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バイクのタイヤ適正空気圧と空気の入れ方・見方・状況別使い分け

初回公開日:2017年09月24日

更新日:2020年06月19日

記載されている内容は2017年09月24日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。

また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

どんなシーズンも私たちを楽しませてくれるバイクでのツーリングですが、いつでも付き物となるのがそのタイヤのメンテナンス。空気圧が低すぎたりするとバイクの性能が下がるだけでなく、命に関わる事故へとつながります。そんなバイクのタイヤと空気圧についてまとめてみました。

バイクのタイヤ適正空気圧と空気の入れ方・見方・状況別使い分け

バイクのタイヤの適正な空気圧とは?

私たちの乗るバイクのタイヤには空気圧というものがあります。中身が空洞なバイクのタイヤに空気を入れて膨らますことで空気による圧力、すなわち空気圧を与えています。

しかしバイクに乗っていて空気圧について考えたとき、「私のバイクはどれくらい空気を入れたらいいの?」なんて疑問が浮かびます。バイクの重さや用途により必要な空気が違うように思えて悩まされることもあるでしょう。

適正空気圧

バイクのタイヤ適正空気圧と空気の入れ方・見方・状況別使い分け
※画像はイメージです

バイクの空気圧には、「このバイクにはこれくらいの空気圧で入れるといい」という適正空気圧と呼ばれる空気圧の基準があります。その値は、車両ごとにメーカーから指定されていて、メンテナンスをする時は、この適正空気圧の通りに空気を入れることが大切です。

適正空気圧は、バイクのタイヤ付近のフレームやチェーンガードなどに貼られたラベルに表記されています。ラベルを紛失しても車体ごとのサービスマニュアルと呼ばれる専用の整備書に整備情報として明記されているので、慌てることはありません。

ガソリンスタンドでバイクのタイヤに空気を入れる場合

ガソリンスタンドでバイクの空気が入れられることはご存知でしょうか。「わざわざバイク用の空気入れを買いたくない」、「自分で入れるのはちょっと不安」というときにはガソリンスタンドを活用してみるのもおすすめです。

最近のセルフのスタンドではたいてい目の付く場所に自由に使うことのできる空気入れが置いてあるので、それを使用してみるといいでしょう。自分で入れるのが不安な時は、スタンドの係員の人に頼むと快く請け負ってくれます。

また、一部のスクーターやアメリカンバイクなどではタイヤのホイール周辺のスペースが少なく、スタンドに置いている空気入れの形状によっては使えないこともあるので注意してください。

バイクのタイヤで空気圧を使い分ける

実際に生活や趣味の中でバイクに乗っていくとき、さまざまな目的や用途があるでしょう。普段の移動手段としてやサーキット、峠道や高速道路をこえる旅路などさまざまな状況があります。

さまざまな環境の中で唯一路面に接する部品でもあるバイクのタイヤは、パフォーマンスや事故の防止のためにも、それぞれの場面ごとに「空気圧を使い分ける」必要が生まれてきます。

では、「空気圧を使い分ける」とはどういう意味なのか、紹介していきます。

低めの空気圧

適正空気圧よりも低めにセッティングすると、タイヤの外部に対する張りが弱くなり、タイヤが変形しやすくなります。変形しやすいと言うことは、バイクに乗っている時の路面に対するタイヤの食いつきがよくなり、グリップ能力が上がると言うことです。

しかし、空気圧が低い状態は必ずしも良いものではなく、タイヤの空気圧が低いと変形して設置面積が大きくになり、路面の釘やガラス片などの鋭利な物が刺さりやすくなってしまいます。

また、接地面積が大きくなるということは、車体を動かすのに必要な力も増えるためにバイクの燃費も低下してしまいます。過度に空気圧を下げることはグリップ能力よりも車体の能力を下げてしまうことにもなるので注意が必要です。

高めの空気圧

バイクの空気圧を高めにセッティングすると、タイヤの張りが強くなり、路面に対する接地面積が減ります。これにより燃費が上がり、消耗部品であるタイヤの減りも少なくなり、さらにハンドリングも軽快で軽いものになります。

基本的の仕組みとしては、低く空気圧をセッティングしたときと反対の効果があると考えていいでしょう。しかし、タイヤの抵抗が少なくなるとグリップ能力が弱まり、停車時や減速時などもブレーキを強めに、早めに握る必要が出てきます。

過度な高い空気圧は、タイヤが劣化してきた時や、段差を乗り越えるなど走行中の衝撃で圧力がかかった時などにタイヤが破裂する危険があるので注意です。

峠を走るとき

爽快感を楽しむ時や風景を味わう時、ツーリングなどを楽しむ時などに一番に思い浮かぶのが「峠」でしょう。「峠」と言ってもさまざまですが、曲がりくねった峠道を想像すると、空気圧を低くして滑らないようにした方がいいと考えるでしょう。

しかし、コーナリング性能を考えたとき、接地面積が大きいと面積当たりの圧力が下がってしまいます。コーナー内では様々な方向の力が車体とドライバーに加わるため、タイヤを強く路面に押し付けることが姿勢を安定させて維持するのに必要となります。

