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ミニバンの燃費比較紹介・燃費向上方法

更新日:2024年07月15日

今回の記事では、ミニバンの燃費を形式で掲載しています。ミニバンのクラス別や用途別に分けた様々なを記載していますので、ご自分の要望と良燃費を両立したミニバンを見つけるために本記事のをご活用ください。

ミニバンの燃費比較紹介・燃費向上方法

ミニバンとは?

現在大のミニバンですが、どのような特徴を持つ車がミニバンと呼ばれるのかを知っている方は少ないのではないでしょうか。「ミニ」という言葉が入っているにもかかわらず、トヨタのアルファードや日産のエルグランドはとてもミニとは言えない大きさを誇っています。

ミニバンとは「主に多人数乗車を目的とした、3列シートを備えたワゴンタイプの乗用車」です。エンジンは運転席の前方に設置され、ボンネットの短い1.5ボックスタイプと、ボンネットの長い2ボックスタイプがあります。「ミニ」という言葉から大きさがミニバンの条件だと思いがちですが、大きさは関係ありません。

今回の記事ではミニバンの燃費を様々なと共に見ていきます。ミニバンのクラス別、用途別に燃費を用意しましたので、ご自分の用途に合わせてお使いください。

ミニバンのクラス別燃費比較!

この項では、ミニバンのクラス別の燃費を記載しています。ミニバンにはその大きさに合わせてSS・S・M・L・LLという5段階のクラスに分けられています。車の大きさはユーザーの用途に直結しますので、大きさを決めて同クラス内の車種を比べるという方も多いでしょう。同クラス内で燃費を比べたい方にピッタリのです。

SSクラス燃費

SSクラスは、全長4200mm前後、全高1700mmとコンパクトカー並みのサイズで、排気量は1500cc程度です。効率的な内部設計により、5ナンバーの小さなサイズに3列目シートを確保しており、搭乗人数は6~7人です。SSクラスに属する車は現在2台のみで一騎打ち状態となっています。

車種カタログ燃費(JC08モード燃費)実燃費
ホンダ「フリード」27.2km/L18.81km/L
トヨタ「シエンタ」27.2km/L18.47km/L

上表を見ると、両車の間には差がほぼ無いことがわかります。一騎打ちということもあり、熾烈な争いが読み取れます。

Sクラス燃費

Sクラスは全長4600mm前後、全高が1600mmと長さはSSクラスより長いですが、高さがSSクラスより低いロールーフタイプです。排気量は1500cc~2000cc程度になり、搭乗人数はSSクラスと同じく6~7人乗りです。このSクラスはMクラスに次いで車種が多く、選択肢に幅があるのが特徴です。

車種カタログ燃費(JC08モード燃費)実燃費
トヨタ「プリウスα」26.2km/L19.85km/L
ホンダ「ジェイド」25.0km/L17.67km/L
日産「ラフェスタ」16.2km/L11.78km/L
トヨタ「アイシス」16.4km/L11.61km/L
トヨタ「ウィッシュ」16.0km/L11.56km/L
マツダ「プレマシー」16.2km/L10.92km/L
ホンダ「ストリーム」13.2km/L10.27km/L

燃費性能はプリウスαとジェイドが他の車種を大きく引き離す結果となりました。特にプリウスαは優秀で、1サイズ低いSSクラスの2車種よりも燃費が優れており、全てのミニバンの燃費となりました。

Mクラス燃費

Mクラスミニバンは、全長4695mm、全高は1800mm以上のハイルーフタイプです。全幅が1695mm前後なので、5ナンバー車種になります。排気量は1500cc~2000ccですが、一部例外もあります。

さすがにこのクラスになると、室内空間は広く、2列目と3列目にも足元までゆったりとした快適性があります。搭乗人数は7~8人乗りで、ミニバンの中ではのクラスです。

車種カタログ燃費(JC08モード燃費)実燃費
トヨタ「エスクァイア」23.8km/L16.73km/L
トヨタ「ヴォクシー」23.8km/L16.68km/L
トヨタ「ノア」23.8km/L16.11km/L
ホンダ「ステップワゴン」17.0km/L11.63km/L
日産「セレナ」17.2km/L10.78km/L
スズキ「ランディ」16.6km/L10.55km/L
三菱「デリカD:5」13.0km/L10.50km/L
マツダ「ビアンテ」14.8km/L10.48km/L

