ブレーキアシストの後付け方法・メーカー・仕組み・事故

ブレーキアシストの後付け方法

日に日に進化を遂げて、人間の及ばない場所を補ってくれるようになって来ている運転補助機能ですが、それにはさまざまな種類があります。たとえばハイビーム自動点灯やブレーキアシスト機能です。ブレーキアシスト機能とは、誤発進などを抑制するだけでなく、走行中の突然の障害物との接触を避ける機能だったりします。

最近発売された車にはほとんど搭載されていますが、ちょっとでも古い型の車だと、もう搭載されていません。しかし絶対に便利で安全性が上がるのでぜひ後付けしたい。今回はそんなときのブレーキアシストの後付け方法をお教えします。

Mobileye

ジャパン・トゥエンティワン株式会社で「Mobileye」という機能の装置が発売されています。この装置は、フロントガラスに取り付けた専用のカメラで、人間や障害物を検知したときに、警報音をならして衝突の危険性をドライバーさんに知らせてくれるものです。

また、ウインカーを出さずに車線変更をしても、警報音がなり危険を教えてくれます。ほかにも、設定しておいた車間距離を越えると警報音が鳴るシステムは、渋滞などでブレーキを踏む脚が徐々に離れていってしまい、ほんの少しずつ前に進んでいっているときにも、一定の距離をこえたら警報音がなります。

精度のいいカメラでブレーキアシストをしてくれて、他の機能も充実しており、なっとくの商品ジャパン・トゥエンティワン株式会社の「Mobileye」事故を起こす前に購入するのをします。

ブレーキアシストのある車のメーカー

それでは、続いてもともとブレーキアシストをつけている車を販売しているメーカーをご紹介します。ご存知の車種や、狙っている車種がでてきたら、よくよんで購入を決めてください。

トヨタ

トヨタのブレーキアシスト搭載機能の名前は「Toyota Safety Sense C」です。単眼カメラとレーザーレーダーを併用した検知センサーと、それに基づく統合的な抑制的制御により、事故につながる走行の回避や衝突被害の軽減を支援します。

ブレーキアシストは前の走行車をレーザービームと単眼カメラで検知し、約15km/h～140km/hの車速域で警報を発して回避操作をサポートしてくれます。そのとき、約30km/h～80km/hで走行中にブレーキを踏むと、そこではハイアシストなブレーキアシストが作動します。

この機能をトヨタでは「プリクラッシュセーフティシステム（レーザーレーダー＋単眼カメラ方式）」と名付けてあります。アクア、ヴィッツ、シエンタ、スペイド、ポルテなどのスモールカーにも搭載されています。

日産

日産では、「エマージェンシーブレーキ」というブレーキアシストを採用しています。

赤外線レーザーレーダーで前方の車を感知し、衝突の危険性があると判断された場合は、メーター内の警告灯とブザーでドライバーに危険をお知らせします。さらに、衝突の危険性があると判断された場合は、緊急ブレーキが発生されます。

また駐車操作など、停車から約10km/h以下の低速の走行時には踏み間違い防止のブレーキアシスト機能が作動します。アクセルとブレーキを誤って踏み間違えてもエンジン出力を落として、衝突の具合を軽減させてくれえる、安心な、緊急停止システムです。この機能は、運転席についている専用のスイッチボタンを押す事によって機能がONになります。OFFにすることも出きるので、不要なときは決しておきましょう。

スズキ

スズキの「デュアルセンサーブレーキサポート」というブレーキアシストは、フロントガラスに設置されている二つものセンサーで、障害物や車、人間を感知してくれます。夜間や近距離などにも強さを発揮するレーザーレーダーと人間を感知するのに最適な単眼カメラの組み合わせで、どんな危険も見逃しません。

また、ブレーキアシスト機能の一環として、誤発進抑制装置機能もあります。前方車両との距離が近いときにブレーキが緩むと、警報音とメーター、ヘッドアップディスプレイにて危険を教えてくれます。

作動にはいくつか条件がありますが、それでも無いよりは絶対に安全性が上がります。誰もが知っている「ワゴンR」などについているので、試乗などもしやすいのではないでしょうか。

ホンダ

ホンダでは、「衝突軽減ブレーキ」としてブレーキアシストを参入させています。ミリ波レーダーと、単眼カメラを組み合わせて前方の状況をドライバーへ検知させます。ディスプレイでの表示での危険回避や、踏んでいるアクセルを振動させる事によっての危険回避をうながします。

次にそれでもくるまが止まらないと判断された場合は、軽いブレーキングなどでドライバーに危険を知らせます。それでも止まらない場合は自動的にブレーキアシストが発動し、強いブレーキをかけて車を止めます。

これは「車は人が運転すべき」という考えをもとに、ホンダが研究に研究を重ねて提案したブレーキアシストです。f器回の性能に頼るだけではなく、人間のもつ危機管理能力を活かせるようなブレーキアシストとなっています。

三菱

「e-Assist」は三菱の提唱するブレーキアシストをはじめとする、安全機能たちのことです。先行車との距離が「急激に」縮まったときにブレーキアシストが発生し、事故の拡大を回避したり、未然に自己を防ごうとします。

フロントウィンドウに装備されたカメラユニットはLDW用で、高性能の上、曇りにくさや雨のなかでの走行も想定されて付けられています。赤外線レーザーレーダーは人間や近距離の車に反応するのが得意で、事故の抑制に繋がります。フロントバンパー・リヤバンパーに装着された「超音波センサー」は走行中、進行方向に現れる障害物につよく、ドライバーを安全にサポートします。

ブレーキアシストの事故例

スイスの一流メーカー、VOLVOでもブレーキアシストの事故は起こっています。

それは関係者を集めて行なわれた発表会のことです。ブレーキアシストを実践しようとして、人を前に立たせて車は発進しました。しかしいくら人に近づいても車のスピードは落ちること無く、そのまま人に衝突してしまいます。

ぶつかられた人は、突然の出来事に受け身をとることもできずに、車に乗り上げてしまっています。ブレーキアシストもまだまだ実装には向いていない一面を持っています。

ブレーキアシストの仕組み

ブレーキアシストの仕組みは各メーカーによって違います。

主な物は、レーザーレーダー、ミリ波レーダー、ステレオカメラ、カメラ、といったものを活用しています。こういったセンサーが、つねにブレーキを監視し、状況に応じた設定で動いてくれるのがブレーキアシストです。

ブレーキアシスト付きの車種

ブレーキアシストつきの車種をご紹介します。これで選択の幅をせばめて、よりいっそう具体的にブレーキアシストつきの車の購入を検討してください。

nbox

nboxにはブレーキアシスト以外にも、便利な機能がたくさんついています。例えば、のぼりの坂道で停車から発進したいとき、ブレーキからアクセルへの踏み代え時に、車が一瞬うしろへと下がります。そのときうしろに後続車がいたら、と考えると怖くありませんか。これを回避するために、nboxは1秒間、「車が後退しない機能」をつけました。これは初心者さんにはとくにうれしい機能です。

また、後続車が、nboxのブレーキアシストで追突事故を起こしてしまわないように、急ブレーキを教えるハザードランプも搭載されています。これにより後続車の危機管理もたかまります。

ブレーキアシストで安全意識を持とう

ブレーキアシストは確かに便利な機能ですが、それに頼ってしまうと、本当の危険回避はできなくなってしまいます。人間の持つ危機回避能力が失われてしまわないように、自分で管理をすることも忘れてはいけません。

あくまで人間のサポートなのだということを忘れず、適切にブレーキアシストを使用していってください。