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【メーカー別】コンセプトカーの特徴・その後どうなるのか

更新日:2024年10月06日

コンセプトカーについて、その魅力やメーカー別の特徴、モーターショーへの展示が終わった後はどうなるのかなどを解説します。世界の自動車メーカーが技術を結集して製作した、特別な車の魅力や市販車との関係、販売されるかなど、コンセプトカーの耳寄りな情報を紹介します。

【メーカー別】コンセプトカーの特徴・その後どうなるのか

コンセプトカーとは?

江東区有明にある国際展示場「東京ビッグサイト」で、二年に一度、奇数年度に開催される、自動車業界最大のイベント「東京モーターショー」は、ドイツのフランクフルト・モーターショーやNATIS(北米国際オートショー)、パリ・サロン、スイスのジュネーブ・モーターショーと並び、世界五大モーターショーの一つとして知られています。

各メーカーのコンセプトカーを一度に見られる

世界中の自動車メーカーがニューモデルを一堂に集めて、大規模なプレゼンテーションを行うとして、毎回多くの人たちが東京モーターショーに訪れます。

モーターショーを訪れた来場者の楽しみの一つが、各自動車メーカーがモーターショーに展示するために準備した、ここでしか見られない「コンセプトカー」を見ることでしょう。

日本を始め、世界の自動車メーカーが、今後の車づくりの指針を示すために、技術をつぎ込んで開発したコンセプトカーはとても種類が多く、また車によってその主旨が異なるため、一体どの車に注目すべきか、判断が難しいでしょう。

そのようなコンセプトカーについて、各メーカー別の特徴や、市販モデルとの関係、またコンセプトカーはその後どうなるのかなどを解説していきます。

コンセプトカー開発の目的とは?

自動車メーカーがコンセプトカーを開発するその目的は、各メーカーが今後の車づくりに対する方向性を、実際に走行が可能なほぼハンドメイド(手作り)の車両や、実物大のモックアップ(模型)、あるいは量産仕様とほとんど変わらない市販予定車といった、具体的な形で示すことで、各社がつくる車の魅力をユーザーに強くアピールするためです。

またコンセプトカーには、将来、量産車として販売するために開発中という車もあれば、各メーカーが開発中の新技術や、これまでにない新しい車の形を提案しアピールするなど、モーターショーならではの試作車もあります。

またその他にも、車の内外装デザインの新たな方向性や、新たに使われる新素材などをユーザーに紹介するための実物大模型といった、一般の来場者や報道関係者を始め、多くの人々の注目を集めるため、いろいろな形のコンセプトカーが存在します。

ユーザーの興味を惹きつける市販を想定したコンセプトカー

2015年に行われた東京モーターショーにて、トヨタは将来市販予定という、新しい小型スポーツ車のコンセプトカー「S-FR」を発表し、スポーツ好きのユーザーの間で大きな反響を呼びました。

トヨタS-FRは車体の長さが3.99m、幅1.695m、高さ1.32mと、1980年代に大となったスポーツカー「AE86」よりもさらに短く、そして低く幅広というサイズで、全体に丸みを帯びたグラマラスなデザインながら、所々でギュッと引き締まった、キュートでアグレッシブな、スポーツカーとして魅力的なスタイリングを持つ車です。

駆動方式はもちろん、名車AE86と同じFR(前エンジン後輪駆動)で、車両重量は1000㎏程度といいますから、その走りの楽しさが想像できます。

世界中のスポーツカーファンの期待が高まる

人々の予想に反して、S-FRは残念ながら開発が中止されたといいます。しかし、S-FRはトヨタがスポーツカーの開発に意欲的という熱いメッセージを、世界中のスポーツカーファンに伝えるコンセプトカーとなりました。

また、これによって他の自動車メーカーでも再びスポーツカーが注目され、将来、全盛期だった80~90年代みたいに、低価格で走りが楽しい日本製スポーツカーの登場が大いに期待されるでしょう。

