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【メーカー別】5人乗りの軽自動車・罰金|ホンダ/スズキ

更新日:2024年07月30日

最近の軽自動車、特に軽ワゴンは室内が広く、使い勝手もいいとです。この広さなら5人乗りもできそうです。ちょっと待ってください、実は軽自動車には大人4人までしか乗れません。大人5人が乗ったら違反です。ここでは、軽自動車の乗車定員について紹介します。

【メーカー別】5人乗りの軽自動車・罰金|ホンダ/スズキ

軽自動車に5人乗りしたら捕まるのか

軽自動車に限らず自動車には乗員が定められており、その乗員を超える大人を乗せて走ると違反になります。軽自動車は、タイプによっても違いますが、乗車定員は1人から4人までです。現在販売されている軽自動車には、5人乗りの車種はありません。

乗車定員が4人までしか無い軽自動車に、例えば大人が5人乗って走っていたら、それは交通違反です。なお「軽自動車の規格に明確に大人4人しか乗れない」という制限はありません。

しかし、車の乗車定員を決める際、大人1人が占める広さは決まっています。5ナンバーの小型乗用車の定員は、この広さを基にして5人乗りになるよう設計されています。軽自動車は大きさに制限も設けることで、税金などのメリットがある車です。この制限された大きさの車内では、大人5人分のシートを設置できません。

最近の軽自動車は、車内がかなり広く感じるようになりました。しかし、幅は小型乗用車に比べても狭いなと感じることがあるでしょう。これは、軽自動車のサイズに制限があり、それ以上は広げらないからです。

5人乗りの軽自動車は子供を入れて何人乗れるのか

ただし、違反になるのは大人が5人乗りした場合です。乗車定員を数える場合は、12歳未満の子供は3人を大人2人として計算します。仮に、乗車定員4人の軽自動車に大人2人と12歳未満の子供3人の計5人で乗っている場合は、乗車定員による交通違反にはなりません。

そうは言っても、乗車定員4人の軽自動車には、シートベルトが4つしかありません。シートベルト未着用で走っていると違反です。

実は、これも見逃してもらる可能性があります。昔のクラシックカーにはシートベルトが付いていません。そういった車でも、きちんと整備してあれば、ナンバーが取れて一般道も走れます。最初からシートにシートベルトが付いていない車は、未着用でも見逃してもらえます。

シートベルトをしないで車に乗るのは大変危険です。子供と一緒なら法律上は違反ならないケースがあるものの、軽自動車への5人乗りは避けるべきです。

5人乗りした軽自動車は高速に乗れるのか

乗車定員が最大4人の軽自動車に、大人5人が乗って高速道路を走った場合は当然違反です。軽自動車に5人乗りして高速道路は走れません。では、大人2人と12歳未満の子供を3人の合計5人で、乗車定員4名の軽自動車に乗った場合はどうでしょうか。この場合は、5人乗りでも一般道と同じように違反にはなりません。

シートにシートベルトが付いているのに、それをしていないと交通法違反です。これは、一般道でも高速道路でも同じです。ただし、乗車定員を満たしているのにシートベルトが足りない場合、または、チャイルドシートを設置したなどにより、シートベルトが使えない場合は、違反にならないことがあります。

ただし、たとえ後部座席だとしても、シートベルトをしないで高速道路を走ることは、大変危険です。違反ではないとしても、シートベルトなしで高速道路を走るのは止めましょう。

軽自動車に5人乗りした時の罰金

乗車定員が4人の軽自動車に大人だけで5人乗りして走っているところを警察に見つかった場合、定員外乗車違反になり、6,000円の罰金と違反点数1点に該当します。同じように乗車定員が2名の軽トラックに、大人が3人乗っていても違反です。同じ罰金と違反点数が課せられます。

12歳以下の子供3人と大人2人で、乗車定員が4人の軽自動車に乗っている場合は、この定員外乗車違反にはありません。また、シートにシートベルトが付いているのに、それをしない場合も違反になりますが、この場合はシートにシートベルトが無い場合に当たるので、違反になりません。

なお、子供3人を大人2人で計算しているので、子供2人はシートベルトを着用し、1人だけ着用していないケースのみ該当します。2人分のシートベルトがあるのに、子供が3人とも未着用の場合は、もちろん違反です。

