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スズキアルトの燃費はどのくらい?燃費比較・他車との燃費比較

更新日:2024年07月21日

スズキのアルトの燃費についてみていきましょう。ロングセラーとなっているアルトの実燃費はどうでしょうか。本記事では、新型アルトの実燃費と、過去のモデルの実燃費を確かめます。また、同じスズキの軽自動車2車種と、燃費を比較してみます。

スズキアルトの燃費はどのくらい?燃費比較・他車との燃費比較

スズキアルトの実燃費を知ろう!

スズキの代表的な軽自動車アルトの実燃費に迫ってみましょう。お買い物や通勤で使うお得なモデルから、スポーツ感たっぷりのホットモデルまで、アルトは豊富なラインナップをそろえています。

本記事では、新型と過去のモデルの実燃費、そして2種類の車の燃費比較もご紹介します。

新型アルトのタイプ別実燃費をご紹介!

新型アルトは、2014年12月にデビューしています。スズキのロングセラー車で、現行モデルで八代目にあたります。

このアルトから、がらりとスタイルが変わっています。フロントグリルが消えてしまったかのようなノッペリとした顔つきで、人の目に似た横長のヘッドライトが個性的です。スズキは、八代目のアルトについて、「愛らしく凛としたデザイン」を目指して開発したとしています。

デザインだけではありません。新型アルトの大きな特長の一つは、低燃費であるということです。詳しくは後ほど記したいと思います。また、従来比で何と60kgも軽い車両重量を実現できたということです。一番軽量なグレードでは、610kgという軽さです。

さらに、前後のシートの距離を85mm広げることにより、後席のゆとりを持たせたことです。加えて、衝突被害軽減ブレーキを、商用のアルトにまで拡大装備し、安全性を全体的に高めた点です。

新型には、無駄な燃費を抑える「エネチャージ」搭載のモデルもあり、エコ性能も抜群です。では、実際に燃費について見ていきましょう。

新型アルトのタイプ別実燃費(CVT)

では、スズキが自信をもって宣言している低燃費性能について確認してみましょう。まずはCVTモデルです。CVTモデルは、「X」「S」「L」の3グレードに用意されています。エンジンは、VVT0.6Lの3気筒DOHC+エネチャージが搭載されています。

カタログ燃費と実燃費の違いは?

気になる燃費ですが、スズキが公表しているカタログスペック(JC08モード)によると、2WDモデルが1リッターあたり37.0km、4WDモデルが1リッターあたり33.2kmと測定されています。素晴らしい低燃費です。

今度は実燃費に注目してみましょう。多くのアルトユーザーの声をまとめてみると、1リッターあたり20km前後という結果です。長距離走行などでは、25km前後まで燃費を伸ばせそうですが、アルトは元々、買い物や通勤などの利用が多い車ですから、20km前後の実燃費の方が現実的な数値でしょう。

新型アルトのタイプ別実燃費(5AGS)

次に、5AGSモデルの燃費を見ておきましょう。こちらのモデルは、「F」というグレードのみとなります。エンジンは、VVT0.6Lの3気筒DOHCですが、エネチャージは搭載されていません。駆動方式は2WDのみとなっています。

カタログ燃費と実燃費の違いは?

スズキ公表のカタログスペック(JC08モード燃費)を参照すると、1リッタあたり29.6kmと計算されています。では、実燃費はどれほどでしょうか。アルトユーザーの声を集めると、1リッターあたり20km前後という実燃費です。

新型アルトのタイプ別実燃費(マニュアル)

続いてマニュアル車に目を向けてみましょう。こちらの5速マニュアル車も、グレードは「F」のみの設定です。エンジンは、VVT0.6Lの3気筒DOHCですが、エネチャージは搭載されていません。駆動方式は2WDのみの設定です。

カタログ燃費と実燃費の違いは?

燃費はどうでしょうか。スズキ公表のカタログスペック(JC08モード燃費)を参照すると、1リッターあたり29.6kmとなっています。では、実際の燃費はどうなのでしょうか。アルトユーザーの声をまとめてみると、1リッターあたり20km前後の数値となります。

長距離走行では、1リッターあたり25km前後の燃費をたたき出せるといった声もありますが、使用用途が市街地中心のドライバーが多いため、 実燃費は20km前後と考えるのが正しいでしょう。近年、CVTの進歩により、マニュアル車の方が燃費が悪いといった例も多くなっています。

新型アルトのタイプ別実燃費(ターボRS)

