Search

検索したいワードを入力してください

【2017年最新版】軽自動車と普通車の維持費を比較│中古車の場合は?

更新日:2024年07月29日

軽自動車と普通車の維持費を税金や保険、駐車場代、ガソリン代、消耗品などから、年間どのくらいの維持費が必要なのか調べてみました。軽自動車と普通車の維持費の中には、削ることの出来る項目がいくつかあるので、是非、見直してみてはいかがでしょうか。

Noimg

2017年最新版軽自動車と普通車の維持費を比較

車は欲しいけれど、維持費がかかるかと諦めているという方もいらっしゃると思います。
若者の車離れが進んでいますが、都心に住んでいない限り、やはり車があるとその便利さを感じてしまいます。都心に住んでいれば公共の乗り物を使う事で移動することに不便さはないかも知れませんが、自家用車を持つと圧倒的に行動範囲が変わってくるのも事実です。
田舎と言われる地域では車は必須アイテムで、仕事はもちろんのこと、生活そのものになくてはならない大切なアイテムとなっています。
ここでは実際に車を購入してからかかる維持費を軽自動車と普通車で比較していきたいと思います。

年間ざっと、どれくらいの維持費がかかるものなのか?

購入時の諸費用などは含みませんが、自動車を所有することでかかる維持費を上げてみました。

自動車税:自動車を所有すると毎年4月ごろ納付書が来て納める税金です。
自動車重量税:車検の時に支払う税金の一つで、車両重量によって金額が変わってきます。
自賠責保険料:国に加入が義務付けられている保険で、車検の時に支払います。
※自動車保険(任意):自賠責保険ではもしもの時に賄えない保険料を保証してくれる保険で、任意となっているので加入は自由ですが、自分ともしもの相手のために必要な保険です。
車検代(整備費用):2年に一度ですが、検査・登録・整備費用としてかかります。
ガソリン代:電気自動車にはかかりませんが、まだまだガソリン車が主流なので車には欠かせないものです。走行距離・燃費・ガソリンの価格により年間の費用が大きく変わってきます。
駐車場代:自宅に駐車場があったとしても出かけた先で必ず止めなければならない駐車場。
都心ではかなり料金も高いので、利用頻度で大きく変わってくる想定外にかかる料金です。
また、都心で月極駐車場を借りている場合、維持費に大きく影響するところでもあります。
消耗品・整備費など:走行状態により大きく変わってきますが、タイヤや各オイルなどその他、定期的に交換しなければならない消耗品が出てきます。
これは平均的な使用の場合で、極端な使い方や仕事などでの使用では、燃料代や消耗品の交換費用が大きく変わってきますので、おおよその維持費として考えてください。

軽自動車と普通車の年間・月間にかかる維持費

ここではコンパクトカー(5ナンバー)とミニバン(3ナンバー)、更に軽自動車で年間の費用・維持費を比べてみました。ガソリン・任意保険・駐車場料金はそれぞれ変動しますのであくまでも参考までにお願いします
       軽自動車   5ナンバー   3ナンバー
自動車税   10.800円  3.4500円   39500円
自動車重量税 2.500円   7.500円   30.000円
自賠責保険  13.185円  13.920円   13.920円
任意保険   63.500円  96.300円   108.300円
ガソリン代  60.000円  80.000円   109.090円
駐車場代   120.000円 120.000円  120.000円
タイヤ代   5.000円  12.000円   18.000円
年間合計  275.485円  364.220円  438810円
月々換算   22.957円  30.351円   36.567円
◆ガソリン代はリッター120円、燃費は軽自動車が20km/Ⅼ、5ナンバーは15km/Ⅼ、3ナンバーは11km/Ⅼで換算していますので、ハイブリッド車の燃費は除外しております。
◆任意保険料は26歳以上で12等級、年間11.000㎞走行で車両保険ありでシミュレーションしたものです。
◆駐車場は月10.000円と仮定しましたのでこちらも状況により変動します。
◆タイヤ代はスタンダードなグレードのタイヤを3年で交換するものとして、1年あたりの料金を目安としております。

この数字だけを見ると、やはり軽自動車は普通車に比べますと維持費が安いことが分かります。軽自動車の自動車税は上がったとは言え、やはり税金面を比較すると安いんだと感じます。ここまでの維持費だけで考えますと軽自動車と言うことになりますが、主に何を目的として使うか、どんな家族構成かによって車選びも維持費も変わってきますので、あくまでも参考になさってください。

軽自動車と普通車の維持費の違いは?

上記の表での比較はあくまでもほんの一例です。軽自動車・普通の使用条件や乗り方によって維持費に差が出てきます。ここでは税金以外の部分で改めて見直して、維持費をどう抑えるか考えたいと思います。

まずは駐車場代での違いはあるのか?

