Search

検索したいワードを入力してください

ラクティスの燃費|燃費向上方法・他車種との比較

更新日:2024年07月17日

今回の記事は、トヨタラクティスの燃費について書いたものです。コンパクトカーであるラクティスの燃費について、様々な比較対象と比較してその実力を評価しました。また、その燃費をさらに向上させるための方法についても記載しています。是非ご覧ください。

ラクティスの燃費|燃費向上方法・他車種との比較

ラクティスはどんな車?

トヨタラクティスは2005年10月に発売されました。「思い通りのレスポンス、カッコイイスタイル、かつてない開放感、広大なスペース、低燃費低排出、軽快な走り」というコンセプトの元、2代目「ヴィッツのプラットフォーム」をベースとして開発された車です。

ラクティスの特徴はコンセプトのとおり、コンパクトカーでありながら大容量のラゲージスペースと広い車内空間を持ちます。また、コンパクトカーならではの走行性能を誇り、特に最小回転半径4.9mは、一般的なミニバンの5.5~5.7mという数値を大きく離しています。

さらに排気量が1300㏄~1500㏄と低排出なので、自動車税もそこまで高くならず経済的であり、低燃費という魅力がさらにその経済性を後押しします。一言でいうと、ラクティスは「現代のニーズに合ったクルマ」です。

今回は、それらの魅力の1つである「低燃費」についてフォーカスします。現在の低燃費時代に影響を受け、多くの車種が燃費の向上に余念がない中、ラクティスの燃費はどの程度の実力があるのでしょうか。他車種との比較を交え、ラクティスの燃費について評価しました。

ラクティスの実燃費は良い?悪い?

今回の対象モデルは、2014年5月発売の最新モデルです。グレードは標準グレードである「X」を採用します。本モデルには10種類ものグレードがありますが、一番燃費がいいのがXになります。燃費は下表のとおりです。

グレードカタログ燃費(JC08モード燃費)実燃費
X20.0km/L15.13km/L

参考として、実燃費の他にカタログ燃費も記載しています。カタログ燃費は「JC08モード」という測定法で測定された燃費ですが、測定項目の中に「屋内での走行」「エアコン等の電気機器類を一切使用しない」などが含まれるため、どうしてもカタログ燃費は実燃費より高くなりがちです。

ラクティスと他車種の燃費比較してみた!

上述のように、ラクティスの燃費についてはわかりましたが、このままではただの数値であり実力がわかりません。そこで、この項では他車種との燃費を比較してラクティスの燃費における実力を評価していきます。

フィットとの比較

最初の比較車は、ホンダのコンパクトカーである「フィット」です。ラクティスのライバル車です。比較対象は、2015年9月に発売されたモデルで、標準グレードである「13G」を採用します。燃費は下表のとおりです。

車種カタログ燃費(JC08モード燃費)実燃費
フィット26.0km/L16.90km/L
ラクティス20.0km/L15.13km/L

フィットはカタログ燃費、実燃費共に優れています。しかし、カタログ燃費では大きく数値が離れていますが、実燃費にそこまでの差はありません。

ノートとの比較

次は、日産のコンパクトカーである「ノート」です。比較対象は2017年9月に発売されたモデルで、標準グレードである「S」を採用します。燃費は下表のとおりです。

車種カタログ燃費(JC08モード燃費)実燃費
ノート23.4km/L16.12km/L
ラクティス20.0km/L15.13km/L

カタログ燃費、実燃費共にノートが優れる結果となりましたが、そこまでの差ではありません。

フリードとの比較

次の比較車種は、ホンダのコンパクトカーである「フリード」です。比較対象は2016年9月に発売された最新モデルで、グレードは標準グレードである「B」を採用しています。両車の燃費は下表のとおりです。

車種カタログ燃費(JC08モード燃費)実燃費
フリード19.0km/L14.90km/L
ラクティス20.0km/L15.13km/L

カタログ燃費、実燃費共にわずかではありますがラクティスの方が優れている結果となりました。

シエンタとの比較

4つ目の比較車は、トヨタのコンパクトカーである「シエンタ」です。比較対象は2015年7月発売モデルで、グレードは標準グレードである「X」を採用しました。両車の燃費は下表のとおりです。

