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2018年11月21日

伝説の名車・コスモスポーツ|コスモシリーズの歴史を振り返る

マツダのコスモスポーツは日本の自動車歴史上で欠かすことができない車の一つです。世界初の量産ロータリーエンジンを始め、デザインも未来的で日本及び世界に衝撃を与えた車です。そんなコスモスポーツに焦点を当てて、この記事では歴代のコスモに迫っていきます。

伝説の名車・コスモスポーツ|コスモシリーズの歴史を振り返る

伝説の名車・コスモスポーツとは?

伝説の名車・コスモスポーツ|コスモシリーズの歴史を振り返る

マツダ・コスモスポーツは1967年に販売開始された日本を代表するスポーツカーです。今でも根強いファンがおり、ヴィンテージカーとして非常に人気のある車です。コスモスポーツはかなり洗練されたデザインとなっており、流れるようなデザインが特徴です。

また何と言ってもコスモスポーツは世界で初めての量産型のロータリーエンジンを搭載した車でもあります。

マツダ・コスモシリーズの初代車種

マツダの初代コスモスポーツは今でも絶大な人気のある車です。メーカーがレストアしたり、有志が集って車の現存をしたりと、動態保存をさせるほどです。

この車は世界初の量産型のロータリーエンジンを搭載しており、今のマツダの歴史をを作った一台でもあり、世界の車の歴史からみても非常に貴重な車です。

というのも、さまざまなメーカーがロータリーエンジンの開発をしていましたが、どのメーカーも量産できるまでには至りませんでした。

またロータリーエンジンを作れたとしても、信頼性が低く、実用までには至りませんでした。しかしマツダは研究に研究を重ね、世界で初めてロータリーエンジンを搭載した車の販売ができるようになりました。その車がまさにコスモスポーツなのです。

コスモスポーツの5つの特徴

コスモスポーツには他の車にはない、いくつかの特徴があります。今の日本の車にも当てはまる部分もありますが、この車が発売されたのは1967年です。当時としてはかなり異端な車でした。その特徴をいくつか挙げて見ていきましょう。

世界初量産型ロータリーエンジン

何度か書きましたが、コスモスポーツの一番の特徴とも言えるのがロータリーエンジンです。海外の自動車メーカーから国産メーカーまで、研究をしましたがどのメーカーも研究は座礁しました。

マツダがすごいのは、このロータリーエンジンを最初に載せたのが大衆車にではなく、スポーツカーに載せたということです。このことでマツダのブランドイメージを確立し、ロータリーエンジンの素晴らしさの認識と他のメーカーができなかったことのアピールにつながりました。

また量産が可能になったのは、10万キロにも及ぶ耐久テストが行われましたので、信頼性も得ることになりました。

モーターのような滑らかなエンジン

レシプロエンジン(往復縦運動を回転運動に変換してエネルギーを生む)に比べ、元々回転運動でエネルギーを生む仕組みなので、非常に滑らかにエンジンが回ります。

マツダのロータリーエンジンは高回転まで非常にスムーズに回り、モーターのように滑らからに動くと言われています。今は電気自動車で実際にモーターが使われていますが、このフィーリングは50年以上前のコスモスポーツで体感ができます。

マツダは2012年にロータリーエンジンを搭載している車の販売を辞め、終焉を迎えました。しかし現在でもロータリーエンジンの研究が進められていますので、ロータリーエンジンファンは販売再開を楽しみにしている状態です。

独特なデザイン

コスモスポーツは非常に低重心なデザインとなっており、このデザインが実現可能になったのはまさにロータリーエンジンの省スペースなことが大きな影響と言えます。

スポーツカーは速くは走る必要があるので、空気抵抗などを極力減らさなければいけません。また高速域で車を安定させなければいけないので、重心を低くしなければいけません。そんなロータリエンジンとデザインが利に叶っており、独特なデザインとなりました。

職人の手作り

コスモスポーツは世界で初めての量産型ロータリーエンジンとは言っても、現代のような車を量産できるシステムが整っているわけでもないので、一つ一つが職人の手作りでした。ボディも一つ一つ職人がハンマーで叩き、美しい流線型を作り出しました。

