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日産デュアリスの燃費・デュアリスの車種別燃費比較など

更新日:2024年07月12日

日産デュアリスと聞いて皆さんは何を思い出しますか?販売当初は欧州で販売されていたキャシュカイをデュアリスとして販売する形になりロボットにトランスフォームするCMが大々的に放映されました。そんなデュアリスの燃費について、グレード間の違いを含め紹介いたします。

日産デュアリスの燃費・デュアリスの車種別燃費比較など

日産デュアリスの燃費は悪い?

日産デュアリスは、初代型が2007年に発売され2014年3月31日を以て、在庫完売に伴い販売を終了しています。なお、欧州では2006年より、キャシュカイとして発表されています。

デュアリスは、欧州向けの車種として開発され、欧州のハッチバック車を対抗として販売されています。そのため、本格SUV車という位置づけよりも、街乗りSUV車という位置づけになっています。これにより、燃費においても、街乗りに合った仕様になっています。

エンジンには、初代からMR20DE型が搭載され、トランスミッションには、エレクトニックCVT-M6が採用されています。これにより、オートモードでは、パフォーマンスと燃費を最適にする走りが出来ますが、シフトゲートをマニュアルモードに切り替えると本格SUV車のようにダイレクトなギヤチェンジが出来ます。

燃費において、2013年6月現在のデュアリス主要諸元によると、2WDの場合、燃費消費率(JC08モード:国土交通省審査値)では、「13.0km/L」、4WDの場合、燃費消費率(JC08モード:国土交通省審査値)では、「11.8km/L」となっています。

実燃費では、JC08モード相当の燃費を出すのには、道路状況などによって難しいのですが、2WDの場合で、約10km/L、4WDの場合で、約8km/Lと、多少のずれはあるものの本格SUV車に比べると車体重量が軽量なため燃費は良いと考えていいでしょう。

車種別の燃費比較

デュアリスには、発売当初から車種の種類を限定して発売されています。その中でもユーザーにとって売れ筋の車種について、燃費比較を含め説明いたします。なお、デュアリスには、兼ねてからハイブリッド車の噂が出ていますので、最後に触れてみます。

クロスライダー

デュアリス クロスライダーは、標準仕様のデュアリスをベースに、都市向けのスタイリッシュなフォルムと、リゾートエリア向きのドライビングの楽しさを兼ね備えたモデルとして発売されています。都市向けとリゾートエリア向け専用のサスペンションやタイヤを装備しているため、オフロード向けと言うよりは、オンロード向けとして走行安定性が高められています。

クロスライダーに使用されているベース車のグレードは、2WDでは「20S」、4WDでは「20S FOUR」が使われています。なお、駆動方式やエンジン、トランスミッションについては、ベース車と同じです。

燃費においては、現在カタログ上のJC08モード燃費表記がなかったため、10・15モードでの表記となっています。そのため、カタログ上では、10・15モードで2WDでは「14.2km/L」とされており、実燃費では、約10km/Lと標準仕様のデュアリスに劣らない燃費で走行することが出来ます。

4wd

4輪駆動のデュアリスには、オールモード4×4を採用しているため、フルモード4WDと違い、電子制御により前後輪へのトルク配分を最適に行うことが出来るようになっています。そのため、必要なところ以外は、前輪駆動のみとなり、必要な時には自動的に4輪駆動に切り替わります。例えば、悪路や滑りやすい雪道や上り坂などでも安定して走行出来るようになっています。

このようにオールモード4×4で走行した場合、前輪駆動のみの走行に比べてトルク配分を変えながら4輪を使うため、フルモード4WDに比べると燃費は良いですが、2WDに比べると若干燃費が下がります。

デュアリスの前輪駆動車と4輪駆動車とを比較すると、前輪駆動車では、JC08モードで「13.0km/L」、4輪駆動車では、JC08モードで「11.8km/L」となっています。高速道路など一定の速度で走行出来る道路を長距離走行をした場合、カタログ値とほぼ変わらない燃費値になりますが、街中や道路状況が刻々と変化する道路を走行した場合には、前輪駆動車で、約10km/L、4輪駆動車で、約8km/Lとなります。

なお、フルモード4WDを採用しているような本格SUV車に比べると燃費値において、約1km/Lから2km/L優れた燃費値となっています。

2.0 クロスライダー

デュアリス 2.0 クロスライダーは、2008年発売クロスライダーにの都市向けとリゾートエリア向けを兼ね備えたモデルは継承しつつ、マイナーチェンジでベース車の仕様変更に伴い、新たに販売された車種です。2008年発売のクロスライダーとの違いは、専用18インチアルミロードホイールと専用215/55R18タイヤ、フルオートエアコン、キセノンヘッドランプを標準装備にしています。

