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ミライースの実燃費はどれくらい?燃費改善方法・燃費比較

更新日:2024年02月01日

ダイハツミライースの実燃費に迫っていきます。新型だけでなく、過去のモデルにも注意を向けましょう。また、ダイハツの車タントの実燃費とも比較してみたいと思います。さらに、ミライースの口コミもご紹介します。燃費の向上に役立つ点にも触れてみます。

ミライースの実燃費はどれくらい?燃費改善方法・燃費比較

ミライースってどんな車?

「ミライース」は、ダイハツ工業が2011年から生産販売している軽自動車です。ダイハツ工業のロングセラーである「ミラ」をベースに、地球環境問題への関心が高まってきたことなどを考慮して、低燃費で低価格な軽自動車を開発しようと生まれました。

車両重量の軽量化に徹底的にこだわり、車両構造の見直しを行い、それに成功しています。また、トランスミッションやエンジンの改良も行われ、従来比で40%燃費を改善することに成功しています。「e:Sテクノロジー」と呼ばれるのがそのことです。

さらに、「eco-IDLE」と呼ばれるアイドリングストップ機構によって、信号待停車中にエンジンを止め、ガソリンの消費を抑制するシステムも搭載しました。そして、徹底的なコスト削減努力により、70万円台から選べる価格を実現しました。これによって売り上げは大きく伸び、街でも多く見かける軽自動車の一つになっています。

ミライースの実燃費はどれくらい?

それでは、ミライースの実燃費はどれほどでしょうか。メーカーが公表しているカタログスペックの数値と同じ燃費を示してくれるのでしょうか。実際にミライースのユーザーになっているドライバーからの声も参考にしながら、ご紹介します。

新型ミライースの実燃費は?

最初に、新型のミライースについてみてみましょう。メーカーが公表しているカタログスペックと違いがあるのでしょうか。まずは、ミライースのスペックを確認しておきましょう。

スペックは?

●ダイハツミライースL"SAIII"/L(2WD)
車名・形式:ダイハツDBA-LA350S
全長×全幅×全高:3,395mm×1,475mm×1,500mm
車両重量:650kg
乗車定員:4名
JC08モード燃費:35.2km/L
主要燃費向上対策:自動無段変速機CVT,ロックアップ機構付トルコン,可変バルブタイミング,オルタネーター回生制御,アイドリングストップ装置
エンジン形式:KF型
エンジン種類:水冷直列3気筒12バルブDOHC
総排気量:658cc
最大出力:36kw(49PS)/6,800rpm
最大トルク:57N・m(5.8kgf・m)/5,200rpm
燃料供給装置:EFI
使用燃料およびタンク容量:[無鉛レギュラーガソリ][28L]
駆動方式:FF(前2輪駆動)
トランスミッション:自動無段変速機

実燃費は?

まず、2WD車のメーカー側が公表している燃費は、上記のスペック表を参照すると、1リッターあたり35.2kmという数値となっています。これはなかなか優秀な数値です。実際にここまで走ってくれれば、低価格も加わってお得感があります。では実燃費はどうでしょうか。

新型ミライースユーザーの声や、走行テストの記録などをまとめると、平均で1リッターあたり21km前後が実燃費と言えるでしょう。カタログスペックよりも10km前後低い値となっています。市街地走行時には燃費の悪化する傾向がありますが、CVTトランスミッションとアイドリングストップ装置の効果で、大きく燃費を悪化させるようなことは少ないといえるでしょう。

ミライースのような車は、買い物や通勤などに使用する機会が多い車です。このため、市街地での燃費が良いほど、ユーザーにはメリットとなるでしょう。

新型ミライース4WDの実燃費は?

次に、4WDのミライースを見てみましょう。雪道や凍結路に威力を発揮してくれる4WDですが、実燃費が気になるでしょう。どんな数値が飛び出してくるでしょうか。

スペックは?

