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セダン|タイプ別・条件別・セダンのメーカー

更新日:2024年02月21日

一口にセダンと言われても、メーカーや排気量、特徴によってさまざまな種類があり、迷っている方々も多いはずです。ここでは、そんなセダンを条件別やタイプ別に紹介し、また、メーカーごとの車種を併せて紹介していきます。ぜひ車選びの参考にしましょう。

セダン|タイプ別・条件別・セダンのメーカー

タイプ別セダンは?

「セダン復権」という言葉が、最近聞かれるようになりました。かつては、車といえばセダンのことでしたが、マイカーの主役の座をミニバンやSUVに譲り、セダン市場も小さくなったかに見えます。しかし、2016年の自動車販売台数のは、セダンのトヨタ・プリウスです。また、7位はセダンをラインアップするトヨタ・カローラでした。

セダンに根強いがあるのは、重心が低くバランスのよい車体は、運転しやすく乗り心地も優秀です。また、トランクルームが独立しているので、車内の静粛性も高く居住性も優れているからです。セダン復権の言葉のとおり、実力あるセダンを車購入の選択肢からはずすわけにはいきません。今回は、タイプや条件別にセダンをご紹介します。

スポーツセダンは「マツダ・アクセラ」が!

車のステアリングを切った分だけ曲がる。当たり前のことですが、本当にそう感じさせてくれるセダンが、マツダのアクセラです。

ステアリングの応答性に優れ、コーナーでしっかり踏ん張るサスペンションや高いブレーキ性能と、まるでスポーツカーのような走りを体感できます。走りにこだわるヨーロッパのユーザーに、「MAZDA3」の名称で高い評価を得ているセダンです。

小型セダンは「トヨタ・アリオン」が!

かつてトヨタのミドルセダンにコロナというブランドがありました。日産のブルーバードとライバル関係にあり、販売台数を競い合っていました。

アリオンは、コロナブランドを引き継いだ5ナンバーサイズのセダンで、ライバルと競って築いたセダン造りの基本をしっかり守った車です。取り回しのよさに加えて、静粛性と乗り心地のよさは1クラス上のセダンです。

ハイブリッドは「トヨタ・プリウス」が!

ハイブリッド専用車として20年近い歴史を持つプリウスは、世代を重ねて現行モデルは4代目です。セダンだけでなく、国内販売台数の争いの常連で、定評ある高燃費にセダンらしい走行性能を併せ持つ車です。現在のモデルは、非常に多くのグレードがあり選択肢に迷うくらいですが、乗り心地と高燃費を実現した15インチ装着車がモデルです。

4WDのセダンは「スバル・レガシィB4」

世界でも珍しい水平対向エンジンを搭載するレガシィは、エンジン特性を活かした4WD専用セダンです。水平対向エンジンは、重心の低さと静粛性や低振動性を特徴とし、左右対称のエンジンレイアウトによる「シンメトリカル4WD」で抜群のバランスと安定感をもたらしています。

アクティブトルクスプリット方式の4WDで、路面の状況や走行状態に応じた最適なトルク配分で、すべりやすい路面で高い走行性能を持つセダンです。

1500㏄クラスのセダンは「ホンダ・シビック」

シビックというブランドは、日本国内ではコンパクトカーのイメージが強く、セダンとして評価されてきませんでした。しかし、現行モデルのシビックセダンは、海外で高い評価を受けています。

その理由は、必要十分なボディサイズに、静かで上質な車内にゆとりあるシートに実用性の高いラゲッジと、セダンとしての資質に優れているからです。そして、直4ターボのエンジンは、1.5Lながら173馬力とエンジンのホンダらしい高出力を誇ります。

2017年9月にデビューしたばかりで、これから評価が高くなるに違いないセダンです。

2000㏄クラスは「トヨタ・プレミオ」が

トヨタ車の特徴として、初めて運転しても誰でもすぐになじめる運転のしやすさがあります。それは、まるで昔から乗っていたような感覚です。

プレミオは、その代表格といえるセダンです。くせのないハンドリングや、落ち着いた乗り心地と高い静粛性に、すぐに体がなじんでしまいます。プレミオに乗るとほかの車に乗れなくなると言われるほど、2Lクラスのセダンです。

2500㏄クラスのは「トヨタ・カムリ」

2017年7月にフルモデルチェンジしたカムリは、トヨタブランドのFFセダンで最上位にランクされる高級車です。北米市場が主力とあって、全長4885㎜に全幅1840㎜と大柄なボディです。

しかし、Xグレードで33.4㎞/Lという高燃費と、新設計のプラットフォームの採用でさらに向上した走行性能と乗り心地で、高い評価を受けています。とくに、大柄なボディから想像できない良好な燃費データは、アグレッシブなデザインとともに、高級セダンの新境地を切り開いた車です。

条件別セダンとは?

