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車のエアコンが冷えない場合の原因・修理の方法|突然

初回公開日:2017年12月28日

更新日:2020年08月29日

記載されている内容は2017年12月28日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。

また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

昨日まで問題なく使っていたエアコンが突然使えなくなったり、冷えなくなった経験がある人は意外に多いでしょう。エアコンの故障には色々な原因が考えられますが、意外にもガス充填すれば元に戻ると考えている人が多いのが現状です。今回はエアコンの修理方法と原因を紹介します。

車のエアコンが冷えない場合の原因・修理の方法|突然

車のエアコンが冷えない原因

車のエアコンが冷えない場合の原因・修理の方法|突然
※画像はイメージです

暑い夏にエアコンが冷えないことをよく聞きます。走行には支障ありませんが、猛烈に暑いと窓を開けても耐えられません。エアコンが冷えない原因には大きく分けて下記の4つに分かれます。

・エアコンスイッチが入っていない。 この場合はよく室内清掃などで知らない間にエアコンのスイッチが切れている事があります。

・冷媒(エアコンガス)が入っていない。冷媒ガスは通常450gから600gほど入っており、年間で10g~20gほどが自然に抜けていきます。しかし100gほど抜けても問題ない設計になっています。

・ファンモーターの故障。ここが故障すると冷媒を冷やすことができないので冷たい風が出なくなります。

・コンプレッサーの故障。これは冷媒を圧縮するための装置です。コンプレッサーが故障すると冷媒を圧縮できないので冷やすことができなくなります。

最初にこの4点を点検すると良いでしょう。

突然冷えない

車のエアコンが冷えない場合の原因・修理の方法|突然
※画像はイメージです

エアコンが突然冷えない可能性は、車に大きな負荷がかかった時や電気回路がどこかで故障した時が考えられます。

車に大きな負荷がかかる時とは、急な上り坂や急加速でエンジンに大きなパワーが必要になった時には、一時的にエアコンを止める機構が付いている車種もあります。その他にオーバーヒートの時にもエアコンをエンジンへの負荷を軽減させるために止めるようになっています。冷えない時には水温計を見てみましょう。

電気回路は、テスターが無いと調べようがありませんが、ヒューズの点検や、A/Cスイッチが点灯しているのか、それからコンプレッサーがA/Cスイッチを入れた時に「カチッ」といった音が出ているかを確認する事である程度目星がつきます。

エアコンガスであれば近くのガソリンスタンドでもガス充填できますが、素人判断せずに、ディーラーに相談する事を大前提と考えましょう。

アイドリング

アイドリング中にエアコンが冷えない時は、車の電気が多く使われている時に多くあらわれる症状である事もあります。エアコンは多くの電力を消費していますから、発電量とバッテリーに蓄えてある電気が少なくなると、エアコンの冷えが悪くなります。

その他には、アイドリング中はコンプレッサーが圧縮する能力が落ちますので冷却能力が落ちます。しかし今までより明らかに冷却能力が落ちたのであれば、冷却ファンの故障や、冷媒ガスが少なくなった可能性もあります。

対処方法はバッテリーを何年も交換していなければ新品に交換してみる事です。もしそれで改善しなければ、冷媒ガスの点検をしてみましょう。

ガス

車のエアコンが冷えない場合の原因・修理の方法|突然
※画像はイメージです

冷媒ガスは、少なからず漏れていますから、いずれ冷媒ガスを充てんする必要が出てきます。車の使用の仕方によりますが、メーカーでは新車時から5万キロから10万キロは抜けないように補充してあります。

冷媒ガスの点検はエアコンの吹き出し口の温度を測る事です。通常エアコンのガスが少なくなり、冷えが悪くなると吹き出し口の温度は10℃以上となっていることが多いです。正常ならば7℃以下がほとんどなので、吹き出し口に温度計を刺してみると良いでしょう。

