ステップワゴンの燃費は悪い?実燃費・燃費比較・燃費改善方法
更新日:2024年08月04日
ステップワゴンの燃費は悪い?
1996年に登場し、初代の発売からすでに20年が経過しているミニバンです。四角い箱型ボディのコンセプトは変わらず、今日に至るまで、大きな室内空間を提供し続けているモデルです。
発売からしばらく2.0Lエンジンを主力としてモデル展開をしていましたが、現在では1.5Lと2.0Lの2本立てとなり、1.5LはVTECのターボ仕様となるダウンサイジングターボ・エンジンとなっています。そのホンダステップワゴンのこれまでの主なモデルの紹介と、燃費性能について解説します。
ステップワゴンの実燃費はどれくらい?
ホンダステップワゴンの新旧モデルを紹介しながら、その公称燃費性能そして実燃費性能を紹介します。
スパーダクールスピリット
現行ホンダステップワゴンのグレードの一つがこのスパーダクールスピリットです。上級仕様の装備を持ったグレードで、ガソリンモデルの中で最ものあるグレードです。1.5LVTECターボエンジンを搭載しています。トランスミッションはCVTが組み合わされ、2WDと4WDを選択可能です。公称燃費は以下のとおり、2WDと4WDであまり差が無いのが特徴です。
Spada Cool Spirit Honda Sensing
1.5L VTEC turbo 2WD/4WD: 15.4 / 15.0km/L(JC08モード燃費)
新型
ガソリン
ステップワゴンのガソリン車のグレード展開は、「B」「G」「G・EX」「SPADA」「SPADA Cool Spirit」の5種類、そして専用のカスタマイズパーツを装置着した「Modulo X」があります。エンジンはすべて1.5LのVTECターボ、かつて2.0Lエンジンを搭載していたステップワゴンですが、排気量を1.5Lに縮小し過給器を搭載、燃費向上を狙ったダウンサイジングターボです。
ステップワゴン FF CVT: 15.4~17.0km/L( JC08モード燃費)
ステップワゴン 4WD CVT: 15.0~15.4km/L( JC08モード燃費)
ハイブリッド
ステップワゴンのハイブリッド車のグレード展開は、「HYBRID B」「HYBRID G」「HYBRID G・EX」の3種類。こちらは2.0Lのガソリンエンジンと電気モーターが組み合わされたハイブリッドシステムですが、ホンダのi-MMDシステムでは、エンジンは主に、発電と高速での低速走行のみを担当します。それ以外はすべてモーターの駆動力で走ります。
ステップワゴン HYBRID FF i-MMD: 25.0km/L(JC08モード燃費)
旧型
初代ステップワゴン
初代ステップワゴンは1996年に登場しました。箱型のボディで駆動方式はFF、全長、全幅は5ナンバーサイズに収まる普通乗用車サイズでありながら、バスのように大きな室内は、他の車にはないセールスポイントでした。エンジンラインナップは2.0Lのガソリンエンジン1種類で、FFと4WDを選ぶことができました。トランスミッションはコラム式の4速ATです。
ステップワゴン W FF 4AT: 11.2km/L(10・15モード燃費)
ステップワゴン W 4WD 4AT: 10.6km/L(10・15モード燃費)
2代目ステップワゴン
初代の登場から何度かマイナーチェンジを繰り返した後、2001年にフルモデルチェンジを実施し、2代目ステップワゴンが登場しました。若干角が丸まった程度のキープコンセプトの箱型ボディは、低床化が行われ、さらに広々としたミニバスのような印象となりました。
回転シートを含む、多彩なシートアレンジを搭載すると同時に、パワースライドドアも一部グレードに標準設定するなど、ファミリーをターゲットに装備の充実が図られました。ただし片側スライドドアの車両となっています。
エンジンは2.0Lと2.4Lのi-VTECをラインナップし、2.0Lには4速AT、2.4Lには5速ATが組み合わされました。初代i-VTEともいえる時代のエンジンが搭載されています。また、後述するスパーダも、この2代目ステップワゴンをベースに作られ、販売が開始されました。
ステップワゴン 2.0 G FF 4AT: 12.0km/L(10・15モード燃費)
ステップワゴン 2.0 G 4WD 4AT: 11.6km/L(10・15モード燃費)
ステップワゴン 2.4 L FF 5AT: 11.2km/L(10・15モード燃費)
