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車の内装はがしの使い方・工具・選び方・やり方

更新日:2024年09月12日

車の内装をカスタマイズするには、内装を剥がさなくてはなりません。そこで内装はがしの使い方や内装はがし用の工具の選び方をご紹介していきます。また専用工具以外で身近にあるものを使うことで傷をつけずに内装を剥がす方法も合わせてご紹介します。

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車の内装はがしの使い方

車の内装をカスタマイズするには内装をはがして作業をすることが多いです。内装は皮であったりプラスチックであったりとマイナスドライバーのような硬い物では傷をつけてしまいます。

内装はがしの道具には、色々な形の工具や金属製のほか樹脂製の内装はがしがありますので、適材適所で使うのが基本となります。通常、パネルをこじって外す時には樹脂製を使い傷をつけないようにします。金属製は、プラスチックのクリップを外す時に便利な道具になります。

内装はがしの工具

内装はがしの工具はカー用品店などで売っている専用の工具が良いでしょう。数本セットになった物でも数百円で購入できます。そんなに必要が無いという人でも1本200円以下で買えるものもありますから、内装はがしの時に傷をつければ内装のほうがはるかに高いので買って損はないでしょう。

内装はがしの工具は、ヘラの形の薄いプラスチック製で、先が細くなっているものが2本あればほとんどの国産車の内装でしたら問題なく対応できます。

ヘラ

内装はがしをする場合ヘラ状の工具は非常に使い勝手がよいでしょう。色んな幅のへラがあれば、外す場所によって変えることができます。例えばドアの内張りなどは比較的細い内装はがしでも対応できますが、1BOX車のスライドドアのステップにあるプラスチックを外すには、幅広のヘラがあると便利です。

場所によっては細いヘラでこじって内装を外そうとすると割れてしまうことがあるので注意が必要でしょう。

店で買える内装はがし工具の選び方

内装はがしをするときに、何処を外すかによって選ぶ工具が変わってきます。ドアの内張りを剥がす場合は、細く薄い内装はがしでドアハンドル廻りを外すのに便利で、硬くしっかりとした内装剥がしは、内張り本体とドアとを止めているピンを外すのに便利です。

リアゲートもドアの内装はがしと共用できますが、輸入車のオーディオを外す場合は専用のオーディオリムーバーが必要になります。

ダイソー

昔はダイソーにもオーディオ外しとか内装はがしが売られていましたが、最近は見なくなりました。しかしパテ用へラで代用できます。パテ用へラはダイソーにも色んな種類が売られているので、自分の外したい場所に合わせて購入ができるでしょう。

幅が大、中、小があればほとんど問題なく対応できるでしょう。幅が広い物しか売っていなければ、カッターなどで幅を狭細く切って使う事で対応できますから、調理用のヘラでも代用できるでしょう。

ホームセンター

ホームセンターに行けばたいていはカー用品売り場があります。そこにエーモンの内装はがしが売られていますから購入するとよいでしょう。

カー用品売り場が無い場合や内装はがしが売られていない場合は、調理用品売り場や塗装用品売り場で、プラスチック製や木材製の薄いヘラで代用ができるでしょう。ただし木材製はしならせると折れてしまうので、しならせてこじって外す場所には向きません。

内装はがし用の工具の代用になる道具

内装はがし用の工具が手に入らない場合は、細いドライバーに絶縁テープを巻いて使うと良いでしょう。その他にも塗装用品売り場にあるパテ用のヘラはプラスチックなので内装を痛めることなく使用できます。またパテ用へラは薄いので隙間に差し込むことができますが、こじる力に弱いことを頭に入れて作業しましょう。

最近の車には内装の境に隙間が無く工具が何も入れることができない車種があります。特にインパネ周りや、ナビやエアコンのパネルは外すのに隙間がありません。そこでホームセンターならどこでも売っている養生テープを使います。

養生テープは引張強度が強いのでそれを利用して内装を外します。養生テープを適当の長さに切ってから、対象の内装に3分の1ほど貼り付けます。貼り付けた所を剥がれないように手で押さえながら、真っ直ぐ養生テープを引っ張ると内装が浮きますからその隙間に内装はがしの工具を入れて外せます。

