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ターボつき軽自動車・寿命・ターボの必要性

更新日:2024年02月16日

ターボ付きの軽自動車のが高まっています。その力強い走りや優秀な燃費性能、車種や中古車選びのポイントを紹介し、ターボは壊れやすく寿命が短いのは本当か、オイル管理の重要性と交換時期が短い理由などを解説しターボ付き軽自動車の魅力をご紹介します。

ターボつき軽自動車・寿命・ターボの必要性

ターボ付き軽自動車

ターボ付きでより魅力が増した軽自動車

軽自動車は普通車に比べて維持費が安いことや、車体が小さいため運転がしやすい、エンジンの排気量が低いため燃費が良い、種類が豊富などさまざまな魅力があり、国内の自動車市場では新車、中古車ともに非常にが高いです。

軽自動車は海外にはない日本だけの独特な自動車カテゴリーです。軽自動車は現在とても幅広いラインナップがあり、のワゴンタイプを始め、居住性に優れたトールワゴン、小回りが利くセダン、オフロード走行可能な軽クロカン、走りが楽しいスポーツカー、積載性に優れた1BOX、軽トラックなどほぼすべての種類が揃っており、好みで選べるのも魅力での秘密です。

ターボは軽自動車のパワーを上げる装置

軽自動車の欠点はエンジン排気量が低く、普通車に比べてバワーがないため走行性能で明らかに劣ることです。そういった軽自動車特有のデメリットを補うのがターボです。

ターボとは過給機のことで、エンジンがパワーを出すために必要な燃料と空気を、エンジンの中により多く押し込むための装置です。ターボを付けることで660ccの軽自動車のエンジンを、1300ccの普通車並みの性能まで高めることができます。

ターボ付き軽自動車では、パワーが必要な上り坂や高速道路の進入などもストレスなく、スムーズに運転することができ、今、軽自動車を買うなら断然ターボ付きがです。そんなターボ付き軽自動車の魅力をご紹介します。

ターボ付き軽自動車は

現在の軽自動車は幅広いラインナップが魅力で、各自動車メーカー共に、全ての車種で走行性能が優れたターボ付きモデルを販売しています。しかし、とても種類が多いため、どれを選べば良いのか迷ってしまいます。そんなターボ付き軽自動車の魅力を十分に味わえる、タイプをご紹介します。

トータルバランスに優れたワゴンタイプ

ターボ付き軽自動車の中でも特になのが、スズキ・ワゴンRやダイハツ・ムーヴといったワゴンタイプです。このタイプは居住性、走行性能、燃費と全てのバランスに優れ、軽自動車の中で最もがあります。車体サイズが手頃で誰にでも運転がしやすく、どなたにでもできるのもの秘密です。

車体重量が800㎏程度と軽いのでターボの力強い走りを存分に発揮でき、燃費も良好です。また車高が1600㎜以上あるため、室内は小型の普通車よりも広く感じられ、大人四人を乗せた長距離ドライブでもストレスを感じません。高さのある荷室は積載性も良好で、あらゆる用途での使い勝手の良さが大きな魅力です。

子供の多い家族にトールワゴン

ターボ付き軽自動車の中でも、車高が1700㎜以上と大柄なのがトールワゴンタイプです。このタイプは大柄な車体のおかげで、室内の居住空間に大変ゆとりがあります。また後部座席にスライドドアを採用しているため乗り降りがラクで、小さいお子さんや高齢者のおられるご家庭には非常に便利です。このタイプには年間販売台数で1位を記録した車種もあるほどが高いです。

トールワゴンタイプの軽自動車は、ターボ付きエンジンによって必要十分な走行性能を持っていますが、車体重量が1000㎏程度と小型普通車並みに重いため、燃費性能で劣るのが残念な点です。軽自動車は乗車定員が4名または大人2名+子供3名と定められているため、このタイプは、小さいお子さんが2~3人おられるご家庭に最もです。

軽自動車ならではの走りが楽しめるセダンタイプ

ターボ付き軽自動車の中でも、省くことのできない車種がセダンタイプです。その魅力は何と言っても小型軽量の車体サイズです。車両重量が600㎏程と大変軽いため、走行時の加速性能や燃費が優秀です。セダンタイプはスポーツカーやクロカンなど特殊なものを除けば、ターボ付き軽自動車の魅力を最も楽しめる車種です。