アルトターボRSは、アルトをスポーツモデルに仕上げた車です。ターボRSは、かわいらしいというよりも、精悍で男らしいそんなホットモデルです。

トランスミッションのAGSを駆使し、低回転からターボの力が発揮され、スピードに乗るまでグングンと加速していく力強さは、まさにRSを名乗るにふさわしいと言えるものです。スポーツモデルと言っても、アルトの特徴である乗りやすさは犠牲になっておらず、室内空間もしっかりと確保され、リアシートのスペースも余裕があります。

エコな運転についても抜かりはなく、メーター類には、瞬間燃費やアクセルの踏み具合などから、燃費効率が良い運転状態かどうかを色の変化で示してくれる機能も搭載されています。心臓部は、VVT0.6Lの3気筒DOHCインタークーラーターボエンジンが搭載されています。

カタログ燃費と実燃費の違いは?

では、燃費はどうでしょうか。スズキ公表のカタログスペックでは、2WDモデルが1リッターあたり25.6km、4WDモデルが1リッターあたり24.6kmとなっています。実燃費は、ユーザーの声をまとめると、1リッターあたり17km前後といったところです。

高性能ターボ車でありながら、この数値は立派です。130万円を切る価格設定も、大いに魅力的でしょう。

アルトHA24S型の燃費は?

アルトHA24S型は、六代目のアルトとなります。2004年から販売されました。コンセプトは、「自分の時間に気軽に使える親近感のわくクルマ」でした。軽自動車とは本来どのような車なのかを考え、経済性の高さや使い勝手の良さなど、基本性能を追求したモデルでした。

絶対性能は高くありませんし、派手さや高級感もありませんが、ドライバーが普段必要とする機能をきちんと備え、大人4人でも十分な室内空間を確保しています。また、グレードによってですが、誰かが窓を壊してドアを開けると、ハザードランプと警笛で警告する、「セキュリティーアラームシステム」を搭載していました。

心臓部は、0.6Lの4気筒DOHCエンジンで、トランスミッションは、5速マニュアル、3速オートマチック、4速オートマチックが設定されていました。

カタログ燃費と実燃費の違いは?

では、燃費はどうなっているのでしょうか。スズキ公表のカタログスペック(10・15モード燃費)を参照すると、2WDは、4速オートマチックが1リッターあたり21.5km、5速マニュアルが1リッターあたり24.0kmです。4WDは、4速オートマチックが1リッターあたり19.8km、5速マニュアルが1リッターあたり22.0kmとなっています。

実燃費は、アルトユーザーの声をまとめると、1リッターあたり17km前後といった数値です。この年代の軽自動車としては、標準的な値です。

アルトの燃費を比較してみよう!

ではこれから、同じスズキが販売している車2車種と、新型アルトの燃費を比較してみましょう。比較する車は、アルトワークスとアルトラパンです。どんな結果が出るでしょうか。

アルトワークス

新型アルトワークスは、どんな車でしょうか。2015年12月に復活を遂げた、スズキの軽ホットモデルです。15年前に一旦アルトワークスは姿を消していただけに、ワークスファン待望の新型ということで話題となりました。

前述したように、スズキはアルトRSというスポーツモデルをすでに生産販売していたのですが、トランスミッションが5AGSのみであったため、ワークスを知っているファンたちからは、マニュアル車のターボモデルをという声が多く寄せられました。それに応えるようにして登場したのが、新型アルトワークスなのです。

変わったのは、トランスミッションだけではありません。専用チューニングされたサスペンションや、フロントシートに専用の「レカロシート」を備え、内外装ともRSとは一味違っています。エンジンは、VVT0.6Lの3気筒DOHCインタークーラーターボで、駆動方式は、2WDとフルタイム4WDを選択できます。

では、気になる燃費はどうでしょうか。スズキ公表のカタログスペック(JC08モード燃費)を参照すると、2WDは、5速マニュアルが1リッターあたり23.0km、5AGSが1リッターあたり23.6kmとなっています。4WDは、5速マニュアルが1リッターあたり22.0km、5AGSが1リッターあたり22.6kmと計算されています。

標準アルトと比較すると?

