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軽自動車の走行距離は?寿命/目安/1リットルあたり

更新日:2024年08月04日

軽自動車の寿命は走行距離にすると、約10万㎞と言われます。その走行距離が長いのか短いのか、分からない事があるしょう。実際に10万㎞が寿命なのでしょうか。軽自動車の維持や走行距離を伸ばす方法を挙げて参ります。経費節減にも役立つ記事ですので、どうぞご覧下さい。

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軽自動車の走行距離で影響する事とは?

軽自動車は、普通自動車と比べると年間の維持費も安い為、経済的に優しい車です。排気量は660ccと小型なエンジンを載せた小さな車両です。小さな4輪車である軽自動車の走行距離は、どのような状況の中で、どのような影響があるのかを詳しく述べて参ります。

10万キロが寿命?

平均すると、車は10万㎞が寿命と言われますが、果たしてどういった理由からでしょうか。軽自動車に限らず、車はエンジンとミッションという大きな機械を駆動して動く乗り物です。人間と同じで、若い頃は体力もありますが、加齢と共に体力や気力が減退していきます。

軽自動車にも当てはまる事で、新車で購入した車両はエンジンやミッションの内部もとても綺麗で各部も絶好調です。

ですが、永年車を乗り込んでいくと各箇所へ摩耗が生じます。10万㎞という長い距離を走る事とは、人間で言う所の60歳位の身体に似ています。様々な人生を歩み足腰も弱り、全速力で走る事は難しく、無理な運動は控え周囲から散歩を勧められる年代でしょう。

軽自動車も弱るの?

弱った人間の身体と同じく長距離を走った車は各所が消耗して歪んでいたり、欠けていたりするでしょう。ですが、人間も自分の身体を労わって過ごした60年間と暴飲・暴食をして、運動をしないで過ごす60年間とでは、大きくその状態が異なる事は想像に難くないでしょう。

軽自動車も定期的な点検や消耗部品の点検と交換、オイル交換やタイヤ交換、こういった箇所に手を入れながら永年乗った車両と、何の手入れやメンテナンスもしないまま乘り続けた車両では、その状態は大きく違います。

メンテナンスをすれば永く乗れる

10万㎞走った軽自動車でも、まだまだ元気に調子良く走る車両もあります。それは、オーナーの手入れが行き届いていた良い結果です。日本製の車は、世界中から見てもクラスの性能を持っています。

ですが、その高いポテンシャルを維持するには、軽自動車に乗る自分です。車は機械ですので、いつかは壊れます。我々人間のように、疲れた時に休む事で体力が回復する物ではありません。

壊れた箇所は、放っておいても延々と壊れたままです。そのまま走り続ければ、更に壊れてしまうでしょう。その為、2年に1度「車検」という国が定めた車両の検査があります。メンテナンスが苦手や面倒な人でも、最低2年に1度はプロのメカニックが点検と整備を行ってくれます。

オイル交換をすれば10万㎞や20万㎞走行も夢ではない?

結論から申せば、10万㎞や20万㎞、それ以上の距離を重ねた車は実在します。約30万㎞の距離を走った軽自動車もあります。ですが先に述べたように、それには日頃のしっかりとしたメンテナンスを行った結果です。2年に1度の車検があるから、普段は何もメンテナンスをしないというスタイルであれば、10万㎞の走行距離を積み上げる事も難しい事でしょう。

ギネス記録によると、1966年式のボルボP1800という車で通算約360万kmを走行したという記録があります。やはり、これにも日頃から愛車のメンテナンスを十分に行った上で成し得た大記録でしょう。

<エンジンにはオイルが命>
一番大事なメンテナンスは「オイル交換」です。オイルは、エンジンやミッションの複雑な内部を潤滑する物ですので、走行距離に大きな影響を及ぼします。交換する目安は、メーカーで指定された距離ごとに行いましょう。

または、日頃から自分でもオイルの状態を確認して、汚れが酷い場合は、走行距離に関わらず新しいオイルへ交換しましょう。このメンテナンスが軽自動車に限らず、エンジンのある車両を長持ちさせる一番の秘訣です。

軽自動車はガソリン1Lでどれくらい走れる?

