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釣りに車|特徴/タイプ別・カスタム術

更新日:2024年08月01日

釣りに使えそうな車はSUV、ミニバン、ステーションワゴン、コンパクトカーなど多岐に渡りますが、長い釣竿とたくさんの荷物を積んで長距離を快適に移動することが出来るのはどのタイプでしょうか?釣りのための車を選ぶ方に送る、的確なアドバイスです。

釣りに車|特徴/タイプ別・カスタム術

特徴別の釣りに車

長い釣竿、たくさんの道具を積んで遠くまで、しかも早く移動しなければならない魚釣り。その釣りに使うにはどんな車が最適なのでしょうか。

中古車のは?

現在は新車として売られてない車であっても、釣りに最適な車があります。それらが中古車市場には値打ちな値段で流通しています。新車は3年で初めての車検を迎えますので、3年未満の車も中古車市場には出回っていますが、十分に手ごろな値段になるのは次の新車が出るか2回目の車検を迎える5年目あたりです。ですから、中古でしたらその中から選ぶのがです。

安い車は?

一般に魚釣りに使う車は高価になる傾向があります。長い釣竿やたくさんの道具を積まねばならないので大きくなるからです。ただし、道具をたくさん積むことに重点を置いて内装のシンプルな車を選ぶ人もいます。あえて実用性を重視して商用車を使うと、安くても十分に用を足します。また、新車に比べれば中古車は安くなりますので、道具と割り切って中古車を選ぶ手はあります。

便利な車は?

短いものは1メートルですが、バス釣りに使うロッドはワンピースのロッドが主流で、1.8メートルから2.1メートルが普通の長さです。ですから、長いものを出し入れしやすい車こそ、「便利」な車と言えます。ステーションワゴンの多くはトランクがハッチバックで、しかも下端が平らになっている車はベンチにして腰掛けて釣りの準備ができるので、とても便利で快適です。

また、シートアレンジでまっ平らになる車もあって、荷物が安定してたくさん積めるので便利です。

車中泊できるのは?

釣りは夜明け前や夕方暗くなる頃が釣りやすい時間帯であり、場合によっては夜通しで釣ることもあります。すると車中で寝ることもありますが、仮眠でもぐっすり寝られるといっそう便利です。そこで、釣竿やたくさんの道具を収納してなお寝るスペースができる、しかもシートがまっ平らにできる車であれば最高です。

遠征できる車は?

目論見どおり釣れなかったりすると、普段は行かない釣り場にも行きたくなります。そのときは見たこともないポイントに備えて、いつもより多くの道具を積み込まなければなりません。すると車は遠くまで、たくさんの釣り道具を積んで快適に走ってくれないと困ります。さらに、朝早くから夜遅くまで過ごす基地にしなければならないので、仮眠くらいは快適にできなければなりません。

そうなると、どうしても少し大きめの車になります。排気量も1500CC以上が無難な選択です。

錆びを防止するには?

毎週海釣りに行くと波しぶきで海水をかぶる可能性があります。また、かぶらないまでも、潮風に当たることは避けられません。今の車は防錆処理がしっかりしていて滅多に錆が出ませんが、こすって鉄板がむき出しになっている部分などはやはり、注意が必要です。釣りから帰ったら、下回りも含めて真水で良く流しておきましょう。

燃費が良いのは?

釣りに使う車は荷物を積んだり仮眠を取るなど、どうしても大きめになります。したがって、どうしても燃費が悪いことになりますし、積載量がいつも多いので良い燃費をキープするのが難しくなります。それなら、少しでも良い燃費を稼ぐために急加速など燃料を喰わない運転を心がけて、オイル交換など、日ごろのメンテナンスを怠らないことです。

タイプ別で釣りに車は?

軽自動車は?

昔に比べて軽自動車は大きくなり、最近は背が高い車ばかりです。まるでワンボックスカーを小さくした形で、中もかなり広くなっています。つまり、軽自動車でもこういうワンボックスタイプの車なら釣竿が収納できますので、バックシートにたくさんの荷物を積むことを嫌がらなければ釣りに使えます。ただ車中泊するには長さが足りず、荷物が邪魔になりますので近距離用としてです。

SUVは?

最近釣り場で多く見かけるのがSUVタイプです。燃費を考えた2輪駆動のものもありますが、メインは4輪駆動で大型のもので、エンジンは排気量1500CCのものからあります。またこれは世界的にがあるタイプで、4輪駆動ですと安心して水辺まで下りることができます。つまり、バスボートを牽引してきて水中に下ろすことを考えると、このタイプになります。

水辺まで下りないにしても海や川、あるいは湖や池の周りには舗装が荒れていたり、地面がむき出しのところがあります。そんな凹凸のある地面を走るのに、4輪駆動で地上高が高い車にかなうものはありません。ただ、細い道で運転に気を使うことはありますし、4輪駆動のため、値段が高めになります。

キャンプ車は?

ほとんど見かけることはありませんが、水辺に何泊も泊まって釣りをするならぜひとも使ってみたいのがキャンピングカーです。簡単なものなら軽自動車からありますが、内装が寝泊りできるために改装されており、棚や収納が付いていてフロアが平らになります。大型のものはキッチンまで付いています。ただ、値段がとても高いのが難点ですし、通勤に使うにはもったいないでしょう。

軽トラックは?

軽トラックは見かけは良くありませんが、小さい割に荷物がたくさん積めるのが長所です。ボートなどの大きな荷物も積めます。ただ、荷台は雨ざらしなので、濡れていけないものは収納して積載する必要があります。しかし、濡れて良ければ釣竿をそのまま積むこともできます。つまり、長距離を乗らなければ、そしてひと工夫するならば、釣りには意外と使えるタイプです。

コンパクトカーは?

