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車のタイプ別クーペ・条件別クーペ

更新日:2024年07月10日

スタイリッシュな外観で思わず目を惹くクーペ。車好きにとって憧れの一台です。その一方でミニバン全盛期の現在、「不便」「燃費が悪い」などネガティブな理由でめっきり少なくなりました。しかし、その「カッコよさ」は何にも代えがたい魅力です。そんなクーペ魅力に迫ります。

車のタイプ別クーペ・条件別クーペ

車のタイプ別クーペ

スポーツ

ミニバン全盛期の昨今、クーペをはじめとしたスポーツカー、とりわけ国産車のクーペ市場は、いわば「冬の時代」です。しかし、そんな中でも個性的なクーペは存在します。代表的なクーペといえばやはり日産フェアレディZでしょう。クーペモデルというのみならず、今ではめっきり少なくなったMTモデルが存在するのが特徴です。

利便性や経済性を求めた場合、は?

そしてもう一つ注目したいのがトヨタ86/スバルBRZです。フェアレディZは希少なクーペモデルであり、またMT設定のあるのが特徴ですが、デメリットの一つとして「2人乗りしかないこと」です。そして排気量(3700cc)も維持費の上ではネックです。これは基本的に日本よりもアメリカ市場を意識した車であることも少なからず影響を及ぼしているでしょう。

一方、トヨタ86/スバルBRZのは4人乗りのみであることに加え、排気量も国産車の標準的なサイズ(2000CC)なのがうれしいところです。「手頃なサイズのスポーツカー、それも2ドアのクーペに乗りたい」という人にとって一台といえるでしょう。

セダン

クーペというと2ドアのイメージがあり、4ドアというと「セダン」のイメージを持たれる方が多いでしょう。実際に4ドアセダンとクーペの区別は必ずしも厳格ではありませんが、近年の一つの基準として、前と後ろのドアの間にある柱(Bピラー)がない「ハードトップ」あるいは「サッシュレスドア」が一つの基準として挙げられます。

代表的なモデル

この基準により「4ドアクーペ」と銘打っている代表的なモデルの一つにメルセデスベンツCLSあるいはCLAが存在します。Bピラーを用いないメリットはスポーティーな外観、そして開放感。一方デメリットは「強度不足」です。しかし最近は技術の進歩により、Bピラーのない状態でも十分な強度を確保できることが可能となったため、とりわけ欧州車を中心に、4ドア車の「クーペモデル」が増えつつあるのが特徴です。

とりわけCLAは輸入車の中でも比較的低価格であり、またコンパクトであるために日本の道路でも乗りやすいのが特徴です。4ドアクーペとして一台といえるでしょう。

ハイブリッド

「クーペ=スポーツカー=燃費が悪い」というイメージがあるため、妥協してセダンやミニバンに乗られているという方も少なくないでしょう。しかしクーペでもハイブリッド、すなわち燃費の優れたモデルは存在します。

ホンダCR-Zは燃費とスポーツカーの走りを両立したモデルです。クーペスタイルに加え、ハイブリッドなので当然ですが非常に高燃費です。また、「4人乗り+MTモデル」という設定のため、「MTに乗りたいけれども2人しか乗れない車はNG」という人にとってもできる一台だといえます。(※新車販売は2017年1月をもって終了。現在は中古車両の購入のみとなります)

4WD

4WDというとSUV、あるいはラリー車のベース車両である4ドアセダンをイメージされる方も多いでしょうが、4WDクーペというモデルも存在します。代表的なのが4WDシステム「クワトロ」の名で有名なアウディです。

アウディTTは輸入車の中では比較的入手しやすいモデルとしてできる、いわば「エントリーモデル」の部類に入るといえます。ちなみに同じTTでもFF、オープンカーなど、バリエーションが多岐に渡るのも特徴です。

厳密な意味で「軽のクーペ」と定義付けた場合、マツダAZ-1が該当します。販売期間は1992~95年と、やや古い車両です。基本的に軽自動車はその構造上、クーペという車両が作りにくい(実用的でない。あるいは売れない)という問題点を抱えているといえます。

