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トヨタラクティスでの快適な車中泊方法|改造方法・グッズ紹介

更新日:2024年03月26日

トヨタラクティスは数々の玄人好みのこだわりが、特に男性ユーザーにの車種で、かつ広々とした車内スペースやパノラマルーフも好評です。釣り好きや山登り好きなアクティブな方々の間では、ラクティスを車中泊に活用しようと考え、自分仕様に改造を試みる方も見られます。

トヨタラクティスでの快適な車中泊方法|改造方法・グッズ紹介

トヨタ ラクティスとは?

トヨタラクティスは5人乗りコンパクトカーです。ワゴン感覚でファミリーカーとしても、レジャー用途にも相性が良く汎用性が高いにも関わらず、クルーズコントロールの搭載や本皮巻きステアリングの採用、コンパクトカーには珍しい大径16インチタイヤの搭載などのこだわりが、特に長距離を走るのが好きな男性ユーザーにの車種です。

また、ラクティスは広い車内スペースと軽快な走行、優秀な燃費性能を持っています。ラクティスの車内は、高い天井とゆとりのある足元が自慢で、コンパクトな外観からは想像できない程の広々としたスペースが広がっています。

さらに、メーカーオプションでパノラマルーフを設置でき、さらなる開放感が体感可能です。スイッチひとつで開閉可能なパノラマルーフは、青空、星空も、頭上に広がる最高の景色を楽しむことができます。

ラクティスでの車中泊

ラクティスのユーザーの感想としては、「シートの乗り心地は前列と後列でかなり差があり、前列はゆったりしているし乗り心地が良いが、後列はシートが薄く、あまりいい乗り心地ではない」、「大人4人までは余裕だが、大人5人だと狭さを感じる」、「コンパクトカーであることを考えると、積載量はかなり多い」、「同クラスの他車と比較すれば、室内空間の広さは抜群に広い」という意見が散見されます。

これらの意見をまとめると、ラクティスは前列の乗り心地は特に素晴らしく、車内スペースが広く積載量が多い、と言えます。つまり、ラクティスは夫婦やカップルで遠出し、車中泊をするにはもってこいの車種であると言えるでしょう。

トヨタ ラクティスでの車中泊に必要なグッズ、グッズ

カーテン

リア用カーテン

リア専用のカーテンです。窓からの視線や日光を遮断でき、リアシートでの車中泊に最適なカーテンです。ラクティス専用ではありませんが、使用できます。

フリーカーテン

UVカット素材でできており、吸盤で簡単に取り付けられます。用途に合わせて簡単にカーテン移動ができ、取り付け簡単です。フロントには仮眠時や日除けとして、リアには荷室の目隠し、授乳時の目隠し、盗難防止カーテンとしても使えます。ラクティス専用ではありませんが、使用可能です。

ベッド、マット

エアベッド①

キャンプにも、車中泊にも使用できるエアベッドです。空気入り式で折畳み式なので、使わないときには直接収納でき、しかもわずか3.5kgなので、どこでも持ち運びが可能です。シガーソケット用の電動ポンプ、リペアパッチ、グルーが付属していて、空気弁が二つ付いてるので、膨張時間と排気時間が加速できます。

SUV車用エアーベッドで99%のSUVタイプの車に適応します。リアシートをフルフラットにしたラクティスにも、奥行きが少し大きいですが使用することができ、車中泊を快適に過ごせるでしょう。

エアベッド②

キャンプにも、車中泊にも使用できるエアマットです。シガーソケット用の付属電動ポンプを使用して約2分間膨らませて後部座席に設置するだけです。使用後は空気を抜いてコンパクトに収納できます。

重量は4.7kg、幅128㎝、奥行き180㎝、厚さ12㎝で多少の段差も感じさせないため、快適に睡眠をとることができます。収納箱と電動ポンプが付属しています。SUV車用ですが、リアシートをフルフラットにしたラクティスにも、奥行きが少し大きいものの車中泊に使用することができます。

その他

 毛布(寝袋)、フック(靴をかけるため)、ランタン、歯ブラシ、化粧品(女性)、着替え、救急箱(目薬、風邪薬、湿布薬、絆創膏、包帯など)、耳栓、タオル、バスタオル、汗ふきシート、制汗剤、コンタクト用品などが必要になります。

これらは、ラクティス以外の車中泊にも必要になるでしょう。

トヨタ ラクティスで車中泊する方法

それでは、どのようにしたらトヨタ ラクティスで快適な車中泊ができるでしょうか。

ラクティスは、前述どおり広い室内空間と上質なフロントシートが自慢ですが、それでもフロントシートを後ろに倒して、そこで一晩夜を明かすというのは翌日に疲労感が残ります。熟睡できないうえ、血行が悪く、体が痛くなります。車中泊をするなら、少なくとも体を横たえる必要があります。

そこで、リアシートを使って最低でも横たわって体を伸ばしましょう。まずは、リアシートを倒してフルフラットにします。ここに、マットを敷いて布団、もしくは寝袋を敷きます。

しかし、この方法は若干ですがシートの間の段差、隙間が気になる方もいます。この方法は、あくまでも仮眠をとる場合に適していて、長時間ぐっすりと睡眠をとりたい、翌日に疲れを持ち込みたくない場合は、ラクティスの改造を試みるのも良いでしょう。

こだわる方は、以下のようにラクティス車内の改造にチャレンジしている方もいます。改造はかなり大掛かりになりますし、予算もある程度見込んでおく必要があります。

トヨタ ラクティスで車中泊するための改造方法

ラクティスの改造方法①

べニア板とすのこで若干の段差を解消する方法

用意するもの:すのこ2~3枚 べニア板 蝶番

べニア板をラクティスのリアシートの横幅に切ります。縦の長さは、フルフラットにした時のリアシートからトランクの端までの長さにします。長さが足りない場合は、途中で別の板にします。その時の長さは、荷台の奥行きの長さ、リアシートの高さ、残りの長さ、の三つのパーツに分けます。