コンパクトカーも当然釣りに使うことはできます。ただし、トランク容量を縦に稼いでいて横方向に小さいため、ゴムボートや大きなクーラーボックスは積めません。やはり後ろのシートに載せるか、後ろのシートを倒して平らな荷物置き場にして2人乗りで使うと快適です。車内で寝転ぶことはできませんが、シートを倒して仮眠はできます。

ステーションワゴンは?

このタイプは長い釣竿が当然入って荷物はたくさん積めるうえ、4人乗れて内装が乗用車と変わらないし操縦性と乗り心地が良いので遠出しても疲れません。かつて、ステーションワゴンは釣りに最適な乗り物として一世を風靡しました。1500CCのコンパクトカーから3ナンバーの大型のものまで、メーカー各社のラインナップに必ず1車種以上がありました。

今では釣り用の車といえばユーティリティの高いミニバンとSUVにとって代られましたが、乗用車と変わらないエンジンとシャシー、低い重心を持つこのタイプは長距離運転にも高速走行にも優れており、「走り」を重視される方にはです。しかも、室内をうまく片付ければ車中泊も可能です。

ハイブリッド車は?

SUVやミニバン、さらにはステーションワゴンにもエンジンとモーターを組み合わせたハイブリットカーが増えてきました。これは、何と言っても燃費の良さは際立ちますが、車両価格がどうしても高くなるのが痛いところです。ただ、たくさん乗る方、長距離乗る方には燃費が良いことは大きなメリットになりますのでお勧めできます。

ハッチバックの車は?

釣りに使う車は何と言っても釣竿が簡単に出し入れできることが一番です。また、釣りの準備をするのに腰を掛けられるのはとても便利です。それを可能にするのがハッチバックで、SUV、ミニバン、ステーションワゴンは全てハッチバックを備えています。

ミニバンは?

最近の釣り場でSUVと並んで多く見かけるのがミニバンで、ステーションワゴンより背が高く、大柄なものが多いので人や物がたくさん積めます。また、3列あるシートがアレンジできるので、荷物を多く積みたい時には3列目のシートをたたんだり、逆に人をたくさん乗せたいときにはシートを立てたり、用途が広がります。ただ、そのためにエンジンとシャーシは無理な作りになっています。

これも値段が高めになりますが、操縦性や乗り心地を犠牲にしても、ミニバンの持つ利便性を優先する人が増えている、ということです。

「釣り仕様」のカスタム術

釣り道具収納については?

釣竿以外の釣り道具はクーラーであったり、ウェーダーであったり、ゴムボートであったり、大きくてかさばるうえに濡れることも考える必要があります。

また、トランクへの収納はビッシリと入れてしまうと奥のものが取り出しにくかったり、かといって真ん中に置くと走行中に動いて他の道具を壊したりします。したがって道具箱に入れたり、コンテナを入れたりして道具が壊れないために、しかも出し入れしやすく工夫してください。

ロッドホルダーは必要?

釣りに使う車ですから、2メートル前後の釣竿を気持ちよく出し入れしましょう。普通の車でも、助手席に誰も座らなければ助手席を倒して釣竿を寝かせて載せることは可能です。

しかし、は室内の前後の取っ手に専用のポールやロープを2本渡してロッドホルダーをつける方法です。天井が低い車、ハッチバックでない車にはできませんが、ハッチバックをあけて簡単にロッドを吊り下げたり載せたりできます。

釣竿は穂先が細くなってガイドが付いており、カーボン製なのでちょっとしたことで折れてしまいます。やはりロッドホルダーは取り付けた方が良い、と言えます。

トランクについて

釣りに使う車の中でもステーションワゴンは荷物を積むトランクが大きいうえ、まっ平らにできるものまであります。しかも、タイヤハウスもトランクにほとんどはみ出さないものもあります。一方で、SUVやミニバンのトランクは、高かったりタイヤハウスが張りだしていたりしますが、車体が大きいのでそれなりに積めます。ステーションワゴンほど広くはありませんが、十分なトランクです。

コンパクトカーのトランクはカタログ上は大きな容量ですが、縦にスペースを稼いだものが多いので、釣りには使いにくい面があります。

キャリアを使うには?

昔のステーションワゴンの多くにはルーフレールが付いていて、簡単にキャリアが付けられました。もちろんルーフレールが付いていない車でも屋根にキャリアは付けられるので、ボートなど、トランクに入らないものも屋根に載せて運ぶことはできます。車体の大きなSUVやミニバンには不要ですが、軽自動車やコンパクトカーで大きな荷物を積む場合にはこの方法もあります。

シートカバーは必要?

釣りにをやっていると服が汚れてたり、濡れたりはどうしても避けられません。しかし着替えまではもって行きませんし、着替える場所もありません。すると汚れたり濡れたりした服で車に乗らねばならず、どうしてもシートが汚れます。ですから、気になる人はシートカバーをかぶせる手があります。また、ディーラーではその車専用のピッタリしたもの、カーショップでも注文してピッタリのものが作れます。

カーショップには簡単な汎用品もありますし、かぶせて紐で結ぶだけのカーエプロンタイプも売っています。これが安くて実用的なのでです。

釣りに使う車のは?

長い釣竿と多くの荷物を積んで長距離を快適に早く走れる車は、何と言ってもステーションワゴンです。

このタイプは値段もSUVやミニバンに比べるとリーズナブル、燃費もそこそこです。人は6人以上乗せない、オフロードも慎重に走ると割り切れば、釣りには最適な車です。

初回公開日:2017年10月14日

記載されている内容は2017年10月14日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

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