ハイパワーなターボエンジンのおかげで長距離ドライブもへっちゃらですし、また新車の販売価格がワゴンタイプなどに比べ40~60万円も安い低価格も魅力です。車体は小さいですが、後部座席を倒せば十分に広い荷室が得られますし、ハッチバックなので大きい荷物もラクに載せられます。普段は一人または二人乗りで使うという方は、セダンタイプをぜひします。

ターボ付き軽自動車の中古車購入の際の注意

中古車でターボ付き軽自動車を購入する場合には、大切な注意点があります。それはターボ車の要であるターボチャージャーに異常が無いか確認することです。ターボが故障すると本来の走行性能が発揮できないだけでなく、エンジン自体に大きなダメージを与える原因になるので注意が必要です。

ターボ付きエンジンはオイル交換が大切です

ターボチャージャーは、2匹の大きなかたつむりを左右にくっつけたような形をした部品で、中にはシャフトで繋がれた二つの風車が入っています。これがタービンで、排気ガスの圧力でタービンを高速で回すことでエンジンにガソリンと空気をたくさん押し込み、大きなパワーが出るという仕組みです。

タービンを滑らかに回すためには、常に十分なオイルをターボに送り込む必要があり、オイルが汚れていたり、量が減っていたりすると、タービンがキチンと回らずにシャフトが摩耗してガタを起こし、ターボが故障します。

ターボが故障する原因はオイル交換です。きちんと定期的にオイル交換を行っていれば通常は故障しません。ターボを修理するにはターボチャージャーの交換が必要で、その場合十万円程度の修理費用が掛かります。

購入前に必ず整備記録の確認を

ターボ付きエンジンはオイル交換をきちんとしていれば、簡単に壊れることはありません。中古車を購入する際は、車の整備記録を必ず確認しオイル交換が適切に行われているかチェックする必要があります。

たとえ年式が新しく、走行距離が短い車両でも、整備記録の確認ができない車両はターボが故障している可能性があるため避けた方が良いでしょう。

また中古車でターボ付き軽自動車を購入する場合は、必ずエンジンを掛けてマフラーから白煙が出ないか確認しましょう。もうもうと白い煙が出ている場合はタービンが摩耗しガタが出ていることが考えられるので、絶対に避けるべきです。

ターボ付は壊れやすいというのは間違いです

同じ軽自動車でもターボ付きだから故障しやすいとか、寿命が短いといったことは決してありません。大切なのはきちんと整備がされているかです。

また年式や走行距離は中古車の状態をはかる目安となりますが、あくまで目安です。車も人と同じでまめに動かしている方が調子がいいです。いくら走行距離が短い車両でも、ずっと車庫に置きっぱなしの車はかえって危険です。買ったばかりでいきなり故障することも少なくありません。

賢い中古車選びでお得にターボ付き軽自動車を楽しみましょう

中古車の魅力は何と言っても、同じ車種を新車価格よりずっと安く買えることです。しかし使用されてきた状況を完全に知ることは難しいため、ある程度は故障などトラブルのリスクは避けられません。

失敗しないためには必ず整備記録を確認し、車両の下側など隅々まで注意深くチェックしてから購入を考えることです。またいざというときに正しく修理をしてくれる販売店で買うことも大きな安心につながります。良い中古車を購入してお得なカーライフを楽しみましょう。

ターボ付き軽自動車

ターボ付き軽自動車のは、セダンタイプ、トールワゴン、そしてワゴンタイプです。各自動車メーカーから、それぞれ魅力的なターボ付き軽自動車が販売されていますが、そのなかでも走行性能、燃費性能、安全性能、室内ユーティリティーなど、全てのバランスに優れた選りすぐりの車種を、市場でのを踏まえながら形式でご紹介します。

第3位 ホンダ N-BOX カスタムG・EX ターボ Honda SENSING 194万9400円

ターボ付き軽自動車第3位は、ホンダの爆発中のトールワゴン、N-BOXです。ホンダは2017年9月にN-BOXをフルモデルチェンジし、ニューモデルの発売を開始しましたが、発売開始前に、8月末の時点でに既に25000台の受注があり、そのの程がうかがえます。

