【場所別】車の部品の名称一覧・本|足回り/内装
更新日:2024年06月26日
車の部品の名称
普段何気なく車には乗っているけど、「車の部品の名称はよく知らない」という人はきっと多いでしょう。普段は車の部品の名称なんて知らなくても特に問題はありませんが、知っておいて損はありません。
もし、何か必要な時が訪れても困らないように、少しでも車が好きで車の運転をするのなら、部品の名称を最低限覚えてみましょう。
車のボディ部品の名称
普段何気なく乗っている車には、とても多くの部品が使用されています。まずは車の基本、ボディの部品の名称をご紹介します。
ボンネット
車体の前の、エンジンを収納する部分のカバーの名称です。ワンボックス以外の車に付いていて、前方から持ち上げるタイプと、その逆にフロントガラス側から持ち上げるタイプがあります。一般的には金属製ですが、金属以外にも強化プラスチックやカーボン、アルミ合金などが使用されています。
フェンダー
タイヤを覆うようにカバーする部品の名称です。主に「泥除け」のためにあるもので、タイヤによる石・泥・水などのはねから、車体だけではなく歩行者をも保護するための部品です。
バンパー
車の衝撃や振動を和らげるための緩衝装置の事です。素材自体の弾力性やバネなどを利用して、衝撃を吸収・緩和しています。
ルーフ
車の屋根部分の名称で、さまざまな使い方ができる部分でもあります。「サンルーフ」だと一部分が開閉式の窓に、「ルーフレール」を取り付ければ、大型の荷物を置く事ができます。
トランクカバー
車体の後ろの、荷物などを収納する部分のカバーの名称です。
場所別の車の部品の名称一覧
次に、車の場所別に部品の名称を一部ご紹介します。
足回り
足回りとは、主に車輪を指示する装置が集まった場所の名称です。他にも、ブレーキ系統の部品が数多くあります。
サスペンション
サスペンションとは、「サススプリング」や「ショック(ダンパー)」などの総称です。路面からの衝撃を車体に伝えないための働きや、車輪・車軸の位置決め、車輪を路面に押さえつける効果などがあり、乗り心地や操縦の安定性などを向上させるための装置です。
ブレーキパッド
ブレーキパッドとは、ディスクブレーキを構成する部品の一つです。車の制動にかかわる最も大切なパーツの一つで、車を停止させる時に必要な部品になります。
ディスクブレーキは、ブレーキパッドを円錐状のディスクロータに挟みこむことで摩擦を起こし、その摩擦力によって車を停止することができます。ブレーキパッドは摩擦材を、ディスクロータは金属を使用しています。
スタビライザー
スタビライザーとは、コーナーリング中の左右のサスペンションのストローク量が一定になるように捻じれ、車の傾きを抑えてくれる物です。ただ、スタビライザーを強化し過ぎると、傾きが抑えられ過ぎて曲がりにくい車になってしまうので、バランスを考えましょう。
ホイール
ホイールとは、車の見た目を大きく変える時や、インチアップして性能アップしたい時に変更する物の名称です。大きく分けて「スチールホイール」と「アルミホイール」があります。スチールホイールは、鉄性のホイールで重くて頑丈な上、比較的安価で購入できます。
アルミホイールは、スチールホイールに比べて軽く、デザインも凝ったものが多いです。
テンションロッド
テンションロッドとは、タイヤホイールの前後方向の動きをコントロールしている部品です。純正品はあまり強度が無く、車高を下げていると大きな段差で折れることもあります。
内装
内装とは内部装置のことで、車の内装部品はとても多くあります。
インストルメントパネル
インストルメントパネルとは、運転席と助手席の前に広がるパネルの名称で、一般的には「インパネ」と略されます。計器盤を意味する航空機由来の名称で、このインパネ一つで車の雰囲気がガラッと変わる非常に重要な部品になります。
センタークラスター
センタークラスターとは、インパネの中央部でエアコンのスイッチやラジオなどが付いている部分のことです。車種によってデザインが違い、インパネと一体型になっている物や、独立したタイプの物があります。
レジスター
レジスターとは、エアコンの風が吹き出してくる所のことです。インパネのセンターに二箇所と左右に一箇所ずつ、それとフロントガラスに風が当たるように上部にも設置されています。車種によっては足元や後部座席、後部座席の足元などにもあるでしょう。
シフトレバー
シフトレバーとは、ギアチェンジをするための物です。インパネに設置された「インパネシフト」や、センターコンソールに設置された「コンソールシフト」など、車種によって設置場所はさまざまです。
センターコンソール
センターコンソールとは、車の運転席と助手席の間にあるスイッチやレバーが取り付けられている部分のことです。このコンソールも航空機由来の名称で、「制御盤」を意味しています。最近では、前後の移動がしやすいようにセンターコンソールの無い車もあります。
ドア
ドアの部品「ドアヒンジ」とは、車のドアとボディを接合している蝶番の部品の名称です。金属の板を曲げてドアを支える形に仕上げており、中が空洞になっているのが特徴です。国産車の多くはプレス成形したドアヒンジの部品を使用していますが、プレス成型されたドアヒンジは、ドアの重さによる変形や微妙なズレによってドアの開閉が悪くなる事があります。
エンジンルーム
ガソリンを燃やして車を動かす部分の名称です。人間だと心臓部分にあたるとても重要な部分です。車種によってエンジンの種類や形もさまざまです。
トランスミッション
トランスミッションとは、日本語では変速機または変速機構と呼ばれ、動力をトルクや回転数・回転方向を変えて伝える部品の名称です。
トランスミッションは、マニュアルとオートマでその仕組みが違い、現在のマニュアル車には、フルシンクロメッシュ構造のトランスミッションが搭載されています。このギアは、1速から5速まで全てのギア同士がかみ合った状態で、スリープを使ってギアチェンジをしますが、そのスリープが各ギアの間にあるのがポイントです。
