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日産モコの燃費|新型/旧型での比較・軽自動車との比較

更新日:2024年07月17日

今回の記事は日産モコの実燃費について紹介しています。低燃費時代において軽自動車の燃費は正に日進月歩です。そんな時代において、日産モコの実燃費はどのくらいのレベルなのでしょうか。様々な比較対象と比較し、日産モコの実燃費の実力を調べました。

日産モコの燃費|新型/旧型での比較・軽自動車との比較

日産モコはどんなクルマ?

日産モコは2002年4月に発売されました。日産にとって、モコは初めての軽自動車です。名前の由来は「モコモコ」という可愛らしいイメージの言葉で、車体も全体的に丸味を帯びた可愛らしいデザインとなっています。軽自動車ではありますが、車の内部は広くインテリアや収納等が非常に充実している車です。

日産モコの燃費はどのくらい?

昨今の軽自動車で一番最初にチェックされることが多い燃費ですが、モコも軽自動車なので勿論気になるところです。この項ではカタログで公表されている燃費と実燃費の両方を見てきましょう。

カタログの公表燃費について

カタログに記載されている燃費は、「JC08モード」と呼ばれる測定法に基づいた燃費です。一般車は開発が終了し一般に向けて販売する前に、国が指定した「型式指定検査」というものを受けなければなりません。

「JC08モード」測定はその検査の一部です。一定の条件の元に実際に市街や郊外を走行して燃費を測定するのですが、どうしても実燃費との差が生じてしまいます。理由はJC08モード測定の測定方法です。測定時の条件には「ハンドル操作なし」「エアコン等の電気機器オフ」「屋内での走行」も含まれるため、どうしても実燃費に対して高くなります。

現在日産モコの最新モデルは2014年10月に発売されたモデルです。グレードはS、X、SFOUR、XFOURの4種類あり、一番燃費が優れているのがSとXです。カタログに記載されているSとXの燃費はJC08モード測定法で30.0km/Lとなります。

実燃費

実燃費は実際に一般道や郊外、高速道路を走行して測定した燃費です。JC08モードの様に走行中の厳格な条件はありません。要は普通に運転している時の燃費です。今回はJC08モード燃費で一番優れているSとXのうち、Sの実燃費を紹介します。Sの実燃費は以下のとおりです。

街中での走行:14.6km/L
流れの良い一般道:21.3km/L
高速道路:20.9km/L
平均燃費:18.9km/L

よって、モコの実燃費は18.9km/Lとなります。

日産モコの燃費は良い?

モコの燃費はJC08モード燃費で30.0km/L、実燃費で18.9km/Lとなりました。まずJC08モード燃費で30.0km/Lという数値は、発売された2014年当時ではクラスの数値で、全軽自動車のベスト5に入るほどです。発売から3年経ちましたが、現在でも間違いなく優秀な燃費と言えるでしょう。

次に実燃費で18.9km/Lという数値も、発売当時ではかなり優秀な数値となります。全軽自動車の中でも10に入る数値です。また、実燃費というのは3年程度では大して進歩はしません。JC08モード燃費では、現在クラスの燃費が37.0km/Lを超えているのを見ても大変進歩が目覚ましいのですが、実燃費はせいぜい1~2km/Lほどしか変わってないのが現状です。

発売時の3年前では全軽自動車の実燃費10に入るような実力を持っていたのですから、モコの実燃費は現在でも優秀な燃費と言えるでしょう。

日産モコの実燃費比較

以下では日産モコの世代別モデルの比較をしていきたいと思います。

2014年10月発売モデル(3代目)

現在の最新型モデルです。上述の通り、カタログ燃費では30.0km/Lですが、実燃費では18.9km/Lでした。

2009年6月発売モデル(2代目)

このモデルは2代目最後のモデルになります。20個以上ものグレードが用意された非常に珍しいモデルです。この中で一番燃費が優れていた車のカタログ燃費は22.0km/Lです。実燃費は、

街中と一般道:11.30km/L
高速道路:14.81km/L
平均:13.06km/L

となりました。

2004年12月発売モデル(初代)

このモデルは初代最後のモデルになります。一番燃費が優れていた車のカタログ燃費は18.8km/Lです。実燃費は、

街中と一般道:10.60km/L
高速道路:13.98km/L
平均:12.29km/L

となりました。

3代目の燃費向上が素晴らしい!