ステップワゴン 2.4 L 4WD 5AT: 11.0km/L(10・15モード燃費)
3代目ステップワゴン
ちょうど4年後の2005年にフルモデルチェンジが実施され、3代目となったステップワゴンです。ヘッドランプの形状も一新し、箱型のボディにはやや流れるような躍動感が与えられて、だいぶ印象が変わりました。
更なる低床化が図られ、室内の広さは、そのままにして全長が先代よりも短縮されています。先代では片側だけだったリアのスライドドアは、両側仕様となりました。搭載エンジンは、2.0Lと2.4Lの2本立てであるところは変わりませんが、2.4LのFF車にCVTの設定が追加されました。
ステップワゴン 2.0 B FF 4AT: 13.2km/L(10・15モード燃費)
ステップワゴン 2.0 B 4WD 4AT: 11.6km/L(10・15モード燃費)
ステップワゴン 2.4 24Z FF CVT: 12.2km/L(10・15モード燃費)
ステップワゴン 2.4 24Z 4WD 5AT: 11.2km/L(10・15モード燃費)
4代目ステップワゴン
さらにちょうど4年目の2009年に、ステップワゴンはフルモデルチェンジが行われました。4代目となったステップワゴンです。5ナンバーサイズ枠いっぱいにサイズアップしたボディは、マッシブな印象となりました。搭載エンジンは、2.4Lモデルを廃止し、2.0Lのみとなりました。
トランスミッションは、4速ATがCVTに変更となり、4WDモデルのみ5速ATが継続して採用されています。しかし、後にこの4WDモデルもCVTに変更され、燃費向上が図られました。また、2012年のマイナーチェンジで、アイドリングストップ機構に対応、燃費性能を大きく向上させています。
ステップワゴン 2.0 G FF CVT: 14.2km/L(10・15モード燃費)
ステップワゴン 2.0 G 4WD 5AT: 12.6km/L(10・15モード燃費)
ステップワゴン 2.0 G 4WD CVT: 13.6km/L(JC08モード燃費)※マイナーチェンジ後
5代目(現行)ステップワゴン
2015年にフルモデルチェンジして搭乗した現行ステップワゴン、すでに5代目となる車両です。前述した「新車」の章でも紹介したとおり、これまで2.0L主流で継続してきたエンジンは、1.5Lへと大幅にダウンサイジングされ、過給器が組み合わされたVTEC Turboとなりました。これにより燃費もさらに向上、ハイブリッドモデルも加わりました。
低燃費化の時代の流れに乗り遅れず、新世代のミニバンとして生まれ変わりました。もともとシートアレンジの自由度が高かったステップワゴンですが、わくわくゲートと呼ばれる分割された横開きのドアの採用に伴って、マジックシートと呼ばれる、床下収納式の3列目シートを採用しました。
実にさまざまなな使い方ができ、リアドアからの車内への乗り置りも工夫され、非常に自由度の高い車となりました。(※燃費性能については、新車の章を参照)
スパーダ
2代目のステップワゴンをベースとして、黒を基調とした特別車両として2003年にデビューしたのが「スパーダ」シリーズです。それ以降、ステップワゴンをベースに黒基調のワイルドなカスタマイズが施されています。
初代スパーダ(2代目ステップワゴン・ベース
グレードとしは2.0Lの「スパーダ S」、2.4Lの「スパーダ 24T」がラインナップとして加わっています。全幅が1725mmとなり、5ナンバー枠を超えた3ナンバー登録車になっています。
2.0 スパーダ S FF 4AT: 12km/L(10-15モード燃費)
2.0 スパーダ S 4WD 4AT: 11.6km/L(10-15モード燃費)
2.4 スパーダ 24T FF 5AT: 11.2km/L(10-15モード燃費)
2.4 スパーダ 24T 4WD 5AT: 11.0km/L(10-15モード燃費)
2代目スパーダ(3代目ステップワゴン・ベース)
専用フロントバンパーやテールゲートスポイラーなどで、ステップワゴンとは、差別化を図った外装の3代目スパーダは、2007年に登場しました。グレードは、前世代の2グレードから、「スパーダ S」「スパーダ Si」「スパーダ 24SZ」「スパーダ 24SZi」の4グレード構成に倍増しました。
パドルシフトも採用されましたが、後述の4代目にすぐにフルモデルチェンジしてしまいましたので、販売期間の短いモデルとなりました。
