車の購入ガイド紹介・車購入時にかかる費用はどれくらい?
更新日:2024年07月11日
車の購入ガイド
18歳になり普通自動車免許を取ると、誰もがほしくなるのが車です。自分でお金を稼ぐようになり、格好良い車を買いたいと思う方が多くなります。今までにない新しい移動手段となるので、とても楽しみなことになるでしょう。
車の購入の際に必ず必要となることが、購入手続きです。未成年の内や一人暮らしをしたことのない人、何かを契約したことがない人には車の契約というのはとても難しい物となります。
車の購入に必要となってくる手続きについて詳しく説明していきます。
必要書類
車の購入には必ずいくつかの書類が必要があり、書類がそろっていなければ購入手続きは進みません。車の購入に必要になる書類は以下になります。
新車の場合
・印鑑証明書(軽自動車以外)
・自動車保管場所申請証明書
・自動車保管場所使用承諾証明書
・自動車保管場所の所在地・配置図
・委任状
(軽自動車の場合には住民票)
中古車の場合
・印鑑証明書
・自動車保管場所申請証明書
・自動車保管場所使用承諾証明書
・自動車保管場所の所在地・配置図
・委任状
・自動車検査証
・壌渡証明書
・住民票
どちらも持っていかなければならないのは、免許証になります。免許を持っていない人には基本的に車を売ることはできないので、必ず持参してください。
未成年の方が車を購入する際には、保護者の印鑑証明と同意書も必要となります。忘れないようにしましょう。
また、上記はディーラーなど代理で車の登録をしてもらう場合です。もしも自分で登録をするのであれば、委任状は必要なくなります。
ローンを組む場合などには販売店別にローンの書類を書くことになるので、実印も持っていくと良いでしょう。
流れ
車購入の流れとしては4ステップあり、一つ一つクリアしていかなければ購入することはできません。高い買い物なので、慎重に考えましょう。
1.車選び
2.購入申し込み
3.購入契約
4.納車
ざっくり説明するとこのようになりますが、初めての方には難しいこともあります。どのように購入手続きを進めればよいのか、詳しく説明していきます。
車選び
一番初めは車の予算や家族構成などを考えて車種を決めるところから始まります。普段どのように使うか、どのような車種ならば都合が良いかなどを考えたうえでの車選びをしていきましょう。
車購入の際に先に決めておかなければならないものは予算になります。自分たちが今どれくらいの頭金を出して、月々の支払いはいくらまでなら生活していけるかを把握しなければなりません。
次に車選びで大切なことは車を何に使うか、どれくらい使うかです。週末に自分一人で乗るカスタムする車、家族で乗りたいからファミリーカー、通勤に使う軽自動車などと用途はそれぞれ。用途によっては合わない車種もありますので、事前に下調べするのがべストになります。
車の案がいくつか出たら、見積もりを出してもらいましょう。頭金をいくら入れれば月々の支払いがいくらになり、何年ローンで購入できるかがわかるものなので選ぶ際にはわかりやすいです。
自分たちの要望と見積書を照らし合わせれば、良い車が見つかります。
購入申し込み
車選びが済めば実際に購入の申し込みをすることができます。買う段階の1ステップ前なので、契約とはなりませんがあともう少しです。
車を購入する際には購入申し込みというものを書く必要がある場合もあります。購入申し込みとは簡単に言うと、車を予約することです。自分たちが決めた車を他の人に買われないために必要になります。
車選びの際に出してもらう見積もりの中に、自賠責保険のものやその他諸経費などは含まれていることがほとんどです。しかし、稀に書いてない場合もありますので必ず確認してください。
他にも、有料オプションを付けたい場合にはこの段階で言っておきましょう。再度見積もりを出さなければならなくなりますので、早め早めのお願いを心がけてください。
また、ローンを組む場合には、購入申し込みと共にローンの申し込みもしなければなりません。ローンには審査がありますので早めに申し込みしましょう。
購入契約
申し込みができてローンが通れば、いよいよ本契約になります。本契約の際には先程紹介した必要書類を提出します。先に揃えておきましょう。
購入契約には購入契約書、ローン契約書、車体登録、希望ナンバー、自賠責保険、必要ならば任意の保険をします。先に決められるものは決めておいた方が、契約がスムーズに進みます。
車を契約するにあたり自動車保管場所証明書を提出しなければなりません。駐車場が必要になるので、納車日が確定したらすぐに契約しましょう。駐車場を借りるのに車検証が必要な場合もありますが、車検証の提出は後からでも良いといってくれる不動産が多いので、安心してください。
全ての契約が終われば、あとは納車を待つだけです。
納車
契約が終わり納車を待つだけになったときにしておくと良いことがあります。安心して納車を迎えられるように心がけましょう。
まずは任意保険の加入です。若い人ほど任意保険は任意だからと入らない方も多いですが、実際には入っておくほうが安心でしょう。初心者のうちなどは事故を起こしやすいので、万が一のことを考えて加入を勧めます。
