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CVTオイル交換|オイル交換時期・方法・費用など

更新日:2024年08月15日

皆さんはCVTについてご存知でしょうか?中にはCVTと聞いてもピンと来ない方もいるかもしれません。しかしCVTはとても重要なもので、きちんとオイル交換などを行わなければ重大なトラブルに繋がってしまいます。そのため適切な知識をつけてオイル交換を行いましょう。

CVTオイル交換|オイル交換時期・方法・費用など

CVTオイルの交換時期っていつ?

CVTというとCMなどで耳にしたことがある方もいると思います。CVTには専用のオイルが使われています。そのオイルを適切な時期に交換しなければ車は正常に作動し続けることができません。しかしCVTのオイルをいつ交換すれば良いもので交換しないとどうなってしまうのか、そもそもCVTとはどんなものか知らない方も多いと思います。

そこで今回はCVTが行っていることやCVTオイルの交換時期について、分かりやすく紹介して参ります。

そもそもCVTってどんなもの?

CVTという言葉を耳にしたことがある方もいると思いますが、そもそもCVTとはどんなことをしているのものなのでしょうか?

CVTとは簡単に説明するとエンジンのパワーをタイヤに伝えるためのギアのことを言います。普段車を使う時にp、r、dなどギアを変えて車を運転すると思いますが、この時にギアの切り替えを行っているのがCVTです。

CVTは前進や後進をさせているだけでなくエンジンのパワーを効率よくタイヤに伝えるために、走行中はギアの大きさを無段階で変えています。そのためCVTの車はエンジンの回転数が一定のままでも車の速度を上げることができます。

CVTオイルの役割は?

前の項目でCVTがどんなことをしているか説明しましたが、CVTオイルとはどんなものなのでしょうか?

CVTオイルの役割は、CVTのギアが摩耗しないようにギアを保護しながら動力を伝えることが主な役割です。CVT内部のギアが摩耗して壊れないようにオイルで潤滑を行っているのです。CVTオイルにはその他にも役割があり、ギヤを冷やしたり油圧を発生させてギアを切り替えるなど、複数の役割を持つオイルなので、CVTオイルはCVTのギアにとって非常に重要なものになります。

CVTオイルを交換しないとどうなるの?

CVTオイルを交換しないまま走行を続けてしまうとギアの摩耗を防ぐことができなくなってきてしまいます。その結果ギアが削れてしまって動力が伝わらなくなってしまったり、ギアの削りカスがオイルの通り道に詰まってしまい、ギアがうまく動かなくなってしまうなどのトラブルにつながってしまいます。

CVTはエンジンからの動力をタイヤに伝えるためのものなので、CVTが破損してしまうと最悪の場合走行ができなくなってしまうので、オイル交換は適切な頻度で行う必要があります。

CVTオイルの交換時期はいつ?

オイル交換の時期は車のメーカーや車種によって変わってきますが、一般的に5万キロや10万キロ走った時に交換を行います。エンジンオイルなどと比較すると交換する頻度は低いですが、オイル自体は非常に重要な役割をしているので早めにオイル交換を行うことも珍しくありません。よく車を使う人や今の車を長い間乗り続けたいと考えているのであればオイル交換を早めに行った方が良いでしょう。

交換時期の目安にするものはある?

CVTオイルを交換する目安になるのは走行距離です。前回交換してからどのぐらい走ったかによって交換時期を判断します。交換の目安になる走行距離は各自動車メーカーや車種によって異なるので、車の取り扱い説明書などに書いてある交換時期を目安にして交換を行いましょう。

オイル交換にかかる費用は?

オイル交換にかかる費用はどこで作業を行うかによって値段に差が出ますが、安いところだと1万円以内でできるお店があり、高いところでも1万円台でオイル交換を行うことができます。オイル交換にかかる費用を高いと見るか安いと見るかは人によって変わってくると思いますが、CVTオイルを一度交換するとしばらくは交換しなくて良いのと、交換をすることでギアのトラブルを防ぐことになることから、定期的にオイル交換を行った方が良いでしょう。

どのぐらいの頻度でオイル交換すればいいの?

