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車中泊の危険性と危険対策│道の駅/北海道/サービスエリア/女性

更新日:2024年07月05日

自由な旅のスタイルのひとつとして注目を集めているのが、車中泊です。時間に縛られない、気ままに寄り道できるなど多くの利点がありますが、一方で危険も潜んでいます。ここでは車中泊に潜む危険と対策、どうしたら安全に車中泊を楽しめるか、ということについてご紹介します。

車中泊の危険性と危険対策│道の駅/北海道/サービスエリア/女性

車中泊ってやっぱり危険?ケース別に6つご紹介

自由な旅のスタイルのひとつとして、多くの人が注目し実践しているのが車中泊です。気の向くまま寄り道できる、ペットと一緒に移動できる、ホテルのチェックアウトやチェックインなど時間に縛られずに行動できる、などたくさんの利点がありますが、一方で車中泊を狙った犯罪や、車中泊をしている間の事故も起きています。この記事では、車中泊に潜む危険とその対策、どうしたら安全に車中泊ができるか、ということをご紹介していきます。

何かと便利な道の駅!だけど・・・

車中泊をする場所としてまず候補に上がるのが、道の駅です。水道やトイレが完備していて、場所によっては食事をとったりシャワーを浴びたりすることもできる大変便利な施設ですが、便利さゆえに車中泊をする方も多く、多くの危険が潜んでいます。

まず注意したいのが、車を止める場所です。トイレが近いから、という理由で建物の近くに駐車すると、夜中になってもひっきりなしに人通りがあるので落ち着きません。かと言って、建物から離れた場所に駐車すると、暗い場所が多く、トイレも遠いので危険度が増します。ほど良い距離感のあまり暗すぎない場所を探して停めるのが、最も危険が少なく安全でしょう。

また、道の駅は深夜バスの停留所やトイレ休憩の場所になっている場合があります。バスの駐車スペースの真横に停めていると、夜中にかなり騒がしい場合があるので、避けた方が無難です。

車中泊する人が多い北海道!注意する点は?

広大な面積と豊かな自然を誇る北海道は、車中泊で回りたいという方も多いことだと思います。北海道での車中泊は増加傾向にあるようですが、危険もそれだけ増しているということで、いくつか注意が必要です。ひとつは寒さ対策。夏でも最低気温が10℃を下回ることがあるので、車中での防寒対策は万全に行なってください。エンジンをかけっぱなしで眠るのは、一酸化炭素中毒の原因になるので大変危険です。

公共施設の駐車場や道の駅などが駐車場所として選び易いですが、車やバイクなど、乱暴な運転をする方が常日頃使っているような場所は黒いタイヤ痕がたくさん残っているので、そうした場所は避けるようにしてください。万が一を考えて、駐車場の出口が二ヶ所以上あるか、ということも確認しておくと良いです。

また、最近は少なくなってきたものの、携帯電話の電波が圏外になってしまう場所に車中泊をするのは避けましょう。危険なことがあった際にすぐに連絡できるように、車を停める前に携帯の電波が入るか必ず確認するようにしてください。

とにかく寒さ対策が必須!冬の車中泊

冬の時期の車中泊は、雪景色と相まって大変楽しいものですが、一歩間違うと死の危険と隣り合わせなので、より一層の注意が必要です。まずはとにかく寒さ対策が必須です。エンジンを切って眠る場合を想定して、寝袋、寝袋マット、服装等できるだけ暖かいものを準備しましょう。暖かくして眠らないと、風邪をひいてしまったり、最悪凍死してしまう可能性があります。車の中でカセットコンロなど火を使うことも大変危険なのでやめてください。

眠る前に車内を温めておくことは問題ありませんが、就寝前には必ずエンジンを切るようにしてください。

女性だけの車中泊は要注意!

