ホンダライフに比べたタントの燃費・車種別タントの燃料比較など
更新日:2024年07月11日
ホンダライフとタントの燃費対決!
本記事では、ホンダライフとダイハツタントとの燃費比較をご紹介します。タントにも様々なモデルやグレードがありますが、それぞれの燃費とホンダライフの燃費を対決させてみましょう。いったいどんな結果が出るでしょうか。
ホンダライフについておさらい
まず、燃費対決をする前に、ホンダライフについておさらいしておきましょう。
ホンダは、1971年から1974年まで初代ライフを発売していましたが、いったん姿を消し、再び軽のトールワゴンとしてその名を復活させました。本記事で扱うホンダライフは、この1997年から2014年まで生産販売していた二代目からのライフとなります。このライフは、同じホンダの二代目「トゥデイ」をベースに設計されました。
その後、度重なるモデルチェンジやマイナーチェンジを繰り返しながら、女性にのかわいらしいデザインのモデルから、スポーツタイプのターボモデルまで、幅広い年齢層のドライバーに愛されました。
しかし、2013年の「N-WGN」のデビューとともに、生産が終了してしまいました。これによりホンダは、Nシリーズを展開していくこととなります。
いろんなタントと比較しよう!
では早速、ホンダライフとタントの燃費を比較していきましょう。本記事で扱うタントは、「タントカスタムX」、「タントカスタムRS」、「タントカスタムXリミテッド」、「平成18年式タント」、「平成19年式タント」、「タントエグゼ」、「タントエグゼカスタム」を取り上げます。
タントカスタムXと比較!
タントカスタムXは、2005年から登場しているモデルです。「しあわせ家族空間」をコンセプトに開発されました。ダイハツには、「アトレー」というワンボックス軽が存在していましたが、これとは一線を画す新しいデザインの誕生でした。
カスタムシリーズは、存在感のある力強いスタイルと、高級感のある上質な室内を特長としており、全車にディスチャージヘッドランプを標準装備していました。インパネシフトを採用し、サイドウォークスルーも可能でした。また、セキュリティーアラームやフロントマップランプなどが標準装備となっていました。
エンジンは、0.6Lの3気筒DOHC12バルブで、トランスミッションは3速オートマチックと4速オートマチックが準備されていました。駆動方式は、2WDと4WDの両方がラインナップされていました。
ライフ対タントカスタムXの燃費対決!
では、2005年当時の、ライフとタントカスタムXの燃費を比較してみましょう。
まずライフですが、ホンダ公表のカタログスペック(10・15モード燃費)を参照すると、2WD車が1リッターあたり20km、4WD車が1リッターあたり18.6kmとなっています。一方のタントカスタムXは、ダイハツ公表のカタログスペック(10・15モード燃費)を参照すると、2WD車は1リッターあたり18.0km、4WD車は1リッターあたり16.8kmと測定されています。
比較してみると、ライフの方が2kmほど燃費が良いという結果です。この時代は、ライフが勝っています。
タントカスタムRSと比較!
今度は、タントカスタムRSと比較してみましょう。タントカスタムRSは、タントカスタムXとは心臓部が異なり、ターボエンジンが積み込まれています。エンジンは、0.6Lの3気筒DOHC12バルブICターボで、トランスミッションは4速オートマチックとなっています。駆動方式は、2WDと4WDがラインナップされています。
ライフ対タントカスタムRSの燃費対決
それでは2005年当時の、ライフとタントカスタムRSの燃費を比較してみましょう。
まず、ライフのターボ搭載車ですが、ホンダ公表のカタログスペック(10・15モード燃費)を参照すると、2WD車が1リッターあたり18.8km、4WD車が1リッターあたり17.0kmとなっています。一方のタントカスタムRSは、ダイハツ公表のカタログスペック(10・15モード燃費)によると、2WD車が1リッターあたり17.6km、4WD車が1リッターあたり17.2kmと計算されています。
比較してみると、ターボ搭載車に関しても、ライフの方が1kmほどリードしています。
平成18年式(2006年)のタントと比較!