・ 2.0 スパーダ S FF 4AT: 12.2km/L (10-15モード燃費)
・ 2.0 スパーダ S 4WD 4AT: 11.4km/L (10-15モード燃費)
・ 2.0 スパーダ SZi FF 4AT: 12.2km/L (10-15モード燃費)
・ 2.0 スパーダ SZi 4WD 4AT: 11.4km/L (10-15モード燃費)
・ 2.4 スパーダ 24SZ FF CVT: 12.2km/L (10-15モード燃費)
・ 2.4 スパーダ 24SZ 4WD 5AT: 11.2km/L (10-15モード燃費)
・ 2.4 スパーダ 24SZi FF CVT: 12.2km/L (10-15モード燃費)
・ 2.4 スパーダ 24SZi 4WD 5AT: 11.2km/L (10-15モード燃費)
3代目スパーダ(4代目ステップワゴン・ベース)
3代目スパーダは、4代目ステップワゴンとそろって2009年にフルモデルチェンジを実施しました。グレード展開は「スパーダ S」「スパーダ Z」「スパーダ Zi」の3タイプとなり、このモデルから2.4Lが廃止されましたので、エンジンはすべて2.0Lとなりました。ステップワゴンと同じように、2.0LモデルもCVT化され燃費が大きく向上しました。
・2.0 スパーダ S FF CVT: 14.0km/L(10-15モード燃費)
・2.0 スパーダ S 4WD 5AT: 12.6km/L(10-15モード燃費)
・2.0 スパーダ Z FF CVT: 14.0km/L(10-15モード燃費)
・2.0 スパーダ Z 4WD 5AT: 12.6km/L(10-15モード燃費)
・2.0 スパーダ Zi FF CVT: 14.0km/L(10-15モード燃費)
・2.0 スパーダ Zi 4WD 5AT: 12.6km/L(10-15モード燃費)
4代目スパーダ(5代目・現行ステップワゴン・ベース)
2015年に現行スパーダへのモデルチェンジが行われました。グレード展開は基本1タイプで、フロントマスクの形状がステップワゴンと全く異なり、独特のダークな印象を出しています。
このモデルから、ホンダのセンシング技術であるHONDA SENSINGもオプション設定され、またエンジンもダウンサイジングターボとなり、さまざまな機構が一新されました。ステップワゴンにも設定されているハイブリッドモデルが追加され、2.0Lエンジンとモーターが組み合わされたi-MMDのモデルも存在します。
・1.5 スパーダ クールスピリット ホンダ センシング FF CVT: 15.4km/L(JC08モード燃費)
・1.5 スパーダ クールスピリット ホンダ センシング 4WD CVT: 15.0km/L(JC08モード燃費)
・2.0 スパーダ ハイブリッド G ホンダセンシング FF CVT: 25.0km/L(JC08モード燃費)
年式別ステップワゴン燃費比較
こんどは年式別にステップワゴンのモデルの燃費を比較してみます。
18年式
2006年、3代目ステップワゴンのマイナーチェンジが実施されたモデルです。パワースライドドアをはじめとする装備が変更されたモデルが追加されました。燃費性能は3代目ステップワゴンと基本同一です。代表的なモデルの燃費性能を紹介します。
・平成18年式 ステップワゴン 2.0 B FF AT: 13.2km/L(10・15モード燃費)
・平成18年式 ステップワゴン 2.0 B 4WD 4AT: 11.6km/L(10・15モード燃費)
16年式
2004年には2代目ステップワゴンの一部改良がありました。HIDエディションが追加されています。
平成16年式 ステップワゴン 2.0 G HIDエディション FF AT: 12.0km/L(10・15モード燃費)
平成16年式 ステップワゴン 2.0 G HIDエディション 4WD AT: 11.6km/L(10・15モード燃費)
19年式
2007年には、3代目ステップワゴンのマイナーチェンジが実施されています。先に紹介したスパーダの2代目が、この年式で登場しています。この後、2009年にフルモデルチェンジしてしまいましたので、この年式のスパーダは希少車になります。
・平成19年式 2.0 スパーダ S FF 4AT: 12.2km/L (10-15モード燃費)
