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スーパーカブのオイル交換|オイル交換時期・方法・費用など

更新日:2024年08月09日

経済性の高さで人気のスーパーカブ。スーパーカブのオイル交換はどのようにしたら良いのでしょうか?ここではスーパーカブのオイル交換の方法、最適なオイルの種類、自分でオイル交換をするときに必要な工具やパーツなどをご紹介します。

スーパーカブのオイル交換|オイル交換時期・方法・費用など

スーパーカブのオイル交換ってどうやるの?

ホンダが誇るベストセラー、スーパーカブ。愛嬌のあるスタイリングと、最小限のメンテナンスで走り続ける経済性と頑丈さが、今も世界中で愛され続けています。メンテナンスが最小限で済むとはいえ、長く愛用していくことを考えると、エンジンの寿命に関わるオイル交換はきちんとしておきたいポイントです。

スーパーカブのオイル交換については、取扱説明書によると、ホンダの販売店で行なうことを推奨しています。それでも、自分でオイル交換したいという方もいることでしょう。ここでは販売店でのオイル交換にかかる費用や、自分でスーパーカブのオイル交換する時に必要な工具やパーツ、オイルの種類、オイル交換の時期や頻度などをご紹介していきます。

スーパーカブに最適なオイルの種類とは?

スーパーカブのオイル交換の際、どんなオイルを入れれば良いのでしょうか?ホンダでは、純正の『ウルトラG1』を推奨しています。この『ウルトラG1』を入れておけば、通年の使用でも特に問題はありません。価格も600円台後半からと大変リーズナブルです。

全開での走行が多い方や、夏場の走行距離が伸びるという方の中には、ひとつ上のグレードの『ウルトラG2』を入れる、という方もいますが、通常の使用の範囲では『ウルトラG1』で問題が起きることはありません。それよりも、オイル交換のタイミングや頻度の方が重要です。もし他社製品を使用したいという方は、『ウルトラG1』のパッケージに書かれた規格を良く確認し、同等品を使用するようにしましょう。

オイル交換の時期はいつ?

スーパーカブのオイル交換の時期はいつでしょうか?取扱説明書によると、新車購入時の初回オイル交換は1ヶ月または1000km到達時、それ以降は1年または3000kmごと、となっています。これは、どちらか先に到達した方を基準にします。例えば、新車で買って2週間しか経ってなくても、1000kmに到達していればオイル交換をしますし、逆に1ヶ月で100kmしか走っていなくても、そのタイミングでオイル交換をするようにしましょう。

特に、初回のオイル交換は重要です。慣らし運転の前後はエンジン内部の金属のカスが多く出るので、オイルが汚れやすくなっています。スーパーカブの寿命を伸ばすためにも、新車購入時の初回のオイル交換は1ヶ月または1000km、ということを守るようにしてください。

オイル交換時期の目安とは?

ここでは、スーパーカブのオイル交換の目安について紹介します。具体的にオイルがどのような状態になった場合にオイル交換をすれば良いのでしょうか?スーパーカブにおいても、長距離走行や洗車時・給油時に日常点検を実施、その際にオイルの量と状態を確認することになっています。オイルの量が少なかったり、極端に汚れていたりしていれば、交換のタイミングです。

時々でいいですから、オイルの状態を点検してみましょう。エンジンが冷えている場合は3〜5分アイドリングさせ、その後エンジン切って2〜3分待ちます。オイルレベルゲージを抜いて布でオイルを拭き取り、オイルゲージをねじ込まずに差し込みましょう。オイルがレベルゲージの上限と下限の間に位置していて、かつオイルが変色していなければ大丈夫です。

オイル量

気を付けたいのは、オイルの量です。特にオイルが汚れておらず、量だけ減っている場合は、オイルを注ぎ足して補充しますが、オイルの量は多くても少なくてもエンジンに悪影響を与えてしまいます。オイルレベルゲージを見ながら、上限近くまで補充できるように、少しづつ注ぎ足してください。

オイルを注ぎ足す場合はごみが中に入らないように注意しましょう。オイルが注ぎ口からこぼれてしまった場合は、発火の恐れがあるので布などで完全に拭き取ってください。あまりにオイルが減るペースが早い場合は、どこからかオイル漏れをしている可能性があります。エンジンの下部を注意深くチェックして、オイルの滲みなどがないか確認してください。

走行距離数

スーパーカブのオイル交換時期について、最も良い時期はいつなのか、ということは良く話題になりますが、取扱説明書によれば走行距離数でいうと初回は1000km、初回以降は3000kmごと、ということになります。通常の使用であれば、このサイクルを守っていれば過度にエンジンが痛むことはありませんし、その状態での正常な動作をホンダが保証しています。