駐車場代は軽自動車と普通車で比較した場合、代金の差はほぼないと言えます。これは都心部での話になりますが、車のサイズと言うよりも、ひと区画単位での契約と言う考え方がほとんどなので、車のサイズは特に関係ありません。希に軽自動車専用駐車場や3ナンバーお断りなどと言った場合もありますが、賃貸駐車場全体からすると極わずかな例と言えます。自宅からの利便性を重視することが一番ですが、駐車料金によっては妥協することも少なくないようです。車を所有する最低限のマナーとしては避けることは出来ませんので、カーライフを快適に過ごしていく上では良く考えさせられる維持費の一つとなるようです。
自宅に駐車場があれば余計なことを考えることも無くなるのですが、マンションやアパートの場合、駐車場は数が限られていますので空きがない場合もあり、少し離れた民間駐車場を利用することが多いようです。都心での駐車スペースの確保は、維持費の中でも重要な項目となっています。

任意保険を改めて見直してみる

維持費の中でも一番切り詰めやすいのが任意保険料だと思います。上記での価格はかなり内容が手厚くなっている料金設定となっているので、自分に必要な条件を見直すことでかなり節約する事が出来ると思います。ただ、必要以上に条件を厳しくしないようにしてください。

自賠責保険で賄えない時のための大切な保険ですので、特に必要な条件はしっかりとカバーするようにしてください。それなりの条件を設定したとしても、30.000円~50.000円くらいが相場のようです。これは使用条件や車種など、個々によって違いが出てきますのであくまでも参考までにお願いいたします。

その他に保険会社によってもかなり料金に差が出ている様です。全く同じ条件でも、保険料に10.000円~20.000円の差がついたり、ネットで申し込むだけで5.000円の割引があったりなかったりします。一括して見積もりしてくれるサイトなどを利用して、自分に合った保険選びも大切な維持費節約術であることは間違いありません。

ガソリン代を考えてみました

先ほどの計算では年間走行距離を10.000キロと設定して計算しました。しかし、実際は仕事などで使われていない限りは街乗り程度が中心で、年間で5.000キロよりも少なくなっていることが多いようです。

普通車が必要なくなった場合や、ほんのちょい乗り程度の使い方であれば軽自動車に乗り換えると言う考え方も良いかも知れません。いろいろな面で安くなりますし、もちろんガソリン代も節約になります。

普通車が決して維持費の面で高くつくと言うことではなく、あまり距離を走行せず、気楽に足代わりとして利用するのであれば、現在の軽自動車で十分だと言うことです。普通車のハイブリットなどを検討されることももちろん選択肢としてあることだと思いますが、購入資金や諸費用が大きく変わってきますので、結局は普通車か軽自動車を選択される場合が多いように感じます。

軽自動車と普通車の安全性と性能は?

かなり昔の軽自動車では普通車と比べ物にならなかったので、この題材で比べることなど考えられませんでした。ですが今現在は軽自動車がだと言うこともあって、性能や装備、質感は普通車よりも進化が速いのかもしれません。

軽自動車のイメージが悪かった世代の方が現在の最新モデルに乗ると大体の人がビックリされるようです。今の軽自動車は上り坂でもきびきびと走りますし、エアコンもオートでよく効きます。内装もインテリアがしっかりとしていて普通車と比べても決して負けてはいません。家族が多い場合や、個人が大柄な場合はまた別ですが、シルバー世代の方が軽自動車を選ぶことが多いのもうなづけます。

そして大切なのは軽自動車の安全基準が昔とは比べ物にならないと言うことです。確かに普通車よりも基準は少し劣ってはいますが、軽自動車か普通車かを選ぶ時の選択肢として、大きなデメリットと考えるほどの差はないと言えるのではないでしょうか。

中古の軽自動車の維持費

軽自動車の年間維持費は、トータルすると約30万円~40万円ほどかかります。その維持費の内訳は先ほども記したので簡単にいたします。

税金(軽自動車税・重量税)

自動車税は、車ユーザーの頭を悩ませる維持費の一つですが、軽自動車の税金は普通車に比べて安く、年間一律で7.200円になっています。軽自動車は自動車を取得した時に発生する自動車取得税も安いのですが、中古車の場合は年式によって決められた残価率をかけて算出するので、新車を買うときよりも自動車取得税が安くなります。この残価率は、自治体によって税率が変わるので注意が必要です。

自賠責保険

自賠責保険料は、軽自動車の場合は一律で15.600円となっています。中古車だからと言って変わることもなく、必ず加入しなければならない強制保険で、国で税額が定められているため、余程のことが無い限り値段の上下はありません。

