カイエンの燃費は良い?悪い?|タイプ別燃費比較
更新日:2024年07月28日
カイエンとは?
2002年にポルシェが出した初めてのSUVで初期型が955型で2006年から2010年までのカイエンが957型で2010年から2014年までのカイエンが958型で現在は958型後期となっています。カイエンという名はカイエンペッパー(赤トウガラシ)からきているといいます。
このカイエンは痛快、冒険心、生きる喜びをコンセプトに制作されました。ポルシェのスポーティーな走行性能にハンドリングとSUVの外観でとてもが高い車種です。もちろんSUVなのでオフロードにも対応しいているのも魅力です。パワフルかつスポーティーな走りを実現させたのがこのカイエンです。
カイエンの燃費は良い?悪い?
カイエンの燃費はポルシェジャパンがカタログで公表しているのが(7.4~9.9km/L)となっております。この数値を見て良いのか?悪いのか?判断されるのは購入者それぞれですし、運転の仕方で燃費も変わってきます。近年の国産の車種と比べると少し燃費は劣りますがさすがはポルシェというところでSUVとは思えないスポーティーな走りと滑らかなコーナリングとハンドリングで乗る人を魅了し飽きをこさせない仕上がりになっています。
そして、カイエンには様々なタイプが用意されています。タイプが違うと燃費は変わってくるのかを見ていくとともに簡単な紹介をしていきます。
カイエン・ディーゼルの燃費
カイエン・ディーゼルは日本には正規輸入されていないタイプです。ドイツではカイエン・ディーゼルがほとんどです。最高速度214kmというディーゼルらしからぬパワフルな走りをしてくれるのと燃費の良さでコストパフォーマンスがありながらもパワフルな走りを楽しめるディーゼルはこのカイエンだけです。
燃費の方を見ますと平均約9.8km/L程度とかなり燃費のいいほうです。ポルシェジャパンはなぜこのコストパフォーマンスのいいカイエン・ディーゼルを輸入しないのか気なるところではありますが近年の日本のエコ活動を考えれば輸入されるのも近いと思います。
カイエン・ターボの燃費
カイエン・ターボの燃費は先ほどのディーゼルと比べると劣ります。ターボなので燃費面では仕方がないのですが最高速度は278kmとディーゼルを余裕で上回っています。日本では278km出せる道路がないのですがターボがついてるだけで少し優越感に浸れます。気になる燃費の方は平均約7.15km/Lと少し落ちますが、スムーズな走り出しとダイナミックな加速を体験できます。
カイエン・ターボSの燃費
先ほどのカイエン・ターボの走りをさらに向上させたターボSはなんと最高速284kmです。加速力もありSUVというよりもはやスポーツカーです。カイエン・ターボSに乗ってサーキットに行けるのではないのか?というくらいです。気になる燃費は平均約7.13km/Lとカイエン・ターボとそこまで変わらない燃費性能になっています。
カイエン・SEハイブリットの燃費
カイエン・SEハイブリッドは電気モーターを搭載されています。ハイオクガソリンでの燃費が平均約9.35km/Lほどです。ハイブリッドでこれ?と思う人もいると思いますが電気モーターでの走行も可能なので電気モーターとの燃費を合わせると約この9.35km/Lの倍の数値になることが実証されています。
それにカイエン・SEハイブリッドは家庭用コンセントでも充電ができ走行中に充電が切れそうになると自動でガソリンモードに切り替えてくれるので安心して走行できます。18.70km/Lほどの脅威の燃費と家庭用コンセントで充電できるという便利さを兼ね備えたまさに次世代車です。
カイエン・GTSの燃費
走ることに着目されたカイエン・GTSはスポーツシートを適用され、足回りがカスタムされスポーティーさを全面に押し出されて内装も外装もまさにスポーツカーを意識しています。燃費の方は平均約8km/Lとカイエン・ターボやターボSよりは良いです。
カイエンの実際の燃費は?
上記でカイエンの燃費について説明しましたが、実際に走行して感じる燃費は違います。カタログに記載されているのは、テスト走行で完璧な状態かつ安定走りのできるサーキットなどで検証されたものですので実際の道路は信号もあるし、危険感知での急ブレーキなど様々なアクションが起きます。
車の部品は消耗品などもありますので、毎日乗る人であれば必ず部品は消耗していきますし、乗らない人でも部品は多少でも消耗していきます。そのため実際の燃費というのはカタログよりも誤差が出てきます。実際の燃費を紹介しますと平均約6.0~6.2km/Lほどです。カタログ表記より少し落ちました。
ですが、ハイブリッドのカイエン・SEハイブリッドだけは、この実際の燃費の数値を2倍ほど超えてくるずば抜けた燃費性能です。他のSUV車でも10km/Lを実際の燃費で超えてくるのはそうないです。
カイエンの燃費向上させるには?
カイエンに限らずですが運転の仕方次第で燃費は大きく変わってきます。急ブレーキをしていないか、急発進していないか、アクセルを安定させて運転できているかなど運転面でも少し気を使えば多少でも燃費は上がります。またタイヤの空気圧も重要ですし、オイル交換も定期的に行い車ばかりに頼らずメンテナンスもしっかり行えば自然と燃費も上がります。
でも、なかなか毎日のメンテナンスなんてよほどの車好きでないとしないですし、自宅に工具がそろっている家庭なんて極稀なので目安として1ヵ月に1回はディーラーもしくは最寄りのカーショップにて点検していただけたら良いかと思います。せっかくの高級車なのでメンテナンスを怠らず綺麗に保ってあげると確実に燃費向上に繋がります。
カイエンオーナー様の実際の声
実際乗ってみないとなんとも言えないのが車です。実際に乗っている人に聞いてみるのが1番早いし確実です。感想などは人それぞれですが実際のオーナー様の声を簡単にまとめてみましたので購入の参考にしていただければ幸いです。
思ったより燃費は悪くない
「実際に走った感じ燃費はそれほど悪くない感じがしたし、むしろ良い方だと思いました。」「走り出しがすごくよくハンドリングも素晴らしい。さすがポルシェ」「スポーツかに負けないくらいの走り出しコーナリングでスポーツカーになってるみたい。それでいて燃費もきにならない」など実際に声を聞いてみると高評価ばかりでさすが高級メーカーポルシェといったところです。
燃費を気にしないほどの操作性
「他のSUVに比べて抜群の操作性で運転していても飽きがこない」「911が欲しかったが家族もいるためカイエンを購入しましたが抜群の操縦感で全く後悔していません。」「ここまでのSUVはなかなかないです。スポーティーにかつパワフルな走りを見せてくれるのはカイエンだけです。」皆様の声を聞いても操作性と走行感はやはり素晴らしいという声が多いです。
カイエンの燃費の総合評価
燃費は良いのか?悪いのか?を総合的に見てきてどうでしたか?実走行6.0~6.2km/Lほどの燃費で良い方だと思われた方もいれば悪い方だと思われた方もいると思います。元々スポーティーなSUVで走りを追及してきているポルシェなので燃費性能の方はそこまで気にして作られていないのだと思います。
それでもこの燃費ならものすごくクオリティーが高い燃費性能でもあります。又、今回紹介した燃費の数値はあくまでも目安で乗り方次第でもっと向上しますし、手入れを欠かさなければ必ず燃費は上がります。これから購入する人にとっても、購入を考えている人にとっても、カイエンという車種に興味がある人にとって少しでもお役に立てれる記事になれば幸いです。良いカイエンと巡り合えることを願っています。
初回公開日:2017年08月04日
記載されている内容は2017年08月04日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。