ダウンサスの乗り心地比較|エクステリア/テイン/モデリスタ
更新日:2024年07月27日
ダウンサスの乗り心地比較してみました!
エクステリアは?
外装カスタムとしてかっこよく、いかつく
車のエクステリアといえば、「外観」ということになります。ダウンサスを入れることによって、重心が低くかっこよく見えます。タイヤハウスとタイヤの隙間がなくなり、大きいタイヤを履かせても車高を下げることにより、車体が浮いているのもカバーすることができます。
しかし、ダウンサスに限らず車高調もエアサスも、車高を下げることによるデメリットがあります。段差が高いところには行けなかったり、段差を切って走行しなければならなかったり、車体の下部分を擦ることも少なくありません。
このため、マフラーに穴があいたり、車体の下部分に傷がついていまったりします。それを踏まえたうえで、手ごろな値段でカスタムをできるダウンサスについて、ブランド別、車種別に乗り心地を比較していきます。
ブランド別でダウンサスの乗り心地を比較!
RSRは?
サスペンションの王道RSR
RSRといえば、車の足回り系としては超王道ブランドです。足回りに入れている人も多いはずです。車高はかなり下がるのに、最低地上高は守られるのでダウンサスだとかなりめんどくさいですが、車検時のサス交換もしなくていいのでの高いブランドです。そして、メーカー保証もきちんとついてくるのが魅力です。
さて、乗り心地ですが、創業から20年以上という実績と高い技術で、純正ほどとまでとはいきませんが、乗り心地も不満というほど悪くはないです。オーナーの中には、最低地上高より落とすために、ダウンサスをさらにサスカットする人がいるほどです。
それでもあまり乗り心地は変わらないようで、スポーツカーやワゴン、セダンなどいろんなオーナーさんからの支持があります。種類も「Black★i」や「Best★i」などがあります。
テインは?
異音対策もされた有名ブランド
テインはサスペンション専門ブランドで、ダウンサス独特の異音対策としてサイレンサーラバーがついてくるブランドです。ほかのダウンサス同様、最低地上高が守られていて、車検時のサス交換が不要です。
また、あまり外観からは見えないサスペンションですが、色合いが緑と黒でおしゃれにペイントされているものが多いです。しかし最近はシャンパンゴールド一色の綺麗なダウンサスも車種によりあります。乗り心地も不満というほどではなく、純正より少し変わるかなという程度です。オーナーからは、街乗りにちょうどよく高品質でおしゃれなため、支持があります。
モデリスタは?
カスタムパーツで有名ブランド
純正のディーラーオプションとしてエアロが有名なモデリスタですが、ダウンサスも販売しています。モデリスタのダウンサスは柔らかめに作られており、乗り心地は車によりますが、純正と変わらなかったり、多少落ちます。
しかし、ディーラーから販売されているため安心は保証されますが、ダウン量が他のダウンサスと比べて少ないのでベタベタにとまではいきません。程よく下げたい、段差は気にしたくないという方や雪の積もる寒冷地在住の方にはです。
車種別でダウンサスの乗り心地を比較!
ワゴンRは?
ワゴンRにダウンサスを入れると乗り心地はどうなるのでしょう。
軽自動車にダウンサスは乗り心地が悪いと言われていますが、やはり純正に比べるとかなり乗り心地は悪くなります。純正のサスカットと変わらないという方もいます。
特に、後部座席に乗ると乗り心地の悪さが目立ちます。型式やダウンサスの種類、個人の感覚にもよりますが、乗り心地も車高の下げるのであれば、車高調やエアサスの方がいいでしょう。
NBOXは?
最近のNBOXですが、ダウンサスを入れた場合の乗り心地です。ダウンサス各メーカー2~3㎝落ちるようですが、たいして下がらないのに乗り心地は悪いです。後部座席は運転席よりも悪いので、後部座席に人を乗せる頻度が多い方にはできません。
「とりあえず」としてダウンサスを入れて、その後車高調に入れ替えている人が目立ちます。ダウンサスを入れ続けるのは車にも人にも優しくないでしょう。NBOXカスタムも同様、乗り心地は良いとは言えません。
セレナは?
