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車のワイパーの交換方法・操作方法・水が出ない場合|ゴム

更新日:2024年11月03日

車のワイパーの交換方法は意外に簡単にできる事を知っていますか。ワイパーは良好な視界を確保するのに非常に重要な部品となります。今回はワイパーの操作方法から故障した時の対処方法、そしてウインドウォッシャー液が出ないときの対処方法をご説明していきます。

車のワイパーの交換方法・操作方法・水が出ない場合|ゴム

車のワイパーの交換方法

車のワイパーは定期的に交換しないと雨の日や雪の日に視界を確保できないので危険です。そこでワイパーを使ってもうまく拭き取れない時には、ワイパーを交換する事になりますが、交換方法はワイパーのゴムの部分を交換する方法とワイパーブレードといって、ふき取りする部分全体の金属の部分まで交換する方法があります。

交換の仕方はいたって簡単で、カー用品店やホームセンターのワイパーを販売しているコーナーに、適応表の小冊子が置いてあるので、ご自身の車からワイパーのサイズを検索することができます。わからなければ店員に聞くと親切に教えてもらえるでしょう。

ワイパーブレード

ワイパーブレードは、ワイパーアームとワイパーゴムを繋ぐ部分で、ゴムを固定してる部品です。

ワイパーブレードを交換する場合は、ワイパーブレード自体が錆びてしまい見栄えが悪くなった時や、ブレードの動きを手で動かして渋いと感じる時には交換しましょう。

ブレードの交換はワイパーを立てて行います。自分の車種に合ったブレードを、店舗にある車種適合表より選びますが、運転席側と助手席側の長さが違う車種がほとんどなので注意して購入しましょう。

ワイパーブレードは安売りをしている事がありますが、長い期間デッドストックとなっていた可能性の商品は、ゴムの劣化が考えられるので、安くても購入は控えましょう。

ゴム

一般にワイパー交換は、ゴムの部分を交換する事が普通でしょう。ワイパーブレードごと交換すると金額も高くなり、次回交換する時にワイパーのゴムのサイズや形状を探すのに大変になりますからゴムのみを交換するようにすると良いでしょう。

交換方法は、ワイパーを立てられる車種は立てて作業します。ワイパーブレ―ドをワイパーアームから外しますが、大きく分けてねじ止め式とクリップで差し込むタイプの2種類に分かれます。

ワイパーブレードを外したら古いゴムを抜き取ります。抜き取ったらワイパーブレードにゴムの溝を合わせて新しいゴムを挿入していきます。最後は抜け止めのストッパーにワイパーゴムをひっかけて、ワイパーアームにワイパーブレードを取り付けて終了です。

車のワイパーの操作方法

最近の車には雨滴感知式オートワイパーを装着している車が増えました。オートにしておけば雨が降ってくると自動で水をふき取りますが評判はまちまちです。一番多く取り付けられているのが間欠ワイパーでしょう。

ワイパースイッチは、国産車であればハンドル左側にレバーがあり、そのレバーのつまみを回すかレバーを上下するタイプとに分かれます。

雨の強さに応じて間欠にするかLowまたはHiに切り替えて使用します。特に夜間の雨は視界が悪くなるので、間欠ワイパーよりLowにしてワイパーを使用しましょう。

間欠ワイパーの間隔の設定は、車種により調整不可の事があります。詳しい操作方法は、車に備え付けの取扱説明書を読みましょう。

車のワイパーの水が出ない場合

冬場の高速道路などを走行していると塩カルで濡れた路面を走る事があります。前の車や追い越し車線の車が巻き上げた飛沫は、ワイパーだけでは綺麗にすることができないので、ウィンドウォッシャー液を使って綺麗にします。

使おうとした時に水が出ないと困るので、ウォッシャータンク内のウォッシャー液の量を確認しておきましょう。冬場に凍結するとウォッシャーは出なくなりますから、都会などの暖かい場所から寒冷地に向かう際は、凍結温度を確認して-50℃でも凍らないものを入れておけば安心です。

ウォッシャー液も入っていて凍ってもいないのに出ない時には、ヒューズを確認しましょう。もしヒューズに問題なければ、ウォッシャーが出る細いパイプが抜けていないか、また、ウォッシャーを作動させたときにウォッシャータンクについているモーターが作動している音がするか確認し、もし問題あれば交換修理が必要となります。

車のワイパーの値段

ワイパーを交換する時に発生する金額は、ワイパー代金と交換工賃になります。ワイパーはゴムのみで購入すれば、1,000円以下で購入できる商品もあります。

ワイパーには、撥水加工専用のワイパーやコーティングされたガラス専用などが売られており、選ぶ際に注意が必要になります。ウィンドガラスに撥水コーティングしてあれば対応のワイパーゴムにしなければなりません。コーティングをしていなければ普通のゴム、撥水ゴムのどちらでも選択できます。

取り付け工賃

車のワイパーの取り付け工賃は、購入した店舗により違いがありますが、馴染みの整備工場であれば、部品代だけで取り付けてもらうことができるでしょう。

ガソリンスタンドなどでは、工賃込みで1,500円~が相場のようですし、オートバックスなどのカー用品店では、交換工賃が税込み324円~となっています。

車のワイパーの音が気になる場合

車のワイパーが作動した時に出る音はビビリ音と呼ばれています。車の運転をしているとワイパーの動きが規則正しいので非常に耳につきます。このビビリ音が出るとワイパーが綺麗に拭くことができず、筋ができたりし汚れが残ったりします。

