スノーボードの長さの選び方・長さの違いによる特徴7つを紹介
更新日:2024年08月08日
スノーボードの長さ
スノーボードの長さは、身長や錬度によって適切なものを選ぶ必要があります。長さが合っていないと、曲がりにくかったり、制御できない程のスピードが出る事もあるので慎重に選ぶ事をおすすめします。
ここでは、初心者向けのスノーボードの選び方と、身長とスノーボードの長さの関係をご説明いたします。
初心者向けのスノーボードの選び方
初心者に向いているスノーボードは、身長から計算して10cm~15cmほど短い板です。スノーボードを立てた時に、自分のアゴに近いぐらいが適切な長さとなっています。
ただし、体重が重い人はスピードが出やすい傾向があるので、目安の数値より長めにしても構いません。長い方が安定性がよく、板が暴れにくいからです。
また、柔らかい板の方が取り回しが良いため、ある程度無理矢理でも動きやすいので、初心者におすすめです。
身長とスノーボードの長さの関係
身長とスノーボードの長さは、滑りやすさに直接関係しています。身長に合っていないスノーボードを使うと取り扱いが難しく、上達の妨げになります。
買う前にゲレンデレンタルで色々な長さのスノーボードを試してみて、自分が滑りやすいと思う長さの物を選ぶ事をおすすめします。
スノーボードの長さの違いによる特徴7つ
スノーボードは、長さによって色々な特徴を持っています。長い板と短い板両方にそれぞれ優れている点、問題点があるので、どちらの方が良いとは一概には言えません。
ここでは、自分のスタイルに合ったスノーボードを選ぶ際に役立つ、スノーボードの長さによる特徴の違いを、7つご紹介いたします。
長いスノーボードの特徴
長いスノーボードは、スピードがでやすく、スピードが出た時に安定感があるといったメリットと、取り回しが悪いというデメリットがあります。また、派手な動きがし辛いため、人によっては物足りなく感じる事もあります。
このような長いスノーボードの利点と欠点を、詳しく解説していきます。
特徴1:安定している
長いスノーボードは滑っている時に板がブレにくく、安定しているのが特徴です。初心者は特に、板がグラグラと揺れると恐怖心を感じ、パニックになって転んでしまいがちです。
長い板なら、スピードが出ても板が暴れにくいので、冷静に減速やターンに入る事ができます。
特徴2:小回りがきかない
長いスノーボードは安定性がある反面、小回りが利きづらく、ターンが難しくなる傾向があります。ゆったりとしたカーブは問題ありませんが、連続して何度も小さくターンするような使い方には向いていません。
小回りが利かないのはデメリットではありますが、のんびりと大回りで滑るスタイルの人は安定性の方が重要なので、長めの板を買う事をおすすめします。
特徴3:スピードが出る
長いスノーボードは雪面との設置面積が大きいので、どうしてもスピードが出ます。スピードが出ると爽快感が増すのでメリットとも言えますが、暴走してしまわないように注意が必要です。
初心者の方は、長い板はスピードが出やすいという事をしっかりと覚えておき、こまめな減速を心がけて下さい。長い板はスピードが出ても安定するとはいっても、過信し過ぎないように注意が必要です。
特徴4:トリックがやりにくい
長いスノーボードは、トリックを行うには向いていません。トリックとは、スノーボードを回転させたり、片側を浮かせたりするテクニックです。
長いスノーボードは取り回しがよくないので、板を浮かせたり回すのに強い力を必要とします。脚力に自信があるなら、長い板でもトリックは可能ですが、弱い力でも派手な動きを楽しみたいなら、短いスノーボードを選ぶ事をおすすめします。
短いスノーボードの特徴
短いスノーボードは、長いスノーボードより取り回しが良い事がメリットですが、スピードがでにくく、安定性に欠けるデメリットを持っています。
極端に短いスノーボードで無ければ初心者が扱うのにおすすめであり、短い板には長い板に負けない魅力があります。短いスノーボードの特徴を、詳しく解説します。
