ガソリンスタンドでのタイヤ交換の料金と時間比較・特典
更新日:2024年08月11日
ガソリンスタンドでのタイヤ交換料金と時間
車のタイヤは一定の走行距離に達するとタイヤ交換が必要になります。また、タイヤの劣化により、タイヤ交換が必要になります。そんな時にはディーラーをはじめ、ガソリンスタンド、カー用品店、タイヤ専門店でタイヤ交換することができます。
ここでは、そのガソリンスタンド、カー用品店、タイヤ専門店でタイヤ交換する時の費用や時間について説明していきますが、その前にタイヤ交換の時期やタイヤ交換の目安などの情報についてお話ししていきます。また、合わせてタイヤ交換のチェックポイントなども触れていきます。
車のタイヤ交換時期
タイヤ交換の時期は年数ではありません。タイヤはゴムでできているため、たとえ使用しないで寝かせていても、ゴムの劣化により、ひび割れなどが生じます。また、使用年数が短くても、車を使う頻度、車が置かれている環境、走行距離などによりタイヤ交換が必要になります。
メーカーやディーラーなどが推奨しているタイヤ交換の目安となる走行距離は、参考程度に受け止めておく必要があります。タイヤ交換で大事なのは、タイヤ自体をよくチェックしてタイヤ交換の時期を判断することです。
次項では、そのタイヤ交換のポイントについて触れてみます。
タイヤ交換のポイント
では、タイヤ交換のポイントにはどんなものがあるのでしょうか。タイヤにはタイヤの摩耗を知らせるスリップサインと言うものがあります。そのスリップサインとなる標示がタイヤに現れたらタイヤ交換の時期と判断できます。
他項でもお話ししましたが、タイヤはゴムで構成されているので、ゴムの劣化によりひび割れが生じます。このひび割れもタイヤ交換の時期と判断できます。また、いくら年数は関係ないとはいえ、あまりにも長期に使用している、タイヤはひび割れなどの現象がなくても、タイヤ内部の劣化は進んでいると考えてタイヤ交換をしましょう。
タイヤ交換の目安となるスリップサインとは
タイヤ交換の目安となるスリップサインは新品のタイヤの溝の部分を見てみると溝の中に「山」があります。新品のタイヤは溝に隠れていてすぐには見えません。それが、長く走行していると タイヤの溝が磨耗してタイヤの表面とスリップサインである「山」が平行になれば、タイヤの溝がなくなったと判断できます。その「山」をスリップサインと言います。
タイヤ交換の豆知識〜タイヤのローテーションとは
ここではタイヤ交換の豆知識となるタイヤのローテーションについて少し触れます。車のタイヤはFF(前輪駆動車)とFR(後輪駆動車)とではタイヤの摩耗の度合いが変わってきます。
そこで、車の4輪の摩耗が均等になるようにするのがタイヤのローテーションです。タイヤのローテーションはFF(前輪駆動車)とFR(後輪駆動車)によって違ってきます。FF(前輪駆動車)は文字通り前輪で車を引っ張るため、前輪タイヤの消耗が激しくなります。
一方、FR(後輪駆動車)は後輪で車を引っ張るため、後輪タイヤの消耗が激しくなります。では、FF(前輪駆動車)のタイヤのローテーションですが、まず、消耗が激しい前輪のタイヤを後輪に移動します。その後輪のタイヤは運転席側の前輪に移動します。FR(後輪駆動車)はその逆をやることになります。
ガソリンスタンドでのタイヤ交換の費用や時間
タイヤ交換の目安となるスリップサインやタイヤのローテーションについてお話ししてきましたが、ここからはガソリンスタンド、ディーラー、カー用品店、タイヤ専門店などのタイヤ交換費用や時間などについて触れてきます。
まず、ガソリンスタンドでのタイヤ交換の費用や時間について見ていきます。
費用と時間
ガソリンスタンドと言えば、ガソリンの給油やタイヤの空気圧チェック、オイル点検などが頭に浮かびます。また、ガソリンスタンドでのタイヤ交換をしたことがない人が多くいることでしょう。ガソリンスタンドでタイヤ交換する時は、タイヤに大きな異物が刺さったことによるパンク修理をしても空気が抜けてしまい、タイヤ交換が必要に迫られた時などが考えられます。
そんな普段はガソリンスタンドでタイヤ交換をしたことがない人のために、費用や時間についてお話しします。ガソリンスタンドの店舗にもよりますが、交換できるタイヤが1本12,000円から21,000円といった風にタイヤのバリエーションも豊富にあります。
また、タイヤ交換の工賃はタイヤの脱着、バランス料などを含んで1000円前後でできます。さらに、先約がなければ1時間程度でやってもらえます。次に、非常時のタイヤ交換ではなく、自分でタイヤを持ち込んだ時のことに触れてみます。
ガソリンスタンドにタイヤの持ち込みは可能なの
ガソリンスタンドにタイヤの持ち込みは可能です。ただし、タイヤ交換にかかる費用が通常1000円前後のところが、倍の2000円前後になります。今やほとんどのガソリンスタンドでは車検を取り扱っています。タイヤ交換も簡単にやってくれます。
むしろ、タイヤ専門店やディーラーなどでタイヤ交換するよりは予約もなく、それほどタイヤ交換する人も少ないガソリンスタンドはタイヤ交換の穴場ともいえます。
ディーラー
ディーラーでタイヤ交換
ディーラーは車検などに見られるように、高いイメージがあります。タイヤ交換も高いのでしょうか。確かに、ディーラーはガソリンスタンドやタイヤ専門店に比べたら高いですが、予約すれば車の引き取りも可能ですし、ディーラーでタイヤ交換を持っている間などのサービス面も充実しています。
