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ホンダクロスカブの燃費は悪いの?燃費比較・燃費向上方法

更新日:2024年07月26日

今回の記事は、ホンダのクロスカブについての記事内容になります。カブと言えば世界中で生産販売されているバイクですが、その安さや耐久性や性能は世界中で高く評価されています。今回は、そのクロスカブの燃費性能を中心にご紹介していきます。

ホンダクロスカブの燃費は悪いの?燃費比較・燃費向上方法

カブとはどんな車?

カブとは、1952年に本田技研工業が製造し販売している小型のオートバイのことです。「カブ」というのは通称で、実際は自転車補助モーターを後付けで取り付けた小型のガソリンエンジンキットの「カブF」を指します。つまり、もともとのカブは自転車に補助的に小型エンジンを取り付けるところから始まったということです。

後に、スクーター型のカブが開発され、1958年にはC100に始まるシリーズのスーパーカブが開発されました。現在では、世界最多の輸送用機器であり、世界中で多くの方に愛用されています。ホンダクロスカブもスーパーカブの一種で、スーパーカブはビジネスモデルに分類されています。

ホンダクロスカブとはどんな車?

ホンダクロスカブは、先ほども紹介した通りビジネスモデルの小型バイクに分類されており、小型のスーパーバイクとなっています。ホンダクロスカブも世界中で乗られている車のため、世界中で生産されている車になります。以下では、ホンダクロスカブのメリットとデメリットをご紹介していきます。

メリットとは?

ホンダクロスカブの代表すべきメリットとしては、やはりその燃費性能の高さでしょうか。カタログ燃費では60㎞/Lを記録していますし、実燃費平均を見ても50㎞/L以上は軽く出るといった大変エコな数値となっています。

また、世界中で乗られ世界中で生産されている車というだけあって、スケールメリット(規模の経済性)が働いて、相対的にクロスカブの値段が安くなります。いわゆる、大量生産により価格が世界的に安くなるということです。

それから、これはクロスカブだけでなくカブ全体の特徴の一つとして言えますが、カブはそうした安価で手に入ることに加えて、高い耐久性を持つといった点があります。また、クロスカブはシールドが付いており、そこから風や汚れから身を守ってくれるためコストパフォーマンスは非常に高いです。

デメリットとは?

ホンダクロスカブのメリットですが、よく言われるカブ全体の残念な点としてはデザイン性が挙げられます。もちろん、人によってはこのデザインが好きだという方も多くいますが、一方でそうではない人も一定数存在します。

クロスカブは、スーパーカブに比べるとデザイン料の分だけ価格が高くなっていると言われているだけあって、渋いカッコよさがあるとの声も挙がっています。また、トリップメーターや時計がついていないなど、コストパフォーマンスのためにコストが削減されている点も、見ようによってはデメリットとなりえるでしょう。

さらに、クロスカブは完全に一人用のバイクとなります。もちろん、必要性のない人にとっては特に気になる点ではないですが、購入する際は気をつける必要があります。

ホンダクロスカブの燃費は悪いの?

ホンダクロスカブの定速走行時(60㎞/h)のカタログ燃費数値は62.5㎞/Lとなっています。みんカラで実燃費を見ると、レギュラーガソリンモデルの平均値は56.46㎞/Lとなっており、ハイオクガソリンモデルは60.36㎞/Lとなっていました。

この数値から分かる通り、ホンダクロスカブはかなり燃費効率が良いことが分かります。実際にカタログ燃費の90%程度の燃費効率は実現することが出来ているため、このような燃費数値を出すあたりはホンダクロスカブの大きな特徴です。

ホンダクロスカブとスーパーカブ110の燃費はどう違う?

