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走り屋にの車|一覧/特徴/メーカー別・場所別での車

更新日:2024年08月03日

現在国内外を問わずスポーツカー業界の現状は厳しくなっていますが、そんな中でも車と走りを愛してやまない走り屋たちが乗りたいと思う名車は今なお存在します。国産のスポーツカーはどれがいいのか。湾岸や峠で車の向き不向きは?走り屋にスポーツカーをご紹介します。

走り屋にの車|一覧/特徴/メーカー別・場所別での車

車をこよなく愛する走り屋

走り屋と聞いて、現代の若い世代には馴染みがないでしょう。走り屋とは、主に車の運転走行に爽快感を味わうのが趣味な人、愛車で思わず走り出したくなる人、と定義されています。

走り屋にの車一覧

走り屋に愛される車の特徴

走り屋に愛される車といっても様々なメーカーの車がありますが、全車共通していることは自動車製品へのメーカーのこだわり、そして車体が高い技術力を内包しているという点です。また、車体の全面部分、いわゆる「顔」や車体フォルムに独自の美意識を持っている人も少なくありません。

スポーツカーの種類

スポーツカーの種類には、オフロード向けとサーキット向けの二種類に大きく分けられます。峠が多い日本では、主にオフロード向けのスポーツカーが走り屋にとなっています。

90年代はスポーツカー全盛期

現在では、数が少なくなっている走り屋と呼ばれている人々の全盛期は80~90年代、ワールド・ラリー・チャンピオンシップで日本企業が優勝したことでピークを迎えました。世界に名だたる名車を次々と生み出していった日本の自動車産業ですが、その根幹を支えていたのが自動車メーカーの各技術部とそれを支持する走り屋たちです。

メーカー別走り屋にの車

水平対向エンジンが持ち味のスバル

スバルで走り屋たちが求める車の代表といえば【スバル・インプレッサWRXSTI】です。スバルは戦前、中島飛行機の名前で戦闘機を作ってきましたが、戦後国内では戦闘機を作ることができなくなったため、自動車産業に乗り出しました。

元々が技術屋のスバルですが、戦闘機のエンジン性能を引き継ぎ、スポーツカーの一時代を築いたのが【インプレッサWRXSTI】シリーズです。1994年のワールド・ラリー・チャンピオンシップで存在感を知らしめ、翌年優勝を勝ち取りました。

インプレッサWRXSTとは

【インプレッサWRXSTI】の魅力は、電子制御に頼らない、ドライバーの直観に素直に答えてくれる操縦性と、SUBARUが誇る4WDシステムの安定性が生み出す迫力に尽きます。STIに限らず、SUBARUといえば「4WD」、と考える人も多いのではないでしょうか。 それもそのはず、乗用車に4WDを搭載したのは世界でもSUBARUが初めてなのです。

どこよりも長年培った4WDの技術は「STI」という高次元のマシンにいかんなく搭載されています。 電子制御が少ないゆえに、運転者自身のテクニックがないと性能を引き出せない、そのことで多くの「走り屋」の闘争本能は虜にされてしまいました。

癖も強い車なので、単純に好みがわかれるところではありますが、ドライバーの気持ちを高ぶらせ、望みの動きができるようになった時、どこまでも走っていけそうな心地良さ、それがインプレッサWRXSTIの最大の魅力と言えます。

唯一無二を生みだす優れた着眼点が魅力のマツダ

ヨーロッパで培われたデザイン性と「人馬一体」をコンセプトに作られたマツダのFRです。現代でもSkyactiveやクリーンディーゼルなど、環境に配慮した上での心地よい運転を諦めないのがマツダの魂です

そんな技術者魂が込められたマシンはもちろん、多くの走り屋を魅了してきました。なかでも代表的な車種はロードスターとRX-7です。例え、車に興味がない人でもこの2台は知っている人も多いのではないでしょうか。

この二台は、スーパーカーを彷彿させる洗練した流線形ボディーはもちろん魅力ですが、マツダのみが搭載しているロータリーエンジンは「最もスポーツカーに適したエンジン」と走り屋に言わしめたエンジンです。

最大の欠点が「燃費の悪さ」であるが故、今の時代でこそ絶滅してしまいましたが、軽量・小型かつ高パワーを生み出す理想的なユニットであったことに間違いはありません。エンジンを活かし、定評のあるマツダのFRと組み合わされたそのマシンは操ることの楽しさを教えてくれる、まさに人馬一体を体現しています。

幌付きの馬車が由来 ロードスター

二名乗りのオープンカー、小型軽量で扱いやすく、運転していて気持ちの良い走りをドライバーに与えてくれます。RX-7と違い、商品ラインナップは現役です。国産車でといえるオープンカーです。

