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リーフの実燃費|ランニングコスト・燃費向上方法

更新日:2024年07月17日

今回の記事は日産リーフというEV(電気自動車)についての記事になります。電気自動車はまさしく今世界的にハイブリッドカー以上に注目されている車です。今回はそうした電気自動車の燃費を、リーフといったEV車の特徴を踏まえて紹介していきます。

リーフの実燃費|ランニングコスト・燃費向上方法

日産リーフとはどんな車?

リーフは日産自動車が製造した5ドアハッチバック型の電気自動車で、2010年から販売している車です。リーフは、2010年の12月にアメリカ合衆国で販売を開始され、その後日本だけでなくヨーロッパをはじめとしてグローバル市場へと進出しています。

リーフは、その後世界の累計販売台数は2015年末には20万台を達成し、多くの台数を世界規模で販売されています。現在、2017年9月6日にはフルモデルチェンジが発表され、10月2日より日本での販売が行われることがわかっています。

ちなみにリーフの名前の「LEAF」は、英語の「葉」が由来となっていますが、電気自動車ということもあってこのような名前の由来となっています。葉は植物が大気を浄化するイメージから連想されています。

リーフの実燃費は?

電気代の口コミ

2017年の8月にリーフに乗って走行した方の電気代を大まかに調べてみたので、以下で紹介していきます。まず、電気代に関してはご家庭の電気契約プランによって異なる部分があるため、一概に比較することは出来ないということを前提としておきます。

8月に2000㎞前後走行したある方は、電気代が2135円となっていました。また同じく2000㎞前後走ったある方は、3,616円となっていました。このように違いが出るのは、走行による電気消費の他にエアコンやナビやオーディオやライトなどの使用状況によっても違いがでます。

そのため、走行距離が同じであっても、電気消費量はドライバーによって異なる場合があります。

ランニングコストの計算

ここからは、走行距離に対してのランニングコストを大まかに計算していきたいと思います。まず先ほど紹介した例をもとにすると、約2,000㎞走行した際にかかった費用は3,600円となりました。つまり、一円あたり約0.5㎞走行することが出来るということがわかります。

また、もっと走行距離が少ない例を用いると、走行距離154㎞で電気代が490円という人の場合、一円あたり約0.3㎞走行することが出来るという計算になります。このように、基本的には走行距離が長い方が燃費効率は高くなります。

これらを平均電力消費として1キロワットあたりに換算するならば、2000㎞走った方の平均電力消費は6.8㎞/kwhとなっており、154㎞走行した方の場合は6.3㎞/kwhとなっていました。

日産リーフの燃費向上方法は?

日産リーフはEV(電気自動車)になるため、燃費のイメージが沸かないといったこともあるかもしれませんが、先ほどまでで口コミなどを基に紹介していました。基本的に電力を使って走るといったところが違うため、一般の燃費向上方法とは異なる面もありますが、その点も踏まえて以下では燃費の向上方法を紹介します。

走り方の注意点とは

リーフの走り方においては、一般のガソリン仕様の車の場合とそれほど燃費向上のために意識すべきことは基本的に変わりません。例えば、不必要な加速や減速をなるべくしないといったことがあります。発進時にはなるべくアクセルを強く踏まずに、徐々に発進できるようにするといいでしょう。

また、ブレーキはフットブレーキをなるべく使わずにエンジンブレーキを多用することで電力消費を抑えることができます。

実はEV車の場合は、エンジンブレーキの状態になると回生充電といって、モーターが発電機に切り替わり充電が開始されます。つまり、なるべくこの回生ブレーキを使うことによって、エンジンブレーキのエネルギーを充電に回すことができます。

高速道路での走行に注意

EV車(電気自動車)の場合は、例外としてガソリン車に比べて燃費の傾向が異なる場合があります。その一つに高速道路の走行時の燃費の違いがあります。まず、ガソリン車の場合は、高速道路などで速度を上げている状態の方が燃費効率が良くなるのですが、電気自動車の場合は、むしろ速度を上げた状態の方が燃費効率が下がってしまいます。

電気自動車に内蔵されているモーターの性質上、そのように高回転域の燃費効率が下がってしまいます。簡単に言えば、モーターの加熱によってそれがそのまま電力消費へと回ってしまいます。そのため、ガソリン車に比べると、速度を上げて走行した場合に燃費効率が下がってしまいます。

ノーマルタイヤを交換する

リーフの燃費を向上させるための方法として、ノーマルタイヤを交換するといった方法があります。純正のタイヤに比べてより軽量のもので、EV専用タイヤとしていくつか売られているため、ノーマルタイヤをそれら燃費効率の良くなるタイヤと交換することで対処することができます。

しかし、あくまでタイヤを交換しただけのため著しく燃費効率が上がるといった場合は少ないと考えられますが、それでも少しでも燃費向上を図りたい方はタイヤの交換をすることをします。

スタッドレスタイヤは燃費を下げる?

やはり冬のリーフ走行時には、冬に合わせたそれ相応の装備が必要になってきます。そのうちの一つにスタッドレスタイヤがありますが、スタッドレスタイヤは基本的に普通のタイヤに比べて柔らかく作られています。そのため、接地面積が大きくなってしまい、抵抗も悪くなった結果燃費効率も悪くなってしまいます。

ですが、こうしたタイヤでの燃費効率の差は、一般的にはあまり変わらないということもありますし、また安全のために冬場はリーフにもしっかり冬用のスタッドレスタイヤを履かせることを考えた方がいいでしょう。燃費効率を上げるのであれば、そのほかの細かな面から対策することもできます。

エアコンと燃費の関係とは?

実は、電気自動車の燃費効率へ影響を与えているものの中でも、特にエアコンの使用状況はそのうちの中で特に強い影響を持っています。まず、高速道路を走行時にエアコンを使用した場合、96㎞走行できたという例がありますが、同じドライバーが同じ走行条件でエアコンを使用せずに走行した場合120㎞といったように違いがでました。

つまり、エアコンを使用しなかった場合、エアコンを使用した場合と比較して24㎞も可能走行距離に違いが出たのです。このように大きな燃費の違いが出るため、リーフのような電気自動車の場合は特にエアコンの使い方に気を付けて、家にいるときと同じように節電を心がけるといいのではないでしょうか。

リーフの燃費を比較

フィットEVとの比較

フィットEVは、ホンダが開発しているフィットをベースとしたEV(電気自動車)になります。こちらは、EV車の中でもとりわけ電力消費率が良いという特徴があります。そこで、フィットEVとリーフを一充電走行距離で比較してみました。

すると、フィットEVは一充電走行距離が225㎞となっているのに対して、リーフは200㎞となっていました。リーフも電力消費の効率がいい車と言われていますが、走行距離で比較するとフィットEVの方が上回っていることが分かります。

日産リーフは日本初の世界市場に飛び出したEV車

ここまで日産リーフについてご紹介してきましたが、いかがだったでしょうか。やはり、今は日本だけでなく、世界的に多くの企業がEV車(電気自動車)を製造販売しているため、日本からその第一歩として世界に飛び出していったリーフは、世界的にも安定したを誇っています。

リーフのような電気自動車の場合、完全に電気で稼働しているため普通のガソリン車と比較して異なる面もありますが、基本的にはガソリン車と同じような感覚で乗ることができます。

リーフに初めて乗った方の多くは、初めての電気自動車という方でしたが、電気自動車にしかない魅力を感じている方が多くいました。

日本では現在数多くのEV車が開発に取り組まれていますが、これからはEV車の時代となっていくでしょう。

初回公開日:2017年09月16日

記載されている内容は2017年09月16日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

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