5人乗りの軽自動車の事故

乗車定員が4人の軽自動車には、シートベルトの付いた席は4つしかありません。もし、走っている車が事故を起こした場合、シートベルトをしていないと体が前に飛ばされます。前のシートではエアバックが膨らみますが、これはシートベルトをしていることを前提にした安全装置です。シートベルトをしていない場合は、大けがになることもあります。

さらに、後ろのシートでシートベルトをしていない場合は、体が前の席まで飛ばされます。前の窓ガラスにぶつかって大けがや死亡に至ることがあります。さらに、窓が開いていると、そこから車外に飛ばされて亡くなるケースもあります。走っている車でシートベルトをしないのは非常に危険なことです。

特に、子供だけで後ろの席に乗せると、シートベルトをしないで騒いだりして非常に危険です。子供3人が大人2人分という計算なので、5人乗りしても違反ではなりません。しかし、事故のことを考えるをシートベルトをしないで車に乗せるのはできません。

乗車定員は、車に安全に乗れる人数です。乗車定員が4人までの軽自動車に5人乗りすれば、事故の際に被害が大きくなると考えてください。

5人乗り軽自動車の保険

仮に、乗車定員4人の軽自動車に5人乗りして事故を起こした場合、交通違反している訳です。保険が適用されるか気になります。色々なケースがありますが、実はシートに座っていた場合は、保険金が支払われます。たとえ5人乗りだったとしても、保険会社に状況を説明して保険金の相談をしてみてください。

しかし、危険な運転を行っていたとみなされると、保険金は支払いされません。例えば、軽の1BOX車で後ろのシートを全て倒してそこに大人が座ったり、横になって乗るのは危険運転に当たります。そのように乗っていて事故にあった場合は、保険金が支払いされないケースもあります。

5人乗りの軽自動車

ワゴン

軽自動車の規格では、5人乗りの軽自動車は存在しません。軽自動車と言えば、最近は5ナンバーの軽ワゴンがです。背が高いことから広く感じられ、大人4人が乗っても狭く感じません。とはいえ、幅と長さが制限されています。特に幅は狭く、後ろのシートに大人3人は座れません。そのため、広いと感じる軽ワゴンでも、5人乗りはできません。

なお、チャイルドシートを使うと、軽自動車のシートが狭いことを実感できます。チャイルドシートは、エアバックが付いている助手席には設置できません。後ろのシートに設置するのが一般的です。

チャイルドシートは以外に大きいので、シート1つ分を占有します。軽自動車の後ろのシートに設置した隣りに座ると圧迫感を感じるほどです。軽自動車は、サイズの制限があるので、小型乗用車と同じ人数は乗れません。

ホンダ

最新技術を使った斬新な車をラインアップしているホンダの軽自動車といえば、Nボックスがです。ホンダ特有のメカを最小のサイズに納めて、人が使う空間を最大にする技術が随所に生かされています。特にNボックスは、室内の広さはクラス最大級で、他の軽自動車から乗り換えると誰もが広いと感じるほどです。

しかし、室内の広さが特徴のNボックスにも5人乗りは設定されていません。乗車定員は4人です。広く感じる室内ですが、大人5人は乗れないので注意してください。

スズキ

5ナンバーの軽ワゴンと言えば、かつてブームを作ったスズキのワゴンRが有名です。最新型は、ハイブリッド車で燃費もよく、使い勝手のいい広い室内が特徴のの軽自動車です。しかし、5人乗りのワゴンRは、ありません。これは、車内に大人5人分のシートを確保できないからです。軽自動車の規格に従う以上、のワゴンRといえども5人乗りは設定していません。

ダイハツ

軽ワゴンで長い間スズキのワゴンRと競ってきたのは、ダイハツのムーブです。ワゴンRに負けない低燃費と広さを両立しての車種です。このムーブにも5人乗りはありません。さらに、CMが話題になった広さがの軽自動車ウェイクも、同じく5人乗りはありません。

軽自動車の5人乗りは違反

こちらで紹介したように、乗車定員が4人が最大の軽自動車に、大人だけで5人乗りしたら違反になります。ただし、12歳以下の子供3人と大人2人で5人で乗るのは違反にはなりません。

しかし、5人分のシートベルトはありません。シートベルトをしないで車に乗るのはとても危険なことです。乗車定員に合わせて最大4人までしか乗れないと考えてください。

しっかり乗車可能人数を守って、安全なドライブを楽しみましょう。

初回公開日:2017年10月30日

記載されている内容は2017年10月30日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

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