●ダイハツミライースL"SAIII"/L(4WD)
車名・形式:ダイハDBA-LA360S
全長×全幅×全高:3,395mm×1,475mm×1,510mm
車両重量:720kg
乗車定員:4名
JC08モード燃費:32.2km/L
主要燃費向上対策:自動無段変速機CVT,ロックアップ機構付トルコン,可変バルブタイミング,オルタネータ回生制御,アイドリングストップ装置
エンジン形式:KF型
エンジン種類:水冷直列3気筒12バルブDOHC
総排気量:658cc
最高出力:36kw(49PS)/6,800rpm
最大トルク:57N・m(5.8kgf・m)/5,200rpm
燃料供給装置:EFI
使用燃料および燃料タンク容量:[無鉛レギュラーガソリン][30L]
駆動方式:フルタイム4WD(4輪駆動)
トランスミッション:自動無段変速機

実燃費は?

4WD車のメーカー側が公表している燃費は、上記のスペック表を参照すると、1リッターあたり32.2kmという数値となっています。スペック表を見ると、車両重量が2WDよりも70kgほど重くなっています。これは、4WDシステムの搭載によるものです。

小さなエンジンの軽自動車ですから、70kgの重量増は燃費に大きな影響を与えてしまいます。スペック表にある通り、燃費向上対策はしっかりと施されていますが、1リッターあたり3kmほど燃費が低下してしまうのはやむを得ないことでしょう。

では実燃費はどうなのでしょうか。新型ミライースユーザーの声をまとめると、平均で1リッターあたり18km前後というところです。残念ながら、カタログスペック表に記載されている32.2kmには到達できそうもありません。

ですから、燃費を重視するドライバーであれば、寒冷地など4WDでないと困る地域以外は、2WDを選択するのがベストでしょう。

平成24(2012)年式のミライースの実燃費は?

平成24(2012)年10月は、ミライースが発売されてから1年となった節目の年です。ダイハツはこれを記念して、特別仕様車を発売しています。

それが、「メモリアルエディション」です。L、Lf、X、Xfの4つのグレードをラインナップして、グレードによって、キーレスエントリーやリアヘッドレスト、スモークドガラスなどを特別装備して発売しました。では、実燃費はどのようになっているのでしょうか。まずはスペックを見ておきましょう。

スペックは?

●ダイハツミライースLメモリアルエディション
車名・形式:DBA-LA300S
全長×全幅×全高:3,395mm×1,475mm×1,500mm
車両重量:730kg
乗車定員:4名
JC08モード燃費:30.0km/L
エンジン形式:KF型
エンジン種類:水冷直列3気筒12バルブDOHC
総排気量:658cc
最高出力:38kw(52PS)/6,800rpm
最大トルク:60N・m(6.1kgf・m)/5,200rpm
燃料供給装置:EFI
使用燃料および燃料タンク容量:無鉛レギュラーガソリン・30L
駆動方式:FF(前2輪駆動)
トランスミッション:自動無段変速機

実燃費は?

気になる燃費ですが、メーカーが公表しているカタログスペック表によれば、1リッターあたり30kmと記載されています。新型ミライースの方が、5km以上も低燃費という計算です。

では、実燃費の方はどうなのでしょうか。ミライースユーザーの声などをまとめると、平均で1リッターあたり21km前後が実燃費です。そうなると、新型ミライースとほぼ同じ実燃費ということになります。

中古車で手に入れるドライバーも多いかと思いますが、実燃費については、メンテナンスが適正になされた良質車であれば、新型と同じガソリン代で済みそうです。前述のように、メモリアルエディションは特別装備がされていますので、十分満足のいく買い物ができるでしょう。

平成25(2013)年式のミライースの実燃費は?

平成25(2013)年8月に、ミライースはマイナーチェンジを施されています。前述した「e:Sテクノロジー」をさらに進化させ、「EGRクーラー」の採用やアイドリングストップのタイミングスピードの変更、発電効率が高いオルタネーターへの変更などによって、一層の燃費向上が図られました。

さらに安全性能も強化され、時速60km以上で走行中に強いブレーキングをすると、ブレーキランプが点灯して、ハザードランプも自動点滅するという「エマージェンシーストップシグナル」を全車に搭載しています。では、平成25年式のマイナーチェンジしたミライースの実燃費はどのくらいでしょうか。

スペックは?

●ダイハツミライースL(2WD)
車名・形式:DBA-LA300S
全長×全幅×全高:3,395mm×1,475mm×1,490mm
車両重量:730kg
乗車定員:4名
JC08モード燃費:33.4km/L
エンジン形式:KF型
エンジン種類:水冷直列3気筒12バルブDOHC
総排気量:658cc
最高出力:38kw(52PS)/6,800rpm
最大トルク:60N・m(6.1kgf・m)/5,200rpm
燃料供給装置:EFI
使用燃料および燃料タンク容量:無鉛レギュラーガソリン・30L
駆動方式:FF(前2輪駆動)
トランスミッション:自動無段変速機

実燃費は?