また、ロータリーエンジンは非常にデリケートで職人の技術が要される部分なのですが、量産にできるほどマツダは高い技術を持った職人を抱えていたということです。

コスモスポーツは超高級車

コスモスポーツは当時の価格で145万円でした。現代に換算すると1600万円ほどになり、60年代当時としては超高級車でした。

その理由は先ほども書きましたが、職人が一台一台作っているのでどうしても価格が高くなってしまいます。

しかし自動車メーカーはこのようなスポーツカーを販売することは非常に大事で、スポーツカーはその自動車メーカーが持っている技術の結晶と言える存在です。

欧州のメーカーなども高い技術を集結させたスポーツカーを必ず作ります。普通に車を乗るのであればハイパフォーマンスな車は必要ないですが、マツダはコスモスポーツでブランド形成として超高級車にしました。

コスモスポーツは今でも手に入る?

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気になるのは、今でもコスモスポーツは買えるのか、という部分です。結論から言いますと購入可能です。

中古車販売のお店やカーコレクターなどの個人売買までコスモスポーツは購入可能です。しかし、50年以上も前の車なので状態をよく見なければいけません。そのため専門的な知識が必要になります。

その他のコスモシリーズ車種

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初代のコスモスポーツの他にもマツダはコスモスポーツの販売をしていました。初代のコスモスポーツを受け継いで、全モデルロータリーエンジンが搭載されておりますので、少しでもコスモスポーツの技術などを体感したい人におすすめです。

2代目:コスモAP

初代のコスモスポーツから三年後に販売されたのがコスモAPです。

初代のコスモスポーツと変わらず、高級スポーツカー路線で売り出し、ハイパフォーマンスカー人気になりました。また時代のニーズに合わせ豪華な装備を搭載した車でもあり、初代コスモスポーツとは違う雰囲気になったのが2代目コスモになります。

コスモL

コスモLはコスモAPのラグジュアリーとして販売された車です。コスモAPと見た目は変わらないのですが、コスモ「L」はラグジュアリーの頭文字なので、ラグジュアリースポーツカーとしての位置付けになる車です。

またコスモAPとLには新たにレシプロエンジンが設定されるようになり、ロータリーかレシプロエンジンの選択が可能になったのも話題になりました。

3代目・コスモ

3代目コスモは同時期に販売されていたルーチェという高級セダンと姉妹車になりました。なのでコスモの走りをセダンで味わいたい人はルーチェに乗り、クーペとして変わらずの走りを楽しみたい人はコスモに乗るという形成になりました。

またこのモデルから世界初のロータリーターボエンジンが搭載されました。このエンジンが非常に高性能で、各メーカーに影響を与えた車でもありました。

4代目・ユーノスコスモ

ユーノスという名前はマツダが販売拡大を狙った名称の一つで、他にもアンフィニと言った名前もあり、マツダは車の販売をしておりました。

この代のコスモも変わらず、ハイパフォーマンスカーとして位置づけされており、高い運動性能を誇った車でした。また3ローターエンジンにターボが搭載され、非常に滑らかな走りを実現しましたが、燃費に大きな影響を与えてしまう結果となってしまいました。

コスモスポーツは日本の名車の一つ

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初代コスモスポーツの登場は世界にあまりにも強烈な衝撃を与えました。ロータリーエンジンもデザインも全てが新しい存在だったからです。

今でもこうして話題にされるほどの車であるコスモスポーツは、それだけ人々の心に焼き付いているということです。

また現在マツダはロータリエンジンを販売はしておりませんが、今後電気やモーターと組み合わせて販売されるという話もあります。

マツダのブランドを作り上げたロータリーエンジンの今後にも目が離せませんし、ロータリーエンジンの復活があるとすれば、「コスモ」の名前が付いた車の復活も考えられますので、今後のマツダの情報にも目が離せません。

コスモスポーツを知ることは、世界中の職人たちができなかったことを成し遂げた、日本人の技術の高さを知ることにも繋がります。今後もマツダの技術の高さに目が離せません。

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