フリードでの快適な車中泊方法│改造方法・マット・グッズ紹介
更新日:2024年08月14日
ホンダフリードで快適に車中泊をする方法
「ちょうどいい」ホンダのコンパクトミニバンとして、2008年に登場したホンダフリード。2016年にフルモデルチェンジが実施されフリードとしては2代目の車両となりました。初代からキープコンセプトで6~7人が乗れるコンパクトミニバンであることに変わりませんが、5人乗りのフリード+も追加されました。このフリードで行う快適車中泊の方法について解説します。
フリードとは?
現行フリードは、5ナンバー枠をはみ出さないサイズで作られているコンパクトなミニバンです。車中泊の方法の解説の前に、まずはその主な仕様や特徴について解説します。
仕様
ホンダフリードは、1.5L i-VTECエンジンとモーターを組み合わせたハイブリッドモデルと、1.5L i-VTECを搭載するガソリンモデルの2種類で構成されています。ハイブリッドモデルには7速度DCD(デュアル・クラッチ・トランスミッション)が組み合わされておりダイレクトな加速が楽しめるモデルです。公称燃費はJC08モード燃費で、FF/4WD: 27.2 / 25.2km/L とミニバンながら良好な燃費性能を達成しています。
一方、ガソリンモデルでは、CVTが組み合わされており、同じく公称燃費は、JC08モード燃費で、FF/4WD: 19.0 / 17.6km/Lこちらもガソリンモデルながら燃費は良好です。
インテリア
センターコンソールにシフトレバーが搭載されており、前席から後席へのアクセスも簡単で、広々とした使いやすい空間を持っています。さらに6人乗りモデルについてはセカンドシートがキャプテンシートになっており、1列目から2列目だけでなく、2列目から3列目への車内移動も楽で、独立したシートでゆったりとしたドライブを楽しむことができます。
荷室
跳ね上げ式のバックドアは、開けるときに後方に余裕がないと開けづらいところはありますが、大きく開く開口部は魅力です。開口部の高さは1,110mmと高いので横にすることができない長めの荷物でも、そのまま積載することができます。
一方、フリード+の荷室は、5名乗車というだけあって容量もたっぷりとしています。特にカーゴルームの取り外し可能な床板で、上下2段に分けられており、たくさんの荷物を取り出しやすく積み込むことが可能です。
ホンダセンシングを搭載
ホンダフリードは、2016年のフルモデルチェンジからホンダのセンシング機能を搭載しました。プリクラッシュセーフティのための「衝突回避ブレーキ」、前方の歩行者も認識して「回避ステアリング支援」を行います。さらにセンシング機能を利用した「アダプティブ・クルーズ・コントロール」と「車線維持システム」、高速道路での長距離ドライブや渋滞時のドライバーの負荷を大きく軽減することができます。
その他の便利装備
「リアドア・イージークローザー」がリア両側のドアに全タイプ標準で搭載されています。半ドアになりがちなリアのスライドドアですが、電動で自動的に引き込んでぴったりとドアを閉めてくれます。
スパイク
フリードスパイクは、2016年9月で販売を終了した、フリードの5人乗り仕様車です。カーゴルームの床には、反転させて利用することで高さを調整できる「反転フロアボード」が搭載されているのが特徴です。
たくさん物を積みたいときには深くして使い、反転させる(裏返しにする)とリアシートを畳んだ高さと同じ高さのフラットルームにすることが可能です。このモードならば車中泊にもぴったり、ベッドを敷き込んだり、居住空間を確保するのにピッタリの車です。
駆動システムは、ハイブリッドとガソリンの2タイプです。現在は中古車として入手することが可能です。
ハイブリッド