車の新しい形を提案するコンセプトカー

2017年の東京モーターショーに、メルセデスベンツでおなじみの、ドイツのダイムラー社が展示した、同社のスマートブランドのコンセプトカー「スマートビジョンEQフォーツー」は、従来の自動車の枠を超えた新しい乗り物として、非常に注目度の高いコンセプトカーです。

スマートビジョンEQフォーツーは、これまで見たこともない斬新なデザインが特徴的な、次世型EV(電気自動車)として紹介されました。

この車は側面が大きな楕円形の窓ガラスで、それがハサミみたいにまっすぐ後上方に跳ね上がるという、ユニークな形の乗降ドアを持ち、まるでコロコロと転がっていきそうな丸っこいスタイリングは、これまでも常に車のデザインに新たな風を吹き込んできた、スマートブランドの中でも飛びぬけて未来的なスタイリングとなっています。

人々の日常の足となる完全自動運転の電気自動車

このコンセプトカーはフォーツーの名のとおり、二人分の乗車スペースを備えたEVで、人々の日常的な交通手段を目的とした、カーシェアリング専用車として開発され、狭い場所での使用にも好都合な、非常にコンパクトな車体サイズとなっています。

またこのコンセプトカーは驚くべきことに、車内にはハンドルはおろか、アクセルやブレーキペダルも付いていない「完全自動運転(レベル5)」の車となっていることで、操作は全てユーザーの音声、または専用のモバイル端末を使用するという非常に革新的な車です。

ダッシュボードにはユーザーが車に指示をしたり、車からの情報を受け取るための24インチスクリーンのみが装備され、ただ目的地などを伝えるだけで、車が希望の場所まで完全自動で運転をしてくれます。

コンセプトカーを通して人々のより豊かな未来をイメージできる

さらに車体前部のフロントグリルには液晶パネルが組み込まれており、そこにメッセージやアニメーションなどを表示して、他の車とコミュニケーションができる機能や、車載バッテリーの残量が少なくなると、車が自動的に充電ブースまで移動してバッテリーチャージを行うなど、これまでにない先進的な装備を持っています。

このようにコンセプトカーを見ることで、車を通してより便利で豊かとなった、未来の社会を想像することができ、人々をワクワクさせると同時に、メーカーの持つ高度な先見性と優れた技術力をアピールでき、製品のイメージアップへとつながるでしょう。

近日発売予定のニューモデルがコンセプトカーとして展示される

モーターショーに足を運ぶ楽しみとして、車が好きな人や購入を検討している人にはとてもうれしい、近々発売開始予定の車が、量産市販車とほとんど変わらない形で、コンセプトカーとして直に拝見できることです。

また中にはメーカーの作戦で、話題の車が予告なしに突然、市販予定のニューモデルとして、モーターショーに姿を現すというサプライズもあります。

話題の車が続々登場し歓喜に湧いたモーターショー

2017年の東京モーターショーには、ホンダが満を持して量産化に踏み切った、水素で発電して走行する燃料電池車「クラリティ・フューエルセル」が登場し、注目を集めました。

またトヨタからは、噂のフルモデルチェンジされたクラウンのニューモデル「クラウン・コンセプト」や、日産はのシリーズ方式のハイブリッドシステムを搭載したミニバン、「セレナe-Power」、BMWは、ついに登場したハイパフォーマンスサルーンの新型M5や、トヨタとの共同開発と噂されるスポーツカー、新型Z4などが登場し、会場は大いに盛り上がりました。

メーカー別コンセプトカーの特徴

コンセプトカーの特徴を、それぞれメーカー別に紹介します。

マツダ

マツダは世界で唯一のロータリーエンジン量産メーカーとして、1970年の東京モーターショーで発表したスポーツカーRX500以来、自社のアイデンティティとしてロータリーエンジンをアピールするために、開発されたコンセプトカーを多く展示してきました。

70年代らしい美しいスタイリングを持つRX500

RX500は492cc×2ローターの「10A型」ロータリーエンジンを、ツーシーターの座席のすぐ後方に搭載した、ミッドシップレイアウトの後輪駆動を採用したスーパー・スポーツで、70年代独特のエキゾティックなスタイリングを持つ車として、大きな話題を呼んだといいます。