ワイパーのビビリ音が出る場合はワイパー側に問題がある場合と、ウィンドガラスに問題がある場合の2種類の原因が考えられるでしょう。

ワイパー側に問題

ワイパーに原因がある場合は、ゴムの劣化が進んでいることが考えられます。ゴムが劣化すればひびが入りゴムに腰が無くなりヘナっとしてしまいます。そうなるとビビリ音が発生します。

この他には、ワイパーが曲がってしまうとビビリ音が起きます。雪国では、積雪の重さでワイパーアームが曲がる事がありますから、新車でも雪国ではワイパーを立てておかなければ翌日にワイパーが曲がりビビリ音が出てしまう事もあります。

ウィンドガラスに問題

ワイパー本体に問題が無ければビビリ音の発生原因はフロントガラスにあります。ワイパーがフロントガラスをふき取る原理は、水分を塗り広げてふき取りをしています。よってフロントガラスに汚れとして油膜が付いていたり撥水加工がワイパーゴムに引っ掛かりを起こしてビビリ音が出ます。

対処方法は、油膜取りをして音が消えるか確認します。もしビビリ音が消えなければガラス専用磨きでクリー二ングをしましょう。

車のガラスに着く油膜は、空気中の油分や排気ガス、ボディーにかけた劣化したWAXや劣化したガラスコーティングなどさまざまな要因で付着します。車を走行させれば、程度には差がありますがどの車にも付着しています。油膜が感じられたら洗車のついでに取ってあげるのがベストでしょう。

車のワイパーの交換の時期

車のワイパーゴムは、1年で交換したほうが良いと言われています。ゴムは生ものなので劣化がどんどん進んでいきます。

ワイパーを使っていて、視界が十分に確保できないようになってから交換するのは、安全運転を考えると危険な事です。ワイパーの性能が落ちる前に1年ごとに交換をしていけば、常に良好な視界が得られ安全運転に繋がります。

車のワイパーが動かない場合

ワイパーが突然動かなくなる原因は5つ考えられます。自分で確認できるものとディーラーに依頼しなければ原因を突き止めることができない症状とに分かれます。

ワイパーアーム取り付け不良

ワイパーを動かしてモーター音はするけどワイパーが動かないときは、ワイパーアームの取り付けを確認してください。取り付けナットが緩んでいるだけでしたら締め付けるだけで直るでしょう。

接触不良

接触不良は、特にアース側で起きる症状です。車のボディーはマイナスになっています。車のボディーにマイナス線が取り付けてありますから、ゆるみやガタが無いか確認してください。また、バッテリーのマイナス端子が緩んでいてもワイパーが動かない事があります。

ヒューズ切れ

ヒューズ切れは通常の使用状況で発生する事はありません。今のヒューズは切れるとなにかしら回路に負荷がかかった時に切れますので、ヒューズが切れた時には交換してもすぐに切れてしまいます。そこで原因を特定して修理してからヒューズは交換するようにしましょう。

モーター故障

モーターが故障する頻度は非常に少ないでしょう。しかし雪が降り積もって無理にワイパーを作動させると大きな負荷がモーターにかかり焼き付きを起こします。

モーターの焼き付きが起こればディーラーなどで交換修理が必要になるでしょう。交換費用は、車種により異なりますが2万円から4万円が相場です。

ワイパースイッチ故障

ワイパースイッチが故障するとワイパーは作動しません。この箇所が故障しているのか判断するには、ディーラーなどで調べないとわからないでしょう。

車種によりワイパースイッチ単体で販売されており金額は1万円から2万円で直る車種がほとんどです。

意外に高年式の車種でもスイッチの故障が起きますので、ワイパーが動かない時にはディーラーなどでチェックをしましょう。

後ろ

後ろにもワイパーの付いている車種がありますが、任意に作動させることは意外に少ないのではないでしょうか。

リアワイパーは後ろの視界を確保するために必要な装備で、最近ではフロントワイパーをONにしている時にギアをバックに入れると自動でリアワイパーが作動する車種もあります。

そこで、リアワイパーも交換せずにいるとゴムの劣化でふき取りがスムーズにできなくなり、そのままほおっておくと、ゴムが擦り切れてワイパーブレードの金具でガラスを傷つける事にもなりかねません。

保安基準ではリアワイパーの交換義務はないので車検ごとに交換を期待するのは無理がある業者もあります。そこでフロントワイパー交換と一緒にリアワイパーも交換して、後方視界を良好に保ちましょう。

視界を良好にして安全運転を

ワイパーゴムの交換方法やウォッシャー液の出ないときの対処法、そしてワイパーが作動しないときの故障の原因をご紹介してきました。

ワイパーは悪天候の運転には欠かせない装備で、保安基準にも細かく規定があります。特に夜間の雨降りは視界を確保するうえでワイパーが重要な役割を担っていますから、ワイパーの点検と、ウォッシャー液の点検は定期的に行うようにして安全運転に心がけましょう。

初回公開日:2017年12月28日

記載されている内容は2017年12月28日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

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