任意保険

民間の保険会社による保険で、加入は強制ではありません。しかし車に乗る以上、いつ自分が被害者や加害者になるか分かりませんので、加入することをお勧めいたします。実際のところ、任意保険に加入しておらず、事故で加害者となり、賠償金が払えずに長期にわたって悩まされている方もおります。

逆に被害者となった場合でも、加害者が任意保険に加入していなかったために、十分な補償が受けられずに困っている方もいるようです。時効はあるものの、10年間は悩まされることになり、請求や差し押さえなどを受けることになりますので、任意保険には加入するべきだと言うことが出来ます。自分や家族のためにもまずは安全運転を心がけ、楽しいカーライフを過ごしていきたいものです。

車検

車の維持費で避けられない中の一つとして大きい車検代があります。初年度は3年に一度、それ以降は2年に一度と言うサイクルで車検整備が義務付けられています。普通車を比べると費用は安くなりますが、避けて通ることのできない出費になります。

この制度のおかげで、未然に車の故障や事故を防ぐ事が出来ていると思えば、あまり車に詳しくない方にはありがたい制度と言えるのかもしれません。

ガソリン代・駐車場代・消耗品など

軽自動車の消耗品にかかる費用は、だいたい4万円程度だと言われています。普通車に比べますと、軽自動車の部品代が安いというメリットがあります。結果的には普通車よりも工賃を含むメンテナンス費用が少しやすく済むことになります。車の使い方により大きく変わってきますが、耐久性も普通車に近づいてきた軽自動車の消耗品にかかる費用は、自ずと抑えられることになります。

ガソリン代も車を動かすことには欠かせない費用です。こちらは普通車同様に、同じ価格で給油することとなります。しかし軽自動車はガソリンタンクが普通車く比べて小さいため満タン給油では金額に差が出てきます。燃費の違いや走行可能距離にちがいはあるかもしれませんが、燃費、性能ともに上がってきている軽自動車の給油回数は、ガソリンタンクの大きさの差ほど大きな違いはないようです。

そしてこちらも車を所有する者として、駐車場代が必要となります。自宅に駐車スペースがある場合以外は、民間でお借りする場合がほとんどだと思います。特に都心部ではかなり高額になるため、車を所有する時の大きなネックとなっているようです。車に乗り続けていれば、それと同じ期間払い続けなければならないので、頭を悩ませる大きな出費だと言わざるを得ません。

軽自動車と維持費が変わらない普通車は?

軽自動車と維持費が変わらない普通車は、まず購入時の価格差から考えなければならないと思います。軽自動車であっても、グレードの良いものを選択した場合は、優に150万円を超え、200万円かかる場合も珍しくありません。逆に普通車の場合スタンダードなグレードを選択しても先ほどの軽自動車よりもかなり安い場合もあります。

購入後何年乗るかによっても変わってきますが、維持費と合わせて年間どのくらいかかているかと言う意味では、重要な選択です。税金や自賠責保険は固定されていますのでその他をうまく節約していくことで、軽自動車と普通車の維持費はほぼ互角にすることも出来るかもしれません。

3ナンバークラスを選択しないのであれば、車選びはかなり広く選べることになりますし、オプション装備を充実させるか、スタンダードをシンプルに使いこなすか、この選択を考えているだけでもとても楽しい時間となるでしょう。さらに試乗なども含め、概念を持たずに車と向き合ってみてはいかがでしょうか。

軽自動車と普通車を比べるのは難しい

ここまで軽自動車と普通車を比べてきましたが、どちらが良いのかと言う答えを出すのは難しいです。維持費だけを考えても、軽自動車は税金が上がってしまった今では、更に普通車との維持費の差が縮まって来ていますし、軽自動車の車体価格が昔よりも上がり、普通車により近づいてきたことがあります。

軽自動車の価格の上昇は、車そのものが以前よりもかなりグレードアップして来たこともありますし、普通車はある程度低めの価格の車種、グレードを用意しなければ、軽自動車に対抗できないと言う現実もありますので、ユーザーとしては選択肢が広くなって喜ばしいことではあります。

結論としては、軽自動車も普通車も維持費に大きな差はないと言っていいのではないでしょうか。維持費を節約することも、ユーザー次第ですし、車を所有するうえで何を重視するかによって、どちらを選択するが決まってきます。

どちらを選択しても、後悔するような大きな差はないので販売員さんとよく相談をして決断されてください。どちらを選択してとしても、楽しいカーライフが待っていると思います。

初回公開日:2017年08月17日

記載されている内容は2017年08月17日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

Related