ホンダフリードプラスでの快適な車中泊方法|改造方法・グッズ紹介・ブログ紹介
更新日:2024年08月16日
ホンダフリードプラスで車中泊をする方法
広いラゲッジスペースを持つフリードプラスで、人気の車中泊をする方法について紹介します。
フリードプラスは車中泊に向いているか?
道の駅の整備などにも後押しされ、車中泊をする人が増えています。自動車メーカー各社も、車中泊を意識した車種のラインナップを充実させています。ホンダのミニバン「フリード」の3列目シートをなくし、広いラゲッジスペースがウリの「フリードプラス」も車中泊にピッタリの車種と言われています。そんな「フリードプラス」での車中泊の魅力に迫ります。
シートアレンジでフラットな荷室が出現
フリードプラスは、後部座席を収納して広い荷室・ラゲッジスペースを作り出す事ができます。フリードプラスの座席収納方法は、ベース車のフリードが背もたれを倒してから前方に収納する方法と異なり、まず座面を持ち上げてから、背もたれを前方に倒すという方法を採用しています。これがラゲッジスペースから続くフラットなスペースを生み出す秘密です。
フリードプラスの荷室は、この後部座席を収納し、標準装備されているユーティリティボードを使用すると、フラットなラゲッジスペースが出現します。また、このユーティリティボードの使用により、荷室を上下二段に分けることができるので、上段をベッドにしても下段に荷物を積むことができます。
荷室に段差はないの?
前述したように、収納式の後部座席とユーティリティボードの使用により、広大なフラットスペースが出現するフリードプラスですが、完全に段差のないフラットな状態になるわけではありません。残念ながら収納した座席の面と、ボードの境目には2センチほどの段差ができてしまいます。快適な車中泊のためには、この段差をなくす工夫が必要です。便利な解決方法は、この後紹介します。
ホンダフリードプラス車中泊におすすめのグッズ
フリードプラスは、フラットで、なおかつ上下二段に分かれる荷室により、車中泊向けの車と言えます。でも、もう一工夫でさらに車中泊を楽しむことができます。ここでは、フリードプラスでの車中泊を、さらに快適なものにするためのおすすめグッズを紹介します。
マット
その①:荷室の段差を解消するために
フリードプラスの荷室はフラットとはいえ、折りたたんだ座席とユーティリティボードの間には2センチほどの段差があります。この段差をなくすには、ジョイントマットが最適です。
厚さ2センチのジョイントマットを後部座席の面積分だけ購入します。ピッタリにはなりませんので、はみ出た部分はカッターで切り取ります。これだけで段差が解消し、完全にフラットな荷室が出現します。ジョイントマットはホームセンターのインテリアコーナーなどで入手可能です。
その②:さらに快適な眠りのために
ジョイントマットの使用でフリードプラスの段差の問題は解消しましたが、快適に眠るためには、さらにこの上にマットを使用することをおすすめします。車中泊用のマットには折り畳み式や空気注入式など、いろいろなタイプがあります。フリードプラスでの車中泊には、小さく収納でき、バルブを開けるだけで膨らむ自動膨張式のマットがおすすめです。
FIELDOOR 車中泊マット 5cm厚 Sサイズ 自動膨張マットレス
エアポンプを使わず自動で膨張するマットです。ボタン付きで2つ以上をつなげて使用することもできるので、車中泊向きです。
車中泊用に購入しました。
出典: https://www.amazon.co.jp/FIELDOOR-%E8%BB%8A%E4%B8%AD%E6%B... |
購入後丸1日で厚さ5㎝になり、シートの段差もクリアできました^_^
畳むのも簡単だし、しっかりした作りだったので購入して良かったです。
カーテン
フリードプラスでの車中泊で、あると便利なのが、カーテン(シェード)です。車中泊を行う場所として人気の高い道の駅やサービスエリアは、夜でも意外と車や人の出入りが多くあります。
プライバシーの確保や保安上の問題ももちろんですが、街灯や車のライトのまぶしさというのも、案外と眠りの妨げにもなります。車中泊での快眠の確保のためにも、カーテンは必須アイテムといえます。
01s-c023-reフリード フリード+サンシェード リア5枚セット
フリードプラス専用のシェードです。専用サイズなので、車の窓のサイズにピッタリフィットします。
シュラフ
マットでフラットなベッドができたら、次は寝具です。布団を持っていくのも良いのですが、他のアウトドアグッズも持っていくことを考えると、寝具もできるだけコンパクトにしたいところです。また車内とはいえエンジンを切った状態では、明け方にはかなり冷え込むこともあります。
そんな条件を満足させてくれる寝具が、シュラフです。シュラフにはいわゆるミノムシのように身体を包み込むマミー型と、拡げると長方形の布団に近い形になる封筒型があります。車中泊の場合は、身体の動きをあまり妨げない封筒型がおすすめです。
ANTSIR 寝袋 シュラフ スリーピングバッグ 封筒型
約1.6㎏のダウンが入っており、冷え込む夜でも快適に眠れます。
寝袋はもちろん、広げると横幅約170cmもあるので敷布団に!
