バイク用LEDヘッドライトの特徴・交換方法・カスタム方法
更新日:2024年06月09日
バイク用のLEDヘッドライトの特徴とは?
昨今のバイクのヘッドライトは発売時からLEDが使われています。LEDはとても利便性の高い電球ですので、ハロゲン電球よりも長持ちします。格段に明るく点灯しますので、夜間走行の際でも安全に走行することができます。
また、瞬時に点灯することもLEDの特徴です。そのため、「ハイビーム」から「ロービーム」に変える時でも一瞬で切り替わります。ただ、ハロゲン電球よりも高性能である反面、価格が高い特徴もあり、ハロゲン電球の10倍以上する製品もあります。ですが、明るさや寿命を考えるとLEDに軍配が上がります。
今回は、そんなLEDのヘッドライトに関する内容をご紹介して参ります。ぜひ、参考にしてみてください。
装備しなければいけないの?
バイクとひとくちに言っても、その仕様は複数あります。当然ながら、公道で走行する場合、ヘッドライトは必需品ですので、仮に外したまま走行をしてしまうと「違反」となって警察官に指摘されてしまいます。ただし、公道以外でライディングを楽しむ場合、それは違反になりません。ですので、あくまでも公道上においてのみ、ヘッドライトは必要なパーツと言えます。
たとえば、レースやトライアルバイクで使用する場合は、灯火類を装備していなくても構いません。むしろ、そうした所で使用する場合では、軽量化などの目的もありますので、装備しないケースが多いです。タイムを競うことが多いのもレースの特徴です。さまざまな場所に専用の施設があるように、無灯火で走行を許可されている施設も存在しています。公道以外でもライディングを満喫できます。
どうやって交換するの?
バイクのヘッドライトを交換する場合、まずはステーの形状を確認します。1点で留まっているものや、2点で留まっているものがありますので、装着されている形状を把握しましょう。その後、専用のスパナで固定しているボルトを緩めます。反時計回りに強く回すことで緩めることができます。
その後、交換したいヘッドライトを固定しながら、再度各ボルトを締め込みます。そして、バッテリーから繋がっている配線の「プラス」と「マイナス」を間違えないように差込み、固定しましょう。最後にキーをONにして、ヘッドライトが点灯すれば交換作業の完了です。
カスタム方法とは?
バイクの灯火類の種類は豊富にありますので、好みのライトを見付けたら付け替えてカスタムしたくなることでしょう。カスタムと言っても、その方法は無限にありますが、初心者でも簡単にカスタムできるポイントがあります。それは「レンズ交換」です。バイクのヘッドライトは、おおむね透明のレンズが装着されています。ですが、イエローレンズにカスタムできる方法があります。
交換する場合、まずはネジで固定されているヘッドライトの枠を取り外しましょう。これで内部が露出します。そして、透明のレンズを外します。シッカリと固定されていませんので、容易に外すことができます。サイズが合ったイエローレンズに付け替え、カスタムが終了します。時間にして30分かからずに楽しめるカスタムですので、ぜひお試しください。
点かない時の対処法とは?
バイクのライトが点かない場合、いろいろな要因がありますが、分かりやすい確認ポイントと言えば「接触不良」です。振動などにより、内部の配線が抜けてしまうことがあります。これにより、点灯しなくなってしまうことがあります。ですが、修理はとても簡単です。その外れた配線を再度付け直すだけで完了します。
中には、電球切れを起こしていることもあります。電球は経年で必ず切れますので、ちょうど寿命を迎えている時期である可能性があります。その場合、同じ型の電球を購入しましょう。そして、接点にグリスアップしてから、同じようにはめ込むことで改善します。キーをONにしてから点灯の確認を行いましょう。また、いつ電球が切れてもよいように、常に予備の電球も準備しておきましょう。
ヘッドライトを点けないで夜間の走行をすると、「整備不良」を疑われ、減点や罰金を支払うケースもあります。
のバイク用ヘッドライトバルブとは?
バイク専用のバルブで1番があるのは「スタンレー社製」の製品です。こちらは、価格も安い上に入手しやすく、そして何よりも性能が安定しています。そのため、数多くのバイカーが愛用している製品です。各種のバイクに合わせた製品を取り揃えていますので、きっと愛車に合う型があることでしょう。
今まで使用していたライトが切れてしまったら、ぜひスタンレー社の製品をいたします。寿命からみても、とても長持ちしますので、ぜひお使いください。
のステーとは?
バイクにヘッドライトを付けるには「ステー」という専用パーツが必要です。こちらにも、安価で製品があります。「デイトナ・ヘッドライトブラケット」です。こちらは、価格も安いですが、各種のバイクへの汎用として販売されている製品です。
見た目もシンプルでかっこよく、どんなバイクへも対応できます。金属製で耐久性もありますので、振動が大きなバイクでも難なく使用することができます。取り付け方もネジ1本で車体へ簡単に装着できます。そのため、プチカスタムを楽しめる逸品と言えます。現在、付いているステーに飽きてしまったら、ぜひこちらのステーを使ってみてください。
スイッチの取り付け方法とは?