この他、冷媒ガスをサイドグラスから確認することができます。白い泡が多く出ていればガスの補充が必要になります。通常はチョロチョロ程度の泡か全く見えないのが普通です。

全くコンプレッサーが動いていなかったり、夜間でもエアコンの効きが悪い時はエアコンのガス漏れがひどい事が考えられるので補充してもすぐにまた抜けてしまいますから修理が必要となるでしょう。

エアコンコンデンサ

エアコンのコンデンサは、フロントグリル内にラジエーターの前に取り付けられています。形はラジエーターとほぼ同じですのですぐにわかるでしょう。

エアコンコンデンサは、コンプレッサーによって加圧された冷媒ガスを冷却する役目があります。加圧すると熱を発しますから冷却して高温高圧な冷媒を低温高圧に変換するのが目的です。

このコンデンサに穴ができれば冷媒ガスが漏れだしエアコンが効かなくなります。また内部は非常に狭い通路なので、不純物などで詰まるとやはり冷却能力が落ちるのでエアコンを使っても冷えないことになります。

エアコンコンプレッサー

車のエアコンが冷えない場合の原因・修理の方法|突然
※画像はイメージです

エアコンコンプレッサーは、車のエンジンの駆動でベルトを介して動いています。冷媒を圧縮して高圧にする役目があります。コンプレッサーが故障すれば冷えないでしょう。

エアコンを作動させて、コンプレッサーが動かない場合は、ベルトが切れている可能性があります。その他には冷媒ガスが入っていないと作動しません。またコンプレッサー本体の故障も考えられますので、コンプレッサーが作動しないときは近くの車の電装屋さんもしくはディーラーに持っていきチェックします。

エバポレーターとブロアモーター

エバポレーターという言葉を初めて聞く方も多いでしょう。この装置は車の室内に装着されています。家庭用のエアコンのフィルター掃除をするとフィルターの奥にある細かいフィンのあるラジエーターの形に似ている物です。これがエバポレーターで車内にもあります。

その役目とは、エバポレーター内に冷たくなった冷媒を通すことでエバポレーター内をキンキンに冷やします。そこに風を当てて車室内を冷やします。風を当てる役目がブロワーモーターになります。

エアコンをつけても冷えないときは、エバポレーターの故障が考えられます。エバポレーターは室内にあり、ほこりやチリ、たばこを吸えばヤニが溜まります。エバポレーターには水滴が付きますから、ほこりなどと水がエバポレーターを故障させる原因となります。

ブロワモーターは、送風させる装置なのでもし不具合があればスイッチを入れても風が何も出なくなることもありあす。

車のエアコンが停車中冷えないときの原因

車の停車中にエアコンが冷えない事は、最近のアイドリングストップの車に多く見られます。それは、エンジンストップにより、コンプレッサーも止まるためにエアコンの冷媒の循環が行われないからです。

そこで、アイドリングストップの車でも停車中に冷えない現象に陥らないための対処法があります。

ECONボタンがあればオフにすることでアイドリングストップは解除されます。そのことでエンジンが回り続けていますから、冷えないなんてことにはなりません。その他にはデフロスターのスイッチを押すと、強制的に曇り止めを行うのでこれもエンジンストップしないのでエアコンは効き続けます。

トヨタのプリウスなどはエバポレーターに蓄冷剤が組み込まれており、長時間の信号待ちでのアイドリングストップでもエアコンは効くようになっています。

車のエアコンが冷えない場合の修理の方法

車のエアコンが冷えない場合の原因・修理の方法|突然
※画像はイメージです

エアコンが冷えないときの修理方法は、エアコンの構成部品に問題があるのか、充填している冷媒ガスの量に問題があるのかを見極める事から始めます。

エアコンが冷えない時には、冷媒ガス漏れを専用のテスターで何処から漏れているか調べます。漏れが無ければ、スイッチ系統を調べていきますからこれも専用のテスターが必要となってきます。