基本的にオイル交換の頻度はメーカーが指定している時期に交換を行えば問題ないでしょう。しかしメーカーで指定している距離を過ぎてからは保証されないので、メーカーで指定している交換時期を過ぎる前にオイル交換を行いましょう。

またオイルの劣化は車を使用する環境や車の走らせ方などで変わってくるので、坂道をよく登ったりするような車に負荷のかかる状態で使うことが多い場合はメーカーで指定している交換時期よりも早めに交換をした方が良いでしょう。

オイル交換したらどんな効果があるの?

CVTオイルを交換すると、オイル交換後に良い変化が出る場合があります。具体的な変化としては走行音が小さくなったり、アクセルを踏んだ時にスムーズに加速するなどの効果が出る場合があります。

中には交換をしたけど特に変化を感じないという方もいると思いますが、例え変化が無かったとしても劣化したオイルを新品のものに交換しているので、車のトラブルを未然に防ぐことには変わりありません。体感できるような変化が全く感じられなくても、新品のオイルに変えたことで引き続き車を安心して乗ることができるので、オイル交換を行う意味は十分あります。

いつオイル交換されたか分からない!そんな時は・・・

車を新車で買った場合や、いつCVTオイルを交換したかが分かる場合は距離を目安にして交換ができますが、車を中古で買っていつオイルが交換されたか分からない場合があると思います。そんな場合は走行距離に関係なく早めに交換を行ってしまいましょう。

特に問題がないのに交換をするのは勿体無いと思う方もいると思いますが、オイル交換をしなかったせいで車が壊れてしまい、自走することができなくなってしまうということも考えられます。このため、CVTオイルを早めに交換し、安心しながら車を使い続けられるようにしておいた方が良いでしょう。

オイル交換にはリスクがある!?

古く劣化したものを新品のものに交換することは良いと思う方もいると思いますが、CVTオイルの場合はオイル交換にリスクがあります。オイル交換をお店に依頼する場合でも、気をつけなければ車の調子を悪くしてしまう場合があるので、正しい知識を持ってオイル交換を行いましょう。

交換するオイルは純正が一番!

古く劣化したオイルを早く新品のオイルに交換したいと考える方もいると思いますが、交換前に注意したい点はどの銘柄のオイルを入れるかということです。

CVTオイルの交換はディーラーだけでなくガソリンスタンドなどでも行なっており、場合によってはディーラーよりも安くで交換を行なってくれるお店もあるかもしれません。しかしCVTオイルは様々な役割を持っているものなので、オイルの成分が変わってしまうと、うまく車が動かなくなってしまう原因になります。

オイルの成分はオイルの銘柄によって全く異なり、CVTオイルと呼ばれているものでもその成分には様々な種類のものがあり、必ずしもその銘柄のオイルが自分の車に合う成分かどうかは車に入れてみるまでは分かりません。そうなるとどのオイルを入れればいいか分からなくなります。その点、メーカー純正のオイルは自社の車に合うように成分を細かく調整しているので、メーカー純正のオイルであれば相性抜群ということになります。

安いから純正でないオイルを入れたいと考える方もいると思いますが、純正でないオイルを入れて正常に作動するという保証はないので、交換するオイルは純正のものを使いましょう。

オイル交換時のリスク

CVTオイルは交換作業を行う時にもリスクがあります。CVTは非常に繊細な機械なので細かいホコリなどが入らないように注意する必要があります。CVT内部に細かいホコリが入ると、そのホコリがオイルの通り道をふさいでしまい、トラブルを起こすことがあります。そのためオイル交換をお店に依頼するときは、きちんと信頼できるお店でオイル交換を行なってもらう方が良いでしょう。

CVTオイルは車種によって変わるもの?

CVTオイルの交換時期は車種によって変わってきます。そこでCVTオイルが車種ごとにどう違うかを見ていきましょう。

ハスラーのCVTオイルは交換しなくてもいいもの?