RX500は当時のスポーツカーレースで活躍した、プロトタイプ・レーシングカーばりの大きく開くエンジンフードと、前方跳ね上げ式のドアを備えた、実際に走行可能なコンセプトカーで、人々は日本製スーパースポーツカーとして、必ずや市販されると信じていたといいます。しかし、実際にその希望が叶うことはありませんでした。

しかし、マツダRX500はミニカーやプラモデルとして広く商品化され、たくさんの子供たちやカーマニアを楽しませて、日本車の将来に大きな希望を抱かせる、とても意味のあるコンセプトカーとなりました。

ロータリー復活への想いを乗せて登場したRX-VISION

2015年の東京モーターショーにおいて、マツダが発表したコンセプトカー「RX-VISION」は、世界中に多くのファンを持ちながら、惜しまれつつも生産中止となったスポーツカー、RX-7やRX-8といったロータリー車の復活を想像させる車として、多くの人々に大反響を呼びました。

RX-VISIONは、非常に古典的なロングノーズ、ショートデッキ(フロント部を含めたボンネットが長く、キャビンからテールまでが短い)の車体を持つ、かつてのフェラーリ250GTOやアストンマーティンDB5など、往年のスポーツカーを連想させる美しいスタイリングを持ち、クーペよりもベルリネッタと呼びたくなる魅力的なスポーツカーです。

ロータリーエンジンの開発を続けるマツダの活躍に期待が高まる

話題のRX-VISIONは、誰もが次回のモーターショーには改良型が発表されると信じ、いよいよ市販化が決定かと期待が高まりましたが、残念ながら今回もその希望は叶わず、その後もこのコンセプトカーの動向は未発表のままとなっています。

しかし、マツダはロータリーエンジン搭載のレーシングカー「マツダ787B」で、日本車初のル・マン24時間レース総合優勝を成し遂げた自動車メーカーです。世界中に多くのファンを持つロータリーエンジンと、それを搭載した魅力的なスポーツカーを復活させると、多くの人々が信じています。

期待のRX-VISIONは必ず、新しいRX-7や、登場が噂されているさらに上級クラスのスポーツカー、RX-9となって、人々の前に姿を現す日が来るでしょう。

スズキ

スズキが2017年の東京モーターショーに出品したのは、同社が誇る軽自動車の本格的な四輪駆動車として、抜群の悪路走破性を持ち、世界中のオフロード車愛好家に絶大な信頼を得ている車、スズキ・ジムニーの近未来型といえるコンセプトカー「e-SURVIVOR」です。

四輪にモーターを搭載した近未来のジムニー

e-SURVIVORは、1970年に登場した初代ジムニーを髣髴(ほうふつ)とさせる、愛嬌のあるフロントフェイスに、月面探査車みたいな前衛的なボディを身にまとった、クールなスタイリングを持つ車で、もちろんジムニーと同じオフロードでの高い走破性を意識した、ロードクリアランスの大きな四輪駆動車となっています。

この車で注目すべきは、ラダー(梯子型)フレームにリジッドアクスル(車軸懸架)の本格的なオフロード車ながら、四つの車輪それぞれに電気モーターを搭載した画期的な4WD車となっているところです。

これに発電用の小型エンジンを組み合わせてハイブリッド化すれば、無敵の小型四駆が実現するのでは、などと軽四輪駆動車の未来を想像してしまう、楽しさにあふれたコンセプトカーです。

自動運転システム搭載で遊びの幅が広がる

また、e-SURVIVORは話題の自動運転システムも搭載しており、運転は車まかせで、砂浜を海を眺めながらのんびりとクルージングしたり、自動運転で気軽に道なき道を走らせて、山の上まで連れて行ってもらうという楽しみ方もできるでしょう。

モーターショーへと足を運び、スズキが開発した素敵なコンセプトカーを目の当たりにすることで、他のメーカーにはない強い独創性を持ち、ユーザーに新しい車のあり方を提案する、スズキ自動車の活躍に期待が高まるでしょう。

