RX-8の維持費は安いのか？学生でも大丈夫？年間維持費やタイプ別維持費を比較

マツダRX-8の維持費は安い？

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車好きなら一度は必ず憧れたり興味が湧くのがこの「RX-8」でしょう。おにぎり型のマツダロータリーエンジンを搭載している最後のスポーツカーです。ロータリーエンジンは車好きであればそのサウンドが耳から離れないでしょうV8やV10とも違い、直列4気筒エンジンとも違います。全く違ったサウンドながらも乗りたいと思わせるサウンド特徴的です。

そのようなマツダが誇るスポーツカーのRX-8ですが、気になるには維持費ではないでしょうか。ロータリエンジンの特徴は、ものすごく怒涛の加速を見せるけど、燃費が悪いということで有名です。燃費が高くてスポーツカーというと維持費はどれだけなんだという疑問が出てくるでしょう。そんなRX-8の維持費に関する疑問を解決していきます。

RX-8の特徴

まず維持費のご説明の前に、マツダが誇るRX-8について少し解説していきます。マツダのRX-8は2003年に市場に出ることとなり、当時マツダではRX-7も新車を製造していないため、ロータリーエンジンのファンにはたまらないほどの期待を胸に発売されました。当時はついにマツダのロータリーエンジンが復活しと騒がれたものです。

RX-7は有名な漫画である頭文字Dで有名に火がついた車両です。トランクは小さく2シーターのTHEスポーツカーでした。暴力的な加速で軽量ながら凄まじいパワーを誇るスポーツカーです。その後継車種として誕生したのがRX-8でした。

使い易く現代のスポーツカーとなったRX-8

現代のスポーツカーは必ず4シーターがーとなっていますよね。2シーターの車は本当に趣味の車となっていますので、なかなか売れません。もともとRX-7の時は2シーターでしたが、RX-8はより実用的なスポーツカーとするために、4シーターを搭載しました。実用的に使うという観点で、通常のスポーツカーは後列の席に座ることが非常大変でした。

そのような悩みをRX-8は解消しています。なんとドア観音開きになるのです。見た目では本当にわからないですが、フロントのドア開けるとリアのドア開けることができるようになるのです。当時では斬新なアイディアでありましたが、このアイディアがになった一つの理由ではないでしょうか。

RX-8の年間の維持費 保険料は？

維持費で気になる気が保険料です。これは自身で任意で加入する任意保険をさします。
任意保険には色々な種類があり、対人対物以外にも特約を付けたり付けなかったりで金額が大幅に変わっています。今回は対人対物は一般的な無制限とし、車両保険も入っている条件です。以上の条件で年間約80000円。

これが安いか高いかと言われると、スポーツカーになるので保険屋も事故の可能性が大きくなると見込みますから、通常高く設定します。一般的なファミリーカーはもう少し安くなることが一般的です。

なお、保険に関しては年齢も関係してきます。年齢が若ければ若いほど保険の等級が下なので保険料が高くなる仕組みになっています。熟練ドライバーなんかは保険料が安くなるように設定されているのです。

RX-8の維持費はどれくらいかかるのか

では早速気になるRX-8の維持費に関してご紹介していきます。一般的に維持費と言われる項目は以下が挙げられます。
・車検の手数料や点検費用
・自動車税
・自賠責保険
・任意保険
・消耗品 タイヤ、オイル等
・ハイオクガソリン
・駐車場代

これらはどんなに乗らなくても必ずかかってくる維持費です。それではRX-8を乗るにあたり、年間と月間でどれくらいの維持費がかかるのかを見ていきましょう。

RX-8の年間の維持費 【車検】

それでは早速年間の維持費を試算していきたいと思います。まず一番気になる車検です。車検はユーザー車検とディーラー等の店舗に任せ車検があります。今回は一番安い車検としてユーザー車検に出す想定で試算をしていきます。

車検代：27500円(一年分です。実際は2年に1回なので、一度に倍の55000がかかります。)
自動車税、自賠責保険：65000円
税金で年間92500円かかってきます。

92500円が高いか安いのかは後程解説していきます。

RX-8の年間の維持費 【ガソリン代】

スポーツカーを乗る上で一番気になることはガソリンではないでしょうか。ハイオクで飛ばし走ったらそれはもう金食い虫になること間違いなしです。ここでは一般的な燃費で計算をしますので、通常の交通ルールを守った運転をしている場合に限ります。