出典: https://www.amazon.co.jp/ANTSIR-%E5%AF%9D%E8%A2%8B-%E3%82... |
2つ組み合わせればまるで布団のように使える。
収納袋はたたむと約30~40cmほどなのでオススメです。
テーブル
道の駅やサービスエリアの車中泊の場合、車の外での食事はマナー違反です。そんなとき、車内での食事に適したコンパクトなテーブルがあるとなにかと便利です。もちろん外で食事できる場所であれば、車外にテーブルと椅子を置いての外での食事も、車中泊の楽しみです。
フリードプラスでの車中泊の際には、車内にコンパクトテーブル、ラゲッジスペース下段にテーブルと椅子のセットと、両方持っていくことをおすすめします。
キャプテンスタッグ アルミ ロールテーブル
コンパクトなアルミのロールテーブルです。車内での食事や、ちょっとした飲み物を載せておくのに重宝します。
お値段以上です(笑)
出典: https://www.amazon.co.jp/%E3%82%AD%E3%83%A3%E3%83%97%E3%8... |
ソロキャン、ファミリーハイクいつでもザックに忍ばせておけます。先日もスノーハイクで使用、ガス、アルコールストーブを直接雪上に置きたくはないのでここでも活躍。
カセットコンロ
車中泊といえども、外食やコンビニ弁当ばかりでは味気ないものがあります。車中泊で料理を楽しむためには、手軽で安全なカセットコンロが向いています。これ1台あれば本格的な料理も作れますし、インスタントラーメンやコーヒーのためにお湯を沸かすことも簡単にできます。車内での使用の際は、換気と火災には細心の注意を払うことを忘れないようにしましょう。
イワタニ カセットフー 達人スリム
車内でも使えるコンパクトなカセットコンロです。燃料であるボンベの入手も容易に行えます。
薄くて軽くて便利です。最初はカセットの入れ方が良く分かりませんでしたが、慣れたら簡単です。
出典: https://www.amazon.co.jp/%E3%82%A4%E3%83%AF%E3%82%BF%E3%8... |
ホンダフリードプラスで車中泊をするための改造方法
後部座席の折り畳みと、専用のユーティリティボードの使用で、そのままで車中泊仕様となりそうなフリードプラスですが、もう一工夫でまだまだ快適な車中泊を楽しめます。ここではそんなフリードプラスの車中泊用改造のアイデアを紹介します。
サブバッテリーの取り付け
サブバッテリーとは?
近頃ではスマートフォンにタブレット、デジタルカメラと、常にバッテリーの充電をしなければいけない持ち物が増える傾向にあります。でもさすがに環境問題や騒音問題を考えると、一晩中フリードプラスのエンジンをかけっぱなし、というわけにもいきません。
そんなときに活躍してくれるのがサブバッテリーです。エンジン停止中でも気にせず電気を使うことができますので、車中泊にはなくてはならない存在といえます。
サブバッテリーの選び方
通常の車のバッテリーは、常に発電機で作られた電気が補充され、完全に充電された状態で使われるように作られています。そのためエンジンをかけずに電気を使い続け、バッテリーが空の状態になると、バッテリーとしての性能が低下してしまいます。
そこで車中泊用のサブバッテリーには、電気を使い切ることを前提に作られた特別なバッテリーを使用します。このタイプのバッテリーですと、充電器で充電し何回でも繰り返し使うことができます。
G&Yuセミサイクルバッテリー115Ah
繰り返し充電ができるサブバッテリーに適したバッテリーです。充電器付きなので、充電もすぐに行えます。
インバーターも必要!
車用のバッテリーはDC、いわゆる直流の電気を供給します。一方、モバイル機器をはじめとした家庭用電化製品が必要とするのはAC、つまり交流の電気です。そのため車内で家電製品を使うには、これを切り替える装置が必要となります。この電流の切り替えを行ってくれるのがインバーターです。
サブバッテリーを設置する場合はもちろん、車内で電化製品を使う場合には、インバーターの購入は必須です。
IpowerBingoカーインバーター
DCからACに変換するためのインバーターです。車中泊で電化製品を使うには、必須のアイテムです。
早速使ってみましたが問題なし。
出典: https://www.amazon.co.jp/IpowerBingo%E3%82%AB%E3%83%BC%E3... |
いろんな電化製品がつなげて便利です。 特に作業現場などで、充電器等つなぐことができて役にたっています!