外観はそのままに中身は大幅に進化

新型では以前より好評だった四角いボディデザインはそのまま踏襲し、車体の軽量化と剛性の強化で中身が一新されています。

特に注目はエンジンの小型化により室内空間がさらに広がり、室内長が従来より60㎜長い2240㎜となったことです。また最新の予防安全装置Honda SENSINGが全車に標準装備されたことも、大きなセールスポイントとなっています。

さらに高効率の3気筒DOHCターボエンジンにより、64馬力の最高出力と、1ℓあたり23.8㎞という優秀な燃費性能を実現しています。

N-BOXは高性能エンジンによる高い走行性能と低燃費、優れた室内ユーティリティー、充実の安全性能と、どれをとってもますますが上昇しそうなターボ付き軽自動車です。

第2位 スズキ・アルトワークス5AGS 150万9840円

ターボ付き軽自動車の走りを楽しむなら、断然スズキ・アルトワークスがです。

その魅力は車両重量690㎏の軽量な車体に、最高出力64ps、最大トルク10.2kgf・mを誇る3気筒インタークーラー付きターボエンジンと自動クラッチがイージーな5速AGSトランスミッションの力強い走りです。とても軽自動車とは思えない圧倒的なパフォーマンスを味わえます。

専用チューニングのサスペンションが魅力の軽スポーツ

優れた動力性能に合わせて専用にあつらえた足回りは、抜群のハンドリング性能と良好な乗り心地を両立させています。走りだけでなく、ハッチバックなので日常の使い勝手も大変良好で、燃費も23.6㎞/ℓと優秀です。

また最新のスズキ車に採用されている特徴的なフロントマスクが、スポーティーかつキュートなデザインも大きな魅力です。車選びでも個性を強調したいあなたにピッタリの、ターボ付き軽自動車です。

第1位 スズキ ワゴンR スティングレー ハイブリッドT 165万8880円

ターボ付き軽自動車第1位は、ワゴンタイプ軽自動車の元祖、スズキ・ワゴンRスティングレーです。

2017年にフルモデルチェンジしニューモデルとなったワゴンRは、新たにマイルドハイブリッドシステムのエンジンを搭載し、特徴はノーマルのFA、FX、上級モデルのFZ、そしてカスタムモデルのスティングレーというそれぞれ顔のデザインが異なる三つのラインナップが選べることです。

新型ワゴンRの魅力の一つに、一新されたインテリアデザインがあります。メーターパネルを中央に配置したシンプルかつクリーンな美しいダッシュボードは、快適な室内空間を演出し、助手席のトレー型収納スペースや独立したデザインのタッチパネル式ナビゲーションも使い勝手が良好です。

安全性能でも最高評価を受けたワゴンR

新型ワゴンRスティングレーに搭載された注目のエンジンは、3気筒インタークーラーターボエンジンにモーターを追加したマイルドハイブリッドを採用し、ターボ付き軽自動車ではとなる、1ℓあたり28.4㎞という優れた燃費性能を実現しています。最高出力64馬力の力強い走りと低燃費を両立させている魅力的な軽自動車です。

ワゴンRスティングレーは安全装備として、2017年度のJNCAP予防安全性能アセスメントにおいて最高性能の「ASV++(ダブルプラス)」を獲得した、デュアルセンサーブレーキサポートと全方位モニターを搭載しています。

最も安全な自動車として評価されたワゴンRスティングレーは、誰にでもできる優秀なターボ付き軽自動車です。

ターボ付き軽自動車の寿命

ターボエンジン付きの軽自動車は、ターボがついていない自然吸気エンジンの車より寿命が短いといったことは決してありません。車の寿命はその構造よりも使用状況によって大きな影響を受けます。

ターボ車に限らず定期的な整備を怠った車は間違いなく寿命が短くなります。ろくな整備もせず乗りっぱなしの新車より、きちんと整備された二十年前の旧型車の方が故障が少ないといっても大げさではありません。人間と同じで車も長生きするには定期的な健康管理が不可欠です。

ターボエンジン車はオイル管理が大切です

ターボエンジン車にとって重要なのは、適切なオイル管理です。ターボエンジン車は自然吸気エンジンの車に比べてオイルを消費します。オイルが少ない状態や汚れがひどい状態のままで走行を続けると、ターボが摩耗して故障の原因となり、確実に車の寿命を縮めてしまいます。