フリードのハイブリッドは、先に紹介したように、1.5Lガソリンエンジンにモータ―を組み合わせたシステムで、トランスミッションは7速DCDを搭載しています。
グレード展開は、「フリードHYBRID B」「フリードHYBRID G・Honda SENSING」「フリード HYBRID EX」の3タイプ、HYBRID EX以外でFFと4WDを選択可能です。5人乗りのフリード+でも、同じグレード展開です。燃費のよいモデルでは、平成32年度燃費基準+50%達成車となっており、高い環境性能を誇ります。
フリードで車中泊するための改造方法
フリードは高い室内高と・広々とした室内床面積を確保でき、大きな車中泊空間を作るベース車両として最適です。車中泊に必要なベッド、カーテンなどの改造方法について解説します。
ベッド
単純にシートアレンジで後席をフラットにし、マットを敷き込んで車中泊をすることももちろん可能です。しかしながらフリードには大きな後部スペースがありますので、フラット空間を作るベッド改造がおすすめです。
フラットな床を作るには、分割式のパネルボードを利用します。そしてこれらを支えるのはパイプ式のフレームスタンドです。こちらを畳んだシート上に敷き込むような形でDIYすることにより、完全フラットな別途スペースを作ることができます。こちらの車中泊用の改造については実際にブログで紹介している方がいますので、後程紹介します。
カーテン
車中泊をするためには、窓の目隠しが必要です。車中泊の時だけではなく、フリードのようなミニバンを使用するときにはカーテンがあった方が何かと便利です。窓の形にピッタリはめる目隠しではなく、開け閉めが簡単なカーテンを付けてしまうのが、使いやすくておすすめです。
カーテンはリアサイドウィンドウとリアウィンドウだけではなく、前席のすぐ後ろを仕切れるカーテンがあればより便利です。すぐにプライベート空間を作ることができます。
キット
ホンダフリードの車中泊用のキットとしては、車種別に専用に設計されたベッドキットがあります。組み立て式のアルミフレームと折りたたみ分割式のベッド(マット)がキットとして販売されていますので、自分で組み立てればOKです。
また、フリード専用設計のキットとしては他に「スライドドア用のカーテン」や窓のサイズにピッタリ合わせた「専用サンシェード」があります。こちらも車中泊おすすめグッズとして後程紹介します。
フリードの車中泊におすすめのマット
フリードの後席とカーゴルームを利用して、車中泊する場合におすすめのマットを紹介します。特に冬場の場合には、床下からの冷え込みや就寝中の体温を床下に逃がさないようにするため、アルミの熱をある程度反射するタイプのマットを下地として敷くことをおすすめします。そしてその上から空気の入るクッション性のあるマットを使えば、車中泊中の就寝も快適です。
アルミマット
熱を逃がさないシート
まずはアルミマットから紹介します。床下から遠赤外線として放射されてしまう体温の熱を、アルミマットで反射させて保温します。たとえば、部屋の畳の間で布団を敷いて一晩眠った後、敷布団やマットをめくって畳の部分をさわってみると、その部分が温かくなっていることに気づきます。
これは、寝ている間に体温によって畳があたためられたからに他なりません。逆に考えれば、体の体温が畳に奪われてしまっています。この熱を逃がさないためにも、アルミマットなどの反射素材を敷くことが車中泊では重要です。
布団の下に敷くために買いました
出典: https://www.amazon.co.jp/%E3%83%AF%E3%82%A4%E3%82%BA-SS-7... |
ホームセンターでは一畳用とか無かったので注文
切れば良かったのでしょうが、
厚みがペラペラで百均の商品?と思いましたが
電気毛布使うので、暖かさは気分的
コタツや電気カーペットには効果有ると思いますが
敷き蒲団にはどうしても寝汗で表面が汗でベタベタ!