日産

2017年の東京モーターショーにおいて、日産が出品したコンセプトカー「IMx」は、同社が提案している、人と車のより良い未来を実現するという新しい経営方針、「インテリジェント・モビリティ」のひとつの到着点として、近い将来実現可能な装備を具現し、ユーザーにアピールするために開発された、注目のコンセプトカーです。

435馬力の大パワーと600㎞以上の航続距離を持つ新世代EV

IMxは現在市場での高い、クロスオーバー型SUV車で、前後に高出力の電気モーターと、高密度大容量バッテリーを搭載したEVのコンセプトカーです。

IMxのパワーユニットは、何と最高出力435馬力(320kw)という、スーパースポーツ並のハイパフォーマンスを実現しています。さらにEVならではの低重心を利用した優れた操縦性を持ち、大型SUV車では考えられない、軽快な走行性能を発揮します。

また新開発の高密度バッテリーによって、現在のEVの常識を超えた、1回の充電で600㎞以上という航続距離を可能としています。

最新鋭の自動運転システムを持つインテリジェント・モビリティ―

IMxでは、当然ながらインテリジェント・モビリティ―の名にふさわしい、新世代の自動運転システムを搭載しています。

それは乗員の手による操縦が一切必要ない「完全自動運転」の他、ドライバーが自ら運転する「MD(マニュアルドライブ)モード」を選択すると、格納されたハンドルが自動的に持ちあがると同時に、シートポジションが運転にベストな位置にセットされます。

またIMxの車体は、大型SUVながら車高が低く抑えられ、直線基調の未来的なスタイリングを持ち、インテリアは随所に「和」テイストを盛り込んだ癒しの空間となっています。

このように、誰もがワクワクする最新鋭の装備を搭載し、車としての性能にも優れた日産のコンセプトカーIMxが、より便利で居心地の良い未来の社会を実現することを、きっと想像せずにはいられないでしょう。

ホンダ

ホンダは、2017年の東京モーターショーに出品するコンセプトカーとして、非常に興味深い二台を登場させました。その名も「ホンダ・アーバンEVコンセプト」と「ホンダ・EVスポーツコンセプト」という、どちらも最新装備を搭載したEVのコンセプトカーです。

ホンダが開発したこの二台のコンセプトカーは、どちらも同じ方向性でデザインされた、まるで日本のギャグマンガ・アニメに登場していたみたいな、ユニークなスタイリングを持ち、いかにも試験的要素の強いコンセプトカー然とした姿をしています。

しかし、そのおちゃめな姿に反して、実際には、近い将来に量産市販車として実現可能な、現実的な機能を多数盛り込んだ、注目すべきコンセプトカーとなっています。

AIを搭載してユーザーを支援する「考えるクルマ」

アーバンEVコンセプトの車体サイズは、ホンダの小型車フィットよりも約100㎜短い、都市部の狭い場所でも使いやすいコンパクトサイズで、とぼけた表情のフロントマスクとテールエンドには、外部に対してメッセージを表示できるディスプレイを装備しています。

さらに新技術として、AI(人工知能)を用いたHANA(ホンダ・オートメーティッド・ネットワーク・アシスタント)を搭載しています。

このシステムは、ユーザーのライフスタイルや趣味趣向といった情報を、車が自動的に学習することで、ダッシュボードに設置した大型ディスプレイを通して、状況に応じたいろいろな提案をしてくれるという、車がユーザーの心情を読み取り、思考することで行われる、革新的なカーコンシェルジュシステムです。

市販化が決定した楽しみなコンセプトカー

この装置によって、車がただの移動手段ではなく、AIを搭載した思考するマシーンとしてユーザーの暮らしを支援し、より豊かな生活を実現するための、実用性の高いコンセプトカーとなります。

またもう一台の「EVスポーツコンセプト」は、全く同じシステムを搭載したEVのスポーツカーで、AIによるコンシェルジュ機能を使用して、走り好きのユーザーの楽しみをさらに引き出すことができる、ワクワクさせてくれるコンセプトカーです。

