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ヘッドライトのマルチリフレクターの種類・車検・交換方法

更新日:2024年11月01日

マルチリフレクターは、構造の違いで一般のヘッドライトより広範囲を照らすことができます。しかし、マルチリフレクターという言葉を初めて聞いたという人もいるのではないでしょうか。ここでは、マルチリフレクターの効力や交換の仕方を紹介しているので、参考にしてください。

ヘッドライトのマルチリフレクターの種類・車検・交換方法

ヘッドライトのマルチリフレクターの種類は?

ヘッドライトにはさまざまなな種類があり、光の広さや光量などに違いが表れてきます。その中でも最近にが上昇しているライトが、マルチリフレクターです。車やバイクのヘッドライトとしてマルチリフレクターが使用されていますが、主にバイクのヘッドライトとして使われる割合が高いです。

ヘッドライトは、夜道などを運転する際には必ず必要なパーツであり、ライトを付けることで視野を広げることができ、危険を感知しやすくなります。そのため、事故防止に大きく役立ってくれます。

夜道でも街灯が定期的に配置されている場合は、普通のライトでも問題ありませんが、田舎道や街灯が全くない道では、普通のライトの範囲では心元ありません。ハイビームを使えばさらに遠くの視界を確認することができますが、日本人はハイビームを使用する割合が低く、マルチリフレクターを使用する方が多いです。

ハロゲン

ヘッドライトに多く使用されているライトの種類が、ハロゲンという種類です。新車購入した際に純正として付けられている割合が高く、そのままハロゲンライトを使用している人も多くいます。

ハロゲンは色に特徴があり、淡いオレンジ色で周囲を照らしてくれます。車やバイクを運転している人なら、夜道を運転中に淡いオレンジ色のライトを良く見かけるのではないでしょうか。そのため、ハロゲンライトの色に違和感を感じる可能性は低いです。

多く使われているハロゲンのメリットは、純正として装備されているので他のライトに変えない限りは、余計な費用がかかりません。しかし寿命が3年と短く、照らしている範囲も他の種類と比べると見えずらい傾向があります。また、マルチリフレクターをハロゲンにすると、発熱によりプラスチックのカバーが溶けて変形してしまう可能性もあります。

hid

hidのライトの特徴は、薄い青色の光で周囲を照らしてくれます。ライト自体の寿命も5年とハロゲンより長く使う事ができますが、値段が高いデメリットもあります。しかし、ハロゲンより照らされている範囲が見やすいため、ハロゲンより障害物などを早く見つけることができます。その結果、素早くブレーキなどの回避の方法を取ることができるので、事故予防には欠かせない存在です。

マルチリフレクターのライトをhidにすることで、さらに照らされる範囲を広げることができるので、危険察知をいち早くすることができます。また、ハロゲンより3倍も明るいため、視界を確保しやすく、夜道でも安全に運転することが可能です。

純正のハロゲンより少し値段がかかるため、ライトを交換しない人も多くいます。その結果ハロゲンを使用している割合が高いですが、hidも今後普及して値段も下がるためハロゲンに変わり主流になると予想されています。

レイブリック

レイブリックとは、スタンレー電気という日本の会社のブランドです。当初は、自転車用のライトの開発や発売をしていましたが、現在ではバイクのヘッドライトも発売しており、マルチリフレクターも存在しています。

スタンレー電気は、モーターカーにも参戦しているため、サーキット用のライトも発売しています。サーキットで使われるライトは、公道で走る車のライトと違いもあるため、ライトの知識は多く持っています。そのため、公道を走る車やバイクのライトの性能や効率が良い場合が多いです。その結果、レイブリックのライトを愛用している方も少なくありません。

レイブリックのブランドの中には、上記で説明したハロゲンもありますが、スタンレー電気が独自に開発をして、一般的なハロゲンより明るさが増しています。レイブリックのマルチリフレクターも高性能なため、幅広いドライバーに愛用されています。

車検でマルチリフレクター車検は通るのか?

マルチリフレクターは、広範囲に光を当てることができますが、装着することによって車検に引っかかってしまう場合があります。

しかし、マルチリフレクターを使っていれば必ず車検に通らないわけではなく、調整の仕方を変えるだけで車検を通ることは可能です。そのため、自分のマルチリフレクターが車検に引っかかる不安がある方は、事前に調整し直す必要があります。

また、多少の調整では車検にとおりそうにないマルチリフレクターの場合は、純正のライトに取り合える必要があります。ライトの部分の車検内容は、光量・光軸・光色の三項目で検査されます。光量・光軸は、予備車検場などで事前に検査して基準内であれば問題ありません。

光色は、白色か黄色とされていますが、薄い青色なら車検に通る可能性が高いですが、きつい青色は落とされる可能性があります。そのため、マルチリフレクターを取り外しライトの色を変えましょう。

マルチリフレクターの交換方法は?

