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ルノーカングーの燃費はどれくらい?燃費向上方法・燃費比較

更新日:2024年07月25日

今回はカングーの燃費についてご紹介しています。カングーの燃費はどれくらいなのか?燃費の比較を年代別等様々な角度からご紹介します。燃費向上方法についてもグレード別のクルマの機能、日頃の心がけなどの視点からご紹介していきます。

ルノーカングーの燃費はどれくらい?燃費向上方法・燃費比較

ルノーカングーの燃費はどれくらい?

新型のカタログ値は?

カングーの現行モデルでカタログ値として公表されているのは「ゼン EDC」グレードのみで燃費はJC08モード 14.7km/Lです。全グレード共通で燃料タンク容量は56ℓ、使用燃料は「無鉛プレミアムガソリン」いわゆるハイオクです。

現行モデルのカングーには他に「ゼン6MT」、「アクティフ6MT」、「ゼンAT」の3グレードがあります。「ゼンAT」のみ1.6ℓ直4DOHCエンジンそれ以外は1.2ℓ直噴ターボエンジンとなります。

グレード名の末尾がトランスミッション形式を表しEDCはエフィシエントデュアルクラッチ、6MTは6速マニュアル、ATはオートマとなります。エフィシエントデュアルクラッチはデュアルクラッチトランスミッションを搭載しコンピューターがギアチェンジを行いますのでクラッチペダルはありません。

他の新型は?

「ゼンAT」以外はエンジンが同じでトランスミッションの違いだけなので「ゼンEDC」の燃費JC08モード 14.7km/Lと大きな違いはないです。「ゼンAT」は車両重量が1460㎏と最も重く、排気量が大きいので他グレードより燃費は悪いです。「ゼンEDC」の車両重量は1450㎏、「ゼン6MT」、「アクティフ6MT」の車両重量は1430㎏です。

中古

カングーは2002年3月~2009年8月生産モデルと2009年9月~生産中モデルに大きく2つに分かれます。

2002年3月~2009年8月生産モデルの車両重量は1200㎏前後、エンジンは1.4ℓSOHC、1.6ℓDOHCのいずれかです。

2009年9月~生産中モデルの車両重量は1400㎏台、エンジンは1.6ℓDOHC、1.2ℓ直噴ターボのいずれかですが1.6ℓDOHCは前モデルより馬力が上がった新型エンジンとなっています。

燃費の値は公表されていませんが実燃費の口コミをみると2002年3月~2009年8月生産モデルと2009年9月~生産中モデルの初期のものは大差ありません。2014年5月から販売された1.2ℓ直噴ターボが一番燃費が良いです。

ターボで燃費向上?

カングーにも2014年5月から1.2ℓ直噴ターボエンジン搭載グレードが日本で発売されました。いわゆるダウンサイジングターボと呼ばれるもので燃費向上が目的です。巡行時は小排気量なので燃費が良く、加速時は低回転域からターボを効かせて大排気量エンジン並みのパワーを得るというものです。

ゼンはフランス語?

カングーは2013年8月のマイナーチェンジにより現在のアクティフ(ACTIF)とゼン(ZEN)の2種となりました。どちらもフランス語でACTIFは日本語で「活発な」という意味があります。ZENはもともとは日本語の禅から来たものですが「クール(COOL)」や「落ち着いた」といった意味で使われます。ちなみにカングーは特に意味のある単語ではなく完全な造語です。

アクティフはゼンから装備を少し落とした廉価版という位置づけですが駆動系はゼン6MTと全く同じです。

日本における年別ルノーカングーの燃費比較

2007年はこうだった!

この当時のカングーは全グレード共通でエンジンは1.6ℓDOHC、トランスミッションは4AT/5MT、燃料タンク容量は50ℓです。燃費は運転の仕方にもよりますが4ATより5MTの方が良いです。

2014年はこうなった!