納車の際には、必ず引渡し前のチェックがあるります。中古車ならば気になる傷や内装、整備状況なども細かく知っておくとより良いでしょう。早いうちにきちんと直してもらって、気持ちよく車に乗れるようにしてください。
時期
車の購入する時期というのはとても悩ましい問題です。少しでも安く買うためにどうにかこうにか、考えている人も多いでしょう。同じものならば値段を差が得たいと思うのは当然のこと。少しの工夫で大幅な違いになることもあるので、見極めましょう。
車を安く買うための購入時期や方法は新車と中古車によっても違ってきます。どのように違ってくるのでしょうか。
中古車購入の場合
中古の車というのは新車とは違い、1台しか存在しないので買い手が見つかってしまえばまた似たような値段、車種の車を探さなければなりません。なので、良い物があればすぐに買ってしまうのが一番良いです。
少しでも安く買いたい場合には、車種などにこだわらず時期を見計らってみてください。中古車が安くなる時期は3パターンあります。
・4.5月
・ボーナス時期
・新しいグレードの車が出た時
4.5月になぜ中古車が安くなるのかというと、年度末の2.3月には新車を売って新車を買う人が多くいて中古車も種類が豊富です。なので、2.3月で好みの車を見つけ買う人が多く年度をまたいだ時には売れなってしまいます。車が売れなくなると値段は下がるのでこの時期は狙い目です。
続いてはボーナスの時期になります。ボーナス時期には新車を購入する人が多いため、中古車を買う人が少なくなる傾向です。
車の型が落ちると値段は多少下がることもあるので、欲しい車に新しいグレードのものが出たら調べてみましょう。
新車購入の場合
新車の場合にも安くなる時期が3パターンあります。新車に乗りたいと思うならば、大幅な値下げの時もありますのでうまく買い物をしましょう。
・年度末
・ボーナス後
・ボーナス前
年度末の2.3月というのは新車が一番売れる時期といわれています。そして、新車が一番安くなる時期です。理由は新しい年度になる前に決算というものがあり、できるだけ車を売り残したくないから安く売られます。
次はボーナス後です。ボーナスが出ると多くの人が車を購入しに来る傾向にあります。ボーナス時期のピークを過ぎてしまうと、売れなくなってしまうのでその時期に車は少し安くなります。
ボーナス前というのは営業マンにとってみたら、自分の業績を上げるための大チャンスです。少しでもボーナスの査定が良くなるように、車をたくさん売ろうとするので、値下げをしてくれる可能性が高くなります。
他にも、新型が出た時に型落ちの車は一気に安くなります。新しいグレードの車が出た時には、チェックしてみるのが良いです。
印鑑証明
車の購入の際には実印登録してある印鑑と、発行後3か月以内の印鑑証明が必要になります。間違えてシャチハタのものをもっていかないようにしてください。
印鑑証明は多額のお金が関わってくるときなどに、必ず必要となります。きちんと役所に印鑑の印影が登録されてあるため、きちんとあなたとの契約だと証明するためにとても有効な書類です。第三者と間違えることなく手続きを進めるために重要なものとなります。
印鑑証明はお住まいの近くの役所で発行することができます。初めて作る人は実印にするシャチハタでない印鑑をもって、役所へ行きましょう。印鑑登録をしてから印鑑証明を発行してもらえます。
提出する際には必ず期日を確認し、3か月以内にとったものであるかを確認しましょう。期日が過ぎていると再び取らなければならないことになります。
手続き
車の手続きは販売店に任せてしまい、内容をあまり把握していない方も多いです。しかし自分の車のことなので車の購入手続きについては、少し詳しく知っておいたいたほうが良いでしょう。
車の手続きは以下になります。
・車庫証明の取得
・車体登録
・車検証の取得
・自賠責保険への加入
・重量税の納税
・自動車税の納付
・自動車取得税の納付
これらすべてをやらなければ車を公道で走らせることはできません。また、購入時だけでなく毎年の税金の納付、車検満了日には車検を受ける必要があります。
購入時の手続きについてはほとんどのところが販売店で、代わりに手続きしてくれます。もしも、自分でしなければならなくなったらの時のためにも覚えておきましょう。
車庫証明
車庫証明は自動車保管場所証明といわれ、購入した自動車を保管しておく場所を管轄の警察署に届け出なくてはなりません。届け出をしていないと基本的には車を購入できません。
車庫証明をとる際に自動車を保管する場所の条件もいくつかあります。
・自宅から2㎞以内であること
・保有者が自動車を保管する場所として土地の持ち主に認められているかどうか
・自動車全体が入り切ること
少し細かいような気もしますが違法駐車にならないための決まり事だったり、変な場所に自動車を駐車させないための決まりになります。車を購入する際にはほとんどの店で代理で手続きしてくれます。
しかし車庫証明は車を所有する際、引っ越した時、駐車場を変える時に必ず必要になってくるものなので、手続きを覚えておくと良いです。手続きをしないと罰金刑になりますので、気を付けましょう。
車庫証明の書類は警察署に行けば貰えるものす。車の種類、止める場所、止め方など詳しく書かなければならないので、不動産などに駐車場の地図を貰うと便利になります。
車購入時の費用はどれくらい?