RX-8の平均燃費は8km/Lです。これはスポーツカーで標準的な数値でしょう。そして今回は年間5000km走行したと仮定します。ハイオクはガソリンの中で一番高いので、160円/Lと仮定しましょう。この設定で大体100000円となります。走行距離5000Kmは少し少ない数値ではあります。週末のドライブ程度にししか使わない時は大体このくらいでしょう。

ただ普段足に使っている場合は、10000Km、15000Kmと伸びるとその分ガソリン代が高くなります。あなたの使う想定により算出した方がいいでしょう。

RX-8の年間の維持費 【メンテナンス代】

メンテナンスで欠かさずやった方が良いものは、エンジンのオイル交換でしょう。これは3000Kmか半年に一回は変えることをも進めします。通常、ファミリーカーであれば年一回や車検の時に交換でも問題はありません。

しかしRX-8は高出力のエンジンを搭載していますので、長く乗ることを考えるのであれば安いオイルでもこまめに交換することをします。
オイル交換代としては1回10000円。

オイル交換の時に2回に1回はエレメントと言ってオイルの中の大きなゴミなどを取るものがあるのですが、それも交換する必要があります。エレメントを含めると大体15000円になりますので、年間で25000円がかかることになります。作業されるお店や自分で作業するのかどうかによっても大分左右されますので、ご注意ください。

RX-8の年間の維持費 【駐車場代】

持ち家の方は心配はいらない項目ですが、学生や独身の方はほとんどが賃貸に住んでいますから、駐車場を借りる必要があります。駐車場も都内と郊外でかなり変わってきます。

都内の相場は大体月30000円です。年間でいうと360000円になります。郊外であればその半額の月15000円となります。年間でいうと180000円となります。駐車場代が月の負担の中で一番大きいものとなります。

RX-8の年間の維持費【その他】

RX-8はスポーツカーです。スポーツカーに乗るからにはカスタムしたいと感じるかと思います。カスタムの仕方によってもかなり金額が変わりますが、代表的なところでいくつか解説します。

代表的なのはマフラー、ホイール、エアロパーツです。一つづつ解説していきますと、マフラーは特注で作るものとメーカー既製品があります。メーカー既製品の方安価です。また、マフラー全体(エンジンから出口まで)を変えるもの、中間から出口を変えるもの、出口のみを変えるものなどがあります。出口を変えるものであれば非常に安価です。大体5万〜10万くらいでしょう。取り付け工賃が3万前後として15万あれば交換は可能です。

次に気になるのがホイールです。ホイールはインチ数や太さにより大きく値段が変わってきます。18インチから19インチがカスタムするスポーツカーでは一般的なサイズです。メーカー既製品で安いものであれば4本で10万あれば買えるのでしょう。高いと一本8万などと言った金額のホイールもあります。

今回は4本で10万と仮定します。さらにタイヤは別料金です。タイヤもスポーツカーに乗って
いる限りは安価なアジアンタイヤもやめた方が良いでしょう。一般的な国内メーカーは一本2万です。

合計すると部品で18万円かかることになります。さらにホイールにタイヤを組み付ける料金、既存のタイヤを外してカスタムホイールに付け替える料金がかかります。大体3万と仮定し、合計は21万円となります。

最後はエアロパーツです。エアロパーツもピンからキリまであります。フルエアロにするのか部分的にフロントにつけるリップスポイラーやリアスポイラーをつけるのかでも変わります。

リップスポイラーは大体3万前後が多いですから、それを板金屋でつけると3万から5万でしょう。8万くらいは覚悟しておいた方が良いと思います。

RX-8の年間の維持費の合計は？

以上が大体想定される維持費です。合計は約47万円です。年間でこれだけの金額が払えなければ、スポーツカーには最低限乗れないでしょう。RX-8はスポーツカーなのでメンテナンスは高いからやめておこうなんていう考えは良くありません。タイヤは命に関わりますし、エンジンオイル車の寿命にも関わります。事故を起こさないためにはメンテナンス欠かせません。

