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車の換気扇の自作方法と換気方法|窓/ボタン/ファン

更新日:2024年10月05日

誰かの車に乗るとき、あるいは誰かを乗せるときに車内のニオイが気になった経験はありませんか。軽キャンでの車中泊では、虫よけだけでなく、防犯の観点からも換気扇は必需品といっていいでしょう。今回は気になる車の換気についてご紹介していきます。

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車の換気扇の自作方法

キャンピングカーは大型で置くところがない、買うにも維持するにもなかなかの費用がかかるといったことから、軽自動車をキャンピングカーモデルにした軽キャンを所有する人が増加傾向にあります。

車中泊では換気は必要です。しかし、窓を開けたまま寝ることは防犯上の観点から不安が残りますし、車内で調理中に虫が入り込んでくるといったことも避けたいところです。そんなときには、車に換気扇をつけるという方法があります。

換気扇の自作方法

車に設置する換気扇は簡単に自作できます。材料もごくシンプルで全部で5000円もかからないことと、自分の車の窓にぴったり合わせることができるのが自作換気扇のいいところです。

材料は、プラスチックダンボール、パソコン用のUSBファン、強弱切り替えスイッチ、モバイルバッテリーです。窓の枠の型をとり、プラスチックダンボールを切り抜きます。そして、そこにUSBファンと切り替えスイッチを取り付けます。それをドアの枠に貼って固定すれば完成です。

バッテリーはその近くに棚を作り、そこに置いておくと良いでしょう。また、ファンを使わないときのために開閉式のカバーを取り付けたり、雨除けをつけたりと自分好みにアレンジできます。

夏の暑いときにはこの換気扇と小型扇風機を併用すればかなり涼しくなります。車の換気扇は排気だけでなく吸気もできるものを選びましょう。設置するファンの数は2~4個がです。

車の窓を使った換気方法・開け方

それでは次に、窓を使った換気の方法や、理想的な窓の開け方をみていきましょう。車の換気のために窓を開ける機会は多くあります。効率よく車内の換気をするポイントは空気の流れを意識することです。

窓を使った換気方法や窓の開け方

車の中のにおいが気になって早く換気したいときはどうすれば良いでしょうか。エアコンの風量を最大にして、すべての窓を全開にすれば手っ取り早いようにも思えますが、これは間違いです。

一般的に、車の運転席や助手席と、後部座席を比べると、後部座席の方が空気の圧力が高くなります。したがって、この圧力差を利用した開け方が理想的だといえます。運転席の窓を10センチほど開けたあと、助手席の後ろの席の窓を5センチほど開けます。

こうすると、圧力差によって新しい空気が入りやすく、また換気もしやすくなります。ポイントは車の座席の位置によって窓の開け幅を変えることと、対角線の窓を開けることです。

2シーターの場合の窓の開け方

2シーターの場合は後部座席に窓がありませんので、対角線に窓を開けて換気することができません。ではどのようにしたら良いかというと、サンルーフがついている車種ではルーフを開けましょう。車の換気では、社内の空気を外に出すことだけではなく、新しい空気をどんどん入れることが大切になります。

車の換気をするボタン・マーク

車の換気をしてくれるボタンやマークをご存知でしょうか。見たことはあるけど何に使うのかわからない、使ったことがないという人もいるでしょう。早速確認していきましょう。

ファン

車のファンマークをご存知でしょうか。扇風機の羽のようなプロペラのマークがファンマークです。車種によっては表示部にずっと表示されているタイプもあります。これは、送風をしている状態を常に表示しているからです。したがって、送風していないときでもこのファンマークは表示されています。