三つのパーツの接続部分に蝶番を付けます。これによって、シート通常時にはトランクにすっぽりと収まるようになります。すのこもべニア板より若干小さめに切断し、三つのべニア板に取り付けます。釘で取り付けても、接着剤で取り付けても良いです。

こだわる方は、べニア板の横幅をラクティスの車内側面の凹凸に合わせて切断し、隙間を最小限にすると、さらにラクティスの車内を広く使うことができ、車中泊がより快適になります。

ラクティスの改造方法②

べニア板とすのこで若干の段差を解消しつつ手作りのオリジナルマットを作って、さらに快適にする方法

用意するもの:すのこ2~3枚 べニア板 スポンジ、布または革

べニア板をラクティスのリアシートの横幅に切ります。縦の長さは、リアシートをフルフラットにした時のフロントシート背部からトランクの端までの長さにします。べニア板の大きさに合わせて、スポンジの大きさを切ります。スポンジの大きさはべニア板より若干小さめにします。

スポンジを接着剤でべニア板に貼り付けます。その上から、布または革でスポンジを覆い、裏をビスなどで留めます。裏にすのこを接着剤で貼り付けます。こだわる方は、べニア板の横幅を車内の凹凸に合わせて切断し、隙間を最小限にすると、さらにラクティスの車内を広く使うことができ、車中泊がより快適になります。

日常生活はラクティスのリアシートを使用し、レジャーや車中泊に出かける際にだけフルフラットにする場合は、べニアのパーツを2~4つに分けて、オリジナルスポンジマットを出し入れ可能にします。

一方、常時二人以下で行動し、ラクティスのリアシートを潰して良い場合は、常にフルフラットの状態のシートの上に、1~2個のオリジナルスポンジマットを設置したままにして置き、そこに荷物を載せて移動することができます。

車中泊のメリットとデメリット

メリット

お金を節約できる

宿泊施設の費用をほぼ全額節約できるのは車中泊の大きなメリットです。

道の駅やサービスエリアには清潔で機能的なトイレなどの設備があり、必要なもののほとんどを買うことができるなど、非常に行き届いているため、車中泊をしやすい環境が整っています。

時間的な制約が少ない

ホテルや旅館など宿泊施設を利用しなければ、宿泊場所の予約や移動、煩わしい手続きも省くことができ、さらにチェックインの時間に縛られずに旅程を進めることができます。これも大きな車中泊のメリットです。

車中泊自体の趣味としての楽しみ

車中泊自体を余暇の楽しみとして取り入れている方もいます。金銭的節約や時間的融通というよりは、車中泊の独特の雰囲気に魅力を感じているのでしょう。

デメリット

人の目が気になる・危険を伴うことがある

サービスエリアで車中泊をされる場合、車や人の出入りが激しいところでも、少しの隙に車上荒らしの被害にあうことがあります。また、人の往来が激しいと、人の目や気配も気になります。

車中泊をする夜は、人目の届かない暗がりを避けて車を停めて、車内を覗かれないように窓全面をカーテンやサンシェードなどで覆いましょう。

夏場は脱水の危険がある

夏場の車中泊には、脱水によって死に至る危険性があります。昼間に寝る場合は車内の温度上昇に気づいたら脱水症状を起こしていることが十分ありえます。車内でエアコンを効かせていても、窓からの直射日光で体温が急激にあがることもあるので、日向を避けて日陰に駐車し、サンシェードを使用しましょう。

冬場は一酸化炭素中毒の危険がある

冬場に車中泊をする場合、エンジンをつけたまま眠ってしまうと、排気ガスが車内に入りこんで、最悪の場合一酸化炭素中毒になってしまうこともありえます。夜中に換気は必ず行いましょう。

車中泊の注意点とは?

ガソリンは常に満タンに

普段、警告ランプが点灯してから給油するという方は注意しましょう。

車中泊は、車の走行時以外も車内で過ごす時間が多いのでガソリンの消費が思った以上に激しいです。しかも、車中泊をする場合は慣れない土地を走ることも多いので、ガソリンスタンドが見つからず途方に暮れることもあります。注意しましょう。

駐車の場所を適切に選ぶ

車中泊の際、駐車場に停める時は進入路を避け、傾斜地に駐車するのは避けましょう。ラクティスが傾いていると寝心地が悪くなるだけでなく、危険性も高まります。止むを得ず傾斜地に駐車する際は踏み板をして、サイドブレーキをかけるのを忘れないようにしましょう。

エコノミー症候群に注意

エコノミー症候群は長時間同じ姿勢で血管に血栓ができてしまい最悪の場合死に至る深刻な病です。震災時などやむをえず車に車中泊を続けている方を中心に問題となってきました。車中泊の際の対策は、水をたくさん摂って体の血流を循環させることが重要です。

また、運転席で座ったままの姿勢で長時間過ごすのではなく、体を横たえたり、時々車外に出て軽くストレッチなどをしましょう。

トヨタ ラクティスで車中泊に出かけよう!

トヨタ ラクティスでの車中泊の仕方を見てきましたが、いかがでしょうか。車中泊のメリットはたくさんあります。そして、注意すべき点もあります。しかし、気軽な気持ちで行けるのもまた車中泊のメリットです。メリット、デメリット、両者をしっかりと頭に入れて、次の週末にでも愛車ラクティスで見たことのない景色を見に行ってみませんか。

初回公開日:2017年12月02日

記載されている内容は2017年12月02日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

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