日産ノートの燃費|口コミ/評価紹介・燃費向上方法・燃費比較
更新日:2024年07月12日
日産ノートの燃費はどれくらい?
ニスモシリーズの公称燃費は?
ノートのいくつかグレードをニスモが専用チューンしたグレードです。
「e-powerニスモ」は、エンジンで発電した電力でモーターを利用して走行するe-Powerがベース。「ニスモ」はHR12DDR(スーパーチャージャー)を搭載するX DIG-Sがベース。
そしてもうひとつの「ニスモS」は、HR16DEエンジン(ニスモチューン)を搭載しています。(このエンジンを搭載する現行のベースグレードはありません。)このニスモシリーズは、スーパーチャージャー搭載の「ニスモ」だけが公称燃費を公開しており、その燃費はJC08モードで24.0Km/L。
他のモデルはベースグレードの同一エンジンを参考値として紹介しますと、「e-powerニスモ」が、37.2~34.0km/L。「ニスモS」は、旧型ZE11型のノートのHR16DE搭載モデルを参考にすると、こちらの公称燃費がJC08モードで15.4 km/Lです。
特にこの「ニスモS」は、現行ノートに搭載されるエンジンよりも排気量が大きくハイパワーですが、他のエンジンを搭載するニスモに比べ、最も軽量に作られています。5MTが組み合わされていることから、ユーザーの走り方によって燃費が左右されます。
旧型 E-11の公称燃費は?
旧型であるノートE-11型は、1.5Lと1.6Lがラインナップされていました。1.5LエンジンはJC08モード燃費で18.0Kmをマークしています。1.6Lモデルは、上記ニスモの参考値としてあげたように、JC08モード燃費で15.4km/L。新型のノートになって、エンジン排気量がダウンサイジングされていることがわかります。
ライダーの公称燃費は?
オーテックジャパンによるカスタマイズカーであるライダーシリーズ。オーテックの最新のラインナップからは、ノートのチューニングカーはなくなってしまいましたが、2016年11月まで生産されていました。1.2LのHR12DEおよびHR12DDR(スーパーチャージャー)を搭載したノートのモデルをベースにしています。
HR12DEエンジン搭載のベースモデルと比較すると、車輛重量もほぼ同じ、トランスミッションも同じくCVTです。こちらのライダーも公称燃費は公開されていませんが、ベース車のJC08モード燃費は23.4(km/l) ですので、これとほぼ同等の燃費性能です。一方、HR12DDR搭載車のベース車両の公称燃費は26.2km/Lです。
e-POWERの公称燃費は?
ノートe-Powerは、エンジンと駆動輪は直結せず、エンジンで発電した電力でモーターを駆動するシステムを搭載しています。燃費は、e-Power SというグレードがJC08モード燃費で最も高く、37.2km/Lをマーク、クラスでも最高レベルの燃費性能を誇ります。
メダリストの公称燃費は?
各ベースグレードに対し、やや装備を充実させたグレードにつけらる「メダリスト」の名称。
公称燃費は、こちらも各ベースグレード車と同じ燃費性能となります。但し、オプション装着によりベース車両と比較して若干の車重増加がありますので、わずかながらではありますが、燃費の面では少しだけ不利となります。
e-powe搭載車は、34.0km-37.2km/L
HR12DE搭載車は、23.4km/L
HR12DDR搭載車は、26.2km/Lです。
日産ノートの燃費の口コミ・評価
e-Powerの燃費評価
モーターによる加速感も申し分ないこのノートe-power、燃費性能もなかなか優秀で、高速走行では30km近い燃費を出したという報告もあります。Ecoモードと標準モードの切り替えによっても差がでるようですが、悪くともおよそ20Km/Lを越え、23~24km/L以上の実燃費で走行することができるようです。
1.2L HR12DE搭載車の燃費評価
JC08モード燃費は23.4km/Lをマークするこのグレード。1.5/1.6Lエンジンを搭載していたE11型モデルと比較すると、1.2L化することによって大幅に燃費性能が向上しています。旧型では、街乗りや高速運転で、11~15km/L程度の実燃費しか出せなかったわけですが、現行のガソリンモデルでは15~18km/L、長距離走行では20km/L程度の燃費が出たという口コミもあります。
1.2L HR12DDR(スーパーチャージャー)搭載車の燃費評価
こちらのエンジンは、ノートのニスモやライダーに搭載車があります。実燃費は走り方にも依存しますが、実燃費は14~15kmといったところ。長距離運転やエコモードを利用するなど使い方によっては20Km前後の燃費で走らせたユーザーもいます。後述の日産のスーパーチャージャーは、きめ細かい制御で燃費向上に大きく貢献しています。
全体を通じ、このエンジンの燃費性能の評価は高く、旧型や同クラスをしのぐ性能を持った車に仕上がっています。
日産ノートの燃費向上方法とは?