オートマ車は、ギアチェンジを自動で行う仕組みになっています。
タイヤ
タイヤは地面に設置する大切な部分で、一見すると黒いゴムの輪のように見えますが、実際は複雑かつ緻密な構造をしています。車の荷重を支えながら高速で回転し、発生する熱や路面からの衝撃などに耐えるために、ゴムだけでなくワイヤーや繊維などの部材を精緻に組み込んでいます。 そして、ラジアルタイヤやスタッドレスタイヤなどの名称のタイヤがあります。
ラジアルタイヤ
ラジアルタイヤとは、夏用タイヤとも呼ばれますが、冬に雪が降らない地域に住んでいるなら、オールシーズン使用できるタイヤです。
スタッドレスタイヤ
スタッドレスタイヤとは、積雪路や凍結路を走行する際に、スリップしにくいように開発されたタイヤです。積雪の多い地方でないとあまり使用することのないタイヤになります。
モノコックボディ
最近の車は、モノコック構造を使用している物がほとんどです。昔の車に比べて軽量化が進み、強度を安定させるために補助的な骨格となるサブフレームが供えられた車種もあります。 車自体は軽くなり車内のスペースも広くなりましたが、変色や腐食が多く、強度の低下が問題となっています。
マフラー
マフラーとは、車についている筒状の部品の名称で、排気ガスの温度と圧力を下げて排気音を抑制する働きがあります。
もしマフラーがなかったら、エンジンから排出される高温で高圧の排気ガスをそのまま外気に放出することになり、膨張して大音量を発生させてしまうことになります。
車の部品の名称に関する本
今や人々の生活に無くてはならない乗り物となっている車ですが、免許さえあれば誰でも運転することはできます。しかし、車の部品の名称や、車に関するきちんとした知識を持って運転している人は、あまり多くはいないでしょう。そこで、今回は車に関する基本的な知識や名称を、もっと多くの方に学んでいただこうと、参考になる本をいくつかご紹介します。
きちんと知りたい 自動車メカニズムの基礎知識
車のメカニズムの基本を理解したい人のための入門書になっています。「エンジン編」「ドライブトレーン編」「足回り編」「セイフティ編」に分けて、豊富な図やイラストを用いながら、項目別に詳しく解説しています。
車を日常使っているひとすべてに知っていて無駄ではない知識です。そういう風に車は動いているんだということが概ね理解できたら、もっと安全に、もっと優しく運転ができるでしょう。
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ダイナミック図解 自動車のしくみパーフェクト事典
基本的に、一ページまたは見開きで内容が完結しています。豊富な写真とイラストで、車の分類や名称から各部品の動きまで、車の基本をとことん詳しく解説していますので、車が好きな人だけではなく、車に関係する職種の人にも役立つ一冊となっています。
車の外側から内側まで細かく書いてあって、とても分かりやすかったです。
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最新オールカラークルマのメカニズム
通勤に・買い物に・レジャーにと、今やなくてはならない乗り物になっている車ですが、どういう部品の名称があり、それらがどのように機能し、どう車をコントロールしているかを知らない人は多いのではないでしょうか。この本では、そういった人にもわかるように、わかりやすいながらも詳しく解説されています。
すでに車に詳しい人でも、今自分が持っている知識の再確認や、新たな知識の習得にも役立つ一冊となっています。
とても良い本ですね。文句ありません。
出典: https://www.amazon.co.jp/gp/customer-reviews/RISCTQO01E78... |
私は、直接自動車をいじるようなことはなく、知識として自動車のことを知っている方が良いといった立場の人間ですが、そういった方には最適な本だと思います。
徹底カラー図解 自動車のしくみ
最新技術はもちろんのこと、 車の基本性能を支える各部品の名称や、基本構造からメカニズムまで、豊富な写真と精密なイラストでわかりやすく徹底的に解説されています。これから車について学びたい人だけではなく、車関係の仕事をしている人や、今現在持っている自分の知識をより深めたい人にとっても、とても満足できる一冊になっています。
他の自動車工学入門本と比べて、写真と図の数が圧倒的に多い。しかもオールカラーなのが素晴らしい。
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カラーなので細かなパーツの構造が非常にわかりやすいです。
プロが教える自動車のすべてがわかる本
前半は自動車工場に潜入し、車がどのようにして作られているのかを、後半は「車はなぜ走るのか?」「なぜ止まるのか?」「なぜ曲がるのか?」など、基本的な仕組みの解説から、最新技術の仕組みまでを、豊富なイラストや写真を使って丁寧にわかりやすく解説しています。
図や写真が的確で、解説とタイミングがとても良いにで、初心者にもとても判りやすい解説書になっていると思います。
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車の部品の名称をもっと知ろう!
今や誰の生活にも当たり前のように密着した乗り物になっている車ですが、たった一台の車にも数えきれないほどの部品が使用されています。細かい部品の名称を全て紹介する事も、それらを全て覚える事も難しいですが、車の部品の名称を一部でも知っていて損はありません。車の事を少しでも知ることで、車に対する気持ちや向き合い方も変わるでしょう。
初回公開日:2018年05月10日
記載されている内容は2018年05月10日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
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