車の空気入れ・空気入れの方法|手動/自転車
更新日:2024年11月06日
車のタイヤに使う空気入れについて
車のタイヤには空気が入っており、車のタイヤが正常な状態でも空気は減っていきます。タイヤの空気が減ってしまった場合は、空気入れを使って空気を足す必要があります。しかし、どうやって車のタイヤに空気を入れれば良いか分からない方も多いでしょう。
そこで今回は、車のタイヤに使う空気入れの種類や特徴、タイヤに空気を入れる方法などについてご紹介します。
なぜ車のタイヤに空気を入れるのか
車のタイヤは中に空気を入れることによって丸い形を保っています。タイヤの空気が無くなってしまった場合、普通のタイヤであれば潰れてしまいます。そのため、タイヤの中には一定量の空気を入れておく必要があります。
タイヤの空気が少ない時に起こる症状は?
タイヤの空気が減ってきた場合、主に以下のような症状が発生します。
・車の加速が重たく感じる
・燃費が悪くなる
・曲がるときに安定性が無い
・高速道路でハンドルが不安定になる、走行中に安定しない。
・タイヤが不均一にすり減ってしまう。
このような症状が徐々に出てきたり、車の異変を感じるようになってきた場合などは、タイヤの空気圧を確認してみましょう。また、タイヤの空気が少なくなってくるとタイヤ側面の変形が大きくなるので、タイヤの側面が潰れていると感じたらタイヤの空気を調整してみましょう。
また、車の空気は定期的に確認することが重要なので、急なトラブルを防ぐために、定期的に空気圧を確認しましょう。
タイヤの空気が少なすぎる状態は危険
タイヤの空気が減りすぎてしまうと、バーストの原因となってしまうため非常に危険な状態です。
バーストとはタイヤが破裂してしまうことで、バーストは高速道路などでタイヤが高速回転している時に発生しやすいです。タイヤがバーストするとタイヤが使えなくなってしまいます。
また、高速道路でバーストしてしまうとレッカー車を要請することが必要になってしまったり、バーストが原因で事故を起こしてしまう可能性もあるため、タイヤの空気が減っている場合はすぐに空気を補充しましょう。
車の空気入れでなのはどれ?
車のタイヤに空気を入れるときは空気入れを使いますが、車のタイヤに使える空気入れにはいくつかの種類があります。それぞれの種類によって使い方や注意点などが異なるため、次の項目から空気入れの種類について詳しく見ていきましょう。
手動で空気を入れる方法
車のタイヤは手動の空気入れで空気を入れることができます。カー用品店やホームセンターなどで車にも使える空気入れが販売されており、安くで空気入れを購入することができます。
手動の空気入れは電源などを用意する必要がなく、どんなところでも空気を入れることができる点がメリットですが、車のタイヤに入れる空気の量が多いことから、何度もポンプを動かす必要があります。車のタイヤは4本あるので、全てのタイヤに空気を入れるには時間がかかることや労力が必要になることがデメリットになります。
コンプレッサーで空気を入れる方法
コンプレッサーとは圧縮した空気を作り出すことができる工具で、自動車整備などで使う工具です。コンプレッサーは非常に高い空気圧を作り出すので、すぐにタイヤの空気を入れることができます。また、空気を入れるときはレバーを握るだけで空気を入れることができるので、楽に空気を入れることができます。
デメリットはコンプレッサーの値段が高いことと、作動時の騒音です。コンプレッサーの値段は高く、安くいものでも1万円以上かかります。また、コンプレッサーのみを用意するだけではなくホースやエアゲージなどを用意する必要もあり、費用がかかります。また、コンプレッサーは作動時に大きな音がするものが多いので、自宅で使うときは騒音に注意する必要があります。
電動の空気入れは車の空気入れに
コンプレッサーのように簡単に空気を入れるのであれば、電動の空気入れを購入すると良いでしょう。
電動の空気入れには電気で動くポンプが内蔵されており、スイッチを入れるだけで空気を入れることができます、また、電動の空気入れはシガーソケットから電源を取ることができるものもあり、コンセントが無い場所でも車から電源を取って空気を入れることができます。
電動の空気入れは非常にコンパクトで、車種によってはパンク修理キットの中に電動ポンプが収納されている場合があります。電動の空気入れは作動時に多少音が出るため使うときは注意する必要があります。電動の空気入れは音に注意すれば手軽に空気を入れることができるので、楽に空気を入れるのであれば電動のポンプを購入すると良いでしょう。
ガソリンスタンドで空気を入れる方法
車のタイヤは、ガソリンスタンドで空気を入れることもできます。空気入れが置いてあるガソリンスタンドは非常に多く、セルフ式のガソリンスタンドに空気入れが置いてあることもあります。
セルフのガソリンスタンドでは自分で空気を入れますが、フルサービスのガソリンスタンドでは店員が空気入れを行います。どちらの場合も無料で作業を行うことができるので、給油と同じタイミングでタイヤの空気を入れても良いでしょう。
どうやって車のタイヤに空気を入れるの?