電源を確保したら設置したいもの
サブバッテリーを取り付けると、さまざまな電化製品を付けられるようになります。車中泊のための改造で便利な電化製品には、どんなものがあるでしょうか。
照明
車中泊の際には、エンジンを止めた状態でも照明が必要になります。でもこの照明を、車に装備されているルームランプで間に合わせたり、シガーソケットにつないだ照明器具を使うのは避けるべきです。
つい長時間使用してしまい、翌朝にバッテリーがあがってしまってエンジンがかからない、ということもあり得ます。サブバッテリーを設置したなら、小型のLED照明を設置するのもおすすめです。内装にビスで固定すれば、電池式ランタンのチープさからもおさらばできて、見た目にもスマートです。
LED間接照明/バーライト
車中泊時に車内を明るく照らす照明です。簡単な配線で取り付け可能です。
保冷・保温ボックス
フリードプラスにサブバッテリーを付けたなら、保温・保冷ボックスの設置もおすすめの車中泊用の改造のひとつです。夜中に喉が渇いたり、温かい飲み物が欲しくなるときもあります。クーラーボックスに板氷を入れる方法もありますが、電気を使用した冷蔵庫の方が、保冷力でははるかに勝ります。道の駅などでは自販機も近くにありますが、これがあればパジャマ姿で車の外に出る必要もなくなります。
KEMIN 8L保冷保温庫
保冷・保温ができますので、1年を通して使用できます。
車用の冷蔵庫が欲しかったので探していてとても良い品物なので良かったです!
出典: https://www.amazon.co.jp/KEMIN-%E5%8A%B9%E7%8E%87%E7%9A%8... |
収納があるともっと便利!
フリードプラスのラゲッジスペースは、ユーティリティボードの使用で2段になることはすでに説明しました。これは、上段をベッドとしていても、下段に荷物を置けるといいうことです。でも就寝中に下段の荷物を取り出すために、車外に出るのは面倒です。
そこで天井に収納スペースを取り付けるという改造も、車中泊ではよく行われます。棚のような大掛かりなものでなくても大丈夫です。100均でワイヤーメッシュのカゴを買ってきて天井に取り付けるだけで、ちょっとしたものを入れておく収納スペースのでき上がりです。
ホンダフリードプラスの車中泊ブログ紹介
ここまでフリードプラスの車中泊のいろいろなアイデアを紹介してきました。では実際にフリードプラスで車中泊している人のブログを見てみましょう。きっと新しいアイデアが見つかるはずです。
Stay in my Freed+
こちらの方は、フリードプラスのラゲッジスペースにできる段差の解消法について、いろいろ試行錯誤されています。また、実際に寒い季節に車中泊をしたときの、車内の温度変化などについてもリポートしています。いろいろ参考になることが多いので、ぜひ見てみましょう。
結局色々試した結果、足先に合わせてマットを縦に敷き、周りはバスタオルで調整する方法に落ち着きました!
出典: http://stayinmyfreed.jp/blog-entry-8.html |
満天の星
こちらの方はフリードプラスでの車中泊の際のまぶしさや、外気温の遮断のためのウィンドウシェードの工夫について書いています。ほかにもマットの工夫などについても書かれています。
冬場はウィンドウガラス越しに車内に侵入してくる寒気で夜中に何度も目が覚めました
それから銀マットを買って、ウィンドウに合うように自分でカットして貼るようにしました
これで寒気の侵入や車外の騒音もかなり抑えることが出来ました
出典: http://blog.livedoor.jp/thepleiades/archives/12261648.html |
車中泊実践記
こちらのブログでは、ラゲッジスペースではなく1列目と2列目のシートをリクライニングにした場合の、車中泊での快適性について書いています。フリードプラスといえば、フルフラットとなる広いラゲッジスペースをベッドにすることを考えがちですが、こういった発想の転換も参考になります。
ラゲッジばかりに目が行きがちですが、実はシートをリクライニングさせることでフルフラットにすることが可能です。
2列目シートは完全には後ろに倒れませんが、長さとしては車中泊をするに十分です。
出典: http://ieuruon7.com/article/179579415.html |
シートは厚みもあるので寝心地もなかなかいいです。
広々スペースのフリードプラスで車中泊を楽しもう!
フリードプラスでの車中泊の魅力や方法について紹介してきました。コンパクトミニバンとはいえ、3列目のシートをなくすことで広いラゲッジスペースを実現したフリードプラスは、まさに車中泊向きの車であると言えます。また、サブバッテリーの設置や、マットの工夫、カーテンの使用など工夫次第で、ますます快適な車中泊を楽しむことができます。
みなさんもそんなフリードスパイクを自分好みにカスタマイズして、オリジナルの車中泊を楽しんでください。
初回公開日:2017年11月20日
記載されている内容は2017年11月20日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。