特徴1:不安定になる
短いスノーボードは、スピードが出た時にブレやすく、不安定になります。スピード自体は長いスノーボードと比べて出辛いですが、それでも斜面に対して真っ直ぐになると、制御できない程のスピードが出る事はあります。
短いスノーボードを使う際は、小回りが利く事をいかして、頻繁にカーブをしながら減速する事を心がけましょう。
特徴2:板の操作が簡単
長さが短いスノーボードは軽く、少ない力でも操作が簡単なものが多いです。持ち運ぶ際にもかさばらないので、車に乗せるのに便利です。
体の動きに対して板が素直に反応してくれるので、慣れてくると自分の思うまま動かす事ができます。上達を実感しやすいので、練習するのが楽しくなります。
特徴3:トリックはこなしやすい
短いスノーボードは軽いので、板の片側を浮かせたり、飛び跳ねながら回転するようなトリックがやりやすいです。スノーボードの花形であるジャンプや、グランドトリップを好んでする人に、特におすすめです。
のんびりと斜面を滑りたい人は長い板を、ゲレンデで派手な動きをしたい人は、短い板を選ぶようにしましょう。
これからスノーボードを始める人に役立つ本をご紹介
スノーボードを始めたい人に、必要な知識を授けてくれる本です。実際にスノーボードを始めるにしても、何から練習すればいいのか分からなければ中々上達はしません。
ゲレンデに行く前に、知識を身に付けて、スノーボードの滑り方をイメージしておきましょう。
長さ以外の注意点
スノーボードには、長さ以外にも、滑りやすさに直結する注意点があります。スノーボードを購入する際、一番重要視する点は長さですが、幅、硬さによる特徴の違いを理解しておけば、より目的に合わせた板を選ぶ事ができます。
こちらでは、スノーボードの幅と、硬さによる違いも解説しておきますので、参考にして下さい。
スノーボードの幅
スノーボードを購入する際に知っておいた方がいい事は、幅が広いと安定性が増し、狭いと取り回しがよくなるという点です。
長さよりも重要度は低いですが、足が大きい場合や、小さい場合は注意が必要です。足が大きいのに幅が狭い板を選ぶと、雪面に足が当たる事があり、滑りにくくなります。逆に、足が小さいのに幅が広い板を選ぶと、取り回しが悪くなってしまいます。
自分の足の大きさに合わせて、適切な幅の板を選びましょう。
スノーボードの硬さ
スノーボードは、硬い程スピードに乗った時の安定性がよく、柔らかい程曲がりやすくなります。硬い板はターンが難しく、高い技術が必要となるので、初心者には向いていません。
柔らかい板は、スピードが出た時に暴れやすい傾向がありますが、ショートターンには適しています。軽い力でも動かしやすいので、初めてスノーボードをする時は、柔らかい板を選ぶ事をおすすめします。
スノーボードの長さによる特徴を覚えておこう
スノーボードの長さによる特徴の違いを覚えておけば、自分にもっとも適したスノーボードを選ぶ事ができます。自分で購入する時だけでなく、レンタルする際にも役立ちますので、家族や友人と一緒にゲレンデに行った際にアドバイスをしてあげましょう。
特に、初心者と一緒に行く際は、長い板より短めの板を選んでもらう事をおすすめします。自分の思うままに板を動かす楽しさを知ってもらえば、スノーボードを好きになって貰えます。
自分に合ったスノーボードで楽しもう
スタイルに合った長さのスノーボードを選ぶのは、上達するために最も重要な事です。合わない板を選ぶと、いつまでも上達せず、スノーボード自体を諦めてしまう事にもなりかねません。
スノーボードは、やればやるほど上達していく物です。自分にとって一番良い板を選んで、スノーボードライフを楽しみましょう。
以下に、滑り方のコツと、板を選ぶ際におすすめのブランドを紹介した記事を載せておきますので、併せてご覧下さい。
初回公開日:2017年11月14日
記載されている内容は2017年11月14日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。