルなどをウッド調に変えることで、ジムニーを高級感のあるシックな装いに変身させることもできます。
JB23W ジムニー後期 ウッド調 ステアリング ハンドル
下の画像のようにステアリングをウッド調に交換するだけでも、かなりイメージは変わります。その他、シフトノブや各種スイッチまわりのパネル、サイドテーブルなどアフターパーツも多く、選択肢は豊富にあります。
さまざまな内装カスタマイズ例を参考に自分だけのジムニーを
クラッツィオ シートカバー ジムニー JB23系 Clazzio キルティング ブラック×レッドステッチ ES-6010
シートカバーをかぶせる。つまり工具不要のだれにでもできる簡単カスタマイズですが、これだけでジムニーの内装の雰囲気はガラリと変わります。画像のシートカバーはレザー調の高級感に加え、キルティングやビビットなカラーのステッチでポップな印象を与えることができ、お手軽な割りに効果は大きい内装カスタマイズといえるかもしれません。
【タニグチ】 SOLVEペダル アクセル MT車用・JB23・33・43用【レッド色】
こちらのペダル類の交換も、ジムニーでは定番のカスタマイズといえるかもしれません。さきほどのシートカバーとはことなり、こちらは工具も必要になり、狭い運転席の足元に潜り込む必要がるなど、若干の手間は必要となります。
しかし「ヒール&トウ」などのテクニックもこなせるなど操作性の向上と、競技車両を彷彿とさせる色やデザインのペダルも相まって、ジムニーのの高い内装カスタマイズの一つといえます。
ジムニー JA アルミ リア サイドドアパネル インナードア 内張り 縞鋼板
アルミ縞鋼板をつかったカスタマイズも、ジムニーでは定番カスタマイズです。画像で紹介したサイドパネルの内張をはじめとして、ドアパネルやダッシュボードパネルなどさまざま部分のパーツが販売されており、両面テープやビスで簡単に取り付けできる上に、ワイルドな印象にドレスアップすることができるのカスタマイズです。
意外に簡単なジムニーの内装の外し方
ジムニーの内装をカスタマイズする上で必要となるのが、ドアの内張やダッシュボードなどの内装の取り外し。やったことない人にとっては、とてつもなく難しいように感じるかもしれませんが、やってみると素人でも意外に簡単に行うことができます。
ジムニーの内張の外し方
それではここで、ジムニーの内装のカスタマイズの際に避けては通れない、天井やドアの内張の外し方をご紹介します。内装の内張を外すには、まずドアトリムやドアノブのビスをドライバーで外します。内張自体はトリムクリップとよばれるクリップで留められています。
隙間にマイナスドライバーを差し込んでこじればはずれますが、このやり方ではクリップが折れることがあります。そこで、写真のような内張外しの専用のヘラを使うと、クリップを壊すことなく容易にはずすことができます。このヘラは、ドアトリムを止めているビスの上についているキャップをはずすのにも重宝します。
ドアの内張を留めているクリップをすべてはずしたら、ドアノブにつながったリンクロッドから内張をはずします。くれぐれも無理矢理引き抜くようなことはせず、ドアノブを少しひねるように角度を変え、注意深く内張を引き抜きます。
インパネも意外に簡単にはずせます
ここではオーディオや社外メーターの取り付けに不可欠な、インパネの取り外し方をご紹介します。インパネを外すというと、何だか大ごとで車屋さんのお仕事のように感じるかもしれません。でも、ジムニーのインパネは素人でも驚くほど容易に外せます。
必要な道具はプライスドライバー1本です。まずインパネにある灰皿とシガーライターを外します。灰皿を外した奥を覗くと、インパネを留めているビスが3つ見えるはずです。用意したドライバーで、この3つのビスを外します。一番奥のビスには、他の電装品のアースがたくさん留められていると思います。
これらは後で元に戻さないと、電装品が正しく作動しなくなります。わからなくならないようにマスキングテープなどを張り、どこにつながっていたかをテープに書いたり、外す前の画像をスマホなどで撮影しておくと良いでしょう。
ビスを外した後は、灰皿の入っていたインパネの下部分を手前に引いて外します。下部分がはずせたら、上部分を持ち上げながら手前に引くと外せます。どうでしょうか。意外と簡単に出来ることが分かります。
手軽にできる内装カスタマイズで自分だけのジムニーをつくりましょう
モデルライフが長く車種ゆえ、ひとたび道路を走ると、たくさんのジムニーに出会います。ジムニー自体、カッコいいスタイリングなので、そのままの状態で乗り続けるのもアリかもしれません。でも、「みんなと同じじゃつまらない」という個性派のあなたには、ぜひ内装カスタマイズをお勧めします。
場合によっては構造変更など複雑な手続きも必要となるエクステリアのカスタマイズに比べ、内装のカスタマイズは、少ない出費とお手軽なDIYで行うことができます。みなさんも簡単にできる内装カスタマイズで、自分だけのジムニーを作り上げましょう。
初回公開日:2017年09月11日
記載されている内容は2017年09月11日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
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