では、気になる燃費はどうでしょうか。上記のカタログスペックでは、1リッターあたり33.4km走る計算となっています。平成24年式のミライースと比較すると、パワートレインスペックなどは変更がないのにもかかわらず、3.4kmも燃費が向上しています。この数値から、マイナーチェンジで施した燃費向上の更なる対策が、功を奏していることがはっきりと分かります。

では、実燃費の方はどうなのでしょうか。ミライースユーザーの声をまとめると、1リッターあたり21km前後というところです。残念ながら、マイナーチェンジ前と比較して、変わっていないという結果です。

マイナーチェンジ

車タントと燃費を比較すると?

同じダイハツの軽自動車「タント」の実燃費と比較してみましょう。ミライースと違い、背の高いハイトワゴンタイプの軽自動車です。特長は、何といっても「ミラクルオープンドア」でしょう。左側のセンターピラーがなくなって、スライドドアをオープンにすると、まるで部屋に上がり込むような感覚で乗り降りができることです。

この絶好調のタントの燃費は、カタログスペックによると、自然吸気エンジンで1リッターあたり28km、ターボエンジンで1リッターあたり26kmとなっています。実燃費は、タントユーザーの声をまとめると、1リッターあたり16km前後となっています。

ミライースの1リッターあたり21kmと比較すると、大きく差が開いてしまいます。もっとも、ミライースとタントでは元々のコンセプトが違いますので、納得の数値と言えるでしょう。

ミライースの燃費口コミをご紹介!

・メーカー値35.2km/l
・実燃費27.9km/l

出典: http://minkara.carview.co.jp/car/daihatsu/mira_e-s/review... |

丁寧に運転すればリッター27キロぐらいはメーター読みでストレスなく出すことが可能。燃費競争をやめて加速感を重視したとのことだったのでそれなりに踏み込んだ運転をしたがその時はリッター17キロ。

出典: http://minkara.carview.co.jp/car/daihatsu/mira_e-s/review... |

ミライースの燃費改善方法

十分に低燃費であるミライースですが、さらに、少しでもミライースの燃費を伸ばすために、役立つことがあるのでしょうか。本記事では、2つのことを取り上げてみたいと思います。ぜひ実行してみてください。

エコアイドル

一つ目は、エコアイドルを十分に活用することです。ミライースの低燃費を支えている一つがこれだからです。アイドリングストップ装置は、多くの車が搭載していますが、ミライースのアイドリングストップ装置は、時速7kmになるとエンジンが停止します。このため、信号や一時停止の多い市街地などでは、この装置が効果的に働いて燃料消費を削減してくれます。

ただ、ミライースユーザーの中には、エコアイドルのスイッチを切ってしまう方もいるようです。熱い時のエアコン停止や、停止するタイミングの途中で信号が青になって、再び発進する場合の独特のもたつきをきらっているようです。しかし、従来のエコアイドルと比べ、10%近く燃費が向上するようですので、なるべくスイッチは入れたままにしておきましょう。

エンジンオイル

二つ目は、エンジンオイルの定期的な交換です。軽自動車はエンジンが小さいため、きびきびと走ろうとすると、どうしてもエンジン回転数が高くなりがちです。それだけエンジンを酷使することになります。ですから、エンジンオイルの定期的な交換は欠かせません。

しかし、買い物や通勤などで毎日忙しくしていると、ついオイル交換を忘れがちになります。メモをしておくなどして、必ず行うようにしましょう。使用するオイルは、「0W-20」などの省燃費車用のエンジンオイルを必ず選んでください。

ミライースに乗ってみよう!

ミライースの実燃費について考えてきましたが、いかがでしたか。カタログスペックのようにはいきませんが、確かにミライースは低燃費であることに間違いありません。買い物や子供の送り迎え、通勤など普段使いにぴったりな車です。みなさんも一度ミライースに乗って、低燃費を実感してみませんか。

初回公開日:2017年09月14日

記載されている内容は2017年09月14日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

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