オイル交換を自分でする人も、お店でやってもらう人も、取扱い説明書に明記してある交換時期(走行3000㎞または半年毎など)を目安に、きちんとオイル管理を行うことで、確実に車を長持ちさせられます。

中古車は走行距離や年式だけでは判断できません

ターボエンジンの中古車を購入する際によく耳にするのが、走行距離が十万㎞以上とか、年式が十年以上前のターボ車は避けるべきかという意見です。それもまたあくまで目安であって、車の状態を計る決定的な要素にはなりません。

車の寿命は使用状況で大きく差が出ます。走行距離が3000㎞未満でもすぐに故障してしまう車もあれば、十万キロ、十五万キロの車両でも全然びくともしない車もあります。どんな車も販売店などできちんと整備を行い、メーカーが指定する時期に適切な部品交換が行われていれば、新車当時に近い状態で使用することができます。

賢い中古車選びをするには、そういった数字のみに囚われず、整備記録の確認や、実際に試乗してみるなど実用的な方法で見極めるのが良いでしょう。

軽自動車のターボの必要性

現在の軽自動車は各自動車メーカから、おおむね全ての車種でターボ付きのモデルがラインナップされています。ターボ付き軽自動車は、小排気量エンジンによる軽自動車特有の走行性能の不足を補い、また現代のターボエンジンは燃費性能にも優れているとして大変なを博しています。

これは国産車にターボエンジンが普及し、ターボ付き軽自動車が出始めた1980年代中盤と比較して、ターボエンジンの要であるターボチャージャーの性能が見違えるほどに進化した事が高性能を実現した理由です。

ターボチャージャーの進化で見違えるほどの高性能を実現

かつてのターボエンジン車はハイパワーではあるものの、アクセルを踏んでもなかなかパワーが出てこなかったり、また突然すごいパワーが出て運転者がびっくりしてしまうなど、扱うのにコツが必要なため、どちらかというとカーマニア向けの車という位置づけでした。

ところが今の時代のターボエンジン車は、それほどアクセルを踏まなくても必要十分なパワーを出すことができ、とても扱いやすく、従来の自然吸気エンジンの軽自動車のようにがむしゃらにアクセルを踏み込んでパワーを出す必要がないために、燃費性能も非常に優秀で、あらゆる面で従来の軽自動車を上回る高性能を実現しています。

車両価格が高いターボ付き軽自動車

唯一の問題点は、ターボ付き軽自動車が小型普通車以上に値段が高い事です。車両本体の価格はもちろん、いろいろなオプション装備をつけるとすぐに200万円を超えてしまいます。そのため、ターボ付き軽自動車では最初から装備がついた、より低価格でお得な中古車のが非常に高まっています。

軽自動車を買うならターボ付きが断然です

現代のターボ付き軽自動車は優れた走行性能を始め、優秀な燃費性能といった従来の軽自動車では得られない魅力があるため、一度ターボ付き軽自動車に乗ると、従来の自然吸気エンジンの軽自動車にはもう戻れないと考えてしまう程、なくてはならない車です。

しかし、それはあくまで排気量660ccの軽自動車として考えた場合で、走行性能や燃費性能、価格を含めて1300ccや1500ccの小型普通車の方がより優れている場合があることも、心にとめておくと良いでしょう。

ターボ付き軽自動車の購入を検討している方は、軽自動車のみにこだわらず、少し視野を広げて小型普通車も候補に入れて考える方が、より賢い車選びができるでしょう。

ターボ付き軽自動車の燃費

車選びの基準として欠かせない要素が燃費の良さです。メーカーの公式サイトやカタログを見ると必ず26.2㎞/ℓなどの燃費を示す数字が掲載されています。これはガソリン1ℓあたり何キロ走行できるかを示す数字です。

現在軽自動車の中で最も優秀なのがスズキ・アルトの37.0㎞/ℓとなっています。この車はターボなしの自然吸気エンジンにエネチャージという同社独自の発電システムを搭載したモデルです。ターボ付き軽自動車では、同じスズキのワゴンRスティングレーの28.4㎞/ℓが最優秀となっています。