平成18年式(2006)のタントには、様々なグレードが用意されていました。ターボ搭載車の「RS」、ターボ非搭載車の、「Xリミテッド」、「X」、「L」、「VS」などです。VSは、インテリア・エクステリアに変更を加えた特別仕様車です。
一方のカスタムシリーズには、ターボ搭載車の「カスタムRS」、ターボ非搭載車の「カスタムX」、「カスタムL」をラインナップしていました。また、カスタムシリーズの特別仕様車「カスタムVS」、「カスタムVSターボ」を用意していました。特別仕様車には、専用の15インチアルミホイールが装着され、専用のメッキグリルで装いもよりスポーティーになっていました。
インテリアも、プロテインレザーとスエード調の専用シート表皮を採用して、高級感を際立たせていました。さらには、キーフリーシステムまで付いていました。
平成18年式(2006)ライフ対タントの燃費対決!
では、当時のライフとタントの燃費を比較してみましょう。
まず、ライフですが、ホンダ公表のカタログスペック(10・15モード燃費)を参照すると、2WD車が1リッターあたり20.0km、4WD車が1リッターあたり18.6kmと測定されています。ターボ搭載車は、2WD車が1リッターあたり18.8km、4WD車が1リッターあたり17.0kmとなっています。
一方のタントですが、ダイハツ公表のカタログスペック(10・15モード燃費)によると、2WD車が1リッターあたり18.0km、4WD車が16.8kmと測定されています。ターボ搭載車は、2WD車が1リッターあたり17.6km、4WD車が1リッターあたり17.2kmと測定されています。
比較してみますと、ターボ非搭載車は、2kmほどライフの方が勝っています。一方のターボ搭載車については、2WD車はライフがリードしていますが、4WD車はタントの方が若干リードしているという結果です。
タントカスタムXリミテッドと比較!
タントXリミテッドは、2007年に登場しています。このグレードは、ターボ非搭載車の中で上級グレードとなっており、4速オートマチックとなっている「X」をベースとして、トランスミッションをCVTに変更し、スライドドアを電動化しているのが特長です。
心臓部は、0.6Lの3気筒DOHC12バルブエンジンが積み込まれ、駆動方式は2WDのみの設定です。
ライフ対タントカスタムリミテッドの燃費対決!
では、当時のライフとタントカスタムリミテッドの燃費を比較してみましょう。
まずライフの燃費ですが、ホンダ公表のカタログスペック(10・15モード燃費)を参照すると、1リッターあたり20.0kmと測定されています。一方のタントカスタムリミテッドですが、ダイハツ公表のカタログスペック(10・15モード燃費)によれば、1リッターあたり20.5kmとなっています。
比較しますと、タントカスタムリミテッドの方が若干ですがリードしています。当時のホンダは、ライフのトランスミッションを4速オートマチックとしていましたが、タントカスタムリミテッドはCVTを採用したため、こうした数値になりました。
このことから、CVTは低燃費に貢献してくれる優秀なトランスミッションであることが分かるでしょう。
平成19年式(2007年)のタントと比較!
平成19年式(2007)タントにも多くのグレードが存在していました。ターボ非搭載車では、ベーシックタイプの「L」、電動格納式ドアミラーやABSご装備された「X」、パワースライドドアを装備した上級グレードの「X」と「Xリミテッド」がラインナップされていました。
また、カスタムシリーズのターボ非搭載車には、ベーシックグレードの「カスタムL」に、14インチアルミホイールやオートエアコンを装備した「カスタムX」、パワースライドドアを装備した「カスタムXリミテッド」が用意され、ターボ搭載車は「カスタムRS」がラインナップされていました。
特長としては、Xリミテッド以上のグレードにはCVTトランスミッションが採用された点と、軽自動車初の、センターピラーをなくしたスライドドアである、「ミラクルオープンドア」の搭載でしょう。これが、多くのファミリードライバーのを集め、大ヒットとなりました。
心臓部は、0.6Lの3気筒DOHC12バルブエンジンと、0.6Lの3気筒DOHC12バルブICターボエンジンが用意されていました。駆動方式は、2WDと4WDに両方がラインナップされていました。
平成19年式(2007)ライフ対タントの燃費対決!