以上、実燃費を比べてみると、

3代目:18.90km/L
2代目:13.06km/L
初代:12.29km/L

となり、3代目の実燃費が非常に優れています。カタログ燃費でも他者を大きく離していますし、大幅な燃費向上に成功した世代だということがわかります。逆に2代目と初代に関してはそんなに変わらない結果となりました。

軽自動車と日産モコの燃費比較

この項では、他の軽自動車との燃費比較をカタログ燃費と実燃費両方の視点から比較します。今回比較する軽自動車はミラココアです。3代目モコが発売された時はモコのライバルと呼ばれていた車種です。今回の比較対象であるミラココアのモデルは、3代目モコと発売時期が近い2015年4月発売モデルです。モコの比較対象モデルは上述の2014年10月発売の最新モデルを使用します。

モコとミラココア。優秀なのはどっち?

まずはミラココアのカタログ燃費ですが、29.0km/Lです。モコが30.0km/Lですので、カタログ燃費ではモコが優れていることになりますが僅差です。次にミラココアの実燃費ですが、以下の通りとなります。

街中:13.6km/L
流れの良い一般道:19.1km/L
高速道路:19.7km/L
平均:17.3km/L

ミラココアの実燃費は17.3km/Lです。モコの実燃費は18.9km/Lですので、これは大きくモコの方が上回っています。燃費を比較した際に、カタログ燃費よりも実燃費の方が差が開くというのは珍しい事です。

日産モコの良い点、悪い点とは?

燃費では抜群の性能を持つモコですが、当然メリットは燃費のみではありません。また、どの車種も当然いいところのみで構成されているわけではなく悪いところもあります。これはモコも例外ではありません。この項では、モコのメリット、デメリットを紹介します。

モコの良い点(メリット)とは?

モコのメリットは以下のとおりです。

1.インテリアが洗練されており、コンフォートも充実
2.車内の収納が多い
3.運転が苦手な人も安心のサポート機能

順に詳細を見ていきましょう。

まずインテリアですが、軽自動車なのに広い車内と運転席周りのディスプレイが特徴的です。ディスプレイはデザインが秀逸であり、サイズは大きいものの車内にうまく溶け込み違和感がありません。タッチパネル方式を採用していることから操作も非常に簡単に行えます。

また、コンフォートも充実しています。コンフォートとは英語で「快適」という意味ですが、モコのインテリア装備はプッシュエンジンスターターや身だしなみをチェックできるバニティミラーを始め、設定した温度をキープするエアコンや運転席のヒーター付きシートなど、快適に車内で過ごすための機能に溢れています。

次のメリットは、車内の収納が非常に多いことです。助手席下のアンダーボックスに加え、正面のボックスやインストトレイ、さらには買い物袋や傘を掛けることができるフックなどここには書ききれないくらいの収納があります。通勤等に使う車には常備しておきたいものが多いですが、モコならばそれらを難なく収納できるでしょう。

最後は運転のサポート機能です。バックモニター機能がついていますので、駐車が苦手なドライバーも安心して駐車できます。また、モコは軽自動車の中でも小回りが利くため、狭い路地の運転も快適です。

モコの悪い点(デメリット)とは?

モコのデメリットは安全装備が少ないことです。低速域でも衝突回避に貢献してくれるレーダーブレーキサポートや、アクセルとブレーキの踏み間違いを防いでくれる誤発信抑制制御機能がついていません。最近発売された軽自動車には基本的についている装備ですので、これらが無い点はデメリットと言えるでしょう。

モコは低燃費で使い勝手の良いクルマ!

以上、モコの燃費や特徴について書いてきましたがいかがだったでしょうか。モコの燃費は上述のとおり非常に優れています。さすがに現在の最新モデルよりは性能が劣りますが、現在でも十分高性能と言える燃費を誇っています。

さらには快適な環境を提供してくれる車内設備や、軽自動車ならではの小回りが利く操作性など、一言でいえば非常に使い勝手の良いクルマです。軽自動車をお探しの方は、ぜひ日産モコを選択肢のひとつに入れてみてはいかがでしょう。

初回公開日:2017年09月15日

記載されている内容は2017年09月15日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

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