バイクのヘッドライトをONにするには、専用のスイッチを必要とする車種があります。そのため、スイッチを個別に装着する必要があります。スイッチの取り付け方は、バッテリーとヘッドライトの間に専用のスイッチを取り付けます。赤と黒の配線がありますので、正確に接続します。
装着後、スイッチでONとOFFを切り替えることができますので、ヘッドライトの点灯を簡単に操作することができます。これにより使用時のみに点灯させることができますので、バッテリーの節約や劣化を防ぐことができます。ONとOFFの切り替えができるスイッチをまだ付けていない場合、ぜひカスタムとして装備しておきましょう。
任意でONとOFFの切り替えができますので、時間帯に合わせた走行を楽しむことができます。また、電球の寿命を延ばすことへも繋がりますので、ぜひ装着しましょう。
バイクのヘッドライトカバーの交換方法とは?
バイクのヘッドライトには専用のカバーが付いている車種があります。こちらは、ヘッドライトと一体にはなっていませんので、簡単に交換してカスタムを楽しめるポイントです。「ナセル」と呼ばれるパーツですが、ヘッドライト全体を覆うカバーや、1部を覆うものまで豊富な種類があります。いずれにしても、ネジで固定されていますので、接合部を確認してみましょう。
おおむねのバイクは外部にボルトで固定されていますので、緩めてサイズが合っているカバーと取り換えることでカスタムが完了します。これでバイク全体の雰囲気がガラッと変わりますので気分も変わり、楽しめるカスタムと言えます。
バイクのヘッドライトを2灯化にする方法とは?
バイクのヘッドライトを2つにしたい場合、「小さな製品を選ぶことが肝要」です。大き過ぎるとバランスを壊したり、走行の邪魔ともなりかねません。四角いヘッドライトを縦に連ねるカスタムもありますので、楽しめるカスタムポイントです。
さらに2灯化する場合、重要なことは「ステー」と「配線」です。ステーがしっかりと装備できるスペースがあるか確認をして、なおかつ配線の接続を正確に行う必要があります。バッテリーから分岐した配線を用いますので、配線処理も重要になってきます。配線さえしっかりと設置できれば、あとはステーを固定して的確なサイズのヘッドライトを装着しましょう。
ライトが点いたり消えたりする時の対処方法とは?
バイクのライトは振動により接触不良を起こすことがあります。接点がずれてしまうと当然ながら電流が届きませんので、電球類は点灯しません。そのため、点いたり消えたりしてしまうことがあります。簡単な作業で直りますので、まずは配線の接点を確認してみましょう。
または、LEDのヘッドライトを使っている場合、こちらも振動や経年で点滅してしまうことがあります。これには、振動によって壊れてしまうという致命的なLEDの特性があります。高価な製品でとても明るいライトですが、振動によって壊れるケースが多発しています。やはり、振動が大きなバイクには、一般的なハロゲン電球を使うことも検討しましょう。
車検に通すための対策方法があるの?
バイクは「排気量が251㏄を超える」と車検を受ける必要があります。車検では、各部の検査をするのですが、中でもヘッドライトの検査は厳しいです。光軸といって、「光の焦点が定まっている」確認を行います。焦点が定まっていない場合、検査に合格できません。
そのため「当日中に修理」をするか、もしくは後日に改めて車検を受ける必要があります。ですので車検を受ける前には、光軸検査を行うことが肝要です。それには、専用の設備を必要としますので、バイクショップに依頼することをいたします。
またはユーザ車検を受ける場合、検査場の近くに光軸を修理してくれる工場がありますので、そういった所で修理することもです。有料ですが、1度で完璧な作業をしてくれますので、初めてユーザー車検を受ける方へはいたします。
しっかり存在を知らせることができるライトを装備しよう!
今回は、「バイクのヘッドライト」に関する内容をご紹介して参りました。小さな二輪車であるバイクには欠かせない装備です。特に夜間走行の時は、周囲へ自分の存在を知らせることができます。まれに無灯火で走行しているバイクもいますが、それは違反です。自分や周囲への危険も伴いますし、対向車や歩行者からも確認することが難しい状況があります。
無灯火で事故を起こしてしまうと、とても大きな損傷が発生する可能性が高いです。電球が切れたままの走行でも違反ですので、乗車前の点検を忘れずに行いましょう。そして、素敵なカスタムを終えたならば、昼夜問わずにライトを点けて、安全なライディングを実践しましょう。これから暖かくなる季節ですので、素晴らしい景色を眺めに最高のツーリングに出掛けてみませんか。
初回公開日:2018年03月14日
記載されている内容は2018年03月14日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
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