ハスラーの場合、CVTオイルの交換はしなくて良いと記載されています。メーカーからの説明では交換しなくても良いとなっていますが、車に使用されているオイルは時間や走行距離によって確実に劣化していきます。そのため車をいたわるのであればオイル交換を定期的に行う方が良いでしょう。

実際に交換不要な車種のCVTオイルを交換した場合、交換後にギアの入りが良くなったり加速がスムーズになったりしたなどの良い変化が出るケースが多いので、よく車を使う人や長い間、今の車を乗り続けたいのであればCVTオイルは定期的に交換しておきましょう。

ムーヴのオイル交換について

ムーヴの場合、メーカーで指定している交換時期は5万キロごとの交換を指定しています。しかし5万キロごとの交換は遅くても5万キロということなので、よく車を使う方はもっと早い段階でオイル交換を行なっておいた方が良いでしょう。

あまり車を使わない方でも、坂道が多い地域に住んでいる方や雪道や悪路などを走行するなどのシビアコンディションと呼ばれる状況で使用する場合はオイル交換は2〜3万キロの段階で交換を行う方が良いでしょう。

ステラのCVTオイルは?

ステラの場合はダイハツのムーヴをスバルのチャンネルで販売しているモデルのものがあります。いわゆるoem販売と呼ばれるものです。そのため基本的にはダイハツ車と考えても良いのですが、スバルの場合は自社で制作したCVTをステラに搭載している場合があるので、同じステラでもCVTが全く違うものが載っている場合があります。

スバル製のCVTであればスバルで決めている交換時期に従って交換を行い、ダイハツ製のCVTであればダイハツで定めている交換時期に交換を行いましょう。

ダイハツ製のCVTであれば遅くても5万キロごとに交換を行い、スバル製のものであれば4万キロごとの交換を指定してありますが、車種によっては交換時期が異なる場合があるのでメンテナンスノートに記載されている交換時期を参考にして交換を行いましょう。

レヴォーグのCVTオイルは?

レヴォーグの場合もステラと同様で、オイル交換は4万キロごとと指定してありますが車の使い方によっては無交換の場合もあります。しかし、坂道の多いところで使用している車や雪道の多いところで使用する場合など、車に負荷のかかるシビアコンディションの状態で使用する場合はもっと早いタイミングでオイル交換を行う方が良いでしょう。

CVTオイルはメーカーによって異なるもの

CVTオイルの交換は車のメーカーごとに異なる交換時期を設けてあります。一般的にCVTオイルは多頻度に交換を行うものではなく、中にはオイル交換は不要と指定しているメーカーもあります。

基本的にはメーカーで指定している交換時期に従って交換を行えば問題ないですが、車に使われているオイルは走行状態や車を走らせる環境によって劣化の速度が変わるものなので、車の使い方によっては早めに交換した方が良いでしょう。

またオイル交換を行わない車種の場合はオイル交換を行うかどうか迷うところですが、自分が車にどのぐらいお金を使うことができて、今の車を長く乗り続けるかどうかによってオイル交換を行うかどうか決めると良いでしょう。

多頻度に車を使ったり車に負荷がかかるような使い方をする場合や、車を長く乗り続けたい場合はオイル交換が不要な車でも定期的に交換を行う方が車にとって良いでしょう。

正しい時期に交換することでトラブルは減る!

CVTオイルの交換は交換時期や入れるオイルの銘柄などに気をつける必要があるものですが、きちんと交換時期や使うオイルを守れば安心して車を使うことができます。CVTは割と地味な部品ですがエンジンと同じぐらい重要な部品で、CVTが破損してしまうと車が走らなくなってしまうことにつながります。

CVTは車を動かす上でとても重要な役割を持っているので、定期的にオイル交換を行なって急なトラブルの発生を防ぎましょう。

初回公開日:2017年08月26日

記載されている内容は2017年08月26日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

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