ハードトップのオープンカーを「クーペ」に含めると

ただ、軽自動車のオープンカーというものは存在しております。それも幌のような簡易な屋根(ソフト)ではなく、金属やFRPといった屋根(ハードトップ)を使用したモデルを「クーペ」とした場合、これも広義の意味でのクーペとすることは可能です。

それを考えた場合、屋根の実用性、積載性によって「クーペの実用性」を備えたダイハツコペンは一台だといえるでしょう。

4人乗り

4人乗りで重要となるのが「後席の広さ」です。この場合、4ドアクーペ―を選択するというのも一つの方法なのですが、2ドアクーペで広さを選択するというと、新車、中古車を含め、後席の広さに定評があるのがホンダ・インテグラです。インテグラというと、上級モデル(レーシングモデル)である「タイプR」が有名であり、またもあります。

しかし通常の街乗りとしてクーペを選択するのであれば敢えてタイプR以外を外すのも方法です。値段が安くなることもさることながら、燃費も良好なのが特徴です。また、タイプRは盗難被害が多いため、保険の車両料率クラスが非常に高いのが特徴です。一方、それ以外のモデルですと比較的安くなるため、維持費もお得なのがうれしいところです。

マニュアル

一口に「クーペ」といっても、さまざまな種類があります。例えばフェアレディZのように「大きな車」となると、MT車よりもAT車でのんびり走るという需要も思ったより多いです。一方、トヨタ86/スバルBRZの場合、いわゆる「小排気量車」のため、車を操る楽しさを味わいたいというニーズが多いです。したがってこの場合、MTの需要が多くなります。

とりわけMTの需要が多いモデルとしてマツダロードスターが挙げられます。「人馬一体」といわれ、車を操る事そのものを目的として購入をするケースです。ロードスターといいますと、オープンカーのイメージが非常に強いのですが、実はクーペモデル(電動ルーフ)が存在します。

また旧モデルには限定販売ながらクーペモデルも存在しております。「しっかりした屋根がついていると安心」という方にとっては一台といえるでしょう。

国産

「クーペを一台」となると、さまざまな要素を含めての判断となります。デザインに始まり、乗って楽しい。あるいは日常生活に利用する上で欠かせない「利便性」。積載性や維持費の安さなど、さまざまな面で検討する必要があります。

それらさまざまな面を比較検討した場合、全ての条件を満たす一台というと、トヨタ86/スバルBRZは多くの人にとって一台だといえるでしょう。デザインや性能といったスポーツカーとしての基本要素にはじまり、4人乗りであることや積載性といった便利さもあり、日常生活の利用にも耐えうる、オールラウンドな一台だといえます。

外車

国産車ではクーペというカテゴリーが非常に縮小傾向にあります。しかし海外ではまだまだ健在です。例えば同じ大きさのモデルで2ドアと4ドア(あるいは3ドアと5ドア)という設定が存在するケースが多くあります。

おそらく多くの方は外車と聞いて真っ先に思い浮かぶのがベンツ、あるいはBMWあたりでしょう。実は両メーカーは上記のようなラインナップを行っているメーカーであり、クーペモデルを非常に入手しやすいといえます。とりわけBMWは下取り価格の高さも魅力です。

クーペモデルとしては比較的低価格に属する2シリーズが入手しやすく、一台だといえるでしょう。

アメ車

米国車を購入する上で一番のネックは「排気量」です。5000~6000ccといった排気量が当たり前のように存在しており、これが日本の税制上、非常に大きな負担になるのがネックでした。しかし最近は「ターボエンジン」が設定され、登録上の排気量が2000cc程度に抑えられたモデルを購入することが可能となってろいます。

これは日本の税制上、非常に有利な設定で、従来はアメリカ車を購入するのに二の足を踏んでいた方にとって「追い風」ともいえる状況です。

中でもターボエンジンの設定により、排気量が2Lに設定されたシボレーカマロは税制上、非常に維持費が安く、また値段も輸入車としては比較的購入しやすい値段に設定されております。「クーペが欲しい」「以前からアメ車に興味があった」という方にとっては一台だといえるでしょう。