ただし、走行状況によってオイルの劣化の具合は異なりますので、オイルの状態を日常点検の際に確認しながら、オイル交換のタイミングを考えていきましょう。全開走行で走ることが多い方は、当然オイルの劣化が早くなります。オイルの状態を見て、1000kmごとに交換する、という方もいれば、2000kmごとに交換、という方もいます。スーパーカブを長持ちさせるためにも、走行距離数に関係なく、最低でも1年に1回は交換するようにしましょう。

気になる!オイル交換の費用

スーパーカブのオイル交換については、ホンダ販売店で行うのがおすすめです。料金はお店によって異なりますが、オイル代と工賃込みで1500〜2000円が相場となっています。お店でオイル交換を行なった方が良い理由は、次の3つです。

1. 交換時に出た廃油(古いオイル)の処理をお店でやってくれる
2. タイヤの空気圧の確認やブレーキの調整、電気系統の点検を同時にしてもらえる
3. 作業に慣れているので、オイル交換が短時間で終了する

特に廃油の処理については、問題となることが多いので注意しましょう。自治体によって廃油は回収不可能の所が多く、ガソリンスタンドやバイク店で回収を依頼することになり、多くの場合有料での引き取り、ということになります。市販の廃油処理パック等もありますが、そういった手間暇を考えると、結局お店に頼んだ方が得だった、ということが多いです。

オイル交換に必要なものは?

それでも、スーパーカブのオイル交換を自分でやってみたい!という方のために、必要な工具とパーツを5つご紹介します。

1. 新品のオイル
2. 17mmメガネレンチ
3. 廃油処理箱
4. オイルジョッキ
5. ドレンワッシャー

新品のオイルはホンダ純正『ウルトラG1』がおすすめです。17mmのメガネレンチは、エンジン下部のドレンボルトを緩めるために使います。地面を汚さず、廃油を処理するための廃油処理箱は必須です。オイルジョッキがあれば、オイルを注ぐのがとても簡単ですし、目盛りも付いているので分量を正確に測れます。ドレンワッシャーはオイル交換の度に交換することが推奨されていて、ホンダの販売店で注文すれば1個100円前後で手に入ります。

自分でやってみる!スーパーカブのオイル交換

スーパーカブのオイル交換はそれほど難しい作業ではなく、慣れれば30分ほどで終わりますが、くれぐれもやけどや廃油の取り扱いには注意しましょう。必要に応じて軍手を使うようにしてください。

スーパーカブをセンタースタンドに立て、エンジンを数分間アイドリングさせて、エンジンを切ってからエンジン下部のドレンボルトを緩めます。下に廃油処理箱を置いて地面が汚れないようにしましょう。オイルが出尽くしたら、キーを抜いてキックを踏むと残りのオイルがもう少し出てきます。ドレンボルトに付いていたドレンワッシャーを新品に交換し、ドレンボルトを締めます。あまり強く締めすぎるとネジがつぶれますので、スパナを短めに持って片手でゆっくりと締めてください。

オイルゲージでオイルの量を確認しつつ、オイルジョッキを使ってゆっくり入れていきましょう。オイルゲージで適正量になったら、オイルキャップを締めて、オイル交換は完了です。

オイル交換、どれくらいの頻度でやればいいの?

スーパーカブのオイル交換の頻度は、初回オイル交換以降は1年に一度、または3000kmに一度で問題ありません。それでも、シフトが入りにくくなった、燃費が悪くなった、オイルが汚れている、という場合は、交換時期にこだわらずに交換した方が、スーパーカブの寿命は長くなります。大事なのは、日常点検をきちんと行なって、愛車の状態を日々観察することです。

定期的なオイル交換で楽しいスーパーカブ・ライフを!

ここまで、スーパーカブのオイル交換にまつわるあれこれをご紹介してきました。お店にオイル交換を依頼する場合も、自分でオイル交換を行う場合も、大切なのは自分のスーパーカブのオイルの状態を時々で良いので把握しておくことです。そんなに日常点検なんかできない!という方でも、1年に一度、または3000kmに一度のオイル交換を欠かさないようにすれば、スーパーカブはきっとあなたの期待に応えてくれます。定期的なオイル交換で、これからも長く楽しいスーパーカブとの生活を楽しみましょう。

初回公開日:2017年09月01日

記載されている内容は2017年09月01日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

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