ラパンの内装画像と評価・カスタム方法・内装の外し方
更新日:2024年10月03日
ラパンの歴史
軽自動車大手メーカーのスズキが誇る、女性にの車種と言えばラパンです。ラパンは2002年から市場に投入され、16年が経った現在でも販売されています。ユーザーの半数以上は女性で、特に若い女性層にの車種です。
ラパンはフランス語で「うさぎ」という意味で、フロントグリルやスピードメーターなどに、うさぎをあしらったマークが付いていて、ゆるかわいいデザインをアピールしています。まずは、歴代のラパンを紹介します。
初代ラパン
初代ラパンHE21S型は、2002年1月から2008年11月まで販売されていました。エンジンはK6A型をベースに、最高出力54馬力の自然吸気エンジンと、グレード「SS」には最高出力64馬力のターボチャージャー付きエンジンを搭載しました。
6年間の販売期間の中で、生産台数は約38万台、「Gセレクション」や「Lリミテッド」など色々な特別仕様車や特装車をリリースしており、中にはベネトンやオートバックスなどの他の企業とコラボレートした特別仕様車も発表されました。
2代目ラパン
2代目ラパンHE22S型は、2008年11月から2015年6月まで販売されていました。エンジンは初代ラパンと同じK6A型で、グレードによりCVTが設定されました。この頃からエコへの意識の高まりが強くなり、エンジンやトランスミッションの改良により、国の定める燃費基準を達成しています。
また、プラットフォームの変更で、初代ラパンに比べホイールベースが長くなり、居住性が高くなりました。デザインはキープコンセプトでしたが、初代ラパンよりレトロっぽさを控えめにし、丸みを帯びたゆるかわいいデザインとなりました。まさにターゲットユーザーは女性です。
装備としては、プッシュスタートシステムやイモビライザーを標準装備とし、初代ラパンと同様、特別仕様車をリリースしながら展開していきました。
3代目ラパン
3代目ラパンHE33S型は、2015年6月から現在まで販売されています。エンジンはこれまでのK6A型からR06A型へ変更、CVTの改良やアイドリングストップシステム、エネチャージの搭載、100kg以上の軽量化を実施して、平成32年燃費基準をクリアしています。
安全面においても、衝突被害軽減ブレーキ「レーザーレーダーブレーキサポート」や誤発進抑制機能、急ブレーキを後続車に知らせる「エマージェンシーストップシグナル」などを標準装備しています。
3代目ラパンの開発段階から、購買層の中心である若い女性の意見を取り入れながら、女性が好むデザインに仕上げており、ヘッドランプとテールランプは、丸型に変更されています。内装のデザインも同様で、インパネデザインを2種類用意し、内装色は数パターンを設定しています。
ラパンの内装画像と評価
ラパンのコンセプトは、うさぎの様な「ゆるかわいい」ですが、初代より2代目、2代目より3代目のほうがゆるかわいさが強調されています。内装のデザインも新型と旧型では違いがあります。では、新型と旧型のラパンの内装を比較してみましょう。
新型
こちらは、現行型ラパンの内装画像になります。ウッドテーブルをイメージさせるダッシュボードにオフホワイトのトリムカラーを合わせて女性らしさを演出しています。ダッシュボードのカラーパターンは、ナチュラル(画像のもの)とシンプルの2パターンがあります。シート色は、ベージュ・キャメル・ブラウンの3パターンがあります。
ボディーカラーにより内装のダッシュボードのカラーパターンとシート色の組み合わせがあり、ボディーカラーによっては、ダッシュボードのカラーパターンを選択できるようになっています。
旧型
旧型ラパンの内装は、現行型と比較してレトロ感が強かったです。特に初代ラパンは、外装・内装共にレトロ感のあるデザインを採用しながら、ゆるかわいさを演出していました。
現行型ラパンは、白色系をベースにした内装色ですが、旧型ラパンは、グレー系をベースにした内装色になっています。
ラパンの内装のおしゃれなカスタム・アクセサリー
ラパンの内装をカスタムする際に、どんなカスタム方法があるのでしょうか。ラパンの内装をおしゃれにカスタマイズする方法とアクセサリーを紹介します。
黒・ブラウン系のアイテム
ラパンの内装をカスタマイズする時に、黒やブラウンなどの濃色系のアイテムを使用するなら、ラパンのイメージを壊さずに内装色のバランスを考えれば、フロアマットで濃色系を使用するといいでしょう。
フロアマットキャンディードットシリーズ
ラパン用のフロアマットになります。ドット柄であれば、ラパンのゆるかわいいイメージを壊さずにカスタマイズできます。取付方法は簡単で、現在あるフロアマットと取り替えるだけです。