それでは、当時のライフとタントの燃費を比較してみましょう。
まずライフの燃費ですが、ホンダ公表のカタログスペック(10・15モード燃費)を参照すると、ターボ非搭載車の2WD車は、1リッターあたり20.0km、4WD車は1リッターあたり18.6kmと測定されています。ターボ搭載車は、2WD車が1リッターあたり18.8km、4WD車が1リッターあたり17.0kmとなっています。
一方のタントですが、ダイハツ公表のカタログスペック(10・15モード燃費)によると、タントのターボ非搭載車の4速オートマチックは、2WD車が1リッターあたり18.2km、4WD車が1リッターあたり17.6kmと計算されています。ターボ非搭載車のCVTは、2WDのみの設定で1リッターあたり20.5kmとなっています。そしてターボモデルは、2WD車が1リッターあたり19.2km、4WD車が1リッターあたり17.8kmと計算されています。
比較しますと、ターボ非搭載車の4速オートマチック車では、1kmから2kmほどライフがリードしています。逆にターボモデルは、タントに軍配が上がっています。理由として、ライフは4速オートマチックのみの設定ですが、タントは上級グレードにCVTを搭載しているため、CVT搭載車に限っては、タントが一歩リードしています。
タントエグゼと比較!
タントエグゼは、ダイハツが2009年から2014年まで製造販売していた軽のスーパーハイトワゴンです。
「大人のタント」をコンセプトに、設計されました。タントがベースとなっていますが、タントのマイナス面を克服するべく開発されました。タントは、シートアレンジが多彩であることが特長の一つでありました。また、室内空間の広さもの理由でしたが、シートの乗り心地が今一つという意見が多く寄せられ、この点をタントエグゼは改善しています。
ベーシックグレードの「X」、装備を厳選した「Xスペシャル」、センターアームレストや照明付き大型バニティーミラーなどの快適装備の付いた「G」がラインナップされていました。心臓部は、0.6Lの3気筒DOHC12バルブエンジンが積み込まれていました。トランスミッションは、CVTと4速オートマチックで駆動方式は、2WDと4WDが準備されていました。
なお、タントエグゼはスバルにOEM供給され、「ルクラ」という車名で販売されていました。
ライフ対タントエグゼの燃費対決!
それでは、当時のライフとタントエグゼの燃費を比較してみましょう。
まずライフですが、トランスミッションはすべて4速オートマチックとなっていて、ホンダ公表のカタログスペック(10・15モード燃費)を参照すると、2WD車が1リッターあたり21.5km、4WD車が1リッターあたり19.0kmと測定されています。
一方のタントエグゼは、トランスミッションが、2WD車がCVTとなっており、4WD車が4速オートマチックという設定となっています。ダイハツ公表のカタログスペック(10・15モード燃費)によれば、2WD車が1リッターあたり21.5km、4WD車が1リッターあたり18.2kmと測定されています。
比較すると、2WD車は同じ燃費数値を示していますが、4WD車は、0.8kmライフがリードしています。ライフは4速オートマチックにもかかわらず、CVTであるタントエグゼに並んでいるのは立派です。
タントエグゼカスタムと比較!