ホンダは2019年に、このアーバンEVコンセプトをベースにした市販車を、欧州市場に投入し、また2020年には日本でも販売を開始すると発表しています。そうなると、EVスポーツコンセプトの方も販売される確率は高く、この二台は、ユーザーにとってはとても楽しみなコンセプトカーです。

コンセプトカーはその後どうなるのか

各自動車メーカーが、モーターショーに出品するために製作したコンセプトカーは、出品が予定されている国内、海外を含めた各地のモーターショーへと運ばれて展示され、その後はメーカーの倉庫で一時保管されますが、ごく一部、博物館などに展示される場合を除いて、役目を終えたコンセプトカーの多くは廃棄され、処分されるといいます。

どうせ処分するなら購入して乗り回してみたい?

しかし車好きのユーザーは、コンセプトカーみたいな技術の粋を集めた貴重な車を、どうせ処分するなら購入して街中を乗り回したいと考えるでしょう。

ですが自動車メーカー側からすれば、コンセプトカーはそれこそ機密のかたまりで、情報漏えいの問題もあり、またショーに出品させるために特別にあつらえたボディパネルを始め、スペアなどがない一点物の部品で製作したコンセプトカーは、売却するにしても製品としての保証ができないため、日本みたいな量産車メーカーでは不可能でしょう。

コンセプトカーは販売されるのか

自動車メーカー各社が製作したコンセプトカーは、市販車開発のための試作車なども含めて、開発チームの重要機密のかたまりで、また、ほとんど手作りみたいな方法で製造されているため、部品の供給はもちろん、製品の安全性や信頼性といった保証ができないため、このようなコンセプトカーを一般のユーザーが購入することは不可能でしょう。

また完全に量産市販型の車が、コンセプトカーとして出品されている場合でない限り、このようなコンセプトカーが、たとえ市販を想定した試作車であっても、そのまま市販されることはありません。

コンセプトカーの内装について

モーターショーに出品されている、コンセプトカーといったショーモデルの中には、来場者にそのインテリアを公開している車もあります。

そういったコンセプトカーのインテリアは、どれも非常に前衛的で斬新な造形をしており、このような素晴らしいインテリアを持つ車が発売されるのかと、見る人をワクワクした気持ちにさせてくれます。

市販型ではより現実的なデザインへ

特に最近のモーターショーでは、最新鋭のマン・マシンインターフェイスを行う、大型ディスプレイを採用した車が多く展示され、特に2016年のパリサロンに出品されたレクサスのコンパクトSUV、「UXコンセプト」のインテリアは、これまで見たことのない、不ぞろいの多角形ディスプレイパネルで構成されたデザインで、周囲に大きな反響を呼びました。

しかし、このようなコンセプトカーの内装は、ユーザーにアピールするためのデザインスタディとしてつくられた物で、ほとんどが現実には機能しないハリボテの模型となっています。そのため実際に市販される車の物とは異なります。

2018年3月に市販型が発表されたレクサスUXも、以前のコンセプトカーの先進的なデザインをベースとして、より現実的なインテリアへと改装されています。

人と車の輝かしい未来を想像させるコンセプトカー

コンセプトカーについて、その魅力やメーカー別の車の特徴、モーターショーへの出品が終わった後はどうなるのかなどを紹介しました。

世界の自動車メーカーが技術の粋を結集して、開発されたコンセプトカーは、未来の車のあり方を具現した、それぞれのメーカーの先見性と、優秀な技術を、多くの人々に向けてアピールするための、特別仕立ての車です。

コンセプトカーには、各メーカーごとの車づくりの方針や、技術へのこだわりなど、独自のアイデンティティーが示されていて、ユーザーの目を存分に楽しませてくれます。

このようなコンセプトカーをユーザーが購入することは不可能ですが、ここに注ぎ込まれた多くの新技術や、新しいデザインコンセプトは、必ず市販車へとフィードバックされ、ユーザーへと届けられます。

あなたも各メーカーが開発したコンセプトカーに注目し、魅力的な新型車の登場を大いに期待しましょう。

初回公開日:2018年03月23日

記載されている内容は2018年03月23日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

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