車の購入時にする契約、代金の支払い方法などがあります。頭金を入れるか入れないか、ローンの返済方法。車の購入にはさまざまな方法があります。いくつか紹介していきます。
また、車購入時には車の購入料金のほかに、さまざまな諸費用が掛かってくることがあります。言ってしまえば諸費用が掛からない場合などありません。
ディーラーなどで契約してしまえばすべて込々の値段で見てしまい、あまり理解していない人も多いでしょう。しかし、自分が車に乗るからにはきちんと覚えておくべきことばかりです。車を購入するために必要な諸費用の内訳を説明していきます。
頭金
頭金という言葉はローンを組んだことのない人にはピンとこない言葉でしょう。頭金とはローンを組み高い物を買う際に、購入するものの値段のいくらかを最初に払う金額です。そして、余った金額のみをローンで払います。
頭金を払わずに全額をローンにすることも可能です。最近では、頭金を払わずに全額ローンにする人が増えているので貯金がなくても車を購入できます。
なぜ頭金を払う人がいるのかというと、お金を借りるとかならず利子というのもが付きます。利子のパーセンテージとローンで借りた金額を後から計算すると、とても多額になることも。
購入の際にはとても助かるローンですが、このように利子が莫大になってしまうのがデメリットです。
利子をできるだけ払いたくないと考える人は、頭金を出して少しでもローンの利子を減らす傾向にあります。
ローン
車を購入する際に一括の現金で購入する方は少ないでしょう。ほとんどの方がローンで支払うはずです。車のローンを組むにあたり大切なこと、気を付けたいことは下記になります。
・ローン年数
・続きの支払い
・ローン会社、金利
車のローンを何年で組むかというのはとても重要です。車のローンは最大で7年ほどで組めますが、車を5年で乗り換えるのに7年ローンは厳しい話になります。計画を立てたうえでローンの年数を考えてください。
次に大切なのは月々の支払額です。より良い車を買おうとして購入価格が高くなり、ローンの年数、月々の支払いがたくさんかさんでしまっては生活が楽しくなくなります。生活できる程度のローン返済を考えましょう。
最後はローン会社と金利です。ディーラーで買うのならばディーラーの親会社がローン会社であることがほとんどです。金利は銀行よりも高くなりますが、手続きが楽に進めることができ即日で融資が決まる場合もあります。
銀行だと金利は安くなることがほとんどですが、審査が厳しくなり時間がかかります。車購入を早く進めたいのならば、あまりではありません。
クレジットカード
車を購入する際にクレジットカードで決済しようと考えたことのある人はいるでしょうか。知らない人もおいですが、車を購入する際にクレジットカードを使用することは可能です。
ただし、上限額が200万円なのに250万円のものを買うことなどはできません。クレジットカードの上限額によっては、クレジット決済ができるようになっています。
クレジットカードを使うメリットとしては、支払い方法が選択できることです。リボ払い、一括払い、分割払ができます。あとはクレジットカード会社へ返済すればよいので、自分の生活に合わせた支払方法を選びましょう。
また、クレジットカードを使うことによりカードにポイントがたまるものもあります。ポイントがたまれば買い物に使うこともできるので、上手に活用してみてください。
諸費用
車を購入する際には車体価格のほかに、いったいいくらほど用意すればよいのでしょうか。値段は中古と新車、車種によってもピンからキリまでです。選ぶ車によって決まるので、一概にいくらとは言えません。
車購入時にかかってくる費用の内訳としては、このようになっています。
・車両本体価格
・自動車税
・自動車重量税
・自賠責保険
・車検代
・車庫証明
・代行費用
・リサイクル預託
・オプション
これらすべてを含めて自動車の購入価格になります。もちろん、車庫証明などは自分ですればその分は費用が抑えられます。オプション代もつける人と付けない人がいるので、それらはまた変わってきます。
車両価格以外の諸費用について説明していきます。
自動車にかかわる税金
自動車購入時には必ず払わなければならない税金があります。それは自動車税と自動車重量税です。