・平成19年式 2.0 スパーダ S 4WD 4AT: 11.4km/L (10-15モード燃費)
13年式
2001年にはステップワゴンの2代目が登場しています。この年にはまだスパーダが発売されていませんので、この年式はステップワゴンのみが中古市場に存在します。
・平成13年式 ステップワゴン 2.0 K FF 4AT: 13.2km/L(10・15モード燃費)
・平成13年式 ステップワゴン 2.0 K 4WD 4AT: 11.8km/L(10・15モード燃費)
15年式
2003年に2代目ステップワゴンのマイナーチェンジが実施され、ランプ周りのエクステリアが変更されました。3ナンバーのスパーダ Sと24Tが追加されました。
・平成15年式 スパーダ S FF 4AT: 12.0km/L(10・15モード燃費)
・平成15年式 スパーダ 24T FF 5AT: 11.2km/L(10・15モード燃費)
ステップワゴンの燃費の口コミ紹介
ステップワゴンのオーナーさんの燃費口コミ情報を紹介します。「ステップワゴン」「ハイブリッド」に分けてそれぞれ紹介します。
ステップワゴン 1.5 VTECターボ 実燃費の口コミ
こちらのガソリンモデルの実燃費レポート平均値は、おおよそ9.3kmとこのクラスのミニバンとしては非常に高い数値を示しています。高速では10km~12km程度を出す口コミも多く、ファミリーユースに適した車です。
ステップワゴン G ホンダセンシング(CVT_1.5) (2016年)
1.5L i-VTECターボは、ステップワゴンのようなミニバンであっても、十分なパワーを持っています。坂道が多い街でも燃費はまずまずです。
うちの近辺は坂が多いからなのか、8.0~9.0kmとちょいと控えめ。
出典: http://minkara.carview.co.jp/car/honda/step_wagon/review/... |
‥‥まぁ前の軽に比べれば(小声)
※前の軽は5~7km
ステップワゴン Gスタイルエディション (2007年)
低重心でコーナーリングでも安定しているステップワゴンです。故障もなく10万キロ走行しています。
燃費
出典: http://minkara.carview.co.jp/car/honda/step_wagon/review/... |
無駄な加速はせず、信号手前では早目にアクセルオフにしているが、都内の街乗りだとリッター7~8キロ位か。高速に乗らない限り、9キロ超えは難しい。
ステップワゴン G(CVT_1.5) (2015年)
車内も静か、1.5L i-VTECで10km/L越えの実燃費が出ています。
首都圏市街地平均で10〜12kmでしょうか
出典: http://minkara.carview.co.jp/car/honda/step_wagon/review/... |
ステップワゴン 24T (2003年)
2.4Lのi-VTECはパワフルです。低回転でトルクフル、燃費も良好です。
燃費
出典: http://minkara.carview.co.jp/car/honda/step_wagon/review/... |
おとなしく街中を走って10km/Lを達成したこともあります。普通に走行しても8km/L。トルクがあったのでアクセルを踏む量が少なくて済みました。
ハイブリッド 実燃費の口コミ
ハイブリッドモデルはさすがに燃費も良好で、15km/L以上、20km/L弱程度の実燃費を記録しています。まだ投稿数が少なく平均値は出ていませんが、およその傾向としては大変良好な燃費性能です。こんな大柄なミニバンが、これほどの燃費性能であればランニングコストもだいぶ抑えることができます。
ステップワゴンスパーダハイブリッド G-EX (2017年)
動力性能も文句なしに早く、ハイブリッドらしく実燃費性能もさすがに高いです。
燃費
出典: http://minkara.carview.co.jp/car/honda/step_wagon_spada_h... |
1000キロ走り17.8です。
下道オンリーです。
ステップワゴンスパーダハイブリッド スパーダ ハイブリッド G・EX ホンダセンシング(CVT_2.0) (2017年)
トルクフルな加速と良好な燃費性能が特徴です。
燃費
出典: http://minkara.carview.co.jp/car/honda/step_wagon_spada_h... |