タントエグゼカスタムは、ベーシックグレードの「カスタムX」、フロアイルミネーションを採用した「カスタムG」、4WD車の「カスタムS」、ターボ搭載の「カスタムRS」で構成されていました。
大人4人がしっかり乗れてくつろげる、ゆったりソファーのようなシートを採用し、コンセプト通り大人のタントに仕上げています。また、リアシート分割リクライニング機能や、90度に開くドア、ラウンジでくつろいでいるかのような感覚を演出する「イルミネーテッドツインコンソール」など、乗る人の満足を考えた設計が取り入れられていました。
心臓部は、0.6Lの3気筒DOHC12バルブエンジンと、0.6Lの3気筒DOHC12バルブICターボエンジンが積み込まれました。トランスミッションは、ターボ非搭載車の2WD車がCVT、4WD車が4速オートマチックとなっています。ターボ車に関しては、2WD車・4WD車ともにCVTが搭載されていました。
ライフ対タントエグゼカスタムの燃費対決!
それでは、当時のライフとタントエグゼカスタムの燃費を比較してみましょう。
まず、ライフのターボ非搭載車ですが、ホンダ公表のカタログスペック(10・15モード燃費)によると、2WD車が1リッターあたり21.5km、4WD車が1リッターあたり19kmと測定されています。また、ターボ搭載車の燃費は、2WD車が1リッターあたり19.6km、4WD車が1リッターあたり18kmとなっています。
一方のタントエグゼカスタムですが、ダイハツ公表のカタログスペック(10・15モード燃費)によると、ターボ非搭載車については、2WD車が1リッターあたり21.5km、4WD車が1リッターあたり21.0kmと測定されています。続いてターボ搭載車ですが、2WD車が1リッターあたり19.0km、4WD車が1リッターあたり19kmと計算されています。
比較すると、ターボ非搭載車の場合は、2WD車は同じ燃費数値ですが、4WD車は、2kmほどタントエグゼカスタムがリードしています。しかし、ターボ搭載車では、2WD車はライフがリードしていますが、4WD車はタントエグゼカスタムがリードしています。
みんカラの評判は?
では、タントユーザーの声を幾つかご紹介します。それぞれのモデルのオーナーが燃費についてどんな評価を下しているのか、見てみます。中古車購入の参考にしてみてください。
まず、燃費ですが街乗りで、すべての条件にエアコンONの状態で5~12kmの道のりで12.5km~11.3km前後です。高速だと16km/l以上を出してくれます。 エアコン入れてターボの条件なのでそこそこ良い方なのではと思ってます。現行型のCVT型との差はほんの気持ち程度の若干の出足の良さと、+1km/L伸びる燃費ぐらいでしょうか。
出典: http://minkara.carview.co.jp/car/daihatsu/tanto/review/?s... |
以前に燃費が悪いと投稿しましたが、総走行距離2000キロ過ぎたあたりから伸び始め、四駆でも最高でリッター15キロ走るようになりました。家族4人いつも乗って出歩きますが、1トン近くあるのにこんなにいいのは期待以上でした。
出典: http://minkara.carview.co.jp/car/daihatsu/tanto_custom/re... |
6万キロ時点で購入したのですが
出典: http://minkara.carview.co.jp/car/daihatsu/tanto_exe/revie... |
街乗り15km高速20km行かないぐらいですね!
あんまり長いこと高速に乗ったことがないので正確ではないと思いますが
2.軽のオートマは燃費がと心配しましたが、やはり悪かったです。ただ14インチのスタッドレスに変更したら大幅UPしました。
*燃費優先のかたは14インチにインチダウンしたほうが良いと思います数十年前に乗ったミラターボの2ATの時8km/Lに比べれば良しとします。
出典: http://minkara.carview.co.jp/car/daihatsu/tanto_exe_custo... |
ライフもタントも魅力満載!
ここまで、ホンダライフとダイハツタントの燃費を比較してきました。残念ながら、ホンダライフは中古車でしか楽しむことができませんが、タントは今でも進歩を続けており、燃費の面でも益々魅力を高めています。ぜひ皆さんも次の愛車の候補に、この2台を含めてみてはいかがでしょうか。
初回公開日:2017年09月29日
記載されている内容は2017年09月29日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。