セルフのガソリンスタンドや自宅で車のタイヤに空気を入れる場合は、空気の入れ方を把握しておく必要があります。しかし、車のタイヤには決まった量のく空気を入れる必要があり、空気の量はタイヤの大きさや車種によって変わるので、自分の車にどのぐらいの空気を入れるのか判断する必要があります。
次の項目からは車のタイヤに空気を入れる方法についてご紹介します。
空気を入れるタイミングは?
タイヤの空気は時間の経過とともに抜けていきます。そのため、定期的に空気圧を確認する必要があります。空気圧の確認は1ヶ月に1回の頻度で行うと良いでしょう。
また、タイヤの空気圧は走行前と走行後で変化します。走行後の空気圧は10〜20kpa程度高くなっているため、空気圧の確認は走行前のタイヤが冷えた状態で確認しましょう。
空気を入れる量はどこで確認するの?
空気を入れるときは、自分の車にどのぐらいの空気を入れれば良いか確認する必要があります。車のタイヤは入れる空気の量を「kpa」などで表記しており、空気圧の調整は空気入れに付いているゲージを見ながら調整します。
空気圧が少し多い場合は問題ありませんが、空気圧が高すぎる場合はバーストなどの危険性があるので、指定された空気圧に近い値に調整しましょう。
タイヤの空気圧は運転席のドアステップ周辺や車の取扱説明書に記載されているので、ドア部分や説明書などを参考にして、その車に指定されている空気圧に調整しましょう。
空気入れはどこに付けるの?
タイヤの空気は、ホイールから出ているバルブから空気を入れます。バルブには樹脂やアルミで作られたキャップが付いているので、反時計回りに回してキャップを外しましょう。
キャップを外したら空気入れのホースを差し込みます。ホースの差し込み方は空気入れによって異なるので、その空気入れの使い方に従って差し込みましょう。
空気はどのぐらい入れればいい?
タイヤの空気圧は運転席のドアステップ周辺や車の取扱説明書に記載されているので、その車に指定されている空気圧に調整します。
説明書などに記載されている数値は純正タイヤのサイズに合った空気圧なので、タイヤのサイズやホイールのサイズを違うものに交換した場合は空気圧の調整値が変わる場合があります。そのため、タイヤサイズやホイールサイズを変更した場合は、そのサイズに合った空気圧に調整しましょう。
タイヤに多く空気を入れてしまった場合の対処法
空気を入れる方法は分かっても、空気を入れすぎてしまって空気を抜きたい場合があります。
タイヤの空気を抜くときは、空気を入れるバルブ内側にある出っ張りを押し込むとタイヤ内部の空気が抜けていきます。そのため、タイヤの空気を入れすぎてしまった場合は、空気を抜いて調整しましょう。
自転車の空気入れを車に使うことは可能?
車のタイヤに空気を入れる場合、自転車の空気入れを使って空気を入れることができないかどうか考える方もいるでしょう。
自転車の空気入れにはいくつかの種類があり、車のタイヤに対応している空気入れとそうでない空気入れがあります。自転車の空気入れで車のタイヤに空気を入れる場合は、以下の条件を満たしている必要があります。
・空気入れが米式バルブに対応している。
・空気入れにゲージが付いている。または米式バルブの空気圧を確認するゲージがある。
自転車の空気入れにはスポーツバイクに対応した空気入れがあり、スポーツバイクに対応した空気入れには米式バルブに対応した空気入れがあります。米式バルブは車のタイヤに使われているバルブと同じ形のため、米式に対応している空気入れであれば車のタイヤに空気を入れることができます。
自転車の空気入れを使うときはゲージ付きでないとダメ?
自転車の空気入れで空気を入れるときは、ゲージを見ながらタイヤの空気圧を調整する必要があります。そのため、自転車の空気入れを使う場合はゲージ付きの空気入れを使うと良いでしょう。
自転車の空気入れには米式バルブに対応した空気入れで、ゲージが付いていないものがあります。このような空気入れで車のタイヤに空気を入れる場合は、空気入れで空気圧の確認をすることができません。この場合は、空気圧を測るためのエアゲージを別に用意してから空気を入れましょう。
車のタイヤは空気の入れ替えが必要?
車のタイヤに空気を入れるときは、基本的には空気を入れ替える必要がありません。そのため、空気を入れる際は不足した分を補充して空気圧を調整します。
車のタイヤに窒素ガスを入れる場合などはタイヤ内の空気を抜いてから補充する必要がありますが、窒素ガスの充填は業者などが行う作業のため、自分で窒素ガスを入れることはしません。そのため、窒素ガスが入ったタイヤであっても空気を入れ替える必要はありません。空気を入れるときは、不足した分の空気を入れるようにしましょう。
定期的に空気圧を調整して安全なドライブを
ここまで車のタイヤに使う空気入れについてご紹介しましたが、車のタイヤに使える空気入れも安いものが販売されており、自転車の空気入れを使って空気を入れることもできます。
タイヤの空気圧を正しい値に調整していれば燃費の悪化やタイヤ溝の偏摩耗を防ぐことができ、バーストなどの危険を予防することができるので、安心して快適なドライブをすることができます。タイヤの空気入れはガソリンスタンドや自宅などで行うことができるので、定期的に空気圧を確認して快適なドライブをしましょう。
初回公開日:2018年01月27日
記載されている内容は2018年01月27日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
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