車には、エアコンシステムとして多くの部品が使われており、壊れている場所を特定したら交換作業となります。交換作業よりも原因を特定する事が経験と知識が必要となる作業となります。

修理するには高度な専門知識がないと修理ができませんから、カーディーラーもしくは車の電装屋さんに修理を依頼する必要があります。

吹き出し口から風がでない

冷えない原因は、色々ありますが、エアコンの吹き出し口から風が出ない、もしくは弱い風しか出ない時には、ブロワモーターが故障もしくはスイッチの故障が考えられます。この他にオートエアコンだとコンピュータやパワートランジスタが使われており、そのどれかが故障するとオートエアコンが作動しなくなります。

手動式のエアコンで風が出ない症状の場合、スイッチを入れてモーターが作動している音がするのであれば、内部のワイヤーが外れている可能性が高いでしょう。また手動のエアコンでスイッチを入れてモーターの音がしなければ、ブロワモーターの故障の可能性も非常に高くなるでしょう。

ワゴンR

ワゴンRは日本で非常に売れている軽自動車です。そのワゴンRではエアコンが突然冷えないといった症状が多発しており、それは高年式の車でも起きています。そこで大前提はディーラーに相談する事。その内容を事細かに、いつどのような状況で症状が起きるのか、そして今もその症状が起きているのかを伝える事です。

ワゴンRはリコール対象車もある

ワゴンRにはエアコンのリコール対象車があります。エアコンが冷えないときに、補償対象なのか、リコール対象なのかは、ディーラーに持ち込まないとわからないでしょう。それは同じ年式でも、同じ型式やグレードでもリコール対象とそうでない場合とあります。

これは非常に厄介な問題で、一般の自動車修理工場にはあまり徹底されていません。そこでディーラーに持ち込みリコール対象車か、対象にならないかを確認する必要があります。

その理由は、製造ラインでのエアコンコンプレッサーメーカーの違いが主な原因です。通常スズキの車は日産系のカルソニック製のエアコンを装着していますが、生産ラインにカルソニック製のコンプレッサーが間に合わずに、トヨタ系のデンソー製のコンプレッサーを使用している車種があります。このデンソー製がワゴンRに合わなかったことが原因です。

素人判断は禁物

エアコンが冷えなくなった時に、町のお店にあるのぼりを見て素人判断でガスの補充を考える人が非常に多くいます。エアコンが冷えない状態なっただけでディーラーに行く方は非常に少ないのが現実ですが、エアコンが冷えない場合ディーラーに行くことが的確な診断をするには重要です。

ワゴンRは、リコール対象車があるのでエアコンが冷えないと感じたらまずディーラーに行くことをすすめます。町のガソリンスタンドやカーショップなどでは8,000円程度で冷媒ガスを補充してもらえますが、リコール対象車だと全く意味がありません。冷えないと感じたらまずはディーラーに行き症状を伝えて相談をしましょう。

エアコンは冬でもたまには使いましょう

エアコンが冷えないときほど暑い夏は惨めな思いをしてしまいます。実はエアコンは常にONの状態にしておいた方が、コンプレッサーやそのほかの部品のためになります。

エアコンのガスの中には、オイルも一緒に充填されており、エアコンが稼働するとオイルも一緒にコンプレッサー内を回り各部を潤滑させています。しかし長い時期A/Cのスイッチを入れていないと、オイルが配管内に滞留したり偏りが起きてガス漏れの原因となります。最低でも月2,3回はエアコンを作動させましょう。

エアコンは日頃から使うことで、故障を軽減することができます。燃費を気にしてエアコンを使わない人が多くいますが、エアコンが故障すれば一気に数十万円の出費となりますから、燃費を気にするより高くつくことになります。使おうとした時に冷えないと嘆くより冬の間でも暖かい温度でエアコンを作動させることが故障を防ぐ効果があります。

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