車種カタログ燃費(JC08モード燃費)実燃費
シエンタ20.2km/L13.30km/L
ラクティス20.0km/L15.13km/L

カタログ燃費ではシエンタがわずかに優れていますが、実燃費ではラクティスがシエンタの燃費を大きく引き離しています。

タンクとの比較

5つ目の比較車は、トヨタのコンパクトカーである「タンク」です。比較対象は2016年11月発売モデルで、グレードは標準グレードである「X」を採用しました。両車の燃費は下表のとおりです。

車種カタログ燃費(JC08モード燃費)実燃費
タンク24.6km/L15.89km/L
ラクティス20.0km/L15.13km/L

カタログ燃費、実燃費共にタンクが優れていますが、実燃費で見ると差は僅かです。

プリウスとの比較

最後の比較車は、ハイブリッド車であるプリウスです。比較対象は2015年12月発売モデルで、グレードは標準グレードである「E」を採用しました。両車の燃費は下表のとおりです。

車種カタログ燃費(JC08モード燃費)実燃費
プリウス40.8km/L26.39km/L
ラクティス20.0km/L15.13km/L

ハイブリッド車は燃費に非常に優れた車種です。カタログ燃費も実燃費も大きくラクティスを引き離しています。やはり、燃費ではハイブリッド車には敵いません。以上、他車種との比較でした。コンパクトカーである5車種と比べると、ラクティスが他車種の燃費を上回ったのは、フリードとシエンタの実燃費のみという結果になりました。

しかし、コンパクトカーの比較対象で一番燃費のいいフィットやそれに次ぐノートは、発売年のコンパクトカー実燃費で10に入るほどの性能を持っています。よって、これらの車とそれ程差がないラクティスの燃費は、優れた部類であると言っていいでしょう。

ラクティスの燃費を向上させるには?

ラクティスの燃費についてはわかりましたが、この項では燃費をさらに向上させる方法についてご紹介します。

運転時の燃費向上方法

運転時にできる燃費向上方法として代表的なのは、アクセルの踏み方です。「そんなことで」とお思いの方もいるでしょう。しかし、燃費を向上させるために必要なことは「エンジンへの負担を減らす」ことであり、運転時に一番負荷がかかるのが発進時の加速です。

急激にアクセルを踏むと、エンジンには相当の負荷がかかりますので、ゆっくりアクセルを踏むことでエンジンへの負担を軽くでき、燃費を向上させることができます。

次は、エンジンブレーキの使用です。減速時にフットブレーキではなくエンジンブレーキを使用すると、燃料カットが作動してエンジンへのガソリンの供給が止まります。単純にガソリンを消費しないので、この分燃費を向上させることができます。

メンテナンスによる燃費向上方法

まずは、エンジンオイルやエレメントの交換です。上述にあるとおり、燃費を向上させるためにはエンジンへの負荷を減らす必要があります。定期的にエンジンオイルやエレメントを交換しなければ、それだけでエンジンに多大な負荷がかかるため燃費が悪化します。

次はタイヤの空気圧です。空気圧が1/4減った状態で走行した場合、4~8%程燃費が悪くなります。このように、定期的なメンテナンスや点検を心掛けるだけで燃費を向上させることができます。

ラクティスの魅力は高いレベルで完成されたバランス!

以上、ラクティスの燃費について書いてきましたが、いかがだったでしょうか。ラクティスの燃費は他のコンパクトカーと比べても優秀な部類です。

しかし、ラクティスの魅力は、現代のニーズに高いレベルで応えた総合力です。ラクティスはコンパクトカーではありますが、大容量のラゲージスペースを持ち車内空間も広いです。家族での旅行も難なくこなせるでしょう。

排気量から来る自動車税と優れた燃費、そして抑え目の車体価格は経済的な負担を減らします。さらにコンパクトカーならではの走行性能は、大容量のラゲージスペースを持つ車とは思えない程優れています。小回りも利くため、運転が苦手な人でも安心です。

1つ1つはではありませんが、求められているものが高いレベルで実現したクルマです。それがラクティスです。コンパクトカーをお探しの方は、ぜひラクティスを選択肢の1つに加えてみてください。

初回公開日:2017年09月23日

記載されている内容は2017年09月23日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

Related