RX-8の月間の維持費は？

先程年間の維持費をご紹介しました。月間はその数値を１２分の1すれば良いのです。47/12=3.9万円になります。この維持費で毎月3.5万円かかるわけではなく、平均で2.5万円なのです。以外に安いと思われたかもしれません。RX-8というスポーツカーを所有するのに2.5万円で済むのですから。

これに加えカスタム費用は別になりますので、お小遣いの少なサラリーマンなどはカスタム費用を捻出するのは少し難しいでしょう。

RX-8の維持費は学生でも大丈夫か

よく質問するインターネットサービスなどで学生だけど維持できるのかという質問を見かけます。学生でもアルバイト収入が大きい方は維持費を問題なく払うことができるでしょう。
また、実家にお住いの方も同様に払えることができます。

一方、一人暮らしされている方はどうでしょう。日々の生活費や家賃などを払った上でRX-8の維持費払うとなると少し厳しいのが一般的です。

少しシミュレーションしてみます。RX-8を購入する場合、学生ならローンになると思いますので、ローンで1万円だと仮定した場合、家賃約6万、食費3万、光熱費携帯代2万、諸々の交通費や洋服など買ったりする雑費3万だとします。その上維持費がかかると合計が約19.万円です。高卒の企業の月収が大体このくらいですから、アルバイトでは掛け持ちをしたりしない限りはこの金額は難しいのではないでしょうか。

実家住まいで親が車を買ってくれた場合では、維持費が安くなる上生活費などがかかりませんし家賃もかかりません。携帯代、雑費と維持費で9万くらい。これであればなんとか維持できます。しかし学生は本業が学業です。RX-8を維持するためにアルバイトを頑張るのは少し違いような的外れと指摘されてしまうことは覚悟しておきましょう。

RX-8の維持費を比較

では次にRX-8の維持費をお比較してみます。今の軽自動車との比較です。
軽自動車は維持費が本当に安いです。月に約24000円です。またフィットやスイフト、ヴィッツなど、1500ccのコンパクトな自動車であれば維持費は約28000円です。アルファードなど、ミニバンでも高級なもので4万円です。

比較するとよくわかりますが、RX-8を所有するということは維持費が高級ミニバンくらい位かかるといいことです。さらに今回のRX-8の維持費は走行距離を短く設定しています。同じ一万キロで計算するとアルファードよりも高くなるのは目に見えています。

RX-8 スピリットRの維持費は？

RX-8のスピリットRでは、どのくらいの維持費になるのか考えてみます。基本的にどのグレードでも重量税や、自動車税は同じです。ちがうものは燃費が違ってきます。

先ほどの説明では平均燃費が8km/Lとお話ししましたが、メーカーのカタログ値では、このグレードは9km/Lです。実際に走ると8km/Lから、7km/Lになるでしょう。7km/lで年間5000kmだとすると、年間114,285円になります。年間で11,400円の増額になります。

RX-8 タイプE、タイプGの維持費は？

タイプEは燃費がカタログ値では9km/Lとなっています。この数値はスピリットRと同じなのです。また、スピリットRとも重量税やその他の費用は全く同じですから、年間の維持費は同じになってきます。

RX-8 ベースモデルの維持費は？

ベースモデルはどうでしょうか。ベースモデルも税金関係は同じ金額です。違うものはやはり燃費。一番下のモデルということもあり、燃費はカタログ値で10km/Lとなっています。実際は9km/Lというところです。これを年間5000kmで計算すると89,000円になります。スピリットR、タイプE、タイプGと比べると、燃費だけで年間25,000円も変わってきます。燃費を気にされる方は、ベースモデルが適しています。

RX-8の所有は簡単ではない

いかがでしたでしょうか。

RX-8の維持費を紹介しましたがこの維持費を見てどう感じたでしょうか。RX-8はスポーツカーなので趣味志向の強い車です。本当に好きでないとRX-8の維持費はなかなか払い続けることは難しいでしょう。金銭的に余裕のある方はもちろん乗っていただいていいのですが、家族がいて収入があまり良くない方は控えておいた方無と言えます。

RX-8は維持費さえ払えればとても魅力的な車です。RX-8のファンは維持費が気にならないくらい魅了されていることでしょう。RX-8を買うか迷われている方がいるのであれば、ご家族の方の同意を得た上でご購入をお検討されることをいたします。