さらに、頻繫にタイヤの割引キャンペーンなどもやっているので、上手に利用すれば比較的安くタイヤ交換ができることがあります。また、タイヤの持ち込みによるタイヤ交換はほとんどのディーラーが嫌います。
カー用品店
カー用品店でのタイヤ交換
オートバックス、イエローハットなどのカー用品店のタイヤ交換について見てきます。まず、全国にたくさんの店舗を展開しているオートバックスですが、お店の工程ごとの情報によりますと、タイヤ・ホイール交換がスチール、アルミが1本1,000円からで時間が4本で30分程となっています。
ゴムバルブ交換1本250円から、タイヤローテーション1本2,000円からパンク修理1ヶ所1,500円から、廃タイヤ処理250円、バランス調整1本1080円などと細かく表示されていますので、大変分かりやすいです。
イエローハットでのタイヤ交換
次に、国内に600店舗以上を展開している、黄色のカウボーイ・ハットがロゴマークのイエローハットのタイヤ交換に関する情報をお話しします。タイヤローテーション3,240円から、バランス調整が1本1,080円から、ゴムバルブ交換1本270円から、廃タイヤ処理1本270円となっています。
タイヤ専門店
タイヤ専門店と言えば、世界的タイヤメーカーであるブリヂストンが展開するタイヤ館です。こちらのタイヤ交換に関する情報に触れてみます。タイヤ脱着1本540円から、タイヤローテーション2,160円から、バランス調整1本540円から、ゴムバルブ交換1本270円から、廃タイヤ処理1本324円となっています。
ガソリンスタンドで受けられる割引
エネオスをはじめ、多くのガソリンスタンドでガソリンの給油やタイヤ交換、さらに車検などの費用をカードで支払うとガソリンの割引などがあります。
一例として、昭和シェル石油のガソリンスタンドでは、シェルスターレックスカードを作成してそのカードで支払うと、ハイオクでリッターあたり13円、レギュラーでリッターあたり8円の割引が受けられます。さらに給油が4円割引になる3,000円、5,000円、10,000円、20,000円のプリペイドカードの発売をしています。
早期予約割引
ガソリンスタンドの店舗によっては、普通のタイヤから凍結や積雪した路面用の冬タイヤのスタッドレスタイヤにタイヤ交換するために、早期予約をすれば、タイヤの価格が最大で半額になる、割引制度を実施しているガソリンスタンドがあります。
セット割引・特典
また、普通のタイヤから凍結や積雪した路面用の冬タイヤのスタッドレスタイヤにタイヤ交換するためにタイヤを4本セットで購入すると、軽油やガソリンの価格が10%割り引かれるクーポン券を提供しているガソリンスタンドもあります。
ガソリン値引き
ガソリンスタンドでタイヤ交換をするとガソリン価格の値引きが受けられることがわかりました。これはガソリンスタンドでタイヤ交換する特典と言えます。また、ガソリンスタンドでタイヤ交換すると、タイヤ専門店やディーラーでタイヤ交換を頼むより工賃の面でお得なガソリンスタンドもあります。
洗車値引き
さらに、ガソリンスタンドでタイヤ交換するとガソリンの価格の割引などの特典の他、洗車を格安で提供しているガソリンスタンドもあります。
空気圧点検・バランスチェック
また、ガソリンスタンドでタイヤ交換するメリットとしては、空気圧点検をはじめ、タイヤのバランスチェックなどを無料で提供しているガソリンスタンドもあります。
バランスチェックとは
タイヤ交換時には必ず行われるタイヤのバランス調整ってどんなことをするのでしょうか。また、なぜ、バランス調整が必要になるのでしょうか。その事について触れます。
なぜタイヤをバランス調整するの
なぜ、タイヤのバランス調整が必要なのか、それはタイヤ形状にあります。一見するとまん丸かと思われるタイヤは実はまん丸ではなく、タイヤの回転により左右にぶれが生じます。このぶれをなくしてバランスをよくするためにタイヤの調整が必要になります。
タイヤのバランスが悪い状態で走行しているとハンドル操作に影響が出ます。では、タイヤのバランス調整はどのようにして行なうのでしょうか。
バランス調整の仕方
タイヤのバランス調整には専用の機械を使います。機械にタイヤを装着してタイヤに高速回転を与えながらタイヤのぶれを見ます。機械に備わっているモニターの数字により、バランスの良し悪しを判断します。
バランスが悪ければ、ホイール専用のバランスウェイトというものを利用して調整します。タイヤ交換をした時には必ずやらばければならないのがこのバランスの調整です。
もうタイヤ交換で迷わない
ガソリンスタンドでのタイヤ交換やカー用品店、タイヤ専門店、ディーラーでのタイヤ交換の費用や時間などについてお話ししてきましたが、いかがだったでしょうか。
タイヤを持ち込んでのタイヤ交換は可能ですが、工賃が高くなること、また、タイヤ交換の時にはタイヤのバランス調整が大事なことがはっきりしました。さらに、ガソリンスタンドでタイヤ交換すると、ガソリンの価格の割引や洗車が格安になるなどの特典があることもお伝えしました。
今回紹介したことを参考にすれば、タイヤ交換する場所はもう迷うことはありません。
初回公開日:2017年08月26日
記載されている内容は2017年08月26日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。