自動車税というのは車を所有している方は必ず、毎年納税しなければならない税金のことです。自動車の排気量ごとに金額が定められているので、納付書が送られてきたときに払うものになっています。
自動車を購入する際には月割りの計算で税金を納めます。いわゆる市民税などと同じ仕組みで、だいたい同じ時期に送られてくる書類です。
次に自動車重量税です。自動車重量税とは自動車の重量ごとに金額が決まっていて、自動車を登録するときに必ず払わなければならない税金になります。
払うタイミングとしては、車検の時です。車検の際には自動車をきちんと検査して公道を走るために陸運局に車検を終えたことを提出し、完了すれば自動車が登録され公道を走れるようになります。
車検の費用の中に自動車重量税も入っているところがほとんどです。車検証が届いたということは重量税をきちんと払っている証拠です。
自賠責保険
自賠責保険とは自動車損害賠償責任保険を省略した言い方になります。免許を持っていて聞いたことのない人はいないでしょう。なぜなら自賠責保険は車を所有する人ならば必ず加入しなければならない保険だからです。
自賠責保険は自動車を運転していて万が一、人を傷つけてしまった場合の退陣の事故に適応される保険。被害者のけがや死亡してしまった場合に、被害者を守るために使われる保険です。
しかし、自賠責保険には限度額が設けられているのでオーバーしてしまった場合には自己負担となります。
自賠責に入っても結局自己負担があるのならば意味がないと考える人もいるでしょう。自賠責保険のみで払えるものならば良いですが、そうでないものをカバーしてくれるのが任意保険です。任意保険が推奨されるのは最悪の事態を考えて、被害者も加害者も負担が減るためめにある制度です。
誰もが知っている車検ですが、これらも車の引き渡しの時に必ず行うことです。車検の費用も購入費用に含まれています。車検を通さなければ車のナンバーももらえず、公道を走れませんので省くことはできない費用です。
購入する自動車にドライブレコーダーを付けたい場合、ETCを付けたい場合など本人の希望により付けることのできるものがオプションになります。オプションを付けたら付けた分だけ購入費用はかさみますが、より良い車にするためには妥協できません。
他には車検登録をディーラーに代理でしてもらう場合や、車庫証明を代行してもらう場合には代行費用も必要となってきます。お願いしたほうが確実なので、頼むのも無駄な費用とはならないでしょう。
その他の費用
誰もが知っている車検ですが、これらも車の引き渡しの時に必ず行います。車検の費用も購入費用に含まれています。車検を通さなければ車のナンバーももらえず、公道を走れませんので省くことはできない費用です。
次にリサイクル預託というのは、車を廃車にする際に必要となってくる費用を先に払っておくものになります。
購入する自動車にドライブレコーダーを付けたい場合、ETCを付けたい場合など本人の希望により付けることのできるものがオプションになります。オプションを付けたら付けた分だけ購入費用はかさみますが、より良い車にするためには妥協できません。
他には車検登録をディーラーに代理でしてもらう場合や、車庫証明を代行してもらう場合には代行費用も必要となってきます。お願いしたほうが確実なので、頼むのも無駄な費用とはならないでしょう。
車を買う時にはきちんと考えよう
初めての車購入だとわからないこともたくさんあります。もちろん初めからすべてできる人などいないので、徐々に覚えていけばよいです。
自分の車が公道を走るために何をしなければいけないのか、車を大切に長い間乗り続けるためには何をすればよいのか。車を買ってからでは遅いです。購入するときからどのように整備していくのかを考えていきましょう。
自分の愛車となり相棒tとなる車。周りに迷惑をかけない乗り方、買い方を覚えて楽しいカーライフを送ってください。
初回公開日:2017年11月03日
記載されている内容は2017年11月03日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
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