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車の両面テープの剥がし方・剥がれる時の対処方法|脱脂方法

更新日:2024年09月10日

車に両面テープで小物を貼っても直ぐに剥がれたり、剥がしたときの両面テープの跡が取れずに困った事があるのではないでしょうか。ここでは効果的な両面テープの貼り方を車の内装と外装別に紹介していきます。また剥がす時に綺麗に剥がす方法も合わせて紹介します。

車の両面テープの剥がし方・剥がれる時の対処方法|脱脂方法

車の両面テープの剥がし方

両面テープは一つのものをテープだけで簡単に貼り付けられる便利な道具です。しかし車に貼る両面テープは、簡単に剥がれることが無いよう粘着力が強力なものが多く、剥がす際は非常に苦労する事が多いでしょう。

車に貼り付けた両面テープを綺麗に剥がす方法は、ドライヤーで温めながら剥がすのが一番効果的です。暖める温度は熱いと感じるまで温めて剥がしますが、熱すぎるとまたはがれにくくなります。

両面テープの剥がし跡が残った場合には、無理に指や爪で剥がそうとすると痛めてしまうので、シリコンオフをスプレーしましょう。スプレーして布でこするとすぐにボロボロと取れてきます。その他自動車修理工場ではトレーサーという消しゴムのような物をドリルにつけて剥がします。

トレーサー

トレーサーを使えば、部材を選ばず消しゴムで消すように両面テープの剥がし後やのりを綺麗に取ることができます。ただし、ドアバイザーのような薄いプラスチックは摩擦熱で溶けてしまう事があるので、注意が必要です。

使い方はドリルの先に取り付けて回転させて残った両面テープを剥がします。この時に回転させながら車のボディーに当てると塗装面を傷つける恐れがあるので、必ずボディーにトレーサーを軽く押し当ててから回転させるようにして下さい。

車の両面テープが剥がれる時の対処法

初めに剥がれている両面テープは全て綺麗に取り去る事が重要です。少しでも残っているとまた剥がれてしまうので注意してください。

両面テープが剥がれる原因は、下地処理ができていない時に多く起こります。また対象物を貼り付けるのに適した両面テープでないと、両面テープの能力は発揮されません。

下地処理は主に脱脂作業が肝心になります。シリコンオフで入念に車に貼る部分を清掃します。貼るほうも入念に脱脂をして、貼る対象物に先に両面テープを貼り付けてから車に貼るようにします。

寒い日は両面テープの能力が発揮できないのでなるべく暖かい日に行うか、両面テープで貼る面をドライヤーで温めると良いでしょう。

車の両面テープ

ホームセンターには車用の両面テープが売られていますが、貼り付ける場所によって使い分ける必要があります。車の内装用、外装用と用途に分けて売られているので、貼り付ける場所に合わせて購入すると良いでしょう。

カーテン取り付け

カーテンを取り付ける時には付属の両面テープがあります。入念に清掃して脱脂すれば付属の両面テープで問題なく貼り付けることができるでしょう。

気を付ける事は、位置合わせに失敗して一度外すともうその両面テープは使えないので、新しい両面テープに張り替えるしかありません。その場合は車両内装用の強力両面テープを購入して貼り付けましょう。

内装

内装に小物やアクセサリーなどを取り付けたいときに重宝するのが両面テープですが、部材に合った両面テープを使わないと直ぐに剥がれてしまいます。事務用の両面テープでは貼り付けてもすぐに取れてしまいますから車両用を購入します。

夏場の車の中は高温になるので耐熱温度の高いものを選ぶのが良いでしょう。車の外装用は耐熱温度と素材が内装と違うので内装は必ず専用品を使うのが剥がれないコツです。

車のダッシュボードなどは、模様があり完全なフラットではないので両面テープが点でしか接着できません。そこで粗面素材用が効果があります。車の室内用強力両面テープが店舗に無ければ、外壁用の粗面素材用強力両面テープが代用できます。

外装

車の外装にパーツを両面テープで貼りつける場合は、直ぐに取れて脱落しては周りの車にも迷惑になりかねません。特に車のモールやエアロパーツを接着させるには、上記の写真のような、専用の両面テープが良いでしょう。