布団も水分が逃げず同じようにベタベタ
布団乾燥機使うはめに
カットして窓の防寒に使ってます
超厚型 アルミホットンマット 90×180cm 2枚セット SX-034
もう一つアルミシートを紹介します。こちらは8mmの厚さを持つシートですので、車中泊で下に敷くマットとして最適です。
これは、防寒用には、いいと思いますね、隙間風も入りにくいと思います。
出典: https://www.amazon.co.jp/%E8%B6%85%E5%8E%9A%E5%9E%8B-%E3%... |
クッション性のあるマット
FIELDOOR 車中泊マット 10cm厚 Sサイズ
こちらはバルブを緩めるだけで自動的に空気が入るインフレータブル・マットです。複数個をボタン簡単に連結することもできます。フルフラットにした床面に、アルミシートを敷き、さらにこちらのインフレータブルマットを敷けば完璧です。
車中泊用に購入しました。車中泊用にいろいろ試しましたがこれが一番
出典: https://www.amazon.co.jp/FIELDOOR-%E8%BB%8A%E4%B8%AD%E6%B... |
これを敷いて寝ると車内の床にある5cm程度の凹凸は気にならず熟睡できます。
エアは自己膨張で入るのでポンプ等の道具要らず。
ただし、たたむ時は体重を乗せてエアを追い出す必要があります。
災害時の非常用マットやキャンプ用マットとしても使えるでしょう。
くるマット(フリード用)
コンプレッサーなどで空気を入れるタイプのマットもありますが、ここで紹介するのは、置くだけタイプのマットです。分割されたマットですので、部分的に利用することも可能です。一部を座席として使いながら、一部をベッドにして車中泊することも可能です。シートアレンジでフルフラット状態にしたところに敷き込むことにより、隙間を埋めるタイプのマットです。
フリードの車中泊におすすめのグッズ
フリード 車種別専用ラブベッド
こちらは表と裏で別々の素材で作られている敷き込んで段差を解消するタイプのベッドです。コットン素材の表面はやわらかな感触、反対側のレザー調(合成皮革)の素材は、食べこぼしなどにも強いので、車中泊の状況に合わせて使うことができます。
フリード用専用サンシェード
こちらは、フリードのウィンドウのサイズに合わせた専用品です。窓枠にピッタリと合わせることができますし、アルミ素材でできていますから断熱効果もありますので、車中泊の夜には必須のアイテムです。ウィンドウにピタッとくっつきますので、車内をスッキリと利用することができます。
フリード専用カーテン
車用のカーテンとというとペラペラしたものが多いのですが、こちらはやや高級感のあるしっかりしたカーテンです。しっかりヒダも入っていて、まるで部屋の中にいるような感覚です。フロントガラスにも設置することができますので、統一感のある大きな室内としてフリードを利用することができます。
取付方法、品質共に、大変満足です。
出典: https://www.amazon.co.jp/Levolva%EF%BC%9C%E3%83%AC%E3%83%... |
欲を言えば、
カーテンにプリーツ加工がしてあると、
畳んだ時の収まりが、良くなるのと、
色と生地のバリエーションを増やして欲しいです。
汎用間仕切りカーテン
こちらは汎用品ですが、運転席と後部座席を分けて使用するときに重宝します。車中泊でも利用できますが、こういったカーテンは普段使いでも、あると便利なグッズです。運転中の後部座席でのちょっとした着替えや、小さな赤ちゃんの授乳時に便利なアイテムです。
車内で着替え、休憩に外の視線を気にせずできる。ただ後方左右が見えずらくなるので、普段は外して使うときだけ使って居る。ステーだけ付けてしまえば簡単に着脱出来るので満足して居る。
出典: https://www.amazon.co.jp/%E3%82%BC%E3%83%B3%E3%83%9D%E3%8... |
フリードの車中泊ブログ紹介
家族4人で車中泊
フリードを利用して車中泊をされているオーナーさんのブログを紹介します。フリード専用に開発されたキットも多いのですが、ここで紹介するオーナーさんは、DIYでベッドを自作しています。参考にしてみてください。
フリード ベッド改造
こちらのオーナーさんも、フリードの車中泊用のベッドや天井収納を自作しています。ベッドの方は床面の板を折りたたむ機構にしてあったり、小さなピースに分割していますので、いろいろな形に変形します。こちらも大変参考になるブログです。いくつかの記事に分けて車中泊グッズ製作の様子が掲載されています。
コンパクトミニバン・フリードでゆったり車中泊しよう!
5ナンバーサイズのコンパクトなミニバンフリードは、室内高も高く大きな居住スペースが取れるので、車中泊にはピッタリの車です。シートアレンジによってフラットな空間を作れるのはもちろんですが、カスタマイズによってフラットで大きなベッドスペースを作ることも可能です。
5人乗りのフリードスパイク(2016年9月まで発売)や現行のフリード+にも、たくさんの専用キットが用意されていますので、キットによるカスタマイズも容易です。フリードならば、ゆったり車中泊を満喫できます。
初回公開日:2017年11月21日
記載されている内容は2017年11月21日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。