Mクラスの3はトヨタ勢の独壇場となりました。この3車種の燃費は、Mクラスであるにもかかわらず、Sクラスの多くの車種よりも優れています。

Lクラス燃費

Lクラスミニバンは、全長4700mm~4800mm、全高1800mm以下のローループタイプのミニバンです。全幅は1700mm以上の3ナンバー車になります。搭乗人数は7~8人で、排気量は2400cc~2500cc程です。

車種カタログ燃費(JC08モード燃費)実燃費
ホンダ「オデッセイ」26.0km/L16.28km/L
トヨタ「エスティマ」18.0km/L11.96km/L
スバル「エクシーガ」13.2km/L10.22km/L
マツダ「MPV」11.0km/L8.24km/L

ホンダのオデッセイが他の3車種を大きく引き離す結果となりました。オデッセイの燃費の実力は、1サイズ下のMクラスの3とほぼ同等であり、非常に優秀であることがわかります。

LLクラス燃費

LLサイズは全長4900mm前後、全高1800mm以上とミニバン最大のボディサイズを持ちます。勿論室内空間は非常に広く、快適性や居住性の良さは他のクラスを寄せ付けないでしょう。排気量は2500cc、3500ccの2種類のグレードがあり、その強力なエンジンによって加速や高速走行も安定しています。搭乗人数は7~8人で、車内の静粛性も高いです。

車種カタログ燃費(JC08モード燃費)実燃費
トヨタ「アルファード」19.4km/L12.28km/L
トヨタ「ヴェルファイア」19.4km/L12.01km/L
日産「エルグランド」10.8km/L8.48km/L

LLクラスミニバンは上表の3車種のみであり、よく比較されます。燃費ではハイブリッドグレードがあるアルファードとヴェルファイアが、エルグランドを大きく引き離す結果となりました。

ミニバンの用途別燃費比較!

ハイブリッド燃費

現在販売されているミニバンには、ハイブリッドグレードが用意されている車種が数多く存在します。購入の際には燃費が気になる方も多いかと思いますので、まずはハイブリッド対応車種のを見ていきましょう。

車種サイズカタログ燃費(JC08モード燃費)実燃費
トヨタ「プリウスα」S26.2km/L19.85km/L
ホンダ「フリード」SS27.2km/L18.81km/L
トヨタ「シエンタ」SS27.2km/L18.47km/L
ホンダ「ジェイド」S25.0km/L17.67km/L
トヨタ「エスクァイア」M23.8km/L16.73km/L
トヨタ「ヴォクシー」M23.8km/L16.68km/L
ホンダ「オデッセイ」L26.0km/L16.28km/L
トヨタ「ノア」M23.8km/L16.11km/L
トヨタ「アルファード」LL19.4km/L12.28km/L
トヨタ「ヴェルファイア」LL19.4km/L12.01km/L
トヨタ「エスティマ」L18.0km/L11.96km/L
日産「セレナ」M17.2km/L10.78km/L
スズキ「ランディ」M16.6km/L10.55km/L

がSクラスのプリウスαという結果になりました。次いでSSクラスの2車種、Sクラスのジェイド、Mクラスのエスクァイアです。また全体で見ても燃費は非常に良く、ハイブリッド車の燃費の実力を見せつけたとなりました。

6人乗り燃費

ミニバンは主に多人数乗車を目的とした車ですが、6人乗りが一番小さいサイズとなります。6人乗りのミニバンは少なく、現在販売されているミニバンの中では4車種のみが対応しています。

車種サイズカタログ燃費(JC08モード燃費)実燃費
ホンダ「フリード」SS27.2km/L18.81km/L
トヨタ「シエンタ」SS27.2km/L18.47km/L
ホンダ「ジェイド」S25.0km/L17.67km/L
トヨタ「ウィッシュ」S16.0km/L11.56km/L

6人乗り燃費比較の結果は、SSクラスミニバンであるフリードが、次に同じくSSクラスミニバンのシエンタが続く結果となりました。ジェイドもSSクラスに比べてそれほど悪くない燃費をしており、かなり優秀な部類であると言えます。