標準アルトと、アルトワークスの燃費を比較してみましょう。標準アルトの2WDの5AGSは、1リッターあたり29.6kmでしたので、アルトワークスの1リッターあたり23.6kmと比べて、6kmほど標準アルトがリードしています。

一方の2WDの5速マニュアル車ですが、標準アルトが1リッターあたり29.6kmですので、アルトワークスの1リッターあたり23kmと比較して、6.6kmほど標準アルトがリードしています。燃費だけで判断しますと、標準アルトに軍配が上がります。

しかしながら、アルトワークスと標準アルトは、基本的なコンセプトが違っていますので、標準アルトもアルトワークスも、燃費は良好であると結論できるでしょう。

アルトラパン

次に、アルトラパンとの比較です。アルトラパンは、アルトを基本に設計されている軽のハッチバックです。2002年から生産販売されています。新型ラパンは三代目となります。若い女性に受け入れられる車を意識して、「女性ワーキンググループ」まで立ち上げてしまったスズキの意気込みには脱帽です。

ラパンの特徴はなんと言っても、その四角い箱型のデザインです。三代目ラパンもそれを踏襲しており、丸目のヘッドライトがかわいい女性好みの車に仕上がっています。内装も、ブラウン色のテーブルをイメージしたデザインで、シートもベージュやツートンカラーなどの色を選択できます。

また、二代目から引き継いだ「マルチインフォメーションディスプレイ」には、既存の機能に加え、車両の状態や挨拶、イベント日や記念日を文字情報またはアニメーションで知らせてくれる機能が付いています。心臓部は、VVT0.6Lの3気筒DOHCと、VVT0.6Lの3気筒DOHC+エネチャージの2種類が用意されています。

気になる燃費ですが、エネチャージ搭載車は、2WDが1リッターあたり35.6km、4WDが1リッターあたり33.2kmと計算されています。エネチャージ非搭載車は、2WDが29.6km、4WDが27.4kmとなっています。

標準アルトと比較すると?

標準アルトと燃費を比較してみましょう。まず、エネチャージ搭載モデルですが、前述のように、標準アルトの2WDは、1リッターあたり37.0kmでした。それに対しラパンの2WDは、1リッターあたり35.6kmとなっています。1リッターあたり1.4kmほど、標準アルトがリードしています。

一方、エネチャージ非搭載車は、標準アルトが1リッターあたり29.6kmと測定されています。それに対し、ラパンは1リッターあたり29.6kmと計算されています。同じ燃費数値となっています。ラパンも標準アルトも良好な燃費を示しており、経済的であるという軽自動車の条件をしっかりとクリアしています。

ダイハツミライースと燃費対決!

スズキアルトの競合車種と言えば、ダイハツの「ミライース」が候補の一つに挙がるでしょう。では、ミライースとはどんな車でしょうか。

ミライースはダイハツが2011年から生産販売を始めた車です。できるだけ車体を軽量化して低燃費を実現しようという考え方に基づいて設計され、価格も低めの設定として、環境にもお財布にもエコな車に仕上がっています。

新型の二代目ミライースは、同じダイハツの「ムーブ」から採用されている、「Dモノコック」と呼ばれるボディー構造が採用されており、軽いのに丈夫な体に加え、サイドフェンダーや燃料タンクなどに樹脂製のパーツを採用し、14インチタイヤ搭載モデルでは、超軽量設計のスチールホイールも装着しています。これにより、前モデルよりも80kg近い減量に成功しています。

エンジンは、0.6Lの3気筒DOHCが積まれ、トランスミッションは全車CVTとなっています。駆動方式は、2WDと4WDが選択可能となります。

燃費対決の結果は?

では、燃費を比較してみましょう。前述のように、アルトのCVT搭載車の燃費は、2WDモデルが1リッターあたり37.0km、4WDモデルが1リッターあたり33.2kmでした。ミライースはどうでしょうか。ダイハツ公表のカタログスペックを参照すると、2WDモデルが1リッターあたり35.2km、4WDモデルが1リッターあたり32.2kmと測定されています。

比較してみると、2WD・4WDともに、アルトがリードしています。燃費だけで判断するなら、アルトをということになりますが、乗り心地や質感、エンジンフィーリングなどがそれぞれ異なっていますので、あとは好みの問題ということになるでしょう。

ただ、アルトはトランスミッションも3種類が用意されていますが、ミライースはCVTのみとなりますので、その部分でも、アルトの方が選択肢は広いと言えるでしょう。

アルトがあると便利で楽しい!

ここまで、スズキアルトの燃費について考えてみましたが、いかがでしたか。

アルトは、新型になって更なる低燃費を実現しているエコな軽自動車です。とりわけエネチャージ搭載車は、モーターのアシストによって、走りにも磨きがかかっています。通勤や買い物など、毎日の足代わりに最適なアルトは、きっと皆さんの生活を楽しくしてくれるに違いありません。ぜひ一度アルトに乗ってみて、その魅力を体感してみてください。

初回公開日:2017年09月26日

記載されている内容は2017年09月26日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

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