上の写真の3Mハイタック両面接着テープは、自動車生産ラインでも使われている強力な両面テープです。しかし、ただ貼り付けるだけでは強度は得られないので、必ず接着面をシリコンオフで入念に脱脂をして接着しましょう。

ホームセンターなどでは、車の外装用として両面テープがいくつか販売されているので、貼り付けるパーツに合った両面テープを購入する事で最適な強度を得ることができます。事務用の両面テープで間違っても貼り付けないことです。

芳香剤用

自動車専用の芳香剤には両面テープが添付されているので、それを使えば問題なく車の中に貼り付けることができるでしょう。しかし一度剥がすと再使用できないので、貼る場合は十分に吟味して貼る付けるようにしましょう。

もし貼り直す場合は、新しく車の室内用の両面テープで貼りつけるようにします。この他に車両用でない芳香剤も車の室内船用両面テープであれば、室内に貼り付けることができます。

ダッシュボード

車のダッシュボードには艶出し剤を使っている方も多いでしょう。しかしその艶出し剤は、両面テープを貼り付ける時に非常に悪さをします。

ダッシュボードは、完全にフラットではなく模様もある事が多いので、艶出し剤を使っていると模様の隙間に艶出し剤が入り込んで軽くふいただけでは艶出し剤を除去できません。そこでシリコンオフをよく吹きかけて入念に脱脂します。また脱脂後に貼り付け面を触ると人体の油分がついてしまうので、触らないように注意します。

脱脂ができれば、脱脂した場所が周りより艶が無くなります。そこにしっかりと両面テープで貼りつけて押さえつけてください。また、気温が低い日には、両面テープで貼る面をドライヤーで温めて貼り付けると効果的です。

車の両面テープの脱脂方法

両面テープを脱脂するには、塗装の前処理に行われるシリコンオフを使うと良いです。シリコンオフは大抵のカー用品店で売られていますから手に入りやすいでしょう。

シリコンオフの主成分はアルコールのイソプロパノールが主成分です。医療現場の消毒液としても使われており、安価で手に入れることができます。

この他の効果的な脱脂は、脱脂シャンプーを使い車を洗車するのも良いでしょう。特に広い範囲にエアロを付ける時には有効な方法と言えます。しかし拭き取りに以前使っていたクロスなどを使えば油分をボディーにこすりつける事にもなるので、新しいクロスで拭き取りをする必要があります。

車の両面テープの跡がつかない方法

車に両面テープを貼って剥がす時には一苦労してしまいます。それはどうしても両面テープのノリが車両側に残ってしまうからです。また強力な両面テープになれば接着力が強いので剥がす時はもっと大変になります。

両面テープの跡が残らないようにするには、接着力の弱い物を使えばよいですが、そうすると直ぐに剥がれ落ちてしまいます。そこでどうしても強力な両面テープで貼りつける事になりますが、この時に両面テープの素材に気を付けて購入すればよいでしょう。

両面テープの素材

両面テープには事務用から建築用に汎用品、そして車両用には内装用と外装用と、用途によって売られています。

貼り付ける素材によって両面テープは素材が異なっていますから、車に両面テープを使うときは車両用を使うようにしましょう。たとえ超強力の両面テープで貼りつけていても、車両用でしたら両面テープのノリだけベタベタと残るこは少ないです。。車両用はアクリル系の素材ですから、両面テープが残ってもこするとボロボロと取れてきます。

建築用などのクッション性をもたせたスポンジ状の両面テープは跡が残り剥がすのが大変になります。車両には適していないので、専用品を使うのが望ましいでしょう。

両面テープは基本を忠実に貼りましょう

今回は、車にパーツなどを取り付ける時の両面テープの貼り方と剥がし方について解説してきました。

両面テープには種類がありその用途に合った両面テープを使用する事と、脱脂作業を入念に行うことで性能が発揮されます。直ぐに剥がれてしまう場合は、もう一度基本に忠実に貼りなおしてみましょう。

両面テープで貼っている物が必要が無くなれば剥がす事もできます。ここで紹介したように剥がすには熱を加えることが一番ですから、無理に引きはがさないようにしましょう。

初回公開日:2017年12月23日

記載されている内容は2017年12月23日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

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