表示されないタイプの車では、送風の強さを変えるつまみあるいはボタン部分付近にファンマークが書いてあります。

特に2シーターの場合では、このファンを使って強制的に流れを作ると、より効率的に換気をすることができます。

ソーラー

ファンよりも強力に換気をしたい場合は、ソーラー式の換気扇を取り付ける方法もあります。ソーラー式なので電源をつなぐ必要がないため、窓にはさむことも可能です。ソーラー式は、太陽の光さえあればエンジンを切っていても使えるということが大きな利点です。値段も2000円前後からと購入しやすい価格帯になっています。安いものだと500円程度からあります。

車内のにおいだけでなく、駐車中も太陽の光が当たればファンは回りますので、車内の温度上昇をゆるやかにしてくれる効果もあります。

季節別車の換気方法

それでは次に、季節ごとの車の換気方法についてみていきましょう。春夏秋冬、それぞれで最適な換気方法があります。

春は花粉や黄砂が大量に飛んできます。換気をしたいからと窓を開けると、外から車内にたくさんの花粉や黄砂が入り込んできます。

そこで、春は窓を開けずに、エアコンは内気循環にしましょう。エアコンにフィルターを付けている場合は外気循環でも良いのですが、その場合はフィルターの掃除をこまめにすることがポイントです。

どうしても窓を開けて換気したい場合は、1センチほど開けると良いでしょう。ひさしがカバーしてくれて外から侵入してくる花粉もあまり気にならないでしょう。

夏は車内が暑くなりやすい季節です。炎天下に停めていた車に乗り込もうとすると、ドアを開けた瞬間にもわっとした空気が出てきます。そんな車内の換気をする方法をみていきましょう。

まず、車の窓すべてを全開にし、エアコンを外気循環にして風量を最大にします。車内にこもった熱気をいち早く外に追い出すためです。また、エアコンはつけてすぐに涼しくなるわけではなく、少しタイムラグが生じます。そのため、エアコンの風が涼しくなってくるまでは窓は全開にしておきましょう。

エアコンからの風が涼しくなってきたら、窓をしめます。においが気になる場合は、対角線上の窓を5センチから10センチほど開けておきましょう。そこから排気ができて、うまく換気することができます。

軽自動車などの小型車の場合は、外気循環ではなく内気循環にしましょう。猛暑日などは外気循環にしていると涼しくならない場合があります。

エアコンを酷使した夏をすぎて秋になると、送風をするたびにカビ臭いにおいがしてきます。エアコンを酷使する夏が過ぎたら、フィルターの交換をしましょう。

晴天の日に車の窓を全開にしてしっかり換気をしたり、乾燥させることでにおいが低減できる場合があります。また、車内をぬるま湯で固く絞った雑巾で拭けば、シートについたにおいも軽減できます。

秋も花粉症が気になる人は、内気循環にして、対角線上の窓をほんの少し開けることがです。

冬は外気が冷たいため、窓をあけての換気がためらわれることでしょう。しかし、結露を防ぐためにも対角線上の窓を1~2センチほど開けて換気しましょう。車中泊をする場合は、地域によっては雪が積もりマフラーを雪が塞いでしまう可能性もあります。そうなると、車内に一酸化炭素がまわってきて一酸化炭素中毒となり、最悪の場合は死に至ります。

また、通常走行中に換気したい場合は、外気循環にしてから窓を少し開けましょう。内気循環にすると窓がくもりやすくなります。

外から新しい空気をいれて車内を快適に

どの季節でも車の換気は大切です。ポイントは、車内のにおいを追い出すだけでなく、外から新しい空気をいれることです。そのために、運転席の窓と助手席の後ろの窓、あるいは助手席の窓と運転席の後ろの窓というように、対角線上の窓を開けて空気の流れを作るようにしましょう。

また、車中泊をする場合に窓を開けることは虫の侵入や防犯上の観点から避けたいところです。この場合は、窓を開けなくても換気できるように、窓にファンを設置することが有効といえます。

また、車内に小型の扇風機を設置すると空気の循環がよくなり、換気の効率もあがります。

初回公開日:2018年04月19日

記載されている内容は2018年04月19日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

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