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軽自動車のタイヤサイズ一覧・見方・車検に通る方法|大きい

更新日:2024年08月15日

軽自動車もついに18インチホイールが販売されている時代です。でも個性的なタイヤサイズの選択にも、いくつかの特徴と注意点があります。自動車の性能に大きく影響を与えるタイヤサイズ選びは、少々慎重になる面も必要です。そんな軽自動車のタイヤサイズ選びのお話しです。

軽自動車のタイヤサイズ一覧・見方・車検に通る方法|大きい

軽自動車のタイヤサイズ一覧

車の基本性能は「走る」、「曲がる」、「止まる」ですが、タイヤを変えると、その自動車のポテンシャルに沿って、走行性も大きく変化します。タイヤサイズによって、軽自動車の走行性能も例外ではありません。

そして普通車以上に、より小さくて、より軽い軽自動車の走行性能に直結するのは「タイヤサイズ」と「タイヤ性能」だと言っても過言ではありません。特に小さな軽自動車にとって、タイヤサイズは色々な面で、軽自動車の走行性能を左右します。では、タイヤサイズと走行性能の違いを見てみましょう。

14インチ

小さなエンジンサイズに伴って、パワーも小さい軽自動車では、パワーロスを生じさせるタイヤサイズが大きいほど、発進時に必要な力(パワー)をロスしてまいます。小さな軽自動車なら、ブレーキサイズにもよりますが、装着可能であれば、より小さいサイズの13インチタイヤの方が、パワーロスは少なくなり、パワー消費を低減することで、直接的に燃費がよくなる可能性があります。

もしスタッドレスタイヤなら、小さいサイズの方が、シャーベット状の雪をより掴み易く、滑りにくいでしょう。これは同じ車重なら、接地面積が小さい方が、面圧が高くなるという物理法則に依存します。

14インチや13インチタイヤは、価格パフォーマンスも「安い」と感じるサイズで、鉄製ホイールでも(小さいので)重く感じません。もし、純正と異なるサイズを選択する場合はスピードメーターを考慮して、タイヤ外径を純正と同じにすることがポイントです。

15インチ

純正タイヤでも、ダイハツ製のコペンなど、スポーツタイプの軽自動車なら15インチが標準という軽自動車もあります。

15インチサイズの場合、タイヤの扁平率が小さく、ハンドリング時のタイヤ変形が少ないので、ハンドリング性能の安定性が良くなる側面や、接地面積が増えることによる高速でのコーナリング性能が良くなる反面、足回りが硬いと感じるという特徴が表れます。また、15インチになることで、購入コストも上がる傾向です。

16インチ

軽自動車であっても、エンジンパワーに余裕のある軽自動車であれば、リアタイヤに16インチを採用しているS660(ホンダ)もあります。しかしながら、高速安定性を求めるというよりも、むしろ、その多くはドレスアップという個性的なデザイン性の主張を目的とするサイズです。

さらにコストが上がる16インチとなると、もはや普通自動車サイズと同じになるので、扁平率も小さくなり、見た目を重視するデザインで、格好良さは抜群になり、個性的なフォルムがより特徴的になるでしょう。その反面、パワーロスによる燃費性能の低下は否めません。

17インチ

軽自動車で17インチとなると、普通自動車であってもコスト度外視というサイズになります。スタッドレスタイヤとなれば、タイヤ価格もいっそう跳ね上がります。

もともとパワーの小さな軽自動車であれば、パワーロスと燃費は相当悪く、乗り心地も損なわれますので、完全に「格好良さ」だけが目的となるタイヤサイズになります。「格好良さ」の犠牲の代わりとして、高速走行時のコーナーリング性能の安定性と、ブレーキの効きの良さは、軽自動車ではピカイチとなるでしょう。

軽自動車のタイヤサイズの見方

タイヤサイズはタイヤの側面に見られ、「155/65R14」などと表されます。この場合、タイヤの幅が1155mmで、扁平率は65%、R14インチのサイズという意味を表しています。扁平率は「タイヤの断面高さ」/「タイヤの断面幅」×100(%)で表され、一般的に扁平率が小さいほど、ホイールのリムからのタイヤ高さは小さくなります。

つまり、扁平率が小さなタイヤサイズほど、タイヤの厚みは薄くなります。また、軽自動車に限っては、「S」や「W」など、タイヤの最高速度性能を表す表記も、タイヤサイズを選ぶ上で注意が必要です。速い自動車には、より性能の高いタイヤが求められます。

人気のブランド別おすすめの軽自動車のタイヤサイズ

スズキ

近年のスズキ製の低燃費軽自動車では「155/65R14」や「165/65R113」のタイヤサイズが多く見られます。これはタイヤの基本的な構造である「転がり摩擦性能」と「グリップ性能」のバランスに関係しています。

単純に数多く規格化されたタイヤサイズは、そのまま数が売れるタイヤサイズとなることから、大量に作れることで「価格安」につながります。ただし、同じスズキ車でも、年代によってタイヤサイズが異なります、間違ったタイヤサイズを購入する前に、店頭でタイヤサイズのカタログを確認するか、わからなければ必ず店員さんに聞いて、確認をしましょう。

ホンダ

スズキ製の軽自動車と同じく、Nシリーズなど、ホンダ製の低燃費軽自動車のタイヤサイズには「155/65R14」が見られ、「価格」と「性能」はより洗練されています。

同じホンダ車でも、15インチや16インチを標準とするS660などの個性的な軽自動車も存在します。また、スズキ車と同じく、年代によってもタイヤサイズは異なります。自己判断でタイヤサイズを間違って購入する前に、タイヤサイズを確認しましょう。

軽自動車にも18インチ?

軽自動車にも、ついに18インチのタイヤサイズホイールが発売されています。スズキのワゴンRスティングレー(165/35R18)にダイハツのムーブ(165/35R18)の他、三菱アイなど、小さな軽自動車でも、18インチホールを装着した異次元の雰囲気を楽しめる可能性はいろいろです。あなたの軽自動車にも装着可能な18インチタイヤがあるか探してみてはいかがでしょう。

軽自動車の枠にとらわれないタイヤサイズ

18インチと言えば、コストの面からも、街を走る普通自動車でも、なかなかお目にかかれないタイヤサイズです。それが軽自動車用にも販売されいるのが今の時代です。コストを二の次に、格好良さとデザイン性を追求するタイヤサイズは「個性的」という言葉がピッタリです。

タイヤサイズの選択によって、正に「愛車」というドライバーの思いが強調されて、18インチを装着した軽自動車の個性は目立ちます。燃費性能と加速性能が低下する反面、安定した高速走行性能と「格好良さ」がプラスされます。希少なタイヤサイズをまとった軽自動車は、数が少ないからこそ、その価値と個性は、より輝いて見えます。

「軽自動車だから無理」と諦めたり、常識だと決めつけないで、我が道を行くコンセプトに思いの丈を載せて、トコトン自分色の軽自動車へと変身させて「個性の時代」の愛車を楽しみましょう。

初回公開日:2017年12月26日

記載されている内容は2017年12月26日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

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