この数字だけを見ると、ターボなし自然吸気の方が8.6㎞も長く走れるのかと驚いてしまうかも知れませんが、車の燃費は実際の使用方法でガラリと変わるので、一概にそうとも言えません

ターボエンジン車の圧倒的なパワーは燃費性能に貢献

車の燃費は時速60㎞など一定の速度でアクセルを強く踏み込まず、エンジンの回転数を低めに保って走行した時が最も良い数字が得られ、大昔には各メーカーもこの方法で計測しカタログに載せていました。

しかし実際の使い方では発進、停止や加減速を繰り返すため、このような状況はほぼありえません。現在は市街地や高速道路など、実際の使用状況を想定した基準での走行テストが法律で義務付けられています。

同じスズキのアルトで比較するとターボなしのアルトXが37.0㎞/ℓに対して、ターボ付きのアルトワークス5AGS(自動クラッチ式5速トランスミッション車)では23.6㎞/ℓと13.4㎞も差がありますが、ここで注目したいのが車の走行性能を示す目安となる、エンジンの最大トルクの数字です。

パワー効率の良いターボ車は燃費にも有利

最大トルクとはアクセルを踏んだ時に出る力強さを示す数値で、数字が高いほどパワーがあり、加速力が鋭いという事になります。

極端に言えばウエイトリフティング競技で50㎏挙げられる選手か、100㎏挙げられる選手かという違いです。アルトXの最大トルクが6.4kgf・mなのに対してターボ付きエンジンのアルトワークスは10.2kgf・mとなっており、最大トルクで3.8kgf・mも上回っています。

この数字からも、いかにターボ付きエンジン車の走りが力強いかが分かります。さらに特筆すべきは、この最大トルクの数字をターボなしのアルトXがエンジン回転数4000回転で達成するのに対し、ターボ付きアルトワークスでは3000回転と、1000回転も低い回転数で達成しています。

このことから、ターボ付き車はアクセルをあまり踏まなくても十分な加速力が得られ、その結果、実際の燃費性能も良くなることが分かります。

ターボ車は燃費が悪いは過去の常識

このようにメーカーが公表するカタログ数値のみで、ターボ車は燃費が悪いからやめようと考えるのは正しいとは言えません。現在のターボ車は圧倒的なパワーを効率よく引き出すことができ、実際に使用した場合の燃費性能は、カタログの数字ほどの差は感じられず、十分に優秀だといえるでしょう。

そのため、ターボ付き軽自動車は満足のいく走行性能に加えて、燃費の良さも魅力となりといえるでしょう。

2018年より新たに世界標準での燃費テストが義務付けられます

また2018年より新たにWLTCという世界標準の方法を用いた燃費計測が義務付けられます。これは想定される走行状況を四つに区分し、テストで得たそれぞれの数値を元に、その平均値を総合的な燃費性能として表示するというもので、

・LOW:市街地モード
・Medium:郊外路モード
・High:高速道路モード
・Extra-high:超高速モード(こちらは最高速度131㎞/hにも達するもので、法廷制限速度100㎞/hの日本では選択されません)

以上の状況を想定したテストが行われ、また各モードそれぞれの計測値を全て公表することが義務づけられます。このため総合的な燃費数値の他に、それぞれ実際の使用状況での燃費を知ることができ、車の持つ性能がよりわかりやすくなり、購入を検討するユーザーにとって便利になると考えられます。

ターボ付き軽自動車のオイル交換の仕方

車のエンジンはレシプロ方式といって、金属製のシリンダーの中をピストンが擦れあいながら上下することでパワーを出し、車を走らせます。この際シリンダーの中をピストンが滑らかに動くようにする潤滑油がエンジンオイルです。エンジンオイルは通常エンジン下部のオイルパンの中に入っています。

エンジンオイルの交換が必要な理由は

車のエンジンオイルはオイルポンプによってエンジンの中を循環し、エンジンがスムーズに動くための潤滑油として働きます。

そのため常にエンジン内部の熱や摩擦にさらされ、長く使い続けるとオイルが焼けたりカーボンが混ざって、元はきれいな飴色だったオイルが黒く汚れたり、エンジンの潤滑に大切なオイルの粘り気が強くなるなどの劣化を起こし、性能が悪くなります。