ノートのDIGグレードに搭載されているガソリンエンジンHR12DDR。こちらは今注目のダウンサイジングターボのコンセプトをスーパーチャージャーで実現したエンジンです。1.2Lの排気量ながら、スーパーチャージャーで適度に過給、1.5L並みのトルクとパワーを発生することができます。加速が必要な状況では、過給によるトルクで短時間に加速。そしてスピードに乗った後は1.2Lのコンパクトな排気量で燃費の良い走行が可能です。
さらに利用していない領域でのスーパーチャージャーによるロスを低減させるため、バイパスバルブを設けたり、電磁クラッチで切り離す機構も持っています。ECOスイッチが押されている場合には、不用意なアクセルワークにスーパーチャージャーの過給が発生しないようにコントロールすることで、さらなる燃費改善に貢献しています。
車種別日産ノートとの燃費比較
マーチ
マーチはノートと同じHR12DEエンジンを搭載しています。車両重量は若干マーチの方が軽いのですが、ほぼ同等の燃費性能となっています。マーチのSグレードは、アイドリングストップ機能を搭載していないため、JC08モード燃費では21.4km/Lと若干低い数値となっています。実燃費も、マーチのアイドリングストップ機能搭載車とノートの同一エンジン搭載車ではほぼ同じ燃費性能となります。
フィット
フィットの1.3Lのガソリンモデルは、CVTとの組み合わせでJC08モード燃費で24.6km/Lをマーク(アイドリングストップ付車)。実燃費でもやはりノートのガソリンモデルと同等のパフォーマンスです。
一方、ハイブリッドモデルはトランスミッションがデュアルクラッチタイプとなり、特に加速時において、パワー伝達のダイレクト感が魅力です。JC08モード燃費は37.2km/L。実燃費は22~24km/L程度とノートe-powerに近い燃費性能を発揮します。
ノートe-powerは、発売からまだ期間が短く、十分な数の実燃費情報が公開されていませんが、フィット・ハイブリッドを超える燃費性能の報告も多数あり、ノートが高い燃費性能を秘めていることがわかります。
e-power/ガソリン共に燃費を大幅に向上させた現行ノート
先代のE11型から、ベーシックなコンパクトカーとしてのノート、現行のE12型ではガソリンエンジンをダウンサイジングし、1.2Lとすることで大幅な燃費性能の向上を達成しました。ダウンサイジング・ターボならぬ、ダウンサイジング・スーパーチャージャーを搭載。電磁クラッチでスーパーチャージャーを切り離したり、過給を細かくコントロールすることで、燃費性能の向上に大きく貢献しています。
一方、エンジンで直接発電機を回し、発生・蓄積した電力でモーターを回すスタイルのノートe-powerを追加。競合となる他社最新のハイブリッドモデルに勝るとも劣らない燃費性能を実現し、新しいコンパクトカーのスタンダードになりつつあります。またノート・ニスモSでは、従来のHR16DEをニスモチューンした5MTモデルも投入し、走りの好きなユーザーにも納得のパフォーマンスを提供しています。
初回公開日:2017年10月12日
記載されている内容は2017年10月12日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
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