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PCXのオイル交換の方法・頻度|PCX125/PCX150

更新日:2024年02月26日

pcxのオイル交換に必要な知識を紹介しています。毎回専門のショップに行ってpcxのオイル交換を行っているけどもpcxのオイル交換を自分でしたいと考えている人にお勧めです。オイル交換を行った際についでに行っておくといい事もご紹介します。

PCXのオイル交換の方法・頻度|PCX125/PCX150

pcxのオイル交換

車やバイクに限らず、駆動系エンジンを載せている車両は、オイル交換が必要になります。今回は、ホンダが2010年3月から販売開始しているpcxのオイル交換を紹介していきます。オイル交換と言っても方法自体は簡単です。オイル交換に必要な工具、交換用のオイル、古いオイルの受け皿がそろっていれば後は手順に沿って進めるだけです。

しかし、初めて自分でオイル交換を行うときには、手順を知っている方に見てもらいながら行ったほうが安心できます。工具を触るの自体が初めてという方には、非常に苦労するものになるからです。事前に予備知識として覚えておくと役に立たつのではないでしょうか。

実際オイル交換は必要なのか、といった事を考えてしまう方もいるのですが、オイルは駆動系のエンジンを搭載している車両には必須となっています。車両における血液として例えられます。

pcx125

2009年の第41回東京モーターショーに市販予定の車種として、125㏄モデルが出品されました。同じ年の11月にタイで販売開始されています。

その他にも日本はもちろんヨーロッパ、東南アジア、北米、オーストラリアへの輸出販売がされています。いわゆる世界戦略車モデルです。

発売以降はマイナーチェンジを行い、限定カラーバリエーションを販売するといったことが行われています。また2017年に行われた東京モーターショーでは、オートバイでは世界初となるハイブリッドシステムを搭載して発表されました。販売予定車ですので今後販売されます。

pcx150

2009年の第41回東京モーターショーに市販予定の車種として発表されたのは、125㏄でしたが販売されたのは125㏄、150㏄と排気量が異なっている2種類があります。125㏄をpcx、150㏄をpcx150として分けて販売されました。排気量が違うのでpcxは小型自動二輪車免許で運転できますが、pcx150は普通自動二輪車免許が必要となります。

排気量が違うのでpcx150は高速道路の走行が可能になっています。pcxでは高速道路は走ることができません。間違ってもpcxで高速道路は走らないようにしましょう。違いはもう一つあり、PCXには法定点検義務がありませんが、pcx150には法定点検義務があります。

車検とは違いますが、12ヶ月、24ヶ月で点検を受ける義務が発生します。点検を受けていないと、法定点検義務違反になるので必ず行うことをおすすめします。

pcxのオイル交換の頻度

pcxのオイル交換の頻度は走行距離によって変わります。オイル交換の頻度は取扱説明書に記載してあります。pcxの取扱説明書に記載してある交換の頻度は、初回は1000kmに1回、その後は6000kmに一回オイル交換が必要です、と記載されています。

大排気量のバイクより交換頻度が高のでは、と疑問に感じてしまいますが、pcxは小排気量のエンジンを搭載しているので、大排気量のエンジン搭載のバイクよりもエンジンの回転数が高くなることから負荷が上がることが想定されています。

しかし、取扱説明書に記載してあるのは目安としての交換になります。pcxの運転の仕方によっては目安より早くオイル交換したほうがいい事もあります。自分の運転が荒い、と感じている方はオイル交換の目安より早く交換したほうが無難でしょう。特にそこまで運転が荒いわけでもなく、距離もそんなに走らない方はオイル交換の頻度は低くなります。

pcxのオイル交換のワッシャー

ワッシャーと聞くと専門の部品なのかと考えてしまいます。専門の部品ですが役割としては、オイル交換の時にオイル排出口についているもので、オイルが漏れてこないようにするパッキンと同じ役割を果たします。正式にはドレーンワッシャーと呼称されています。

pcxの取扱説明書には、オイル交換時にドレーンワッシャーも交換することになっていますが、実際には1、2回は使用に耐えれるようになっています。

しかし、値段としては一枚40円前後となっています。毎回交換したとしてもそこまで金額的に負担になることもないので交換したほうが安全です。オイル漏れしてしまったらオイル交換を最初からやり直すことになってしまいます。

pcxのオイル交換の料金・費用

pcxのオイル交換の料金はオイル交換を頼むお店によって変わります。基本的に工賃無料で1500円から工賃込みで3000円もあります。オイル交換時に高いオイルを使えばそれだけ交換費用として高くなっていきます。お店によっては中型バイク以下は工賃無料のところも多くあり、一概にいくらが適正な料金ですとは言えません。

オイル交換の時の工賃抜きの費用としては、交換用オイル0.8L、廃油用BOX、交換用ドレーンワッシャーで大体1500円から2000円となっています。値段が上下するのは交換用オイルの料金によって変わってきます。高級なオイルを使うか、そこそこのオイルを使うかの選択次第です。