注意点としては、特に運転席のフロアマットには、ズレ防止用の固定フックがありますので、フロアマットが運転中にズレないように、確実に固定フックに取り付けましょう。
レトロ感を演出するアイテム
ラパンの内装をレトロ感のあるカスタマイズをするなら、ウッド調パネル取付でしょう。ウッド調パネルを取り付けると、見た目がかなり変わり、レトロ感を演出できます。
インパネガーニッシュウッド調
こちらは、ウッド調パネルHE22S用になります。初代ラパンと2代目ラパンは、元々レトロ感のある内装デザインですので、ウッド調パネルを追加することで、よりレトロ感を演出できます。
取付方法も、割と簡単で取付説明書を読めば、誰でも取付できるでしょう。両面テープで貼り付けるタイプのパネルが多いので、両面テープ貼り付け面をパーツクリーナーなどで脱脂して貼付けましょう。
アイボリー系のアイテム
ラパンの内装をカスタマイズする際に、アイボリー系のアイテムを使用するなら、シートカバー取付でしょう。シート自体にカバーを被せて取付することで、見た目の色やシートの素材感が変わりますので、カスタマイズにはもってこいです。
取付方法は、そこまで難しくはないですが、多少ですが技量を求められる箇所がありますので、自身の無い方は、取付業者へ依頼しましょう。
クラッツィオシートカバーアイボリー
アイボリーのフルシートカバーになります。シート全体に覆いかぶせるために、内装の見た目をかなり変化させることができます。ハーフタイプのシートカバーもありますので、純正シートの色調を活かしたい場合は、ハーフカバータイプをチョイスするのも良いでしょう。
ラパンの内装のドレスアップ例
ラパンの内装をドレスアップする方法は、先程紹介したフロアマット、ウッド調パネル、シートカバー以外にもあります。以下にそのドレスアップ内容を挙げてみます。
シフトノブカバー取付
シフトノブカバーを取り付けると、純正とは違った雰囲気になります。色合いも数種類ありますので、お好みのカバーをチョイスしましょう。
ハンドルカバー取付
ハンドルカバーを取り付けると、シフトノブカバーと同じように、純正とは違った雰囲気を醸し出します。ハンドルカバーも色合いやデザインも多種多様ですので、お好みのハンドルカバーを見つけて取り付けましょう。
イルミネーションランプ取付
内装へイルミネーションランプを取り付けるのは、内装ドレスアップの王道とも言えます。LEDテープ型ランプを使用してイルミネーションランプを取付するのが、割と多い手法です。あとは、砲弾型LEDなどをドアトリムなどに埋め込む方法もあります。
注意点としては、室内が明るくなりすぎると、夜間の運転に支障をきたす場合がありますので、スイッチを取付するか、明るくなりすぎないように調整しながら取付しましょう。
ラパンの内装の外し方
ラパンの内装をカスタマイズする際に、内装のトリム(内張り)を外す必要がある場合があります。カスタマイズする場合に必要な内装のトリムを外す手順を紹介していきます。
フロントドアトリムの取り外し方
ラパンのフロントドアトリムを取り外す場合に必要な工具は、プラスドライバー、トリムリムーバーが必要です。では、フロントドアトリムの取り外し方の順序を紹介します。
フロントドアガラスを下げる
フロントドアガラスを全開もしくは、全開から35mm位までの位置にします。
サッシュブラケットインナーガーニッシュ取外
ドアミラー取付部にある、サッシュブラケットインナーガーニッシュ(三角の形)をトリムリムーバーを使用し、取り外します。
フロントドアトリム取外
フロントドアインサイドハンドル部に(ドアを開けるときに引くレバー)あるスクリューと、ドアトリム中央部にあるスクリューを、プラスドライバーを使用して外します。スクリュー2箇所を外したら、ドアトリムにクリップが7箇所付いていますので、トリムリムーバーを使用しクリップを1個ずつはずしながら、ドアトリムを外します。
自分流のラパンにカスタムしよう!
今回は、スズキのラパンの内装について、アクセサリーパーツやカスタム方法、内装のドレスアップ例などを紹介しましたが、いかがでしたでしょうか。
車以外でもそうですが、普段使っている物を自分流にアレンジしてみると、なかなか面白いです。自分好みにカスタムして、お気に入りの逸品に仕上げると愛着が湧くでしょう。あなたのラパンも自分流にアレンジして、日々のドライビングを楽しくしましょう。
初回公開日:2018年04月12日
記載されている内容は2018年04月12日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
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