車の燃費計で16.3km/L満タン法で15.04km/L
誤差の範囲内でしょうd(^_^o)
高速結構飛ばしたのに、この燃費は流石ハイブリッドですね
通勤時に思ったのが、割とエンジン回ってる事が多く
ずーっとEV走行って訳ではないのね…
これから、徐々に伸びていくとイイなー(^з^)-☆
ステップワゴンスパーダハイブリッド (2017年)
重めの車体ながら、その加速性能と燃費が高く評価されています。
燃費
出典: http://minkara.carview.co.jp/car/honda/step_wagon_spada_h... |
インターナビのアプリと連携して車の状態がわかるなんて、時代も進歩しましたね。その情報によれば、150キロ走行(渋滞3、郊外3、高速4)で19キロ!この動力性能でこの燃費。大満足です。
ステップワゴンスパーダハイブリッド スパーダ ハイブリッド G ホンダセンシング(CVT_2.0) (2017年)
やはりこちらでも、エンジンパワーと燃費性能が高く評価されています。
燃費
出典: http://minkara.carview.co.jp/car/honda/step_wagon_spada_h... |
乗り始めて間もないですが、燃費は今のところ21kmを超えています。
ステップワゴンの燃費改善方法
新型ステップワゴンの燃費改善に貢献しているいくつかの技術やメカニズムについて紹介していきます。
VTEC ターボ
新型ステップワゴンから採用された1.5Lのターボエンジンです。排気量のダウンサイジングにより、定常走行時の燃費性能を向上させ、加速時に必要となるパワーを、過給器で補うダウンサイジングターボです。
低回転域から十分なパワーが出るチューニングになっていますので、低回転域のみで常用できるため、車内騒音も抑えることが可能です。JC08モード燃費では、ステップワゴン B・Honda SENSING(FF)車で17.0km/Lを達成しています。
i-MMD(Intelligent Multi Mode Drive)
ステップワゴン・スパーダに搭載されるハイブリッドシステムは、ホンダのスポーツハイブリッドi-MMDです。走行用と発電用に別々のモーターを搭載しており、それぞれの特性に合わせ、最適化されたモーターが採用されています。
エンジンは主に発電用として働く他は、高速での低速走行時にのみ直接車輪を駆動します。7/8人乗りのこのクラスのミニバンとして、クラストップレベルの25.0km/Lの燃費性能を達成し、ランニングコストにおいても、家族にやさしいミニバンです。
アイドリングストップ
車が信号や渋滞で停止した場合、即座にエンジンを停止させて、無駄な燃料消費を抑制する仕組みです。ブレーキペダルを離すだけで瞬時に復帰しますので、再スタート時のもたつきもありません。
ステップワゴンの燃費走行
前述のような燃費改善技術が搭載されたステップワゴン/スパーダですが、これらをうまく利用して、さらに燃費を向上させる走行方法について解説します。
燃料消費が多くなる回転領域をなるべく使わないように切り替える、「ecoモードスイッチ」が搭載されています。こちらをONにするとともに、急が着く動作をなるべく抑えた運転が、燃費改善に貢献します。
「先を見ながらの無駄の無い加速」「先をみながら、回生ブレーキを利用した減速」「蛇行せず車の勢いを保った安定したハンドリング」ハイブリッドでもVTECターボでも、共通して高い燃費性能を実現することができます。
ダウンサイジングターボとi-MMDを搭載した最新のステップワゴン
1996年に登場し、キープコンセプトの大型居住スペースを維持してきたステップワゴン、サイズはそのままに燃費性能を改善し、ファミリーにやさしい車造りで現行ステップワゴンまで熟成されてきました。ただ大きいだけでなく、シートアレンジやドアに工夫を凝らし、燃費や走行性能も向上させたステップワゴンは、他の車とは、異なる独自の路線を切り開いています。
新型ではダウンサイジングターボ化と、i-MMDによるハイブリッド化を実施し、大変更となりましたが、大幅な実燃費性能の改善を実現されており、ファミリーユーザーにとってはとても魅力的な車に仕上がっています。
初回公開日:2017年11月17日
記載されている内容は2017年11月17日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。