またエンジンオイルは車を動かさなくても、時間が経つと共に劣化してきます。たまにしか乗らずに車庫に置きっぱなしで長い間放置すると、オイルにたまった水分が抜けきれず、粘り気が強くなり劣化してしまいます。そのために車のエンジンオイルは定期的に交換する必要があります。

ターボ付き軽自動車のオイル交換の仕方

ターボエンジン車に限らずオイル交換作業は、自分でやるのもそれほど難しくはありません。現在は大変便利なオイル交換用ツールが市販されており、初めての方でも簡単にオイル交換ができます。

エンジンオイルの交換は、便利な手動式オイルチェンジャーを使用して行いましょう。この道具はエンジンの上からホースを注入し、エンジン下部のオイルパンに溜まったオイルを手動ポンプできれいに抜いてしまうという便利なツールです。エンジンの上からオイルの抜くので「上抜き方式」のオイル交換といいます。

手動式オイルチェンジャー 3,350円

オイル交換を自分でする人に、とても便利な手動式オイルチェンジャーがです。こちらの製品は、オイルパンからきれいにオイルを抜くことができる優れた製品です。アマゾンのカスタマーレビューでも高い評価を得ています。

カスタマーレビュー 5つ星のうち4.0
素晴らしい
投稿者スキマ2017年3月1日
Amazonで購入
プリウス30後期に使用。エンジンルームの、オイルの確認棒のところからオイルを抜くことができ、通常の使い方をすれば、手を汚すことなく安全に取り出すことができます。
あとは、パッキンが劣化しない間に何度か使えれば良いと思います。

出典: https://www.amazon.co.jp/toolsisland-%E3%83%84%E3%83%BC%E... |

オイル交換は便利な上抜き方式が広まっています

かつてのオイル交換は、車をジャッキアップしてエンジン下部のオイルパンの底についているドレンボルトを抜き、オイルを下に垂らして抜き取る方法が正しいとされていましたが、最近は小さなドレンの穴からオイルを抜くより、上からポンプで吸い上げる方が効率よくオイルを抜き取ることができるとして、広く行われるようになりました。

メーカー系の自動車販売店でも、上抜き式の機械を使用してオイル交換を行うのが一般的となっています。また車種によっては上抜き方式でのオイル交換ができない場合もあるため、自前に取扱説明書を確認してから行いましょう。

古いオイルをきれいに抜き取った後は、新しいオイルを入れて完了です。抜きっとった古いオイルはお住まいの地域の基準に従って適切に廃棄しましょう。便利なオイル交換のやり方は下の動画を参考にしてください。

エンジンオイルの交換時期の目安は

エンジンオイルの交換の目安は、車種によって異なり取扱説明書に必ず明記してあります。ターボなし自然吸気エンジンの軽自動車の場合は、おおむね走行10000㎞または1年ごとに交換となっています。ターボ付き軽自動車の場合はこれよりも短く、走行5000㎞または6ヶ月ごとの交換と指定されています。

交換時期はメーカーや車種によって異なるので必ず取扱説明書をチェックして、正しい時期に交換しましょう。またこれらの交換時期は必ずメーカー指定の純正オイルを使用した場合の目安となりますので、注意が必要です。

ターボ付き軽自動車はなぜオイル交換時期が早い?

ターボ付き軽自動車を始め、ターボエンジン車のオイル交換時期が自然吸気エンジン車よりも短い理由は、オイルの消費量の違いです。

エンジンオイルはガソリンみたいに走れば走っただけ減るというものではありませんが、それでもエンジン内部は非常に高温となるため、オイルが焼けることで少しずつ消費されていき、走行距離が延びればそれだけオイルの量も減ってしまいます。

ターボエンジンはハイパワーの代償としてオイル消費が早くなる

ターボエンジン車はターボチャージャーを回してエンジンの燃焼室内に圧力を掛け、燃料と空気を押し込むことでハイパワーを実現します。

そのため自然吸気エンジンよりエンジン内部がかなり高温となるため、その分オイルが焼けやすく、またターボチャージャーをスムーズに回すために、タービンを回転させるシャフトの周囲をエンジンオイルで満たしておく必要があり、自然吸気エンジンより多くのオイルが必要となります。