ベース車は、マイナーチェンジされた「20G」と「20G FOUR」を使用しています。この時のクロスライダーの燃費値はカタログに表記はありませんが、ペース車となっている「20G」の場合、10・15モード燃費で「15.0km/L」、「20G FOUR」の場合、10・15モード燃費で「13.2km/L」となっています。

これらの数値を現在のJC08モードに換算すると約1割減とされているので、「20G」は「約13km/L」、「20G FOUR」は「約11km/L」となり、実燃費においてもベース車相当と考えて問題ありません。そこで、実燃費は「20G」で「約10km/L」、「20G FOUR」で「約8km/L」となります。

20g four

デュアリス発売当初の燃費は、カタログ上、10・15モードで「13.8km/L」となっており、2010年8月のマイナーチェンジされたデュアリスでは、10・15モードで「13.2km/L」と若干燃費値が下がっています。

エンジン・燃料系は変更がないものの、燃費値が下がっている理由は、タイヤサイズが1インチ上がっていることと、車両重量がカタログでは、マイナーチェンジ前は「1480kg」、真蜷ーチェンジ後は「1520kg」と40kg増加していることにより、燃費値が下がっています。

なお、日本国内最後に作られた2013年のカタログでは、2011年から採用された「JC08モード」での燃費値で記されています。そのため、「13.2km/L」が「11.8km/L」となっていますが、JC08モードは、10・15モードに比べて、概ね1割程度低くなります。

20g

デュアリス発売当初の燃費は、10・15モード燃費で「14.2km/L」となっており、2010年8月のマイナーチェンジ後は、「15.0km/L」と燃費が向上しています。

エンジン・燃料系には、仕様変更はありませんが、車両重量が「1460kg」から「1440kg」と軽量化されています。これにより、燃費が向上しています。なお、2011年より環境仕様の燃費表記において、より実際の走行に近づけるための測定方法として「JC08モード」が採用されています。

この影響により、2013年最後に作成されたカタログでは、10・15モード燃費の表記を、JC08モード燃費に表記を改めたため、燃費値が「13.0km/L」となっています。JC08モード燃費は、概ね1割減になるとのことで、数値は下がっているものの計算上1割減の数値となっているため、燃費においては変更ありません。

ハイブリッド

2012年ジュネーブモーターショウで、新コンセプトが発表されています。

「ハイクロスコンセプト」と名付けられたこのコンセプトカーは、現在の「ジューク」、「キャシュカイ/デュアリス」、「ムラーノ」という現在のクロスオーバーラインアップを拡充することで、日産の同市場におけるリーダーシップを発展させることを目的としています。日本で作り出された「ハイクロスコンセプト」は、コンパクトながら驚くほど広く、エレガントなデザインでありながら機能的な役割を持っており、日産ブランドを体現したスマートなクルマとなっています。

「ハイクロスコンセプト」の『スマートさ』には2種類あります。そのひとつは、エレガントな外観に関わらず、3列シート7人乗りという非常に効率の良い室内空間を確保していることです。

もうひとつ『スマート』なのは、ハイブリッドエンジンです。日産が開発したコンパクトなリチウムイオンバッテリーを搭載したモーターと、2.0リッターの直噴ガソリンエンジンを組み合わせることで、2.5リッター相当のパフォーマンスを実現しながら、燃費と排出ガスはよりコンパクトな車両と同等レベルに抑えています。

「ハイクロスコンセプト」のハイブリッドパワートレインは、前輪駆動車のために開発された新しい技術を、4輪駆動用に変更したものです。この新しいシステムでは、手頃な価格とパッケージングを実現するために、革新的な手法を取り入れ、新世代エクストロニック CVT(無段変速機)と組み合わせた1モーター2クラッチ方式を採用しています。この新世代エクストロニック CVTは、従来のCVTと比べると10%の燃費改善を実現しています。シャフト径の小さいプーリーと新しいベルトを使うことで、可能な限り変速比の幅を大きくし、さらなる効率化を目指しています。

都市部での運転では、電気モーターとリチウムイオンバッテリーのおかげで、エンジン使用の頻度を最小限にすることが可能です。また、減速時にはエネルギーを効率的に回生することができます。

出典: https://newsroom.nissan-global.com/releases/release-11c24... |

このように、コンセプトは出来てはいるものの、日本国内では、2014年3月31日を以て、デュアリスの販売を終了しています。しかしながら、欧州では2代目キャシュカイとして販売をしており、2017年ジュネーブモーターショーでは、2017年度中に自動運転技術「プロパイロット」を搭載予定とし、さらに、クルマの電動化に向けて取り組むとしています。

このことから、現在のところ、デュアリスでのハイブリッド仕様車の販売は未定となっています。

デュアリスの燃費向上方法

2010年8月のマイナーチェンジ時に、デュアリスは、燃費向上を目的に、いくつかのエコドライブ支援機能を追加しています。主な機能としては、スムーズ発進アシスト機能、ECOモード機能、スマートレブコントロール機能、ナビ強調変速機能になります。