車種別内装はがしのやり方

車種により内装はがしのやり方は変わってきます。トヨタ車や日産車はほとんど同じように外していくことができますが、ホンダ車は少し変わった取り付けをしている事があるなど、メーカーによっても外し方が異なりますから注意が必要です。

メーカーが同じならば、ほぼどの車種でも統一した方法で内装はがしができます。自分の車種の内張りの外し方のマニュアルが無くても基本的に外す順序や隠しネジの位置がほぼ同じようなところにあるので、他車の外し方を参考にできます。

レヴォーグ

レボーグのナビのパネルは、隙間が無いので養生テープをパネルに貼って浮かせてから隙間に内装はがしの工具を差し入れましょう。パネルは上側がハザードランプのスイッチ部分、下側はエアコンの操作パネルまで一体です。外す時に配線のカプラーが上に2ヵ所下に1ヵ所あるので、カプラーを外してパネルを取り外します。

ドアの内張りを剥がす場合は、ドアノブと取っ手の中の目クラ蓋をはずすとネジが見えますから、そのネジを2本外します。あとはクリップで差し込まれているだけです。

外す時はスピーカー側に隙間があるので、そこに内張り剥がしの硬めの工具を差し込みスライドさせてピンの位置でこじるか、手で引っ張って外します。指を怪我しないよう注意をしましょう。プラスチックのクリップは引っ張る力で壊れる事は無いので力一杯引っ張ります。

外す時にドアノブとロックのワイヤ―を外し、コネクターを外せば外れます。

フリード

フリードのスライドドアの内張りを外す時には、ドアハンドルを外すのが大変です。ネット上には紐でぐりぐりする方法がありますが時間がかかります。この止め方は昔の手回しハンドルは全て同じクリップで留められていました。

簡単に外すには、ハンドルと内張りの隙間に薄いパテベラもしくは厚紙を上から差し入れてピンを押し出します。ビニール袋でごしごしやるより簡単に早くピンが外れますが、下側にピンが飛んでいかないようにタオルなどで押さえて行います。

ハイエース

ハイエースの荷室は広いので、内張りをはがすには寒い日は避けた方が良いでしょう。寒い日にどうしても行う場合は、室内を温めてから行わないとプラスチックが割れてしまいます。

ハイエースの荷室は、スライドドアのドアノブとストラップ以外はすべてプラスチックではめこまれていますから、内装はがしを隙間に入れて、”バンバン”と外していくことができます。

ハイエースのフロントパネル部分やピラーもはめ込まれているだけなので、意外に簡単と外すことができます。隙間に内装はがしをさしこみテコの要領でこじればすぐにパネルは外れるでしょう。

フォレスター

フォレスターのナビのパネルを外すのは、非常にやり辛いでしょう。パネル自体が細いので無理に力を加えると割ってしまう可能性があるのと、隙間がほとんどないので内装はがしが入るところが無いにひとしいからです。養生テープで一引っ張ても良いですが、無理な力を加えるとこれも割れやすいので注意が必要です。

そこで、下側のエアコン吹き出し口の脇の隙間にいらなくなった会員カードを二枚挿入します。その間にマイナスのミニドライバーを差し込みカードの間をスライドさせてパネルを浮かせます。ある程度指が入るように浮けば両手で手前に引っ張り外すことができます。

内装外しは急がばまわれ

車の内装はがしは、工夫をして外すことで傷をつけずに外すことができます。外す場合は無理をしない事。そして寒い時には良く温めることが大切です。

専用工具も安い値段で売られていますから内装剥がしには必要となるでしょう。もちろんここで紹介したような養生テープや要らないカードなどで外すこともできます。

内装をはがすときに、引っ張っても外れない時にはネジで留まっている可能性や、スライドさせると外れることもあります。隠しネジを探して無理をせずに工夫をしながら外しましょう。

初回公開日:2018年01月12日

記載されている内容は2018年01月12日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

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