車を選ぶとき、自分の使い方や好みに合う車選びをします。走りのよい車、乗り心地のよい車、燃費のよい車とニーズはさまざまですが、そんなわがままな車選びにピタリと合う、セダンをご紹介します。

安さだけが魅力じゃない「トヨタ・カローラアクシオ」

1.3Lと1.5Lのガソリンに1.5Lガソリン+ハイブリッドと、3タイプのエンジンラインアップのカローラアクシオは、魅力満載のセダンです。

まず、1.3Xは新車価格が152.6万円強と、軽自動車の中級グレード並みの低価格です。また、5ナンバーサイズでありながら、最小回転半径はわずか4.9mとこちらも軽自動車並みで、取り回しのよさがわかります。カローラは、初代登場から50年以上の歴史を持つ小型セダンですが、積み重ね磨かれた技術が車造りに活かされた、セダンの選択肢として忘れてはならない1台です。

20歳代にしたい「ホンダ・グレイス」

マイカーを初めて買う20歳代の人にしたいのは、疲れない車です。なぜ若い人に「疲れない車?」と思うでしょうが、疲れないのは優れた設計の証です。取り回しがよいので疲れない、長距離を走っても疲れない、大人が4人乗っても疲れない、そんな優秀な小型セダンがグレイスです。

グレイスは、大コンパクトカーのフィットをベースに開発されたセダンで、パッケージングのよさで定評あるベース車より、車内が広くなっています。そのため、後席の膝元のゆとりは、とても5ナンバーサイズの小型セダンとは思えません。

初めて車を買う人に、セダンの本当のよさを味わってもらい、これからのカーライフで車選びの基準点として覚えていただきたい、セダンです。

30歳代にしたい「日産・ティアナ」

車に家族を乗せるようになる30歳代にしたいのは、同乗者をいたわる車です。とくに、助手席に座るパートナーにやさしい日産・ティアナは、したいセダンです。

オットマンは、イスやソファーの前に置いて足を載せる小さなソファーです。ふくらはぎを支え、足を伸ばせることでリラックスできますが、このオットマンを助手席下に装備したのがティアナです。

ロングドライブなどで、助手席に長時間座っているとドライバーより疲労度が高くなることがあります。ティアナの助手席オットマンは、家族想いの30歳代にしたい装備です。

国産高級セダンの最高峰「トヨタ・クラウンマジェスタ」

クラウンは、トヨタのセダンでもっとも伝統あるブランド名です。トヨタがもっとも大切にしているブランドといえますが、歴代クラウンはいつの時代でも、つねにトヨタの最新技術が導入されてきました。

マジェスタは、そのクラウンシリーズの頂点に立つ車で、ボディの全長も5m弱とシリーズ最長です。その長いボディにふさわしい重厚な乗り心地と、惜しみなく投入された最新豪華装備は、前席だけでなく後席の快適性も考慮され、リヤシート専用エアコンや電動リヤサンシェードを標準装備するグレードもあります。

名前の元となった英語のMAJESTIC(威厳ある、荘厳な)に恥じない、最上質国産高級セダンです。

外車のセダンは「メルセデス・ベンツ・Cクラス」が

ドイツ車はもっとも販売台数の多い外車ですが、の理由に高速走行の安定感があります。それを体感できる車として、メルセデス・ベンツのCクラスはセダンです。

とくに、2.2Lのディーゼルターボを搭載する220dは、強大なトルクで力強い走りのセダンです。真骨頂は、高速道路でヒュルヒュルと低い回転数で巡航でき、少しアクセルを踏めば踏んだ分だけ加速する力強さがあります。また、直進安定感は比類ない高さで、高速走行で疲れを感じさせません。

1886年に誕生した「自動車の元祖」は、130年以上も積み重ねた技術に裏打ちされたセダンを造り続けています。Cクラスは、メーカーの底力を見せつける、セダンです。

マニュアル車といえば「スバル・WRX STI」が

WRC(世界ラリー選手権)は、F1と並ぶ世界最高峰のモータースポーツです。ほとんどの国産メーカーはWRCに参戦し、各クラスで活躍しましたが、日本勢で群を抜いた成績を残したのがスバルです。

じつは、ラリーカーの世界に4WDを持ち込んだのはスバルが世界初で、1995年から1997年まで3年連続でメーカー部門の優勝を勝ち取りました。スバルWRX STIは、その伝統を受け継ぐスーパースポーツセダンです。ラインアップはフルタイム4WDの6速マニュアルシフトのみと、MT操作をたのしむために生まれてきたセダンです。

若者にしたいスーツの似合う「レクサス・IS」

スーツをびしっと着て似合う車といえば、どんな車が思い浮かぶでしょうか。ミニバンやコンパクトカーは売れているからといって、仕事で勝負を決めるときの車としてしかねます。

こんなときの勝負車は、高級感とスポーティさを併せ持ったレクサスISで決まりです。もっと大きなLSやGSもありますが、ISは若者がさわやかに乗りこなせるしなやかさがあります。こんな車を若いころから乗りこなし、ビジネスで成功していただきたい、セダンです。

元祖国産プレミアムミドルセダン「トヨタ・マークX」

マークXのルーツは、コロナマークⅡというミドルクラスセダンです。マークⅡは、セダン全盛期に登場したモデルですが、ライバル車より1クラス上の上質感を売りにしたプレミアムミドルセダンの元祖です。

マークXはその伝統を守り、ライバル車より1ランク上の上質感と走りを実現したセダンです。とくに、静粛性と落ち着いた乗り心地は、2クラス上の高級セダンに匹敵します。しかも、高剛性ボディで高い走行性能をも持つ、プレミアム感にあふれたセダンです。

中古車でお買い得なセダンは?

