プリウスの全長・全幅|初代/2代目/3代目/新型/アクア
更新日:2024年07月26日
プリウスの歴史を変えた功績
長年国産車販売の1位を走り続けていたカローラを見事に打ち破り、歴史的記録を更新しているプリウス。プリウスとは、電気とエンジンの両方を使い分けて走るハイブリッドカーです。
現代、ハイブリッドカーも各メーカーからいろんな種類のハイブリッドカーを輩出している中でも、プリウスは圧倒的を誇る今やハイブリッドカーの代表格ともいえるでしょう。
そんなプリウスも、モデルチェンジをするたびに素晴らしい変化を遂げてユーザーの心を掴んで離しません。
歴代順、プリウスの全長と全幅
初代から現在の最新モデルまで、プリウスの進化はさまざな箇所で行われています。ここでは、これまでのプリウスの全長と全幅をメインに様さまざまな変化した部分をご紹介します。
進化するたびに変化してくことがわかると、何ハイブリッドカーの代表という地位を確立したかがはっきりとわかるでしょう。
初代プリウス
世界初の量産型ハイブリッドカーとなった初代プリウス。エコカーブームの火付け役となった当車の全長は4275㎜~4310㎜、全幅1695㎜というサイズでした。
エコカーとして話題を呼び、物凄いを持った初代もやはり初代ならではの問題を抱えていました。まずは、値段の高さ。そして実用燃費の悪さ。そして、バッテリー交換費などの維持に関するコストの高さです。
どれも、最初のモデルとして頭を抱える問題でしたが、これがなければ次のモデルへの進化もなかったことも確かです。それでも、燃費などは当時にすれば凄まじいものがありました。
2代目プリウス
初代の課題点をクリアしながら、さらに進化を遂げた2代目プリウス。全長は4445㎜、全幅1275㎜と全幅を少し狭くしたモデルとなりました。
さらに進化をした部分は、ハイブリッドシステムの変更です。世界中で高評価を得て、現在は国内・海外メーカーが多数採用しているシステムで、車事業を変える革新的パーツを搭載しました。
モーターのみで走行可能なシステムのEVモード走行もこのモデルからとなりました。いつエンジンがかかって、いつ止まっているのか分からない静寂さで、初代からの進化が大きいため人によっては現在でも購入をする人もいるほどです。
歴史を作った3代目
全長4460㎜、全幅1745㎜。この3代目となるプリウスが、れっきとしたプリウスというものを形作ったと言っていいでしょう。2009年にフルモデルチェンジし、製造が追いつかず最大10ヶ月待ちになるほど大型乗用車としては異例なほどの歴史的大ヒットを生み出したモデルです。
全長などのサイズと共に変更された点は、1.5ℓから1.8ℓに変わったことと、可変バルブも変更しエンジンの性能も向上し、モーターの小型化・軽量化・トルクアップ、電子制御の改良によってバッテリーの自然放電を高く防止するなど、車としての完成度も完ぺきといっても良いくらいの仕上がりになったモデルです。
新型プリウス
革新的な進化を遂げて、ハイブリッドカーのを走り続けたプリウスがまたさらに進化を遂げました。全長は4540㎜に全幅は1695㎜と進化をするごとに少しずつ全長も全幅も増していきます。
そしてこのプリウスは未来の骨格となるTNGA第一号車となります。TNGAとはToyota New Global Architectureというトヨタ独自の最先端技術を盛り込んだシステムが満載となったプリウスを堪能できます。
燃費パフォーマンスもやはり素晴らしく、この一台で遠い距離のドライブも快適にこなすことができるでしょう。まるで生き物に乗っているような感覚になるという声も聴きますが、一理あるでしょう。あまりに自然体過ぎる動きなので自ら操作している感覚忘れてしまいそうになるときがあります。
PHVという最先端
常に先を行き続けるプリウスが、またさらに最先端へと一歩進んだモデルがPHV。これは、プラグインハイブリッドの略で、家庭用のコンセントから直接バッテリー充電が行える環境についても考慮した先進システムです。
全長は4480㎜全幅は1745㎜というサイズで、比較的これまでのモデルと変わらないサイズです。最大の特徴は何と言ってもプラグインハイブリッドという点。自宅のコンセントから充電し、ガソリンをほとんど使うことなく電気とモーターでかなりの距離を走らせることができるというまさに未来の車が今こうして存在したことが凄まじいです。
プリウスの弟分アクア
3代目のプリウスがばく進している中、トヨタはプリウスの弟分となるアクアを発売しました。
全長4050㎜全幅1695㎜とプリウスよりも少しだけ全長が短いこのコンパクトモデルは、1.5ℓプラスハイブリッド搭載で37.0/ℓという驚異的な燃費を誇るエコカーです。
座面を高くした運転席の視界が良いため運転しやすく、低重心のボディとソフトな足回りで止めんの凹凸を軽やかに吸収してくれるため軽快な乗り心地を約束してくれます。
プリウスとプリウスαの全長
では、ここで5ドアセダンのプリウスと5ドアミニバンというポジションのプリウスαのサイズを比べてみましょう。まず、プリウスは全長4540㎜全幅1775㎜に対し、プリウスαは全長4630㎜全幅1760㎜と、やはりミニバンだけあってプリウスよりも全長は90㎜長く全幅は15㎜上回っています。
さらに80㎜ホイールベースが長い設計となっていて、快適な居住性がポイントです。運転席からの視点が高いため、視界が広く運転のしやすさが魅力です。
エスティマとの全長比較
続いてエスティマとのサイズ比較です。エスティマと言えば、ワンボックスでもトヨタの車でもクラスのを誇るファミリーカーです。まず、プリウスは全長は4540㎜全幅1760㎜。そしてエスティマは全長4795㎜全幅1800㎜とやはりワンボックスカーだけあって、サイズは一回り大きいことが分かります。
乗車人数は7~8人で、セカンドシートは最大800㎜のロングスライドが可能ということなのでこのサイズは当然です。そして、全長と全幅ともう一つ車高が両車の決定的な違いです。大人数でゆったりとした空間で長い距離を走るならば、エスティマが有利です。
プリウスの全長比較
プリウスの進化は、もちろん外観だけではありません。外観に伴って内装も室内のサイズも変化しています。特に新型のプリウスに関しては、3代目よりもほど良くサイズアップされ快適な空間を演出してくれています。
全長は2110㎜と3代目よりも205㎜長くなり、全幅は1490㎜と3代目よりも20㎜もアップされています。新型モデルは低重心を図り全高は圧倒的に低く、同乗者もドライバーにも窮屈さを感じさせない工夫をされていて、外観デザインやエンジンシステムなどだけではなくこういった細かいところまでの配慮が素晴らしいです。
プリウスはさらに進化していく
初代から新型までのプリウスの進化をみて感じるのは、まだまだ進化する余地があるということ。現在の最新モデルの次のモデルはもっと凄いことになるのではないかと感じます。全長と全幅やシステムが変化しているように、もしかすればプリウスは車の常識を変える引き金的モデルになる可能性もあります。
ちなみに、全長などが変化すると運転に支障が出てくるのではないかと思われる方もいらっしゃるでしょう。確かに、全長が伸びると車間距離などが気になったり、全幅広くなると対向車などの距離感が気になったりと疑問点がありますが、実際はそんなに大した問題ではありません。
むしろ、ほど良いサイズになり運転のしやすい仕様となりました。それは実際にハンドルを握って体感してみましょう。
初回公開日:2017年10月29日
記載されている内容は2017年10月29日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
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