ターボエンジンは自然吸気エンジンよりもオイルの減りが早く、汚れや熱によるオイルの劣化も早いために交換時期が短くなります。

ターボエンジンにとってオイル管理は、車を長持ちさせるための生命線といえます。メーカー指定の交換時期を必ず守ってオイル交換を実行しましょう。

ターボ付き軽自動車にエンジンオイル

ターボ付き軽自動車に使用するエンジンオイルは、メーカ指定の純正オイルがです。その理由は指定の純正オイルを使用した場合のエンジン性能や耐久性を、メーカーが保証しているからです。

市場ではさまざまなメーカーのエンジンオイルが販売され、中には高性能を謳った製品も多く見られますが、サーキット走行など特殊な使い方をしない限りメーカー純正オイルの使用が適切です。

ターボ車にはオイル粘度5W-30を

カー用品店やネットショッピングなどでエンジンオイルを購入する際は、ラベルに明記されたオイルの粘度表示を確認してください。これは5W-30などと書かれた表記の事でオイルの粘り気を示しています。

ターボ付き軽自動車の場合は5W-30の粘度が純正指定に多く見られます。不適切なオイルを使用すると、エンジンのかかりが悪くなったり性能が低下する場合があるため、必ず取扱説明書を確認して適切なオイルを購入しましょう。

スズキ純正 ECSTAR エクスターF SL 5W-30(3ℓ缶) 4,040円

スズキ純正オイルエクスターは、スズキの軽自動車に最適なエンジンオイルです。こちらの製品は、ターボ車に最適なオイル粘度5W-30です。

カスタマーレビュー 5つ星のうち5.0スズキ純正パーツ購入
投稿者Amazon まさお2016年10月15日 Amazonで購入
探していた純正品を素早い対応で購入できて満足しています。機会があればまた利用したいです。

出典: https://www.amazon.co.jp/SUZUKI-ECSTAR-%E3%82%A8%E3%82%AF... |

ターボ付き軽自動車は高速道路に乗れるのか

ターボ付き軽自動車は高速道路でもストレスなく走行することがきるので、高速道路をよく使用する人は、迷わずターボ付き軽自動車を選ぶことをお勧めします。

ターボ付き軽自動車が高速道路でも難なく走れてしまうその理由は、軽自動車に搭載されるターボ付きエンジンが、スポーツカーのように速く走るためのものではなく、従来のノンターボ軽自動車のパワー不足を補うためのハイパワーエンジンだからです。

従来の軽自動車では不安の多かった高速道路の進入が、ターボ付き軽自動車では力強い加速力を発揮し、容易に行うことができます。

ターボ付き軽自動車に必要なメンテナンス

ターボ付き軽自動車に必要なメンテナンスは、やはり定期的な交換を含めた日頃のオイル管理です。交換時期でなくてもボンネットを開けて、時々オイルレベルゲージを使用して、オイルが汚れていないか、ゲージの規定範囲よりオイルの量が減っていないか確認をしましょう。オイルが真っ黒になるまで汚れていたり、量が少ない場合は交換をしましょう。

ターボ車のトラブルで最も多いのが、ターボチャージャーを回すシャフトに付属するベアリングのガタです。ガタが起こる主な原因はオイル管理を怠ることです。ガタの有無はエンジンの異音やマフラーから出る白煙でわかります。

放置するとタービンがキチンと回らずブレードが破損して、エンジンに致命的なダメージを与えるので、絶対に注意しましょう。

ターボ付き軽自動車の魅力をぜひ体験しましょう

ターボ付き軽自動車の魅力は、軽自動車ゆえの走行性能の不足を完全に解消しているところです。ターボ付き軽自動車なら高速道路の進入や、傾斜の強い坂道も楽にこなし、アクセルを強く踏み込まなくても十分バワーがあるため燃費も優秀です。きちんと整備された車なら耐久性も問題なく、中古車も安心して購入できます。

今、軽自動車を買うならターボ付きモデルが断然です。興味のある人は、ぜひ一度試乗してみましょう。力強い走行性能や優秀な燃費など、魅力満載のターボ付き軽自動車で充実したカーライフを楽しみましょう。

初回公開日:2017年11月19日

記載されている内容は2017年11月19日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

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