自分でオイル交換を行えば、オイルの選択もできるし廃油BOXも容量によりますが、何回か使うことができます。工具と知識があれば工賃が掛からないのでお得になります。

pcxのオイル交換が必要な距離

pcxのオイル交換が必要な距離は、初回1000km、以降は600km毎にオイル交換がメーカーによって推奨されています。pcxに限らず車、バイクのオイル交換は初回の距離が短く設定されているのが通常です。

理由は新品のエンジンを動かすとギヤ、ピストン、シリンダーといったエンジン内の駆動部分の干渉しあって削れたカスが出やすくなっているためです。昔に比べれば少なくなっていますが、初期のオイル交換を1000kmで実施することで寿命や調子に良い効果が期待できます。

最初の1000kmは慣らし運転の期間として設定されているといってもいいので、なるべく急発進、急ブレーキを控えてエンジンを労わりましょう。

pcxは初回以降は6000kmがオイル交換の目安になっていますが、運転には個人差が出てきます。自分の運転を客観的に分析してオイル交換をしましょう。

pcxのオイル交換の方法

pcxのオイル交換をするには、まず15分ほど暖機運転をします。これを行うとオイルがスムーズに排出されます。暖気終了後にマフラーが冷えたことを確認してからドレンボルトを外します。

オイルが出てくるのでやけどに注意しましょう。オイルを受ける容器を忘れないでください。オイルが抜けきったらドレンボルトを締めます。この時にドレーンワッシャーを交換して締めます。

新しいオイルをオイル注入口から入れて、オイルレベルゲージでオイルの量を確認しながら入れていきます。適量としてLラインとHラインの間にオイルがあれば大丈夫です。以上でpcxオイル交換が終了となります。

オイル交換が終了した後にオイルが漏れていないか確認をしておきましょう。お店で行った場合と違い自分で行った場合は全て自己責任となります。

pcxのオイル交換の量

pcxのオイル交換の量はメーカー推奨で0.8Lとなっています。

pcxに限らずエンジン搭載の車両はオイルが少なすぎるとエンジンが焼き付けを起こして壊れます。だからと言って多く入れればいいというわけではないです。多すぎると逆にエンジンの性能を落としてしまい故障の原因にもなってしまいます。

pcxのオイル交換のストレーナー

pcxのオイル交換をしたときに同時に行っておきたいのがストレーナーの掃除です。毎回行う必要はありませんが、2回に1回は行っておくと良いでしょう。ストレーナーはエンジン内部のゴミを除去するためについているもので、エンジン内の大きなゴミはこの部分に溜まっていくことになります。

pcxに限らずバイクではストレーナーを掃除するときはオイルを抜かないといけないので、オイル交換でオイルを抜いた後にストレーナーを掃除してから、新しいオイルを入れると手間がかからないでしょう。

pcxのオイル交換のフィルター

pcxにはフィルターと呼ばれるものはありません。エレメントとも呼ばれていますがこれはオイルを綺麗にするための装置になります。pcxに搭載されていてエレメントの代わりを果たすのがストレーナーになります。

昔のように細かい金属片が出ることがなくなったので、近年はフィルターと呼ばれるエレメントが搭載されていないバイクが増えてきました。pcxでは万一に異物が出た場合はストレーナーに溜められていきます。

pcxのオイル交換の目安

pcxのオイル交換の目安は、初回以降は6000kmと取扱説明書に書いてあるのですが、それ以前にオイル交換をしてはいけないという事はありません。実際は運転の仕方にも左右されることも珍しくはないです。中には3000kmでオイル交換をするといった自分ルールでオイル交換を行っている人もいます。

車両全般においてオイルの状態を確かめて交換することもあります。走行距離的には大丈夫なんだけどオイルが汚れてきたので交換する、といったことがあります。

pcxのオイル交換のトルクレンチ

pcxのオイル交換に必要な工具でトルクレンチがあります。ドレンボルトを緩める時に使いますが、トルクレンチがきちんとしたものでないとドレンボルトの山が崩れてしまい、オイル交換をするのがとても大変になります。

また、トルクレンチがしっかりしていないとドレンボルトを締める時にも不具合が発生しかねません。斜めに入ってしまい、オイルが漏れてくるといったことがおこってしまう可能性があります。

トルクレンチは車載工具に入っているものもあります。しかし自分でオイル交換を行うときには、ホームセンターできちんとしたトルクレンチの購入をおすすめします。

pcxのオイル交換は知識と技術を持ったら行おう

pcxのオイル交換は実際にやってみると意外と難しかったりします。簡単に説明していますが実際に自分で行おうとすると、簡単にはいかず間違えるとpcxを壊してしまう可能性もあります。最初は自分で行わずに、専門のお店の人に頼んで作業を見学させてもらい3,4回見学してからお店の人に自分で交換するためのアドバイスをもらって行うのがいいでしょう。

慣れないうちはオイルで汚れたりしますが、自分でオイル交換をできるようになると節約にもなるし、pcxへの愛着も沸くのではないでしょうか。

初回公開日:2018年05月02日

記載されている内容は2018年05月02日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

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