クラウンシリーズはトヨタブランドの最高級セダンですが、中古車セダンを買うなら先代モデルのクラウン・ロイヤルがです。クラウンシリーズは、スポーティな「アスリート」、コンフォート性重視の「ロイヤル」、この2車よりさらに格上に位置付けられる「マジェスタ」の3タイプあります。

中古車市場でが高いのはアスリートで、先代後期モデルの2010年式~2011年式のフル装備で走行5万㎞だと、相場価格は220万円前後です。これがロイヤルだと同条件で相場価格は200万円弱に、マジェスタでは240万円前後になり中古車台数もかなり少なめです。

ねらいめは先代クラウン・ロイヤル

どのグレードも豪華なフル装備ですが、車の性格からアスリートのほうが「走り込んでいる」ことがあり、おとなしめの性格のロイヤルは状態もよくポイントです。

クラウンロイヤルの新車価格は345万円~543万円ですから、値落ち率はかなり高めです。豪華なフル装備で程度もよく、中古車市場の台数も多く探しやすい中古車セダンです。

セダンのメーカーはどこ?

すべての国産メーカーはセダンを造ってきましたが、今もセダンを造り続けるメーカーは、こだわりのセダンがあります。ここではいくつかのメーカーの伝統的なセダンと、車種をご紹介します。

時代を物語るオトコのセダン【日産】

「スカG」は日産スカイラインGTの略称であり、ある年代の男性にとって憧れの車の代名詞です。スカイラインが憧れの対象になったのは、当時のレース実績に加えてスポーティセダンの実力ゆえです。

また、「シーマ現象」と流行語になった日産シーマは、最高級プレミアムセダンに大馬力エンジンを載せて、お尻を沈ませて発進する豪快な加速力がありました。お上品なセダンでは物足りない、大人のオトコたちの憧れとなりました。

今も、スカイラインやフーガ、そしてシーマに、日産のセダンの伝統が受け継がれ、したいオトコの車です。

世界ブランドの高級セダン【レクサス】

トヨタが世界でになるべく、1989年に北米で立ち上げた高級車専門ブランドがレクサスです。北米でメルセデス・ベンツやBMWなど、高級車メーカーとして定評あるドイツ車に匹敵するブランドとして設立されました。

今でこそ日本車の高級車ブランドが認められていますが、かつては大衆車メーカーの認識しかなかった北米市場に、高級車専門ブランドを認めさせた功績は大です。とくに、当時のレクサスLSの静粛性は、ヨーロッパの高級車を凌駕するとされ世界の高級車メーカーに衝撃を与えました。

今や、レクサスは高級車の代名詞となり、LSやGSをはじめセダンのラインアップも充実しています。

最新技術満載のハイテクセダン【ホンダ】

カーナビは今や車に欠かせない必須アイテムですが、世界初のカーナビを開発して市販車に搭載したのはホンダです。発売開始は、36年前の1981年でした。

独自の技術開発にこだわるホンダの姿勢は、その後ホンダ初の高級セダン「レジェンド」で発揮され、日本車初の運転席用SRSエアバッグの採用や、世界初のFF車用トラクションコントロールシステムも搭載しました。

今も、ホンダのフラッグシップセダンのレジェンドは、世界初の歩行者への衝突回避をサポートする「歩行者事故低減ステアリング」を採用する、ハイテクセダンです。

実用4WDセダンの先駆者【スバル】

かつて、四輪駆動はジープタイプの実用車に限定されていました。しかし、「ジープタイプではない量産4WD乗用車」を、世界で初めて市場に送り出したのがスバルです。先鞭をつけたワゴンに続いて、1975年に世界初の量産4WDセダンが誕生しました。それが、現在スバルのフラッグシップセダン「レガシィB4」のルーツとなる、レオーネセダンです。

その後、スバルは4WDシステムに磨きをかけ、WRC3連覇など輝かしい戦績を収めた4WDセダンのインプレッサも加えて、信頼性の高い4WDメーカーとして世界に認められました。インプレッサやレガシィB4は、世界に誇れる先見性が生んだ、セダンです。

セダンの魅力を味わってみませんか

車選びをするときに、さまざまな条件から1台の車に絞り込みをします。そこにセダンを選択肢のひとつとして、加えてはいかがでしょう。

本気で車選びをしたとき、セダンの持つ車としての実力はかならず最後まで選択肢に残ります。これまで、セダンを運転したことがなければ、一度セダンを試乗してみるとわかります。車購入の選択肢として、魅力満載のセダンは車です。

初回公開日:2017年11月14日

記載されている内容は2017年11月14日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

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