軽自動車の燃費についてご説明いたします。ガソリン1Lで、約15㎞走ります。これは、平均値ですのでメーカーや車種、走り方や状況によってもその燃費は変わります。

例えば、混んでいる道路ばかりを短時間走る場合と、主に空いている高速道路を走る場合でも1L当たりの走行距離は大きく異なります。要するに、燃費量とはエンジン内部の駆動部品がどれだけ回転したのか、その数によります。

高層道路では、ガソリン1L当たりの走行距離は20㎞を超えるでしょう。その軽自動車の年式にもよりますが、旧い年式のモデルですと燃費が悪い車両があります。前のオーナーがカスタムした車両でもそのケースはあります。また、最新のハイブリッドカーであれば、通常の走行でも1L当たりの走行距離は5km~10km増えるでしょう。

エンプティランプは走行距離の目安になる?

軽自動車のガソリンタンクを満タンにした場合では、どれくらいの走行距離を重ねられるでしょうか。メーカーやモデルにもよりますが、軽自動車のガソリンタンク容量は、約35L~40Lあります。1L当たりの走行距離を約15㎞とした場合、525km~600kmの走行が可能です。

ガソリンを満タンに入れると、これだけの走行距離を重ねられますので、油断も出て来ます。高速道路上では、エンプティランプが付いた場合、気持ちも焦るでしょう。ですが、エンプティランプは、ガソリンの残量が10L程になると点くものですので、走行距離にすれば約150km走れますので、次のガソリンスタンドまで走行できるでしょう。

1日の走行距離は少ない方が良い?

軽自動車は660ccの小さなエンジンを載せた車です。無謀な運転ではエンジンを痛めてしまいます。また、1日の走行距離からもその小さなエンジンへの寿命の影響は出てきます。1日の走行距離が10km程であれば、エンジンへの大きな負担はありません。

ですが、1日に数百kmや1,000kmを超える走り方は注意が必要です。なぜなら、エンジンの内部では1分間に数千回もの爆発が起きています。それによって、前へ進む駆動力となっていますので、エンジンが熱を持ちすぎて劣化してしまう可能性が生じます。

人間と同じで近所を少しの距離だけ散歩する事と、数十㎞を走る事とでは身体へのダメージが異なります。機械も同じ事が言えますので、1日に無茶な走行距離を重ねる事は、永く軽自動車を維持したい場合には控える事が望ましいでしょう。

買い替え時期はどんなタイミングがベスト?

永年乗って来た軽自動車を様々な理由で手放す事もあるでしょう。今回は、新たに買い替える時期について挙げていきます。一番分かりやすい買い替え時期は、走行距離での判断です。軽自動車で5万km走れば、各部品に劣化や摩耗が生じている頃です。このタイミングで目当ての車両と下取りする事が良いでしょう。

もしくは、走行距離に関わらず、エンジンやミッションの劣化・不具合を感じた時点も買い替える良いタイミングです。エンジンやミッションを修理する場合は、多額の費用がかかります。このタイミングで目当ての車両を購入する事も最善です。

劣化した車両は危険!

軽自動車の走行距離が与える車両への影響は分かりましたか。車はエンジンとミッションの扱い方が大事な乗り物です。各所へダメージが少ない走り方をする事が、どのような車両でも長持ちさせる一番のポイントです。

ですが、どうしても機械のメンテナンスが苦手で、何を点検したら良いのかが分からずに、その結果、日頃のメンテナンスを怠ってしまい、エンジンや各部品を劣化させてしまうケースもあるでしょう。

エンジンから異音が発生したり、走行に違和感を感じた際は、無理に乗らずにメカニックに相談したり、新たな車両を購入する事も選択肢の1つです。道路は公の道です。整備を怠った車両での走行は、いつ不測の事態が起こるか分かりません。自分と周囲の安全走行の為にも、費用と時間を掛けて日頃から愛車のメンテナンスを心掛けて管さい。

初回公開日:2017年10月11日

記載されている内容は2017年10月11日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

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