これらは、エコドライブが主流となっている昨今では標準の機能ですが、デュアリスの燃費向上方法の中で特徴となっているのは、ナビ強調変速機能です。このナビ強調変速機能は、カーナビと連携して、エンジンブレーキを最適にコントロールしたり、燃料カットの頻度を高めるというものです。

ナビ協調変速機能
ナビゲーションシステムの情報と前方の車両との車間距離をもとに、スムーズな走行ができるような変速を行います。
ナビゲーションシステムの情報からカーブに近づいていることを検知すると、カーブをスムーズに通過できるように最適なギヤを自動で選択します。
レーダーセンサーにより前方の車両を検知すると、スムーズな加減速ができるように最適なギヤを自動で選択します。

出典: http://www.nissan.co.jp/OPTIONAL-PARTS/SMARTPHONE_OM/SKYL... |

このように、2010年8月以降のデュアリスでは、燃費向上における機能が装備されているので、殆どユーザーが自ら燃費向上のために何かをするということは必要ありません。

しかしながら、マイナーチェンジ前のデュアリスは、マイナーチェンジ後のデュアリスのような機能は装備していないので、ユーザー自ら、ECO運転の基本となるスロースタート、ポンピングブレーキ、スローイン・ファーストアウトといったようにアクセルワークを駆使することで、カタログ値に近い運転をすることが可能です。

デュアリスとエクストレイルとの燃費比較

デュアリスとエクストレイルの燃費比較のために、デュアリスは2013年最後のカタログ値、エクストレイルは2013年のカタログ値を元にします。なお、エクストレイルは現在も販売を続けているため、最後に、現在一番新しい2017年のカタログ値を参考値で説明します。

デュアリスの最上位グレードは、「20G」「20G FOUR」となります。カタログ上の燃費値は、「20G」で「13.0km/L」、「20G FOUR」で「11.8km/L」となっています。

エクストレイルの最上位グレードは、「20X(2WD)」「20X(4WD)」になります。なお、定員数によって燃費値が少々異なります。カタログ上の燃費値は、「20X(2WD)」で定員5名ならびに7名は「16.4km/L」、「20X(4WD)」で定員5名は「16.0km/L」、定員7名は「15.6km/L」となっています。

エンジン・燃料系共にエクストレイルは、デュアリスが搭載しているエンジンMR20DEを直噴化したエンジンMR20DDを搭載しています。直噴にすることで、低燃費と出力が向上します。これにより、同年代のクルマにも関わらず燃費比では約26%も向上しています。

また、エクストレイルの最新車種では、マイナーチェンジは行われていますが、2015年5月発売よりハイブリッド仕様の車種が登場し、燃費は「20Xハイブリッド(2WD)」で「20.8km/L」、「20Xハイブリッド(4WD)」で「20.0km/L」と飛躍的に向上しています。なお、ガソリン車に至っては、エンジン・燃料系共に変更はなく、燃費に変更はありません。

デュアリス中古車の燃費

中古車の燃費は、デュアリスに乗っていたオーナーの運転の仕方で大きく変わってきます。大きく変わる要因としては、1回の運転において、街乗り走行を主としているか、長距離(高速)走行を主としているかによります。

長距離走行をしているクルマは、街乗りをするクルマのようにストップ&ゴーをしない一定走行をすることが多いため、エンジンへの負担も少なく総走行距離が多くても燃費が良くなります。そのため、中古車市場において、総走行距離が少なく長距離走行を主としていたクルマは燃費も良く、エンジンの状態も良く、中古車として優良車となります。

なお、街乗りをするクルマの中にも、カタログ値に近い燃費を保つ場合があります。その条件としては、ストップ&ゴーは頻繁にするものの、エンジンに負荷をかけないエコドライブが出来ていたクルマです。

エコドライブに努めることで低燃費を実現出来ます

デュアリスは、2010年8月のマイナーチェンジ後からエコドライブ支援機能が備わり、街乗りSUVにも関わらず、低燃費を実現出来るようになっています。この当時は、エンジンでいかに低燃費を実現するかにメーカーは躍起になっていました。その後、エンジンだけでは低燃費の実現は難しくなりバッテリとモーターを組み合わせたハイブリッド仕様のクルマが登場しています。

日本国内でのデュアリスは、ハイブリッド仕様になる前に販売を終了し、現在はエクストレイルに吸収される形で今に至っています。モーターショーでは、今後ハイブリッド仕様あるいは、ゼロ・エミッション仕様のコンセプトが発表されていますが、今のところ未定です。

しかしながら、低燃費の実現には、ECO運転は必要不可欠なものとなっていますので、急発進・急カーブ・急停車といった運転は控え、クルマに優しい運転をするように心がけていきましょう。

初回公開日:2017年09月26日

記載されている内容は2017年09月26日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

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