7人乗り燃費

次は7人乗りです。7人乗りグレードは全てのミニバンに存在するため、上位5車種を記載しております。詳細は下表のとおりです。

車種サイズカタログ燃費(JC08モード燃費)実燃費
トヨタ「プリウスα」S26.2km/L19.85km/L
ホンダ「フリード」SS27.2km/L18.81km/L
トヨタ「シエンタ」SS27.2km/L18.47km/L
ホンダ「ジェイド」S25.0km/L17.67km/L
トヨタ「エスクァイア」M23.8km/L16.73km/L

全てのミニバンに7人乗りグレードが用意されているため、必然的に全てのミニバンを対象にした燃費になります。特にプリウスαはSクラスであるにも関わらず、SSクラスの2車種を抑えて見事の座を勝ち取りました。また、エスクァイアもMクラスでありながら、多くのSクラスミニバンを抑えてランクインしています。

8人乗り燃費

最後は8人乗りです。8人乗りグレードが用意されているのは基本的にMクラス以上になります。今回も対象車が多いため、5のみを記載しています。

車種サイズカタログ燃費(JC08モード燃費)実燃費
ホンダ「オデッセイ」L26.0km/L16.28km/L
トヨタ「アルファード」LL19.4km/L12.28km/L
トヨタ「ヴェルファイア」LL19.4km/L12.01km/L
トヨタ「エスティマ」L18.0km/L11.96km/L
日産「セレナ」M17.2km/L10.78km/L

Mクラスが最小サイズの燃費ですから、ほぼMクラスであるだろうと思った方もいるかもしれません。しかし、1位はLクラスのオデッセイ、2位と3位はLLクラスのミニバンという結果になりました。

実を言うと、Mクラスミニバンに用意された8人乗りグレードは、そのほとんどがハイブリッドではありません。Mクラス燃費で強さを見せつけたトヨタのMクラス勢が姿を見せないのはこれが原因です。ランクインしているセレナは、Mクラスでは希少なハイブリッドの8人乗りグレードを持っています。

さらにLLクラスのアルファードとヴェルファイアがLクラスのエスティマを抑えています。この結果から、トヨタのLLクラスの燃費が大変優れていることが窺えます。ミニバンのはMクラスですが、8人乗りと燃費を考えると、Lサイズ、LLサイズも選択肢に入ってくると言えるでしょう。

ミニバンの燃費向上方法

この項ではミニバンの燃費向上方法を、運転方法とメンテナンスの2つの観点から見ていきます。

運転方法でできる燃費向上方法とは?

運転方法による燃費向上方法において、最も効果の高いのが発進時のアクセルの踏み方です。

燃費を向上させるには「エンジンへの負荷を減らす」必要があります。急発進をせず、ゆっくりとアクセルを踏んで発進することで、エンジンへの負荷を減らすことができ、結果燃費が向上します。発進時に消費するガソリンの量は、運転中に消費するガソリンのおよそ3割を占めるため、非常に効果が高い方法です。

次は減速時にフットブレーキではなくエンジンブレーキを使うことです。エンジンブレーキ中はエンジンへの燃料カット機能が働き、ガソリンの消費が止まります。運転中の減速は頻繁に行う動作であるため、高い効果が見込めるでしょう。

メンテナンスでできる燃費向上方法とは?

最も効果が高い方法はエンジンオイルとエレメントの定期的な交換です。エンジンオイルはエンジンへのダメージを吸収し、負荷を抑える効果があり、エレメントはエンジンオイルの機能を維持する働きがあります。

しかし、エンジンオイルとエレメントは共に劣化してくるため、定期的な交換が必要です。交換しなければ劣化したままですので、エンジンにかかる負荷は運転する度に大きくなっていくため、燃費の悪化を招いてしまいます。

次はタイヤの空気圧です。空気圧が1/4減った状態で走行すると、燃費が約4~8%悪化します。空気圧を正常に保っておくことで、燃費の悪化を防ぐことができます。

ご自分に合った機能と良燃費のミニバンを見つけるために

様々なと共にミニバンの燃費を見てきましたが、いかがだったでしょうか。ミニバンと一言で言っても大きさは実に様々で、それに伴う燃費も千差万別です。ご自分の用途に合った機能と優れた燃費を持った車種を選ぶためにも、を役立ててみましょう。

初回公開日:2017年09月28日

記載されている内容は2017年09月28日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

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