条件別クーペ

一口に「クーペ」といっても、その定義はさまざまです。ある人にとっては燃費であったり、あるいは別の人にとっては車両本体の価格であったり、あるいは新車もしくは中古車のみという条件で一台を知りたいという方もいらっしゃるでしょう。そのような点を踏まえ、いくつかの条件に絞った上で「一台」をお伝えしていきます。

安い

日産フェアレディZの現行型~先代型は格安のクーペとして一つ一台だといえるでしょう。新車の場合ですと390万円程度。中古車(10年落ち程度)ですと100万円台前半で買えるモデルがいくつか存在します。

中古車を選ばれる場合、基本的にはそれほど荒く乗られるタイプの車ではないので、程度の良い車を探すのにそれほど苦労はしないです。高速走行道路などを多く走られた車ですと、逆に実際の距離より程度が良好なケース多く存在します。走行距離よりも実際のコンディションを重視して選ぶとよいでしょう。

中古

日産シルビアは中古車市場では非常に台数が多く、入手しやすいのが魅力です。また、販売台数が多かったためにパーツも豊富にあり、故障時のパーツ交換なども容易なのもうれしいところです。加えて多くのユーザー情報もインターネットなどに出回っており、初めてクーペに乗る方、あるいはスポーツカーやMT車に乗る方にとっても「心強い一台」としてだといえます。

新車

ベンツCクラスにもクーペモデルが設定されております。Cクラス特有のコンパクトなボディによる取り回しの良さに加え、いわゆる「スポーツカー」と異なり、積極的に走りを楽しむモデルではないために燃費の優れた仕様となっております。

スポーツカーとしてのデザインを楽しみつつ、経済性も重視したい人にとっては一台といえるでしょう。また、ベンツというブランドにより、下取り時の査定価格が高いのも魅力です。

燃費

最近のクーペの傾向としては大衆車よりも高級車に設定され、少ない台数で利益を確保する傾向にあります。したがって燃費というのも一言で定義するのが難しいのですが、ここでは「排気量の多い大型車」という枠内での燃費でお伝えいたします。

レクサスRCは、レクサスブランドから販売されるスポーツモデルです。レクサスにはハイブリッドモデルが多く設定されているのですが、このRCにもハイブリッドモデルが設定されております。「クーペに乗りたい、けれども燃費にもこだわりたい」という方には一台だといえます。

初心者

ホンダインテグラ(DB6~9型、またはDC5型)はクーペ初心者に一台です。現在は販売終了のため中古限定となりますが、元の値段が安いため、初心者にも買い求めやすい一台だといえます。

前述の日産シルビアが後輪駆動(FR)なのに対し、こちらは前輪駆動(FF)です。クセのない動きである分、初心者にとっては扱いやすいため、一台だといえるでしょう。

お気に入りのクーペを見つけよう

ミニバン全盛期の今、クーペは積載性をはじめ、主に経済性で劣る面ばかりがつい、クローズアップさせてしまっています。しかしクーペの魅力は何といっても「思わず乗りたくなる」、そして「眺めているだけでも楽しい」ことです。そんな気分にさせてくれるのが最大の魅力です。便利さ第一のミニバンとは全く異なる理由でクーペをしたい理由がここにあります。

またそれだけではありません。クーペの最大のデメリットとして「後席が狭い」という点がありますが、実は思ったよりも広いモデルはいくつか存在します。とりわけ最近のクーペの傾向として「大型化、高級路線化」があります。元のサイズが大きいため、後席も比較的使いやすいモデルがいくつか存在します。

そのような車種を選択することで、日常の利便性にも十分耐え得ることが可能です。あなたにとって最適な、そんな一台がぜひ見つかりますように。

初回公開日:2017年11月25日

記載されている内容は2017年11月25日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
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