マルチリフレクターに交換する方法には、まず工具が必要になるので準備しましょう。といってもプラスのドライバーがあれば問題ありません。レンチがあれが効率よく作業でき、外したネジを入れる入れ物も用意しておくと便利です。

マルチリフレクターを取り付ける前に、バッテリーのマイナスを取り外すことが大切です。もし、取り外さずに作業してしまうと怪我などの原因になるので、忘れないようにしましょう。まず、純正のヘッドライトを取り外す作業に移ります。ヘッドライトは、2~3本のネジで固定されているので外します。

次はライトとリムを外す作業ですが、これもネジで固定されているだけなので簡単に外すことができます。ついでに光軸調整用のネジを外すことで、リムとライト本体を取り外すことができます。後は、マルチリフレクターに取り替えて取り外した逆の工程で取り付けることができます。

マルチリフレクターのレンズカット方法

マルチリフレクターのレンズは、レンズカットされている場合もありますが、純正のレンズを自作でレンズカットする方法があります。純正のレンズでも透明感はありますが、レンズの奥がぼやけて見える程度の透明感しかありません。その分、光がさえぎられるため光量が少なくなる傾向があります。

自作でレンズカットする方法は、ひたすらレンズを紙やすりなどで擦り続けることです。空気中で擦ってしまうと傷ができてしまう危険性があるので、水の中で作業することが重要です。また紙やすりの種類も、最初から細かい目の物で擦っても時間ばかりかかってしまうので、最初は粗めの紙さすりを使用しましょう。

少しずつ細かい目の紙やすりで研ぐことで、最終的には最初と見違えるほどの透明感を出すことができます。そのため、レンズカットした物をマルチリフレクターに使うと、光量に大きな違いがでます。

マルチリフレクターは明るいのか?

車やバイクを運転している人は多くいますが、自分で改造したり、購入する際にカスタムする人はあまりいません。カスタムする場所は、外周りがメインになる場合が多いでの、ライト周りまで手を回す人は、一般のドライバーでは数少ないです。

そのため、マルチリフレクターの存在を知らなかったり、純正のライトで満足いっている人がほとんどです。その結果、マルチリフレクターの明るさを体験したことがドライバーもいます。マルチリフレクターに交換することで、照らされる範囲が広がるため、今までよりも格段と運転しやすくなるので、です。

眩しく感じる

マルチリフレクターに変えることで、光が照射される範囲を拡大することができます。そのためライトから出る光量は同じですが、照らされる範囲が広いためドライバーは明るく感じることができます。

しかし、光量を分散させているため、車検の時に光量不足になる可能性が出てきます。そのような場合は、光軸調整のネジを操作して光軸をセンターにすることで改善することがあります。普通のライトの場合は、狭い範囲で多い光量で照らすことができますが、マルチリフレクターの場合は、少ない光量を広範囲に照射することができます。

少ない光量といっても、障害物が見える程度なので問題ありません。また、レンズカットすることで光量を増やすことができるので、もし、マルチリフレクターに変えて光量が足りないと感じたらレンズも変えてみましょう。

マルチリフレクターのデメリットは?

マルチリフレクターに交換することは、メリットなことばかりですが、ある条件下ではデメリットになる可能性もあります。マルチリフレクターにすることで純正より費用がかかってしまいますが、安全に運転できるようになると思えば完全にデメリットとはいえません。

発熱の恐れがある

マルチリフレクターに交換することで、場合によっては発熱する恐れがあります。しかし発熱するような状況になる原因は、取り付けに問題がある場合や本体にあっていない器具を使っているためです。そのため、本体にあっている器具を使い、正しく取り付けることをすれば発熱するようなことはありません。

発熱してしまうと、プラスチックのレンズが溶けて変形してしまいますし、最悪の場合は発火することもあります。このようなことにならないように、自分で取り付ける際は見よう見まねでするのではなく、専門家や機械いじりが得意な方に教えてもらう事が重要です。

マルチリフレクターの構造は?

マルチリフレクターは、茶碗の形に似た反射面を使用しています。そのため、複数の角度の反射面があるため、広い範囲に光を照射することができます。反射面の角度も機械が設計しているので、効率よく光を照射できるように計算されています。

また、マルチリフレクターのヘッドライトは、デザインも複雑にできます。デザインが複雑にできるようになったので、さまざまなヘッドライトの形を再現できるようになりました。車の印象はヘッドライトの形も大きく関わっているため、ライトの形だけで車全体の印象を変えることもできます。

マルチリフレクターに交換するだけで、かっこいい車にすることができるので、ライトの性能を求める以外に、外見の良さを高めるために交換する場合もあります。

夜道を運転する場合はマルチリフレクターにしよう

マルチリフレクターは、夜道を走行する際に大きな役目を果たしてくれます。一般的なライトでも十分に運転することができますが、照らされる範囲が狭いのでマルチリフレクターに交換してより安全に夜道を走行しましょう。

初回公開日:2018年04月27日

記載されている内容は2018年04月27日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

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