スーパーカブシリーズにスーパーカブ110と50がありますが、こちらのスーパーカブ110のカタログ燃費は60㎞定速走行時で63.5㎞/Lとなっています。カタログ燃費では、ホンダクロスカブよりもスーパーカブが上回っていることがわかります。

みんカラでスーパーカブの実燃費平均値を見ると、レギュラーガソリンモデルの燃費は56.45㎞/リッターとなっており、ハイオクガソリンモデルの燃費は52.20㎞/Lとなっています。

ホンダクロスカブの実燃費平均値もレギュラーガソリンモデルで56.46㎞/Lとなっており、ハイオクガソリンモデルが60.36㎞/Lとなっていますから、大きく違いはないことがわかります。

ホンダクロスカブとスーパーカブ110の違いとは?

まず、全長や全幅や全高その他ホイールベースやシート高、最低地上高ともにスーパーカブ110に比べて、ホンダクロスカブが上回っており、全体的に大きく作られていることがわかります。このため、重量が大きくなりカタログ燃費ではわずかにクロスカブが数値を下回っていると考えられます。

また、エンジンにも違いがあり、ホンダクロスカブは空冷4ストロークOHC単気筒となっているのに対して、スーパーカブ110は空冷4ストロークOHC2バルブ単気筒となっています。タイヤのサイズは、スーパーカブの方が若干ですが大きめに作られています。

さらに、ホンダクロスカブが27,825円なのに対して、スーパーカブは228,900円と安くなっています。

ホンダクロスカブの燃費向上方法とは?

ホンダクロスカブの燃費向上方法についてご紹介します。まず、基本的なことですが、メンテナンスをしっかりと行いましょう。特にタイヤの空気圧は下がってしまうと、接地面積が増えて抵抗が強くなり燃費効率が下がってしまいます。また、チェーンの調整やブレーキの引きずりもこまめにチェックしておきましょう。

また、走行の際の注意事項ですが、先を読んで運転することを心がけましょう。前方に赤信号が見えたり、歩行者用の信号が点滅していたりした場合には、すぐにアクセルを閉じるようにしてください。

なるべくある程度アクセルを開けて、一定の回転数まで引っ張ったらすぐにシフトアップを行い、これを繰り返して目的にスピードでギアに入れてその速さを維持し続けるのが燃費向上のコツです。

ボアアップで燃費はどう変わる?

ボアアップとは、一般的にはシリンダーの容積を拡張し排気量を増加させることで、チューニングを行うことを指します。必ずしもパワーアップするというわけではありませんが、要するにシリンダーの容積を増やし排気量を増やすことになります。

排気量を増やすということは、基本的には燃費効率は悪くなります。基本的にはと言ったのは、例えばエンジンにパワーがない場合などに、このボアアップというチューニングを行った場合、エンジンの回転がスムーズになり、却って燃費効率が上がるといったこともあります。

そのため、一概にボアアップをしたことで燃費効率がどうなるかは断定できませんが、少なくとも車の排気量を増やすということは、燃費効率には何らかの影響を及ぼすことが分かります。

ホンダクロスカブとグロムの燃費を比較してみた

ホンダクロスカブとグロムの燃費を比較していきます。グロムのみんカラでの実燃費平均値は、レギュラーガソリンモデルは54.30㎞/L、ハイオクガソリンモデルは55.52㎞/Lとなっていました。

ホンダクロスカブと実燃費平均値を比べると、若干グロムよりもホンダクロスカブの方が燃費効率を上回っていることが分かります。60㎞定速走行時のホンダクロスカブは62.7㎞/Lとなっており、あまり変わらず0.02㎞/L上回っています。

ホンダクロスカブは安価で高性能なバイク

ここまで、ホンダのクロスカブを紹介しましたがいかがだったでしょうか。カブというバイク自体全世界的に乗られており、ベトナムなどではそのシェアは90%以上となり、日本でもかなり多くの方に乗られています。実際その分だけスケールメリットが働き、車両価格が安くなっています。

ホンダクロスカブもそのように安価でありながら、高い走行性能を持ち、高い耐久性を誇るため、非常にコストパフォーマンスが高いです。デザイン性は、人によって好みが分かれますが、この価格でこの性能とまた燃費効率も高いことを考えると、非常に高性能なバイクと言っていいでしょう。

初回公開日:2017年09月25日

記載されている内容は2017年09月25日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

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