次に、ワゴン車のセレナにダウンサスを入れると乗り心地はどうなるのでしょう。メーカーにもよりますが、約3~4㎝下がります。それだけでも乗り降りが楽になったという口コミを目にします。硬くなるメーカーもあれば、柔らかくなって腹下を擦りやすくなったというものまでありました。
乗り心地はやはり純正と比べると良いとは言えません。特に後部座席に乗る人には乗り心地の悪さが目立ってしまいます。車体が大きい分、沈みやすい車なので、ダウンサスを入れての段差などは注意が必要でしょう。
エスティマは?
カスタムしやすいエスティマにダウンサスを入れても、乗り心地はやかり純正と比べると落ちます。口コミを見てみると、約3~4㎝ダウンしますが、これだけのダウン量に対しての乗り心地はさほど変化がないという方もいます。
しかし、後部座席に乗る人には乗り心地はかなり悪くなります。もっとダウンさせたいとサスカットすると、乗り心地は一気に落ちますので注意が必要です。純正スプリングのストローク、バネレートは純正ショックアブソーバに合わせて作られているため、無理をするとショック自体が壊れてしまったり、サスが抜けやすくなるので、さらにダウンをさせたい方は車高調やエアサスをします。
ハスラーは?
最近なにかと話題のハスラーですが、後部座席にいると、車酔いする人もいるほど乗り心地は悪くなります。しかし、後部座席に人が乗らず、運転席助手席くらいなら、純正より少し乗り心地が悪いかなくらいでしょう。
しかし、やはりダウンサスなのでメーカーにもよりますが、硬かったり柔らかかったりするので、腹下に傷がつきやすくなります。やはり遊べる軽とは言えども、軽自動車に変わりはなく、乗り心地は落ちるでしょう。
ハリアーは?
車種のハリアーは、ダウンサスを入れると乗り心地は悪くなります。とても落ちるわけではありませんが、もともとの純正車高が高い分、ショックなどに負担がかかりやすくなり、車にも負担になります。
そのため、乗り心地も車高もという人は、エアサスや車高調がいいでしょう。跳ねすぎたりするので、後部座席に乗る人にはとても不快に思われてしまう乗り心地になります。
クラウンは?
最後はカスタムVIP王道のクラウンにダウンサスをいれた場合です。車体が長い分、後部座席に乗る人には酔ってしまうくらい乗り心地が悪くなります。そしてかなり跳ねます。外観はとてもかっこよく見えますが、せっかくの高級車の乗り心地が失われてしまうでしょう。
また、サスが抜けてしまうことも多いです。短い間であればダウンサスでも、長期間車高を下げるのであればエアサスや車高調の方が乗り心地はいでしょう。
車高調やエアサスと比べ、ダウンサスの乗り心地は悪くなる!
いかがでしたでしょうか。各メーカー、各車種別に乗り心地を比較してきましたが、どの車もダウンサスを入れると、約3~4㎝車高は下がりますが、乗り心地は純正に比べると落ちます。特に、後部座席に乗る人は酔ってしまう人がいるほど乗り心地が悪くなります。
短期間であればダウンサスでもいいですが、長期間ダウンサスを使用すると、車にも悪く、サスペンションのところに遊び部分ができ、抜けやすくなったり、ショックアブソーバーのへたり、ドライブシャフトブーツにもダメージがあります。
ほかにも各所の故障、破損の原因にもなります。そのため、長期間使用の場合は、バネのみの交換のダウンサスではなく、サスペンション自体交換の車高調やエアサスをします。
ダウンサスは車検時のサス交換不要の最低地上高は守られるものの、車自体にダメージがあるというデメリットもあります。大切な愛車のためにもよく検討してからの購入が必須でしょう。
初回公開日:2017年10月26日
記載されている内容は2017年10月26日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
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