走りに洗練されたボディ RX-7

90年代、自動車メーカーが自主的に行っていた280馬力制限のなか、マツダ技術部が厳しい囲いの中で生み出した名車がRX-7です。流線形のボディが印象的なRX-7は、車体のブレをなくすため、極限まで低くした重心と、力強いエンジンでありながら、軽い車重を実現させたスポーツカーです。

多くの走り屋をファンにもつ、RX-7ですが、前年ながら2017年現在は発売を中止しています。幾度となく流れた復活のニュースは、いまだ実現することなく時が過ぎていますが、それでも期待の波が静まらないのはひとえに、これまで発売されてきたRX-7が走り屋の求めるマシンであったことに他なりません。

新しいRX-7に乗ることを夢に見ている走り屋たちの願いが叶うよう、MAZDAには多くの期待が寄せられています。

復活が期待される三菱

燃費不正事件が記憶に新しい三菱ではありますが、一昔前三菱は異次元とも言えるスポーツカーを開発しました。燃費不正事件は許されることではありません。折角高い技術力を持っていたにもかかわらず、ユーザーを裏切っていたことは非常に残念だと、当時多くの走り屋たちが悲しみました。ですが、三菱のスポーツカー復活を期待する根強いファンが現在でも存在します。

走り屋たちを虜にした、その車の名は【ランサーエボリューション】です。進化の名前を持った車は、ランエボという愛称で世界中で親しまれていました。

進化のランサーエボリューション

2015年に限定1000台で発売された「ランサーエボリューションファイナルエディション」は瞬く間に予約完売となり、そのの高さを現自動車業界に誇示しました。一体ランエボの何がそんなに魅力的なのか、それは高い技術力に基づいた最新の電子制御をされた運転のしやすさに尽きます。

ランサーエボリューションと対をなすと言われていた車が、SUBARUのインプレッサWRXSTIですが、二車はまさに対照的な車です。電子制御が少ないがゆえに「高い運転技術」が必要なインプレッサ、対して最新の技術を惜しみなく電子制御という形で搭載した車、それがランサーエボリューションです。

この結果は走りの技術面に如実に現れました。4WDの車は一般的に直進性が高く、カーブが不得手とされてきましたが、ランサーエボリューション4WDの直進性を残しつつ、ドリフト(タイヤを滑らせることでコーナーを曲がる技術)を用いなくとも機敏にコーナーを操ることができるようになりました。

ランサーエボリューションでは、駆け出しの走り屋でも無理なく操ることができる車でした。

高級志向に走りを取り入れた日産

日産のスポーツカーといえば【GT-R】を彷彿する人が多いでしょうが、今のGT-Rは富裕者向けのランナップに組み込まれているので、手に入れることができるのは一握りの走り屋だけとなってしまいました。

多くの走り屋は、手に入れることができない憧れの存在になったGT-Rですが、中古となれば話は別です。日産GT-Rになる前、GT-Rはスカイラインのスペシャルグレードでした。当時の新車は500万円を超える価格帯で、今ほどではないにせよ多くの走り屋には高嶺の花でした。

しかし、最後のスカイラインGT-R R34型でも発売から15年以上が経過した今、中古車市場では手の届きやすい価格で出回るようになってきました。

走る場所別で走り屋にの車

峠はやはり国産車が有利

曲がりくねった山の峠が多い日本国内ではやはり国産車である【ランサーエボリューション】【インプレッサWRXSTI】【RX-7】が走り屋にとなっています。変わり種としては、イギリス車の【ロータス・エリーゼ】も軽いアルミボディを活かしているので峠にはです。

アップダウンの少ない湾岸は外車が有利

首都高を除けば比較的アップダウンが少ない湾岸では、馬力のある車がです。国産車では【GT-R】が定評ですが、本場サーキットでもエンジンをうならせている【ポルシェ】【フェラーリ】が湾岸ではです。

本当の走り屋とは誰よりも車を愛している人のこと

走り屋にの車、いかがだったでしょうか。長く現役でスポーツカーの愛好家を続けている人にとってはお馴染みの名前が連なった結果となりましたが、本当に大切なことは名車と呼ばれる車に乗っているドライバーが車を、走りを愛していることではないでしょうか。

日本国内には、サーキットは十分ではありません。その分を補うように高速道路や国道県道で、ドライビングテクニックを競いあっている場面も見られます。

現在では、速い車は時代と合わなくなってきており、走り屋の数も年々減ってきています。数少ないマイノリティになった今こそ、車好きとはかくあるべし、という運転を一般ドライバーに魅せるのも走り屋のカッコ良さの一つではないでしょうか。

初回公開日:2017年10月12日

記載されている内容は2017年10月12日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

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