この年のカングーはグレード追加が多いので一覧表にしてみました。

ゼン追加グレードアクティフ追加グレード
2013年8月1.6ℓDOHC+4AT1.6ℓDOHC+4AT
2014年2月1.6ℓDOHC+4AT1.6ℓDOHC+4AT1.6ℓDOHC+5MT
2014年5月1.6ℓDOHC+4AT1.2ℓ直噴ターボエンジン+6MT1.6ℓDOHC+4AT1.6ℓDOHC+5MT

2013年8月からゼンとアクティフの2グレード構成になりました。当初は全グレード共通でエンジンは1.6ℓDOHC、トランスミッションは4AT、燃料タンク容量は56ℓ、車両重量は1460㎏でした。2014年2月アクティフに5MTグレードが追加されました。

車両重量は1420㎏となりました。2014年5月ゼンに1.2ℓ直噴ターボエンジン+6MTグレードが追加されました。車両重量は1430㎏となりました。この中ではゼンの1.2ℓ直噴ターボエンジン+6MTグレードが最も燃費が良いです。アクティフの1.6ℓDOHC+5MTも車両重量が軽くなっているのでそれまでのアクティフよりは燃費が良いです。

2015年は?

この年のカングーは標準グレードに特別装備を施した限定車の追加のみで燃費に違いはありません。

2016年ついに!

現行のカングーのグレード構成となった年です。2016年7月アクティフが1.2ℓ直噴ターボエンジン+6MTとなり、ゼンには1.2ℓ直噴ターボエンジン+EDCグレードが追加となりました。車両重量はそれぞれ1430㎏、1450㎏です。

燃費はゼン1.2ℓ直噴ターボエンジン+EDCグレードのみ公表されていてJC08モード 14.7km/Lです。アクティフは若干車両重量が重くなりましたがエンジンとトランスミッションがアップグレードされているので燃費は悪化していません。

ルノーカングーの燃費向上方法

カングーにおける燃費向上方法を3つの視点からご紹介します。

高速ではECOモードON!

カングーには燃費向上に寄与する機能が装備されています。グレードにより違いがあるので一覧にまとめてご紹介します。

ゼンEDCゼン6MTゼンATアクティフ6MT
ECOモード
ストップ&スタート機能
エナジースマートマネジメント

ECOモードは加速時のエンジントルク・出力およびエアコンをコンピュータで最適化して燃料消費を抑えるものです。ボタンでON/OFFできます。街乗りなどでは加減速を繰り返すので少しもたつきを感じますが高速道路ではそういうこともなく燃費向上を実感できます。またエアコンも制御するので夏場暑がりの方はOFFにすることをします。

ストップ&スタート機能は軽自動車でよくみられる赤信号などでブレーキを踏むとエンジンが停止し、ブレーキを離すとエンジンが再始動することで燃費向上とアイドリング時の騒音低下をもたらします。

エナジー スマート マネジメントは制動時減速時の運動エネルギーを再利用することで電気エネルギーの消費を最適化するものです。ストップ&スタート機能はバッテリー消費が多くなる傾向にあるのでそれを補完するためにもセットで装備されています。

荷室を整理整頓しよう!

カングーはアウトドアで使われることが多く荷物も沢山詰めるので必ずしも必要でもないものも積みがちになります。また休日に遠出をして帰ってきて疲れているから荷物をそのまま積みっぱなしのまま通勤や買い物で使ってしまうこともあります。

余分な荷物があるということはそれだけ無駄な荷重をクルマにかけていることになり燃費の悪化につながります。荷室を整理整頓し不要な荷物をおろすことが燃費向上につながります。

エコドライブを心がけよう!

急発進、急加速はしない。オートエアコンならエアコンはAUTOにする。といった方法はカングーに限らず燃費向上に役立ちます。カングーのタコメーターには1500から2250rpmの間にECOの表示があり、その範囲のエンジン回転数で運転すればエコドライブになるというものです。

タコメーターをじっとみて運転するわけにはいきませんが、チラ見でもその範囲にあるかどうかは分かります。

燃費向上は安全運転とともに!

ここまで、カングーの燃費についてご紹介しました。カングーは工夫次第で楽しくつきあえるクルマです。とはいえ燃料はハイオクガソリンでレギュラーガソリンに比べて単価が高いがゆえに燃費は気になるところです。燃費向上に知恵を絞るのもカングーと付き合っていくうえでの楽しみと捉えて工夫してみてください。

燃費向上には余裕を持って運転することも大事です。それは安全運転にもつながるでしょう。

初回公開日:2017年10月04日

記載されている内容は2017年10月04日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

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