残念ながら、車中泊をしている人を襲うような犯罪も、日本で全くないとは言い切れません。その場合、標的になりやすいのが一人で車中泊をしている人、お年寄り、女性だけで車中泊をしている人たちです。事前に危険を避けるために注意する点は3つあります。

1つは、外から中が見えないようにすることです。フロントウインドウも含め、外から中が見えないようにカーテンなどを使って「中に誰がいるのか」を悟られないようにしてください。2つ目は、少しの間だけ車を離れるときも、自分が車内にいるときも、必ずドアロックをかけること。3つ目は、ダッシュボードなど見えるところに貴重品などは絶対に置かない、ということです。

何より、悪意を持った人たちに見つからないことが最も大切です。あまりにのない場所は避け、周囲の様子から少しでも嫌な雰囲気を感じ取った場合は、すぐに移動するように心がけましょう。

サービスエリアでの車中泊に潜む危険

高速道路での強い味方がサービスエリアです。最近は宿泊施設も備えたサービスエリアも増えてきていますし、防犯カメラ等も設置されていて安全、とされていますが、少しでも危険を避けるために取るべき行動をいくつかご紹介します。

サービスエリアは深夜バスや長距離トラックの休憩所を兼ねている場合が多いです。大型車の駐車スペースの近くには停めないようにすると、騒がしくなく、危険やトラブルを避けることができるでしょう。また、施設からあまりに離れた、暗い場所に停めるのも危険です。トイレや水道からある程度の距離感の場所で、車内を見られないような工夫をして車中泊をするのが無難です。

サービスエリアは人の入れ替わりが多い場所です。貴重品はどんなに短い時間でも手放さず、また車内でも外から見える場所には置かないようにしましょう。また、少しでも危ないな、と思った場所や人・車には近付かないことが大切です。

アメリカなど海外の車中泊って、やっぱり危ない?

アメリカなど海外での車中泊についてですが、日本以上に危険と隣り合わせであり、あまりはできません。比較的安全とされているエリアでも、法律によって車中泊が禁止されていたり、車上荒らしや強盗といった被害が出ていたりと、状況は様々です。

キャンピングカー専門のモータープールや、大きい幹線道路沿いの休憩所など、車中泊ができる場所はありますが、危険を避けるということを考えると、どんなに安くてもモーテルのような宿泊施設に泊まる方が安全です。

車中泊で避けるべき危険な場所は?

気ままで楽しい車中泊ですが、危険を避けるために車を停める場所には注意が必要です。ここでは、車中泊で避けるべき危険な場所を紹介します。

人通りが少なくのないところ、暗い隅の方に車を停めることは避けましょう。何かあった際に、人に助けを求められる場所に停めておくことが大事です。それから、携帯電話の電波が入るかどうかも、よく確認しておきましょう。

また、ドリフトなどのタイヤ痕が残っているような場所や、爆音を響かせているような素行の悪い車が集まっている場所に車中泊をするのは危険です。面倒でも移動して、別の場所を探すようにしましょう。

まだまだある!安全に車中泊をするための危険対策

安全に車中泊をするために、ここまで紹介できなかったことを3つご紹介します。

1つは、運転席でエンジンをかけたまま眠らないことです。エンジンを切らずに運転席で眠ってしまい、仮に足でアクセルを全開でふかしてしまうと、数分も立たずに車両火災の危険があります。エンジンは必ず切りましょう。また、ほんの少しの間だけ仮眠する場合でも、運転席で眠るのは避けましょう。

2つ目は、エコノミークラス症候群についてです。狭い場所に同じ姿勢で何時間もいると発症する危険性が高まり、最悪死に至ります。車中泊では姿勢を変えられないことがほとんどですが、時々外に出たり、意識的に足を動かしたりするようにしましょう。こまめな水分補給も大切です。

3つ目は、夏の車中泊における熱中症についてです。防犯対策上、窓を開けて眠ることはあまりよくないので、事前に車内をエアコンで冷やし、できるだけ薄着でエンジンを切って眠る、というのが最も安全です。また、冷感マットや扇風機などのグッズを併用したり、標高の高い場所で車中泊をすると少しは快適に過ごせるでしょう。くれぐれも水分補給をお忘れなく。

しっかりと危険対策をして、楽しい車中泊を!

ここまで、車中泊にまつわる危険や対策、安全に過ごす方法についてご紹介してきました。車中泊には危険がつきものですが、車を停める場所の選択、防犯対策、暑さや寒さへの対策、これらをしっかりと行えば、より安全に車中泊をすることが可能になります。いざ車中泊をするときは、うるさくしない、ゴミを散らかさない、排気ガスに配慮するなど、マナーを守ることも大切です。安全対策をしっかりして、これからも楽しい車中泊を続けていきましょう。

初回公開日:2017年08月17日

記載されている内容は2017年08月17日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

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