タイヤの広い接地面積によるグリップ能力は、発進時や減速時に路面をしっかりととらえてくれるので、コーナリングの技術としてブレーキの扱いはとても大切なものです。

そのため、空気圧を低くすることは間違いではなく、峠を走る時のタイヤの空気圧は、適正空気圧かそれより少し低いくらいがベストな空気圧といえます。

低すぎてしまうと車体を支えられずに滑ってしまったり、高すぎると木陰の湿った落ち葉や傷んだ路面などで滑ることがあるので注意しましょう。

サーキットを走るとき

サーキットを走るということは、テレビの向こうで見るようなレースを想像するでしょう。実際にはサーキット場でレースをするだけでなく、サーキットでの走行を楽しんだり、バイクの運転のスキルアップといったことができるのです。

サーキット場の魅力として、普段はできないようなスポーティーな走行をすることができるのですが、普段よりもドライバーやバイクに大きな負荷がかかってしまいます。

広いサーキット場では普段よりも速度が上がるため、タイヤに加わる摩擦などによる熱が高くなり、空気が膨張するので自然とタイヤの空気圧が上昇します。そのため、車体が弾んだり、接地感が感じずらくなることがあり、運転中に不安になる場合があります。

なので、サーキットで走る場合は、適正空気圧より1割程度空気圧を下げておくとよいとされています。

高速道路での空気圧

普段の生活での移動やツーリングなどで高速道路を利用することは少なくありません。速い速度で遠くまで行ける高速道路はとても便利なものですが、普段とは違う速い速度の中では整備不備による事故は命取りとなります。

高速道路での空気圧は、適正空気圧の1割程度上げると良いです。これは長距離走行のための燃費改善と、空気が自然に減ることに対する空気圧の低すぎを防止するためです。

空気圧が低いとタイヤの表面が波打つ「スタンディングウェーブ現象」というものに陥り、最終的にはタイヤが破裂します。逆にタイヤに空気を入れすぎても高速走行中に車体が弾んだり、グリップ性能が下がりスリップしたりして急制動に支障が出てしまいます。

そのため、1割から適正程度の空気圧を維持することが大切で、適正空気圧の1割程度高い空気圧にすると良いとされています。

バイクのタイヤの空気圧はどうやって見る?

バイクのタイヤ適正空気圧と空気の入れ方・見方・状況別使い分け
※画像はイメージです

バイクの空気圧を様々な目的やメンテナンスのために調整するためには、空気圧の値がどれくらいなのかを知る必要があります。このための道具としてエアーゲージ、空気圧計といったものがあります。

最近ではバイクのタイヤに空気を入れることのできる空気入れも数多く販売されており、中には空気圧計が一緒についていて空気を入れながら空気圧を見ることのできるものもあります。

また、バイクでのツーリングやメンテナンスのためにぜひ持っておきたいものとして、独立型の空気圧計があります。値段は最小限の機能のみの数百円のものから、便利な機能付きの数千円のものまで多様にあります。ツーリングの小休止でのちょっとしたチェックが、バイクの気づかぬ異変を教えてくれ、命を救ってくれることもあります。

バイク車種別でのタイヤの空気圧の使い分け

バイクの空気圧は用途によって、圧力を調節する必要がありますが、車両によって空気圧の使い方が変わってくる場合もあります。そんなバイクの中でも、オフロードバイクと原動機付自転車(50cc)について紹介します。

オフロードバイク

バイクのタイヤ適正空気圧と空気の入れ方・見方・状況別使い分け
※画像はイメージです

オフロードバイクに乗る楽しみや目的として、その名の通りのオフロード走行をすることが多いでしょう。普段から舗装されていない道などを走る人はなかなかいないので、選択肢にあまり入ることのない車種ですが、軽くて取り回しの良い車体や悪路でも壊れない頑丈さから常に一定の支持層を得ています。

そんなオフロードバイクは、一般の道を走る時と舗装のされていない道路を走る時とでは車両のセッティングの仕方が変わってきます。

舗装のされていない道路を走行する時は、道によりますが、多くの場合は空気圧を2割ほど落としたり、バイクのグリップの具合によってさらに落とすといった方法をとると良いでしょう。オフロードタイヤといえどメーカーによる適正空気圧のままではスリップしてしまい、ひどい道では進むことができないので注意です。

一般の舗装された道路の場合は、空気圧が低いとタイヤの激しい摩耗やパンクの危険性があるので、状況によって空気圧を変えるために空気入れを携帯するようにしましょう。

原付(50cc)

多くの人が通勤や通学などの普段の移動手段として利用している原動機付自転車は、スピードの出ないことや、取り回しのよく軽い車体から、そう大きく壊れることはありません。そのため、気付いたら調子が悪くうまく走れないなどのトラブルが起きるまで故障に気付きにくいです。

その中でも特に多いのがタイヤの空気漏れです。パンクと間違われることが多いですが、空気圧が低くなりすぎたことによってホイールとタイヤに隙間ができてしまうことよって起こります。

このような急なトラブルを防ぐためも、日ごろからのチェックが必要不可欠です。毎回バイクに乗る前に乗車前点検として確認することが薦められており、毎日は無理でも最低でも月に一度の空気圧の点検は行うようにしましょう。

日ごろの整備を忘れないことが大切

趣味や日常生活にとって欠かせないバイクですが、安全に長く乗るには日ごろから整備点検が不可欠になります。特別難しいことではなく、空気圧を測ったり、目に見える異変がないか確認するだけでも、大きなトラブルを防ぐことができます。

状況に合わせて空気圧を使い分ける場合もありますが、一般的に道路を走行するときはメーカーの指定する適正空気圧に従うことが安全につながります。自身のバイクの適正空気圧をよく知り、それを忘れずに管理することが大切なのです。

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